●寝たきりの誘引にもなる骨粗鬆症

 骨の中のカルシウムが減って、スカスカになるのが骨粗鬆症です。骨の老化現象といえるのですが、カルシウム不足、ホルモンの分泌異常、ビタミンD不足、運動不足などがその進行を早めてしまいます。特に閉経後の女性に多くみられるのは、もともと骨量が少ないうえに女性ホルモンの低下などが加わるためです。腰や背中に痛みがあらわれるほか、ちょっとしたことでも骨折しやすくなり、お年奇りの場合、そのまま寝たきりになるケースもあります。なお、最近では薬物療法も効果をあげています。

   
 

毎日、コップ2杯の牛乳を

 骨の材料はカルシウムです。しかし、日本人のカルシウム摂取量はきわめて少ないのです。とにかく積極的にカルシウムをとることが、骨の老化を遅らせる第一のポイントです。それに最適な食品が牛乳。コップー杯で1日に必要とされる最低カルシウム量(600mg)の三分の一をとることができて、おまけに吸収率も抜群です。毎日、コップ2杯は飲みたいものです。また、骨ごと食べられる小魚や、ごま、豆腐、小松菜などもカルシウムが豊富な食品です。食の細い方は、市販のカルシウム補助食品を利用するのも一つの方法です。さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDも不可欠。レバーやカツオ、イワシなどに多く含まれています。インスタント食品や炭酸飲料に多く含まれるリンや、アルコール類はカルシウムの吸収を妨げるので、とりすぎに注意しましょう。

   
 

太陽の下、元気に歩こう

 汗ばむくらいの運動を続けていると、骨に適度な負荷をかけて強化します。骨粗慈症の予防には、運動も欠かせないのです。骨の周囲の筋肉も鍛えられるので骨折予防にもなるし、血行がよくなってカルシウムが骨に十分にいきわたる効果も。また、日光にはカルシウムの吸収を促すビタミンDを活性化させる作用があるので、屋外を歩くことが手軽で最適でしょう。少しでも若いときからカルシウムの摂取と運動を心がけていれば、高齢になってあわてないですみます。今日からでもはじめてみてください。

 


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