わいわい芸夢館のゲーム評論
■ Devil May Cry 2
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■スタイリッシュ・ハイアクション ■カプコン
続編物で、ハードアクションからハイアクションに変更になっている。確かに簡単になってはいるが、ボスがかなり硬くなっている。
デビルに変身してしまうと、デビルビームで簡単に倒せてしまうのが原因だろう。デビルビームを使わないと、ボス戦がかなり長くなって
しまいゲーム事態のテンポを損なってしまう。バランスの悪いゲームという印象は否めない。
楽しさを求めるとは何か? それは、そのゲームのメインとなるシステムを、制作者がいかに演出するかにかかっている。そして、
プレイヤー(お客様)が、そのシステムをどれだけ楽しめるかが鍵となる。このゲームの最大の売りは何か? そう、スタイリッシュだ。
これをプレイヤーがどれだけ楽しめているのかがポイントだ。とは言っても、最終画面で表示されるスタイリッシュのポイントではない。
それでは単なる作業になりがちだからだ。銃と剣の武器、そしてアクション。これらを全てカッコ良くしなければいけない。2での
壁走りは余計だったね。使えない&カッコ良くない。頭上からの攻撃も、一見カッコ良さそうだが、ダダダダ撃ってる姿が苦しそうで
カッコ悪い。溜め撃ち1発で、ザコの場合ヘッドショット扱いが良かったかも。それと、「挑発」は激しいボス戦で使うと、魅せるプレイ
になるので残した方が良かったね。3を出すなら、もっとアイディア&努力が必要。
■ Devil May Cry
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■スタイリッシュ・ハードアクション ■カプコン
悪魔も泣き出すデビルハンターのダンテを操作し、銃と剣で悪魔を倒して行くスタイリッシュでハードなアクションゲーム。このゲーム
は、ベントスタッフで仕事としてプレイしたが、そのハードな内容にオレをはじめベントの人たちも手を焼いた思い出のゲームでもある。
こういうハードなゲームは出すべきではないと思っていたが、ハードを好むプレイヤーもいることを知り、考えを改めなければいけない
かもしれない。しかし、ハードなゲームを好むのは、ほんの一握りのプレイヤーに過ぎないのも事実。このゲームの売上が50万本。2は
60万本行ってもおかしくは無いのだが、結果は40万本。新しく2だけ買った人もいるので、1/3の人がハードをきらったということに
なる。RPGが300万本売れることを考えると、ほとんどのゲーマーは、簡単で良質な楽しいゲームを望んでいると言えるのではないだろう
か? 作ったゲームを、より多くの人にプレイして欲しいと願うのなら、そのことを胆に命じて制作して欲しい。
しかしこのゲーム、自分のゲームの腕を試すには良いかもしれない。ダンテマストダイ・モードをクリアできれば上級者と言えるだろう。
■ 忍 - Shinobi -
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■殺陣アクション ■セガ
天誅をプレイした時から、敵の背後からの攻撃は一撃とまでは行かなくても、2倍のダメージにするとかした方がゲーム自体に奥行きが
出るんじゃないかと思ってました。で、このゲーム、背後からだと3倍のダメージ。敵を続けて倒して連鎖(4秒以内)を続けると、
ダメージが倍になって行く。つまり、10回以上攻撃をしないと倒せなかった固い敵が、ザコ3体連鎖した後に、さらに連鎖を決めると
一撃で倒せるというもの。画面上に出た敵4体以上を、続けて連鎖して倒しきると殺陣(たて)が成立。プレイキャラがキメポーズ
(これはカッコ良い)を取った後、ザコが真っ二つに割れる演出(ちょっとダサい)が入る。ザコは、連鎖のタイムが切れるまで、
斬られた状態で固まって動かない。さすがにボスは固く、ザコ8体を連鎖させてからじゃないと一撃では倒せない。ラスボスは、背後から
の攻撃が必要。ハードモードでは、連鎖して背後から一撃+連鎖一撃が必要。まさに運の王道をゆく。
発想は悪くない。倒したザコが、画面の手前に来て奥が見えないというのも我慢が出来る範囲。しかし、ボスを一撃で倒してしまっては
ゲームとして面白味がないのも事実。ボスがザコ化してしまうからだ。それを避けるために、なかなか一撃で倒せないように、ボスを
ワープさせてランダムに移動出現させている。しかし、そうすると、最後のザコを連鎖した直後にボスが近くにいないと一撃で倒す所か
ダメージさえ与えられなくなってしまうのが現状。これでは、プレイヤーがイライラしてコントローラを叩き付けてしまう。あきらかに
製作ミスだ。練りが足りない。より面白いもの楽しいものを提供するのに、妥協はしてはいけない。
というわけで、このゲームはオススメゲームではありません。ゲームの腕を磨きたい人には良いかもしれない。しかし、クリアできない
という覚悟も必要。それだけ乱数がキツくて難しいということ。ゲームに慣れてくると、殺陣(たて)が決まって来るので、面白いと
思うのも事実だが、ラスボスでその面白さは消えてしまうことを覚えておこう。
■ CLOCK TOWER 3
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■ホラーアドベンチャー ■カプコン
プロが携わったゲームということで、期待して買ったんですが、中身はカプコンゲームそのものでした。つまりムズイゲーム。ボス戦は
始めてプレイしてもラスボス以外楽勝でしたけど、通常ゲーム画面に出て来てプレイヤーを追い掛け回すボスに、何度もパニック状態になり
ゲームオーバーに。ボスが出現するポイントは決まっているようで、この先ここから出てくるなというのが読めてしまうのも難。ゆっくり
謎解きを楽しもうと思っても、ボスが必ず出てきて集中力を削いでしまうのも難。怖いがウザイに変わる瞬間です。やはり、『ほどほど』
というのを守らなければ・・・。トゥームレイダーで謎解きをする時は、敵が全然出て来ないんですよ。画面に集中できる。世界的に
大ヒットしたゲームは見習う所が多々ありますね。
製作者さんに、良い事をアドバイスしましょう。止められないゲームというのがある。RPGだね。スーファミのドラクエやってた時、
止められずに徹夜したことが何度もあった。なぜ止められないのか?考えたことある?それは、ゲームオーバーにならないからですよ。
ゲームオーバーになれば、ゲームを止めるきっかけになる。そのきっかけがないので、ズルズルとプレイしてしまう。クロックタワー3は、
ゲームオーバーになり過ぎる。この法則を知らない証拠。RPGが爆発的に売れるのも、この法則があるからだと思う。ゲームオーバーに、
なりそうでならない作り方が上手い作り方だと思う。バイオ1とバイオ2が、まさにその法則に当てはまっていたと思うのだが。どうかな?
しかし、ゲームの雰囲気は大変良い。カプコンには珍しく音楽も良い。ボスの追いかけが、ほどほどなら充実したもっと良いゲームに
なったと思う。
★ノーダメージ条件クリア達成(管理人)物足りなさを感じた人は挑戦してみては?
- ノーダメージ(蛾?にからまれたり、ボスやドアに接触してよろけるのも禁止)
- ノーコンティニュー
- パニック状態にならない
- 回避ポイント未使用(最初の強制イベント除く、使用しないとゲームが進まないため)
- 隠れポイント未使用
- 聖水未使用(ボス&蛾&幽霊、つまり敵に対して)
- ラベンダー未使用
- 結界石未使用
- インビジブル未使用
- 特殊矢未使用
セーブ以外は全て禁止。ちなみに、セーブ回数11回。
■ biohazard 0
■GameCube ■光ディスク(読み込みの遅い8センチCDだと思う) ■一人用 ■7800円
■ホラー・ロボットアクション ■カプコン
グラフィックという綺麗な衣を着た古いゲームは、いったい何を目指し、何処へ行くのでしょう?19世紀かな?
読み込みが遅いのが、プレイしていてまず気になる。通常6秒の所が8〜9秒になっている。勘弁して欲しい。ディスク2枚で入れ替える
だけでも面倒なのに。イベントムービー発生までの時間が非常に長いのも気になる。通常イベントの読み込みも遅いね。これがゲームキュー
ブの限界なのか?おもちゃ屋さんのハードなので期待はしていないけど、それでも長いね。それともプログラムのせいなのかな?いずれに
せよ、メーカーが考えるべき。グラフィックのデータが多くなっているのなら減色すべき。千何万色あるグラフィックも、最新の減色
ツールを使えば64000色でも殆ど変わらないと思うよ。
難易度が非常に高いね。イージーをノーマルにすべきだと思う。というか、難易度を最初から3つも用意している事自体、自分の作品に
自信がない証拠。このゲームのディレクターさんは、ゲームを始めて作った人だと思う。作り方が非常に下手。というか、難易度を設定
出来ない人がゲームを作るべきではない。まだ早すぎる。アオすぎ。他メーカーならいいよ。でも、カプコンは一流会社だから。妥協は
許されない。ユーザーが期待して、自分の働いたお金を出して買ってるんだよ。みんながみんな好きな仕事をしている訳じゃない。
学校も同じ。いやな上司がいたり、残業尽くめで疲れた体を癒すためにゲームをプレイする人もいる。カプコン
を信じてカプコンのゲームを買う。
ユーザーの気持ちに応えなくては、という意気込みが全く感じられない。遊びでゲームをつくってる感じ。なにあのコウモリ?
最低。プレイヤーを馬鹿にしてるの?プロの仕事を感じない。プロは、グラフィックとプログラマーだけかな?ディレクター失格。
カプコンというブランドに傷を付けてほしくない。
バイオ4は、これ以下のゲームになると予想してます。Coution状態で走り回るゲーム。ゲームを知らない新人に何ができるの?
単にラーメン好きな人が、ラーメン屋で働いて、店主から『明日から店をお前に任す。好きなようにラーメン作れ!』と言われて、
すぐ美味しいラーメンが作れるのか?言う方も言う方だけどね。
これを単なる愚痴と取る人はそれまでの人。ここまで書かないと誤解する人がいるからね。『読んでて気分良くないよ』とか・・・。
やれやれ、皆まで言わせないでくれって感じ。
■ 鬼武者2
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■戦国サバイバルアクション ■カプコン
アクションが好きな人なら、買って損のないオススメゲーム。主人公が、松田優作というのも最大のウリになっている。ストーリーは、
戦国時代を背景に、幻魔を入れ適当に面白く作っている。シナリオも幾つかに分岐し、「やり込め」と言わんばかりだ。ちまたでは、
「オユウ不倫物語」と言われているかどうかはさだかではない。
初心者にとっては、難易度も程よく調整されていて、刀などの武器を使ってのバッサリ感がたまらないだろう。上級者には、更なる
満足感が得られるように、一閃モードも用意されている。ただ、一閃のタイミングがシビアになった。あるいは、今回から導入された
連鎖一閃が出ないなどの声があるのも事実。やり込む人が少なく、タイムアタックは管理人1人でやっている状態だ。次回では、
みんながやり込めるゲームを目標に制作してもらいたい。
それと、同じボスとばかり何度も戦っていると飽きる。バイオ2やバイオ3でやり尽くしているパターンなので、新しいボスを沢山
増やして欲しい所。1ゲームで3回戦うという事は、2回プレイすれば6回。5回プレイすれば15回戦う事になる。シナリオ分岐で、
やり込むように作っているにもかかわらず、これに気が付かないのは致命的。ボス全員が、逃げボスというのも気になった。それから、
ラスボス戦がシューティングになっているのも腑に落ちない。今まで戦ってきた道のりは何?やり込めばやり込むほど、その疑問に
ぶちあたる。
■ KINGDOM HEARTS
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■アクション・RPG ■スクウェア
ディズニーキャラとFFキャラが登場するキャラクター物のアクション・RPGゲーム。キャラクター物の場合、いかに
キャラクターの持ち味を引き出すかによって価値が決まる。FFキャラについては、自社のキャラなので問題はないと思う。
問われるのは、やはりディズニーキャラ。驚いたことに、このディズニーキャラはディズニーになっていた。開発者の人は、
相当ディズニーアニメを研究したものと思われる。商品を作っている以上、当然といえば当然なのだが、これはこれで素直に
評価したい。ストーリーも単純で分かりやすくてグッドだ。キャラ物で複雑にすると、主人公の目的や行動に疑問を感じて
シラケてしまう場合があるので望ましくない。ディズニー&FFファンにとっては、とても楽しめるゲームと言えるだろう。
宇多田ヒカルのテーマソングも雰囲気を盛り上げている。
ただ気になったのは2つ。ディズニー&FFキャラを操作できないという点。グミシップによるシューティング面は、
はっきり言って必要ないのではという点だ。ディズニーが好きでゲームを買って、そのキャラがディズニーらしい動きをして
いれば、操作してみたいと思うのは必然的なもの。製作日数の都合なのか、あまり売れないと予想して止めたのか、とにかく
商品を作る以上最善を屈すべき。グミシップに関しては、星から星への移動感を大切にしたのかもしれないが、プレイしていて
苦痛さえ感じるため没にし、ゲームの流れを重視した作りにした方が良かったのではないかと思う。
ゲームのシステムとしては、召喚やアビリティーといったFFそのままの感じで、目新しさを何も感じないのが残念。それと、
以前から指摘されている「アングルの悪さ」にも改善がなされていないのも残念だ。
ストーリーについては、FF特有の濃さが終盤で出ていたのが気になった。「濃さ」とは、たとえば友との友情をテーマにしていた
場合、友情、友情、友情、絆、絆、絆、仲間、仲間、仲間・・・と耳にタコができるほど必要以上にストーリー上で言う事。FFYでは、
それが異様なくらい凄かったと記憶している。個人的には、同人誌レベルだと思うのであまり好きではないのだが、FFファンの人は、
この「濃さ」が好きで買っているのだろうか・・・・・?
やり込みに関しては、イベントシーンをカットできないため、やり込む人にはとても辛い作りとなっている。タイムアタックは、
6時間はかかるのではないだろうか。早くても5時間台がベストか。そろそろ制作者側も、プレイヤーのニーズに応える柔軟さを
見せて欲しい。作った物を、ただ黙ってプレイしていればいい、という時代はもう終わっているように感じる。
■ E.O.E 〜崩壊の前夜〜
■PlayStation 2 ■DVD-ROM ■一人用 ■6800円
■アクション・アドベンチャー ■EIDOS INTERACTIVE
複合企業組織ウィズダムの手によって、軍事兵器「レガシィ」と化した恋人エリエル。彼女を元の姿に戻すため、「レガシィ」
を武器にウィズダムに立ち向かっていくというゲーム。
ボスが持っている武器「レガシィ」を、倒すことによって自分の物にできる「ロックマン」タイプを採用。取得した武器を、
L1&R1でスライドさせて、瞬時に攻撃がつながる所は素直に評価したい。しかし、この最大のウリである武器チェンジによる
コンボも、1回つながるだけで硬直が入って終了する。しかも、敵の体力が高めで3〜4回やらないと倒せないのと、防御を
頻繁に使ってくるため、爽快さにはほど遠い作りになっている。レガシィドライブは、鬼武者の鬼戦術を思い浮かべる。右
スティックによるコマンド入力は、実は私も考えていた操作だ。RPGで魔法を発動させるのに良いのではないかと思って
いた。まさか、アクションゲームでやるメーカーがあるとは予想もしなかった。実際アクションゲームでやってみると、
「アクションのテンポが乱れる」の一言に尽きる。やはりアクションの場合は、ボタン一つで出せるようにした方が良さそうだ。
パソコンゲームを作っていたメーカーということで、画面、つまり背景が異様なほど綺麗に仕上がっている。しかし、キャラの
動きが極めて悪く、見ていても人形がチョコチョコ動き回っているようにしか見えない。これは、モーションキャプチャーを
使っていないためだ。現時点では、全てのメーカーがそうなのかもしれないが、ある工夫をすることで人間らしいアクションに
する事ができると思う。それは、普通にアクションをしてキャプチャーする。それを、1.2倍速くらいで動かす。これにより、
滑らかな早い動きを出す事ができる。この方法は、ジャッキー・チェーンの映画で使われる方法だ。ジャッキーの異様なほどの
滑らかで早い動きを画面で見た事があると思うが、実際にあのレベルで動いているわけではない。というより、動けるはずがない。
おそらく1.1〜1.2倍くらいの速度でフィルムを回しているはず。これは、単なる私の憶測なのだが。物が落ちるシーンやホコリ、
旗など重力に反しているので、興味のある人は注意深く見て欲しい。もし、この1.2倍速のモーションが採用できるとしたら、
ゲーム界に新たな革命を起こすに違いない。ポリゴン技術が発展し、より人間らしく見えてきた人形が、より人間らしく動く
ようになるのだ。
他にも、このゲームに対して言いたい事はあるが、オススメのゲームではないのでこの辺で。
■ I C O
■PlayStation 2 ■CD-ROM ■一人用 ■5800円
■脱出アドベンチャー ■ソニー・コンピュータエンタテインメント
謎の少女の手をひいて、広大な城の中から脱出するゲーム。脱出を阻む影との戦いよりも、謎解きの方に重点をおいた作りと
なっている。少女と手をつなぎ、ぐいぐい引っ張って走っても何一つ文句を言わない。そして、遠くから少女を叫ぶと、
けなげに近寄ってくる様は、男心がくすぐられ、少女のトリコになったプレイヤーも多いことだろう。
脱出だけのゲームなので、2回クリアすると飽きてしまうという欠点もある。、一応クリアタイムは出るが、プレイ時間
は最速でも2時間弱と長く、やり込むというゲームではないのも事実だ。
謎解きは、殆どが何かのアクション、レバーを引いたり物を動かすなどで解決できる物ばかり。アイテムを使うのは
棒に火を付けて使用するくらいなので単調になりがちだ。やはり、幾つかのアイテムを入手して、特定の場所で使用するなどして、
謎解きに奥行きを持たせた方が良かったと思う。敵である影との戦闘も、いつも同じ3種類の敵ばかりなので単調になる。この
ゲームの雰囲気を大切にしたのかもしれないが、脱出した時の達成感が薄いのも確かだ。雰囲気を取るのも良いが、
達成感を大切にしないとゲームが売れないのも事実。何を目的にゲームを制作しているのか、制作者に問い掛けたくなる作品だ。
芸術を夢見ているのであれば、ゲームではなく映画の世界に進むべきでは?