貴方には使命がありました。

命令されたのではなく、自分でそう思ったのです。

大切な人を、どんな困難からも救い出そう・・・と。


しかし、世界は一変しました。

少しずつ、ほんの少しずつゆっくりと、貴方の記憶がなくなってゆくのです。

昨日食べた晩御飯、一昨日にあの人と見た景色・・・

忘れたくないと願っても、想いは届きません。

貴方の大切な人は涙を流し、目の前に居る貴方へと別れを告げます。


そして行く年が過ぎたある日、貴方という主人公は、小さな頃から知っていた桜の木の下に辿り着きます。

その桜には、伝説が語り継がれていました。

千年もの間、その桜の下で恋人の帰りを待ち続けた人々は、

やがて全てを忘れ、自分の人生をリセットする。そんな伝説が。


しかし、貴方は違いました。

リセットではなく、ゆっくり、記憶がなくなる時よりもゆっくりと、

大切な人の笑顔が浮かび上がってくるのです。

何年も掛けて。

そして伝説は塗り替えられました。




〜 千年桜 〜


いつかきっとどこかで 遇えることを願って
今日もまた一人で 静かに生きる

いつかこの命が 消える前に必ず
君に会うと誓って 一人歩む
あの日君と見た
朝の日差し 月の光
ずっと忘れない

古い扉の向こうの 妙に懐かしい匂
窓を開け解き放つ 僕等の物語(キオク)

涙 零れ落ち消え逝く
心 深い闇に落として
弱く 醜い魂を
強く 綺麗な君を

僕はいつも護って 生きていたのだろうか
止め処なく溢れゆく 苦しい思いを
君はいつも笑って 生きていたのだけれど
作り笑いなんかしていてほしくなかった

いつかきっとどこかで 逢えることを祈って
今日もまた一人で 静かに生きる

いつかこの命が消える前に必ず
君に逢うと誓って一人歩む

明日の扉の向こうの 光り輝く世界
『千年桜』の下
記憶の破片(カケラ)を・・・





──その桜の下にいると、大切な人を忘れます。

でも、必ず、どんなことよりも大切で自分に護り抜く自信があるのなら・・・

きっと願いは叶うはず  と




詩:由巫女 曲:昇起
素材使用:『自然いっぱいの素材集』様

由巫女さんに、『千年桜』の詩を作って頂きました♪
詩の背景となった小説のあらすじも一緒に頂いたので、許可頂いてないですが(をい)載せちゃいました。
前半があらすじ部分、後半が歌詞部分です。
『千年桜』から生まれた物語、堪能させて頂きました!ご馳走様です♪

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