燦然と輝く指導者と
混沌と戯るる支配者は
有限なる大地を包み込み
無限なる大空を写し出す
昇りし陽はいつかは沈む
それは変わることのない真理
されば闇はどうか
闇は・・・

ああ、汝、黙せる闇よ
母胎のごとく優しく覆いて
疲れる旅人を癒し
大洋のごとく大きく隔て
外なるものを断絶する者よ
汝の母体のあまりの深さに
星々の輝きですらみだすことできず
獣の瞳持ちてすら見通すことあたわず

畏怖に満ちた闇の中
旅人は何処へ行くというのか
ゆうげんなる大地に立ちて
むげんなる大空へと想いをはせる
たとえ闇のいたずらで
道おなじ者が分からずとも
思惟に従う旅人は
いったい何をしようというのか

灯火掲げ進むものよ
汝はこの闇の中何を思うのか
照らされし領域にその身を預け
目に捕らえし光の反射に信頼を寄せる
恐ろしくは無いのか
うつし出されぬものの存在が
感じられはしまいのか
引き裂かれし闇の中でのうごめきが

明かりも持たず道ゆくものよ
汝はこの闇の中何を思うのか
何が真で何が虚偽か
全てを隠す闇の中
恐ろしくは無いのか
触しものの姿形が
感じられはしまいのか
影さえ見えぬ自が姿が

思うをやめた旅人よ
汝の歩みは本当にとまったというのか
消されし炎のかすかな火種が
優しき息吹に目覚めることも
彼方より聞ゆもとむる声が
汝の心を揺るがすことも
思うをやめしその身には
訪れることはないというのか

ああ、汝の闇の子らは
時には凍える旅人を
海のごとく優しく包み
時にはわずかなぬくもりすらを
吹雪のごとく奪い取る
照らす者の意思を挫き
目しいた者を呪縛する
ただムチなる者が惑う事なし


燦然と輝く指導者と
混沌と戯るる支配者が
幽玄なる大地を包み込み
夢幻なる大空を写し出す
昇りし陽はいつかは沈む
それは変わることのない真理
されば闇はどうか
闇は・・・



詩:出羽・静那様
背景素材:『闇の素材屋 0-zero-』様


出羽・静那さんから『見えないモノ』をテーマに頂いた詩。
なかなか深い詩で、噛めば噛むほど味が出てきます。
いずれ、この詩を元にした何か…を作るかも!?(^^;)

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