●子宮筋腫は良性の腫瘍

 子宮の筋肉に「こぶ」のようなものができるのが子宮筋腫。あくまでも良性の腫瘍で、悪性腫瘍(ガン)とは違い、これが直接、生命を脅かすものではありません。30歳以上の女性の約20%に子宮筋腫があるといわれますが、治療が必要なのはその一部で、発見されても観察するだけのケースが少なくありません。

   
 

定期的な検査が最良の予防法

 子宮筋腫ができる原因ははっきりとわかっていないため、日常生活でのこれといった予防法はありません。大切なのは早期発見。もし検査で筋腫が発見されても、必ず手術が必要なわけではありません。経過をみたり、薬による治療が行われます。たとえ手術が必要でも、妊娠・出産を希望する場合、子官は残して筋腫だけをとり除く筋腫核出手術が行われるなど、本人の希望と病状に合わせた最善の方法が選択されます。
閉経後の女性や出産の予定がない人、筋腫がかなり大きい人などは、子宮全摘出が最適ですが、摘出後に体が男性化するという心配はありません。子宮筋腫は、かなり大きくなっても症状があらわれないことが多く、なかなか自分では気がつきにくい病気です。また、子宮ガンも初期はほとんど無症状です。できるだけ早期に子宮の病気を発見するためにも、30歳をすぎたら子宮検診を受けるようにしましょう。

   
 

過多月経の背景に子宮の異常がある

 初期症状にとぼしい子宮筋腫ですが、進行してくると、不正出血や貧血、はげしい月経痛などがあらわれてきます。そして最も特徴的な症状が過多月経です。月経時の出血量が増えたり、経血に血のかたまりが混じるようになります。これは子宮内膜症や子宮内膜炎、ホルモンの分泌異常などでも起こることがあります。また、まれに腎臓病や血液の病気が原因であらわれます。月経時の出血量が気になったら、なるべく早く婦人科で受診してください。

 


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