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事を行うにあたって、いつから始めようかなどと考えているときには、すでに遅れをとっているのだ。 クインティリアヌス(ローマ帝国の修辞学者)

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公園の池に、今年はもう渡来しないのかと思っていたホシハジロが、11月に入って、ようやく、数羽だけやってきました。潜水が得意で、潜っては、水底の藻を採っています。同じような習性をもったカイツブリは、頻繁に、それも長い時間、潜り、かなり離れたところで、顔を出しますが、ホシハジロは、10秒ほど潜っては、数メートル離れたところで浮上します。
水面は、対岸のナンキンハゼの紅葉を映して、紅く染まっていました。



ナンキンハゼ(トウダイグサ科)の紅葉です。ウルシ科のハゼノキ同様、かつては、実から蝋(ろう)を採っていたのと、中国原産なので、この名が付いています。



ユリカモメも遠い北国から戻ってきました。近くの一級河川の中川からやって来て、しばしば、鴨や鯉へ餌をやる人の投げるパン屑などをフライイングキャッチして横取りします。ときには、数十羽が、隊列をなして、池の上を旋回する様は、とても見応えがあります。




吊り鉢では、ミセバヤが、今年もたくさんの花をつけています。古典園芸植物のひとつで、玉緒(たまのを)とも呼ばれています。「見せたい」という意味の古語に因んでいて、和歌の一節の”誰に見せばや”から付けられた名前だそうです。花が終わると、多肉の葉が紅葉して、それもまたきれいです。




立冬。サザンカ(山茶花)の花が咲き始めました。蕾はピンクで、開花すると外側の弁が紅桃色の八重咲きの白い花が咲いていました。サザンカ、カンツバキには、たくさんの品種があり、この木の名前は、同定できません。
我が家では、一重大輪咲(花径:およそ10cm)の肥後山茶花のひとつ、「緋ノ司」が咲いています。花弁も蘂(しべ)も、肥後椿同様、大きいのが特徴です。


サザンカ


肥後山茶花「緋ノ司」


愛培の寒蘭「白髪の誉」が今年も咲きました。これは、日向寒蘭で、求めてから21年、この花は、毎年、咲きますが、ほかに栽培している薩摩、球磨、紀州寒蘭は、なかなか花を見せてくれません。肥前、土佐寒蘭も加えて、いずれも南国育ち(と言っても自生のものは、絶滅危惧種)の植物なので、埼玉では、環境が適していないからかもしれません。
後ろで紅色を競っているのは、ホウキグサです。最近、園芸店でもコキアの名で売られていますが、これは、奈良の友人が送ってくれた種から育てて、3代目です。



寒蘭「白髪の誉」




この季節、林の中を歩いていると、ドングリが落ちています。ドングリは、動物の餌でもあり、鳥のヤマガラが、ドングリを拾って?、木の枝の上で、足の指先で上手に挟んで、殻を嘴でつついて割っているのを見かけたことがあります。
ドングリのなる木は、たくさんありますが、ドングリの形状や殻斗(ドングリの帽子)から木の種類を同定することができます。
写真は、殻斗が縞状で、灰白色、堅果は楕円形で、無毛で、先端に少し膨らみがあるので、シラカシです。
ドングリ調べは、こちらによく整理された検索図があります。図はpdfファイルですから、Adobe Readerが必要です。



ドングリのなる木:
ブナ科コナラ属(コナラ亜属)
アベマキ(コルククヌギ)、ウバメガシ(イマメガシ、ウマメガシ)、カシワ、クヌギ、コナラ、ナラガシワ、ミズナラ
ブナ科コナラ属(アカガシ亜属)
アカガシ(オオガシ、オオバガシ)、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、オキナワウラジロガシ
ブナ科シイ属
イチイガシ、ツクバネガシ、ツブラジイ(コジイ)、スダジイ(イタジイ、ナガジイ)
ブナ科マテバシイ属
マテバシイ(サツマジイ、マタジイ)、シリブカガシ
など


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