![]()
彼岸獅子も終わって暇になった3月25日。冬期間閉鎖の山岳道路、西吾妻スカイバレ ーに行った。 檜原湖北岸の早稲沢から出発し、山形県の白布温泉でひとっ風呂浴びて来よう。という 壮大なる計画であった。同行者は、ご本家の位牌持ち殿である。
![]()
走り始めてしばらくすると西側の視界が開け、遠くに雪をいただく真っ白な飯豊連峰が 見えた。飯豊山は、福島山形新潟の県境にそびえる2000メートル級の山々である。
![]()
飯豊連峰をバックに記念撮影。総領様とその愛車&次男穀潰しの愛車。
![]()
標識の高さが道路からどれくらいかはわからないが、まだ相当の雪だ。いいねぇ(^_^) とその時はそう思ったが、それがこの後とんでもない事になる(T^T) 雪に残ったトレイルは、先行する総領のモービルが付けたトレイル。我々以外のモービ ルが走った痕跡は全くなかった。それがちょっと不気味といえば不気味でもあったが、 誰も走ってないところを走る快感が不安を押し込めた。
![]()
絶好調のご本家位牌持ち。
![]()
本家を追いかける荷物持ちの分家。
![]()
![]()
つづら折りのカーブを過ぎて上り坂を一気に上ったら、目の前にドーン!と眺望が開け た。(裏)磐梯山と檜原湖だ。素晴らしい眺めである。一面真っ白な檜原湖に月島が見 えた。おおぉ、あそこの左側で綾ちゃんや厚っちゃんとANA釣りしたんだ。と、俊作 感慨にふける。綾ちゃんは法律家を目指し、桜満開の東京に旅立って行きました。 がんばれ!綾ちゃん(^_^)
![]()
この辺りから次第にルートが険しくなってきた。見ての通りの「馬の背」で、左側は雪 庇、右側は奈落の急斜面。どっちに落ちてもタダでは済まないフンイキ(~_~;) 取りあえず、身軽な総領を偵察に出す(^_^;)
![]()
「あんまし左に寄るなよぉ〜!雪庇、踏み抜くぞぉ〜!!」 と、分家は高見の見物。
![]()
あ〜あ、行っちゃった(^_^;)
![]()
難所を無事通過し、一路白布温泉目ざし快調に走る。
天気も良いし、最高!の気分。
![]()
誰かが先に行けば、雪崩が起きるかどうかわかるでしょ(^_^;)
![]()
「静寂」っていうのはこういうことなんだぁ。と思うくらい静寂。
![]()
この先が今回一番の難所であった。積もり積もった雪が風で複雑にエグられ、ちょっと した切っ戸(きれっと)となっていた。手前の壁を勢いをつけて越え、直後に左90° にターンし、切っ戸になっている急斜面に突っ込む。ブレーキでスピードを殺しつつ、 6mほど下ったらすぐさま右90°ターンし、平坦部に乗り移る。乗り移りに失敗する と、急斜面をそのまま米沢まで(^_^;)転がり落ちて逝くしかない。モービルの回収は絶 望的だ。 「降りられたとしても、オレのモービルでは上がって来れない。お前のだって、ヤバい んでないの?」 と、ルートを徒歩で確認した総領が難色を示す。確かに、正直オラも下を見たら怖かっ た。すげー急斜面(@_@) しかし、折角ここまで来て引き返すのも癪に障る(^^;; 「いーい。その時は脇に寄せて置いて、雪が融けてから取りにくっぺ(^_^)」 (((^^;; オラは最初の壁越えで3回失敗した(^^;; 勢いつけないと登り切れないのはわかっていたけど、勢いつきすぎてその後の左90° 奈落の底ターンで重いモービルを、200kgからあっからね、コントロールする自信が なかった(T^T) その点、総領は上手かった。ヒョイヒョイと切っ戸をあっさりクリアしてしまった。 ううぅ、流石は一族の長、位牌持ち。大したモンだっちゃ、と感心。
![]()
難所をクリアして快調に進むと、正面稜線の鞍部に2つの建物が見えた。おおぉ!あれ が天元台スキー場レストハウス&ケーブルカー駅か!?目的地はもう目前。ガンバロー! と思ったが、取り付きようもない斜面に遭遇(@_@) トラバースするにしても2人ではか なりの苦労が予想された。ど、どーすっぺ!?(ーー;) 協議の結果、 「撤収!」 ((((^^;; 未練はあるが仕方ない。来年、再チャレンジだ。
![]()
切っ戸をヒーヒー、モービルを引っ張り上げて無事生還。5月にモービル回収に来なく て済んでヨカッター!(^_^;)
![]()
ここが福島山形の県境である。無事に福島県民に復帰できてホッ(^_^;)
![]()
これより先は、會津である。
![]()
お湯を沸かし、遅い昼食を摂る。コンビニ弁当だって山で食べれば最高に「うまい!」
![]()
メシも喰ったし、さぁ、早稲沢目ざし、一気に駆け下りるゾ〜。 名残惜しい吾妻連峰をバックに。
![]()
馬の背稜線を行く総領。うー、絵になるなぁ。
![]()
荷物を持ってない人は身軽でいいべ。オラなんか、スコップまでたがってっかんねぇ。
![]()
![]()
右側のステップに立ってバランスをとる
![]()
![]()
飯豊連峰が見えるところまで戻って来ました。
![]()
(裏)磐梯山。磐梯山は會津人の心のよりどころ。この雄姿を見るとホッとします。
![]()
磐梯山と俊作と愛車。 この後ルートは谷筋へと進み、林の中を一気に早稲沢まで下る。これにて撮影は本日打 ち止め。 スカイバレーには前々から行こうと総領と話ししていたが、今回念願が叶った。 快晴晴天にも恵まれ、壮大なロケーションの中、サイコー!のモービルツーリングが堪 能できた。スノーモービルという騒音をまき散らす道具が静かな冬の自然にはそぐわな いという自責の念はあるが、XCスキーや山スキーでは経験できない魅力があるのも確 かである。これからも場所とモラルを守りながら、スノーモービルライフを楽しんでゆ きたい。せっかく雪国會津で生きているのだから・・・。