●お酒の飲み過ぎが膵炎を招く

 膵臓のはたらきは、意外と知られていないのではないでしようか。十二指腸での消化を助ける膵液、そして体がエネルギーを利用するために不可欠なホルモンを分泌する膵臓は、食事や飲酒の影響で炎症を起こすことがあります。膵液が膵臓自体を消化してしまうのです。膵炎を起こすと消化不良を招き、また、インスリンの分泌量が減って糖尿病を併発することがあります。

   
 

膵炎予防の調理法は「蒸す」「煮る」「焼く」

 脂肪分を多く含んだ食品は消化に手間どり、多量の膵液の力を借りなければなりません。それだけ膵臓に負担がかかるのです。揚げもの、妙めものを減らし、調理は「蒸す」、「煮る」、「焼く」を基本にしましよう。一度にたくさん食べるのも膵臓の負担になります。1日3食・腹八分日にし、過食やまとめ食いはやめましょう。コーヒーや炭酸飲料、香辛料、濃い味つけのものは膵液の分泌を促進してしまうのでひかえめに。
膵炎の大きな原因として、過度の飲酒があげられます。膵炎を指摘されたら、お酒は絶対に禁止です。

   
 

背中にあらわれる痛みに注意

 胃のうしろ側、背中の近くにある膵臓が炎症を起こすと、みぞおちの左側や、背中の左寄りが痛むことがあります。背部痛だけがあらわれることもあるので、膵炎とは知らず、マッサージに通っていた人もいるほど。慢性膵炎の場合、痛みは出たりやんだりしながら頑固に続きます。 一時的に痛みがおさまっても病気は進行し続けるので、適切な治療を受けることが大切です。急性膵炎では、暴飲暴食の数時間後に突然はげしい痛みがあらわれることが多いのですが、軽度の場合はすぐに治ります。なお、急性膵炎から慢性膵炎に移行することはほとんどありません。食生活の管理と十分な睡眠、ストレスの回避が予防のポイントといえるでしょう。

 


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