●肩こり・腰痛は現代人の宿命

 二足歩行をしている人聞は、細い首で重い頭を支え、肩には腕をぶら下げて、腰には上半身の体重がかけられている‥…。これだけ負担がかかれば、痛みやすいのも当然という気がしますね。それに加えて、現代人は慢性的な運動不足、職場ではOA機器に囲まれてストレスがたまる……。肩こりや腰痛は、現代病ともいえるのではないでしようか。しかし、その背後に重い病気がひそんでいることも少なくありません。「たかが肩こり、腰痛」とあなどらないように。

   
 

根気よく運動を続ければ必ず治る「五十肩」

 肩こりは日常的にあらわれる症状です。たいていは長時間、同じ姿勢をしていたり、ワープロやコンピュータなど手先だけの運動を続けていたりして起こる筋肉疲労が原因でしょう。そうした作業をするときは、40〜50分に一度は休憩をとって、軽い体操をしましょう。血行をよくして筋肉のこりをとるためには、ビタミンEの多い食事や入浴なども効果的です。
中年以降の人にみられる五十肩。これは肩関節の周囲の腱や筋肉が、″老朽化″して炎症を起こすもの。肩を温めて血行をよくし、根気よく運動療法を続けていれば、1〜2年で必ず治ります。
ストレスも肩こりの大きな原因になりますから、ストレス解消の意味からも、適度な運動を続けたいものです。

   
 

何でもない動作が「ぎっくり腰」の引き金に 

 背骨を構成する椎骨と椎骨の間のクッション役である椎間板。これが、サンドイッチの中身がはみ出るように飛び出して、近くの神経を圧迫し、痛みが生じるのが椎間板ヘルニアです。腰をひねる、
せきやくしゃみをする、椅子から立ち上がるといった、何でもない動作のはずみで起こるものが「ぎっくり腰」と呼ばれ、いつとはなしにじわじわと痛みがあらわれるケースと区別されています。なるべく早く、病院でみてもらいましょう。なお、手術が必要とされるのは、ごく一部のケースです。
ふだんから、なるべく硬めの布団で眠る、椅子には膝や腰を直角にして腰かける、よく歩いて足腰を鍛える、肥満を解消するといったことで、腰痛は予防できるのです。

 


Home ご案内 健康診断 待合室