ロボット刑事K


1973年?に始まった特撮である。

この作品の特徴は、「変身」しないこと。つまり、ロボットのままなのだ。彼は、ロボットであることを活かし活躍する。

相棒は、新條刑事。「仮面ライダー」で滝和也を演じた千葉治郎さんである。
実質の主役はこの二人だ。そして、ロボットであるKを嫌いだというふりをして、二人にハッパをかける上司が、高品格さん。


この作品、敵役が「バドー」というのだが、最初のうち、彼らには悪の美学があった。
ちゃんと、依頼人と契約を交わし、失敗したときは、バドーが責任を取るというとてもカッコイイものだった。
しかし、残念ながら、視聴率が振るわず、打ち切りが決定したときから、その美学が崩れていった。
非常に残念な展開だ。
けれど、その時から、バドー工作員なるものが出来、悪役として、ウルトラマンのハヤタ隊員、仮面ライダーV3のライダーマンが、活躍してくれた。


ロボット刑事K本人に話を戻すと、彼は少しマザコンでもあった。しかし、それも仕方ないのかもしれない。
やはり、どこかで、ロボットと人間は相容れない。
「マザー」(女神的な巨大要塞)に、癒しを貰い、エネルギーをもらい、後には、彼女にパワーアップまでしてもらう。
私は、この設定は大好きだった。彼が「マザー!」と叫ぶと海の上にせり上がってきて、本当に女神のような安らぎを見せた。私のほうが、癒されたものだ。


ロボット刑事Kの内容を話すと、人間の残酷さに心を痛めた一人の青年が、自分の知識を活かし、「バドー」というロボット軍団を動かし、人間を一人残らず、抹殺しようというものだった。で、それを阻止すべく、ロボット刑事Kを作った人間の女性は、彼の実の姉だった。

姉は、弟の大きな間違いを正すため、ロボット刑事Kを作ったのだ。
しかし、悪に取り付かれ、自分の信念を貫く弟は強かった。
彼女は、最後、自分の身を犠牲にしてでも、弟を殺すしかなかった。

「正義は必ず勝つ」
けれど、愛する弟を失った姉の涙は切なかった。

最終回、時間がなかったのか、タンタンタンと、話が進んでしまったが、もう1話あれば、きっと名作になった作品だ。
少し、残念だった。


                                    書いた日2006年11月21日(火)