ミラノからの便り |
このページでは、
松山修平による最新のミラノ情報や活動内容をご紹介致します。 |
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ミラノからの便り・番外編 |
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「ミラノからの便り」番外編をお届けします。 トップページでもお伝えした通り、イタリア中部の町「リエティ」にshin-onのモニュメントが創られました。 これは、RIETI市と姉妹都市関係にある静岡県伊東市が姉妹都市調印20周年を記念して、 伊東市よりRIETI市に寄贈されたもので、 shin-onの絵をモザイク状にして背景に使った噴水のモニュメントです。 松山修平は、姉妹都市関係にある両市の橋渡しを現在も続けています。 これで、半永久的にshin-onが街の風景の一部になります。 |
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リエティ |
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この場所に建設されました |
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モザイクshin-on |
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近づくとモザイクでshin-onが再現されているのがわかります |
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同時開催された展覧会の模様、そして松山修平より |
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7月21日には完成式典が盛大に行われ、寄贈元である静岡県伊東市からも佃市長をはじめ多数来賓されました。 また、モニュメントの近くの教会で、記念の展覧会も行われました。 たいへん趣のある展覧会になりました。 ─────────松山修平よりごあいさつ───────── リエティのモニュメント 『川からの友情 リエティー・伊東 永遠なれ』に想う 2005年7月21日イタリアリエティ市に於いて伊東-リエティ姉妹都市調印20周年記念式典が 伊東市長を団長とする30名の代表団を迎え盛大に挙行されました。 ここに改めてお祝い申し上げます。 特に20周年記念にあたり伊東市よりリエティ市に私しの絵をベースに レナートブッチョーニ氏の協力のもとモザイクの噴水が贈られました事は 真に光栄な事であり大変嬉しく思っております。 私とリエティの関係は24年前にさかのぼります。 その頃リエティにもそれほど遠く無い(サッカーの中田選手で有名になった)ペルージアに住んで 絵の制作を中心にしながら体作りのために野球のコーチと空手の指導をしておりました。 その前の年に結婚し妻が間もなく妊娠し今後の生活の 事を考えるようになった時、 たまたま私の空手の師である白井先生よりお話を頂き リエティに新たに出来る中部イタリアでは一番大きな空手の 道場に派遣される話が持ち上がりました。 絵の制作や子育てもゆっくり出来そうだったので喜んで すぐにお受けしました。 リエティの第一印象は東京出身の私にとって、 なんて自然にあふれる小さな街だろう、ただどうなる事だろうという事でした。 しかし引っ越したその日の、まだ荷物もかたずかないままの状態でいたときに 隣の家から手作りのスープが届けられたのです。 その味は今でも忘れられません。 このスープがリエティの人の優しさを象徴していると言えるかもしれません。 リエティにはその後6年半しか滞在せずミラノに移っていますが、 その間に3人の男の子を授かりリエティの太陽の祭りのメンバーとも知り合い い ろいろな活動に参加させてもらえました。 直ぐに伊東市との関係を知りリエティと伊東の連絡役として姉妹都市調印、 そしてそれ以後の交流など我が事のようにさせて頂く事が出来ました。 そしてミラノに移ってからも今も変わらずさせて頂いています。 今後望むとすれば両市の市民がよりお互いを知りより多くのひとの交流をされていく事かと思います。 この姉妹都市20周年記念を機に、この交流の発展、 それをどう実際の生活の中に取り入れていけるかなど 国際交流とは何かをもう一度考えるときなのかもしれません。 より深くイタリアに触れてみる事で今後の日本のあり方も見えてくるかもしれません。 今、海外に住むとか、海外に留学したり、旅行したりする事はそんなに特別なことではなくなりました。 しかし、いろいろ異なったものを見、経験すれば、視野が拡がったり、 何かの切っ掛けになることは事実だと思います。 そして今吸っている空気そのものを考え始めた時、自分自身の人生および街を顧みるようになり、 そこから、本来どうあるべきかを考えるようになるのではないでしょうか。 イタリアの街をただ歩いているだけで不思議な印象を感じさせてくれます。 たとえば夕方、薄暗い道を歩いていると、現実から遠のいて過去に戻っていく、 いろいろな時代のものが時として不完全な形として残っており、それが、同居している時代の錯綜、 時間を肌で感じさせてくれる一瞬です。 また街を歩いてると至る処で話しかけてくる壁に出くわす。 『ただの壁か?』と思われるかもしれませんが、イタリアに来てまもなくの頃は、 なんでこんなに感じさせてくれるのか、何かの形で、その感動を残しておきたいと、 カメラを片手に自分に問いかけてくる壁を撮りまくったものです。 そのとなりの壁を見ても、同じ色・材質で何も感じないことがほとんどなのに、 何故、その壁だけが何かを感じさせるのかと、いろいろ考えてもみました。 そしてそれはやはりエネルギーなのだという結論に達しました。 これらの場所、壁、街なみとの出会いは、時代を超えるエネルギーというものを考えさせられる切っ掛けになりました。 イタリアの持っているそのエネルギーは、人を包み込んでくれる温かいものなのです。 それは街なみが与えてくれる豊かさなのでしょう。 イタリアの人は「マンジャーレ」「カンターレ」「アモーレ」と衣食住のバランスを保ちながら 人生を楽しむ生活スタイルを持っています。 よく働きバカンスを楽しむ。仕事と生活のバランスを知っているという事でしょうか。 お互いの生活スタイルを認め合っているという事でしょうか。 このように書くと信じられないかもしれませんが、 イタリアの人は働き者が多いのです。 心の優しい人も多い。 それが最初にお話しした引っ越しのときのスープです。 イタリアには日本人が忘れかけているものが残っているかもしれません。 ここで 今回のモニュメントのテーマであり私の絵のテーマでもある「shin-on」について触れさせて頂きます。 shin-on 心音 信音 新音 神音 真音 親音 伸音 振音 慎音 深音 森音 身音 震音 唇音 進音 浸音 「shin-on」とは、心からの叫びとか自分自身に同調する表現など説明しています。 まさにその作品、その作者がもっている周波数、あるいはエネルギーの表現であり、 これはまさに気の表現かも知れません。 そして見る側が同調する, 気に入る、気が合う、今風に言えばフィーリングの一致があれば 何の説明 もなしにその人の中に入り込み、一部となり忘れることの出来ないものになる。 そんな深い気の表現、そのものです。 伝統的な技術をふまえた新たな表現方法をもとに、 現代社会への提案と未来へのメッセージとしての総合的な空間を表現しようとするものです。 日本の美意識 とヨーロッパ美術とのかかわりから得た何かを加えた、作品は、人為的に作られたものですが、 年月とともに自然と共存してゆくものであり、その時の喜怒哀楽も染めこまれています。 そして一筋の音の余韻が永遠に続き、更に新しい歴史を作るメッセージとなっていく。 ここに宇宙と一緒になった気、凝縮された世界…小さな世界<MICROMONDO>となっていく。 時に一本の線が色々な表現を示す。画面の中におりなす、色とのハーモニー。 それは一つ一つの楽器が奏でる音のように物語を内在して押さえきれない生命のいぶき、 センチメンタルな語らいにもなる。 そして空間は、あたかもコンサート会場のようにハーモニーが響きわたり、やすらぎの時を作る。 そして音の余韻 は、いつのまにか記憶され、更に新しい時を作る。時の景色となって。 この作品がリエティにも飾られ多くの方が少しでも癒されて頂ければと心から願っています。 今回のモニュメントは、高さ2m幅50cmの12枚のパネルにshin-onの絵をベースにしたモザイクで制作されています。 その前にはレナート・ブッチョーニ氏が 日本を象徴し、そして世界平和の願いを込めて真鍮の折鶴の噴水を制作しました。 二つの出水は二つの川「松川」と「ベリーノ川」を示し、 そこから生まれた友情を表しています。 今後、両市の関係がますます発展していってほしいという願いが込められています。 外側のトラバーチン石の部分は2001年に リエティ市より伊東市に贈られたオリーブの芸術と全く同じかたちとなっており 二つの噴水の共生が考えられています。 近年私の活動もイタリア、日本、ヨーロッパそしてアメリカと拡がっています。 この時期に姉妹都市調印20周年記念にあたり、イタリアのリエティ市に 『shin-on』のテーマで制作されたモザイクの噴水が この時代のメッセージとして設置されたことは今後の両市の発展のみならず 日本とイタリアの 交流のシンボルとなっていってくれるものと信じています。 このような機会を与えで下さった関係各位の皆様にこの場をお借りしまして感謝申し上げます。 両市のこれからのますますの発展を心よりお祈り致します。 2005年7月21日 松山 修平 |
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伊東国際交流協会 |
伊東市から除幕式に来て頂いた植松 功さん撮影の写真集 |
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