仏壇の価値を知る材料
見た目はどれも同じに見えてしまう仏壇。
それなのに同じ宗派・サイズ・形で
価格が何倍も違うってどういう事?
つかみどころのない「仏壇の価値」を見抜く材料をどうぞ♪

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 仏壇の価値を構成する8つの要素。

■仏壇は、仏壇店によるコントロールのもと、
木地師、宮殿師、彫刻師、箔押師、蒔絵師、塗師、錺(かざり)金具師の7種の職人(七職)が
各々のパーツを製造し、最後は仏壇店所属の組立職人の手で完成品となり、出荷されます。

■完成した仏壇は、小売店へ卸されるものもあれば、
そのまま直売されるものもありますので、
地域によっては、仏壇を製造している仏壇店が全くない場合も。
また、彦根のような産地であっても、一部のタイプを仕入に頼り、
自前で製造する仏壇の種類を絞り込むのが普通です。
よって、お客様の手にわたるまでに何社を経由するかは、
仏壇によって様々だといえます。

■と、いうわけで、仏壇の価値を見るにあたっては、
1.8種類の各工程における使用材料と工法
2.完成からお客様の手にわたるまでの流通経路
を確認する必要がありますね。
かなりの情報量となりますので、
本サイトでもなかなか一度に全部は網羅できないと思います。
整理できた情報から順次リリースしますので、
お仏壇を購入しようという時の参考にしてくださいね。



 木地  〜仏壇の骨格〜

■木地の良し悪しは、ほぼ全面的に「何を使っているか」に頼っています。

■わかりやすい区別を挙げれば、「無垢材と合板(ベニヤ)」があります。
ご存知の通り、パーツによって合板を使用すれば
コストを抑えることができます。

■しかし、合板は「シックハウス症候群」の
原因の1つと指摘されるなど、問題の多い材料です。
ただし、合板使用→粗悪品とは断定しにくい部分も。
板物部分に無垢材を使用すると、気温・湿度の変化によって
沿ったり塗装が割れてきたりする恐れがありますので、
エアコンが近く、断熱性の高い住環境には不向きです。

■合板は、3層または5層の板を圧着して作りますが、
その最も外側に貼る素材によって、プリント合板、ヒノキベニヤなどと区別されます。
無垢材は、ヒノキ、スギ、紅松、ケヤキ、ヒバなどがあり、
色合い、香り、手触り、木目などでそれぞれ個性があります。
我が店ではヒノキ、紅松をよく使いますが、
高級品では一部栓、ケヤキやヒバも使います。

■塗りが終わった仏壇を見て、材料を確認することは
非常に困難です。
製造も手がける仏壇店ならば、
木地ができた段階で見ることができますし、
実際にどこでどの材料を使っているのかの説明も受けられます。

■陳列している完成品の中から選ぶとしても、
木地を保管している倉庫の中を見せてもらって、
どのようなものがあるのか説明をしてもらうといいでしょう。

■その場合、総無垢材の木地ばかり取り出して、
ことさら良いものばかりを説明している店は×です。
「このお値段ではこの部分はこの材料、それをこう替えると、順次このように値段が上下します。」
と、高級なものとそうでないものの両方を見せて、
それらの比較をしながら説明できる店が良い店です。

■また、組立てに入る段階でも、横の写真のように
下台輪、側板、向板を設置したところならば、材料の確認が可能です。
これらは仏壇の重量を支える重要なパーツですので、
これだけでも確認する意義は十分にあります。


 リンク集

 天然うるし たかはし
漆の精製工程、漆塗りの工程、漆の化学的特性など、
相当専門的な知識まで網羅しています。
 塗料専門店のオンラインショップ 大橋塗料株式会社
カシューやウレタン樹脂塗料を用いたガン吹き塗装の工程は、
このHPからほぼすべてを学ぶことができます。
 スナミヤ蒔絵美術館BALHASHEM
蒔絵の技法の中で、「高蒔絵」に関して一通りの工程を
知ることができます。
 芹田一夫の電気メッキ講座
錺金具の製法の1つである、「電鋳」の工程がわかります。
 彦根仏壇〜現場の小箱〜
彦根仏壇の製造工程、分類、用語集など
 仏壇を作る人の日々〜彦根仏壇の組立現場より〜
彦根仏壇を作る現場から発信する日記。


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