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09/10/28 the sad sad planet 原宿 アストロホール(ワンマン)
ワンマン20回突破記念!と銘打った「SHOOTING LIVE 〜for you special〜」。個人的には約1年ぶりで9回目のサップラでした。普段はストリートでの活動が多く、ホールで聴けるのは本当に年数回…というバンド。でも、行くたびに確実に充実したライブを見せてくれるバンドでもあります。この日も楽しみにして出かけました。
開演10分前くらいに到着してみると、会場内はほどよく一杯というくらいのお客さん。定刻から8分押しくらいで客電が落ち、バンドメンバーがステージに登場。ライブがスタートしたのは、ちょうど19時10分だった。
メンバー2人に加えて、サポートメンバーでギター、キーボード、ベース、ドラムス。工藤氏はアコースティックギター中心に、曲によってエレキギター。1曲でテナーサックス。ボーカルのそよぎさんは全身黒のコーディネート。
セットリストはこんな感じ。「青いブランケット」「ムーピーゲーム」「やさしき瞳」「手紙」「アフロディーテ」「Total Killing」「マクベス」「ヘブンリーブルー(新曲)」「ランナー」「あなたのためにできること」「空中ブランコ」「カタストロフ」「陽だまりロンド」、そしてアンコールは1曲のみで「雨のコンチェルト」…の全13曲。会場で聴いていた時には、「手紙」と「マクベス」は分からなかったのだけど、後日そよぎさんのブログにセットリストが載っていたので参照させていただきました。
全体的な感想としては、この日も期待を裏切らない非常に充実したステージだったと思った。バラード的な曲は比較的少なく、黒一色のそよぎさんの衣装のイメージそのままに、とても「強さ」が前面に出たサウンドだった気がした。印象的な「青いブランケット」のイントロが聴こえてきただけで、心はグッとサップラの世界に引き込まれてしまう。前半の山場は、工藤氏がエレキに持ち替える「アフロディーテ」から「Total Killing」、そしてテナーサックスの咆哮がたまらない「マクベス」…といったロックナンバーで押しまくったパートだろうか。サウンドのディテールにも細やかな神経が行き届き、ハードでいながら繊細…という2つの要素がしっかり両立している。一部、打ち込みのリズムを加えた曲もあったりするなど、1曲ごとに加味してあるCDとは微妙に異なるアレンジの工夫なども聴き逃せないところである。
中盤以降は、ややシフトダウンしてミディアムナンバーの比率が高くなる。この日がお披露目の新曲「ヘブンリーブルー」や、そよぎさんがMCで「サップラの新しい代表曲になるような気がする…」と言っていた「あなたのためにできること」など。しかし、シフトダウンしたとはいっても、それは楽曲のスピードの話だけであって、まったりリラックスして聴くパート…という雰囲気にはならないのがサップラらしいところ。ピシッと一本張りつめたテンションが常にステージを引き締めている。メンバー紹介などでは、ふっとリラックスした楽しい雰囲気を作り出すそよぎさんも、最初から最後まで緊張感のあるボーカルで素晴らしかった。
終盤はもう一気の寄り。イントロのメロディーだけで盛り上がれる定番のアッパー曲を連発。このへんはもう無条件に「いいな」と思ってしまう。やはりサップラの代表曲というのは、メロディーとアレンジが完全に融合し、独特のドラマチックな世界を生み出しているところに成立しているような気がする。多くのファンが、そういう曲をサップラらしい曲…と思って支持しているのではないだろうか。本編のみ12曲、約82分…というのは、ワンマンとしてはややコンパクトな構成のような気もしたけど、内容的には相当に濃い時間だったのは間違いない。
アンコールは恒例の大告知大会。曲は「雨のコンチェルト」1曲だけなのに、時間にすると20分近くやっている。そのうちの15分くらいは年明けの次回ワンマンの告知や関連MCなわけだ。この部分は、いってみればファンの集い的な雰囲気。細かいことは分からなかったけど、最近は新宿でのストリート活動がなかなか大変…みたいな話もしていた。警察の規制との闘いみたい。
アンコール終盤には、そよぎさんの誕生日のサプライズイベントもあり。「♪Happy Birthday…」の歌とケーキのろうそく吹き消し。工藤氏が「じゃあ、ここで皆さんに何か一言…」と振るのだが、突然のことに「ええと…」と絶句したままのそよぎさん。無理だと判断した工藤氏、「…ありがとうございましたぁ!」と強引に締める。(^v^) このへんもサップラらしいところである。アンコール、告知大会含め全13曲、約102分。
この日は、「サップラ初のDVD撮影…」も行われており、いずれ映像作品として発表されるみたい。セットリストに、いわゆる「押しの強い曲」が多かったのは、ライブ作品として発表することを意識してキャッチーでアッパーな曲を集めた…という部分もあったのかもしれないですね。それも含めて充実した聴き応えのあるライブでした。
開演19時10分→終演20時52分。
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