篠崎眞由美さんのプロフィール

シノさん  篠崎眞由美さんは主婦であり、地元浦和レッズの熱狂的なサポーターでもあります。
 J開幕当初から浦和レッズの大抵の試合は観に行っており、2000年のある試合の観戦時にスタジアムの芝生スタンドで転倒し、その瞬間から苦悩の日々が始まりました。その時の症状は「腰痛なのか?痛いのはお尻のような?打ち所が悪かったのでは?」と仲間にも言われ、1ヶ月ほどしてから渋々病院へ行きました。レントゲンとMRで診て、軽いヘルニアとの診断を受けました。それからは治す為に必死でした。先ず痛さを取りたい。しかしどこへ行っても思わしくないまま約9ヶ月が過ぎました。
 翌2001年、地元での試合を観に行こうとしましたが、篠崎さんは病院へ向かうタクシーの中にいました。悔しくて泣きながらラジオを聞いていたそうです。そして、そこでレントゲンを見た医師から告げられたのは「右側の骨盤は骨が溶けてしまっています。月曜日にはご主人と来てください。良く歩いていましたね、痛かったでしょう。」との診断でした。
 とにかくそこからは検査検査の毎日が始まりました。入院してモルヒネ漬けで大変な日々でした。病名がわからず、治療もできず辛い日々を過ごしました。その時、篠崎さんが大好きだった浦和レッズの岡野選手(本会の発起人)が病院へお見舞いに来てくれました。「絶対に諦めないで!」と言う言葉を置いていってくれたそうです。そして約2ヶ月して判明したのが『悪性リンパ腫(※)』という病気でした。「生きたい!もう少し生きたい!」と訴えて専門の病院を紹介してもらい治療に専念しました。
 2001年12月には全治療を終えて完解という状態になりました。2002年からはほとんどの試合に参戦できるようになりました。完治後5年が経過した時は安堵感もあったのですが、それもつかの間、2006年11月頃に再発し、主治医より抗がん剤だけでは完治せず再々発は免れない。骨髄移植をすれば抗がん剤治療だけよりは延命できるがリスクも大きいので本人の意思に任せますと言われました。2007年4月、骨髄移植による治療に入る事を決心しました。そして2008年、骨髄移植は終了し、5月2日無事退院しました。。
 現在、篠崎さんは自宅にて、「社会復帰とスタジアム復帰」を目指して日々リハビリに専念しています。

(※)悪性リンパ腫とは・・・白血球の中のリンパ球が癌化(がん化)した悪性腫瘍で、リンパ節が腫れたり、腫瘤(しゅりゅう)ができたりする病気。

◇篠崎さんの近況については以下のブログにて公開しております◇
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「レッズを愛する仲間」 文:河合貴子

 レッズの勝利を信じて通い続けたスタジアム。其処には、「浦和レッズ」と言うクラブを通して同じ思いの人々との幾つもの出会いがありました。その出会いの一つがシノさんでした。いつ出会ったのか・・・、どの試合だったのか・・・正直に言って覚えていません。Jリーグが開幕した93年、その当時ゴール裏のリーダーだった吉沢康一さんの「勝ちたいと言う思いがあれば、チーム・選手の情報を届けろ!」と言う一言で、試合前の観客席に足を運ぶようになりました。最初は東のゴール裏だけだったのが、気がつけば駒場スタジアムの東ゴール裏からバックスタンドを通り、西ゴール裏へと、それは当時まるで試合前の儀式かの様に老若男女問わず話をして歩いていました。いつもの場所にいつもの顔、それは15年たった今もスタジアムの風景は変わりません。シノさんもバックスタンドでご自身のいつもの場所に居たのです。
 それがある日、シノさんは車椅子をバックスタンドに持ち込んで、いつもの場所に居ました。「怪我でもしたのかしら?」と気軽に思っていた私に「実はガンなの」と笑顔で衝撃的な告白をしたシノさんに「大丈夫!治るからね」と無責任な励ましの言葉しかかけられない自分の無力さを思い知りました。そして、しばらくすると車椅子専用の観客席がシノさんのいつもの場所に変わっていました。しかし、観戦する場所が変わっても、岡野選手が好きな気持ち、レッズを愛するシノさんの気持ちが変わる筈はありませんでした。
 「再発したの・・・」とシノさんから聞かされた時も、シノさんは笑顔でした。「骨髄移植をすれば、少しでも長く生きられるかもしれない。レッズの試合が観たい」と言うシノさんの言葉を聞いた時に、「何とか仲間を助けたい」と言う思いで、初めて「骨髄移植」について調べました。お恥ずかしい話、当時、井原さんが「メンバーが足りません」と雨の中で訴えている骨髄バンクのCMを見ても「そうなんだ〜」と他人事程度にしか思っていませんでした。それが不思議な事に、シノさんがレッズを愛する仲間だからこそ真剣に「骨髄バンク登録」を考えたのでした。しかし、ドナー登録をしたからと言ってシノさんのドナーになれるとは限りません。でも、シノさんと同じ様に病気で苦しんでいる方の力になれて「命」を繋ぐ役割が果たせるかも知れないと言う思いが生まれ始めました。そうして、いざ「ドナー登録」をと思った時に、私には「ドナー」になる資格が無い事を知りました。まず、血圧の問題。そして女性の場合は、体重が40キロ以上である事。この問題点は健康管理でクリアー出来ますが、大きな問題は、私が輸血を受けた事がある事でした。輸血を受けた事がある人はドナーになれないのです。健康な体がいかに大切であるかと言う事を思い知りました。「仲間を助ける力になりたい」と言う思いはこの時点で終わったのでした。
 そうしてレッズの取材に明け暮れる日々の中、大原の練習場で岡野選手が「シノさんの力になりたいんです。仲間じゃないですか?!シノさんを支援する会をつくりましょう。骨髄バンクについて、みんなにもっと知ってもらいましょうよ!」と話しかけて来たのでした。「仲間を助ける力になりたい」諦めていた思いが、岡野選手の一言で蘇って来ました。戸惑うシノさんに「骨髄バンク登録の呼びかけをしようよ!もっと病気の事を知ってもらおうよ!それは、シノさんのためかも知れないけど、同じ病気で苦しむ人のためにもなると思う」と説得すると、シノさんは「骨髄バンク登録の呼びかけはもちろんですが、私はガンですって言える社会、そして、献血の呼びかけもしてくれるなら」と会を設立する事に納得してくれました。岡野選手と相談し、広島のNPO法人「スポーツオフィスワン」の岩崎さんをご紹介して頂き、岩崎さん達のアドバイスから仲間を集めて「シノさんを支援する会」を立ち上げました。
 そして、多くの方々のご支援のもとにチャリティーオークションも無事に終了致しました。この場をお借りして御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。また、この度はシノさんへの皆様方からの応援メッセージも頂きありがとうございました。改めてサッカーを愛し、レッズを愛する仲間の偉大さを実感しました。皆様方から頂いたメッセージがどれだけ力になる事か・・・それは、シノさん本人だけでなく、会の発起人となった岡野選手をはじめ、シノさんを支援する会のメンバー達にとっても大きな力になりました。
 「浦和レッズ」はサッカーを通して、クラブ・選手・ファン・サポーター・地元のメディアが仲間であり、その仲間を思いやる気持ちを持っているクラブです。愛するクラブが「浦和レッズ」で良かったと思うと共に、私は誇りに思っています。献血によって助かる「命」、骨髄バンク登録で繋がる「命」がある事をこの会を通して感じて頂ければ幸いです。そして、一人一人が出来る事をしてみて下さい。シノさんが、あの真っ赤に染まるスタジアムに元気な姿で参戦することができる日まで一緒に闘って下さい。
 WE ARE REDS

篠崎眞由美さんへのメッセージ等

 

岡野さんと篠崎さんとの再会

岡野さん  当会では12月に岡野さんと篠崎さんの交流の場を設けて、岡野さんより篠崎さんへ激励の言葉が贈られました。



篠崎さんへの励ましのメッセージ(一部公開)

 沢山のメッセージ本当にありがとうございます。深く感謝申し上げます。(現在、約150通のメッセージを頂いております)

・私はレッズサポです。シノさんのことは岡野選手のブログで知り、何か協力できることは無いかと思っていました。そんな時に、「チャリティオークション」のことを知り、これなら私にでも協力することができると思いました。イラン遠征をする予定でしたが、都合により行けなくなったので旅費分はと思い落札させていただきました。シノさんが病気を克服され、またスタジアムにこられることをお祈りしております。病気に打ち勝ち、またレッズをスタジアムで応援しましょう!病気にまけないで頑張ってください。

・ありきたりの言葉しか言えなくて申し訳ないですが・・・頑張ってくださいね!見ず知らずの者ですが、早く良くなるように祈ってます。

・私にはシノさんの大変さを身をもって知ることはできませんが どうぞ 治りますように…。心から願っています。

・手術の大変さはもの凄いものだと思いますが、レッズサポ全員が応援しています。世界一のサポーターですからねっ。この力はかなり凄いですよっ。こんな事しか出来ないけど、シノさんの手術が成功して、また一緒に応援出来ますように…。パワーを送ります。頑張れっ、シノさんっ。

・シノさん、はじめまして!ともにレッズを愛するサポ仲間は、私はみんな家族だと思っています。お会いしたことはありませんが、心はいっしょです。いまは辛いことも多いと思いますが、元気になってスタジアムでいっしょにレッズを応援する日はもうすぐですよ! それに岡野野人もついていてくれるしね。あと何万という心強い、世界最強のレッズサポ仲間がついてるからね!

・はじめまして。私は15年間骨髄バンクの活動をしている者です。移植をして新たなる人生を歩んでいる皆さんとも一緒に活動していますが、誰もが命を輝かせています。羨ましいほどに。その仲間入りをされることを心から祈っています。いえ、信じています。不思議と、前向きな気持ちが良い数値、結果を導くようです。前向きに、明るく‥‥意地でも、ですね。是非、生き抜いて、近い将来、たくさんの患者さんを励まし、癒し、救って下さい。分かり合えるのは、やはり患者さん同士ですから。いつの日か一緒に活動できる、その日を楽しみにしています。(m'□'m)その時はよろしくお願いします!

・自由に遊んだり動き回ったり出来るまで後もう少しですよ(*^V^*)この手術を乗り越えて、一緒に埼スタで大声出して応援しましょう♪しのさんが手術乗り越えられるように、私も気持ちは大声で遠くから応援してますからね!!!がんばれーー★

・がんばれ!絶対大丈夫!僕のクラスの友達は、みんなあなたのこと応援しています!それじゃ!武運を祈りつつ吉報待ってますm(__)m

 

 

 

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