● 京急リエッセのバリエーションを検証する 2007年6月18日追加
1995年から投入され2001年まで合計24台在籍するリエッセのバリエーションについて検証してみます。登場後12年が経過し、今年の秋くらいからは置き換えが始まると思われるため、今がまさに旬のネタといえそうです。模型化の可否とは別でこの機会に車両的な特徴を整理してみようと思います。
●鎌倉(大船)エリア(C)![]() リエッセの発売に合わせて開設された大船駅〜桔梗山地区の狭隘住宅地内を走る路線用に1995年に5台が投入された。走行経路の一部がディマンド方式となるなど新たな基軸を盛り込み路線バスの新たなあり方を模索するに必要な設備を持った画期的な車両と言える。「ポニー号」の愛称が車体に標記されており、鎌倉営業所所属車だけの特徴である。塗装は当初から高速バスカラーで、初期の中ドア狭幅仕様、2000年に増車された一台は中ドア広幅仕様で車体再生後LED表示車となっている。現在は鎌倉駅西口着路線でも使用されてる。 写真はC4545、大船駅バスターミナル。 |
●逗子エリア(D)![]() 2001年に開設された路線用に投入された車両で、いずれも中ドア広幅仕様車である。これまで路線バスが入れなかった住宅街と逗子駅を結ぶ路線で使用されており、大型車中心だった逗子駅前のバス風景に良いアクセントをつけている。5台全てがAT車で、高速バスカラーが採用されて、車体再生前なので方向幕が健在だ。2007年に堀内から1台転属してきて6台の体制になったが、この転属車は青バスカラーなので、目立つ存在になっている。 写真はC4126、逗子駅バスターミナル。 |
●堀内エリア(B)![]() 立野団地線での仕様を念頭に投入された車両で、1997年に2台が青バスカラーで登場した。車体再生後も青バスで出場し、現在方向幕仕様で青バスはこの2台だけであったが、2007年にB4747が逗子に転属してしまい、堀内のリエッセは1台だけとなってしまった。立野線は現在三菱小型車(2台)も同じ用途で使用されており、立野線専用車と言うよりは管内の閑散路線全般で(堀内駅〜衣笠駅等)で使用されているようだ。 写真はB4747、堀ノ内駅前。 |
●衣笠(横須賀中央)エリア(E) 2001年に衣笠営業所にE4114一台が投入された。2000年の管内の閑散路線の整理統合に絡み、大幅減便となった市内中心部市役所付近(バイパス的な国道経由便)の輸送確保と、埋め立てによる新設地域をまとめて結ぶ路線(安浦循環)用に投入された。朝のみの補完的な車両であったものの、埋め立て地区の終日需要拡大(平成町循環)によりこの車両では対応できなくなり、すぐに三崎へ転属している。広幅の高速バスカラーであるが、衣笠管内での使用が非常に短命であったので貴重な存在だ。高速カラーの中ドア広幅車。 三崎の項に掲載している車両が衣笠に配置された車両です。手持ちの写真がありません。 |
●三崎エリア(G)![]() 2001年に三崎営業所の閑散路線への投入を目的にG4116一台が登場した。すぐに衣笠からE4114が転属して2台体制で三浦市内循環などの閑散路線で使用されたが、2003年に4116が能見台へ転属し、現在はG4114のみ。三浦市内循環(三崎口駅を通らない路線)がカバーしていた浜諸磯地区は再び三崎口駅への直行路線が復活した関係で、この車両の使用は油壺〜城ヶ島間の系統に変わっている。車両は高速カラーの中ドア広幅車。 写真はG4114、城ヶ島バス停。 |
●能見台(文庫)エリア(Y) 旧追浜営業所能見台車庫 ![]() 京急のリエッセで最大勢力を誇る能見台のリエッセは1998年と2000年に投入され、2003年に三崎カラーの転属車を加え10台所属する。1998年車は中ドア狭幅、2000年車は中ドア広幅で、共に登場時は青バスカラーであったが、車体再生に際して、原則高速バスカラーに変わっているが、1998年車は方向幕が健在、2000年車はLED表示へと変更されてる。Y4043は青バス未更新方向幕、Y4116(三崎からの転属車)は高速色方向幕車だがまもなく見納めとなるだろう。文庫駅西口を基点とする狭隘路線と住宅街を結ぶ新設路線で使用されてる。 写真はY4116(未更新車)、文庫駅西口バスターミナル。 |
●中ドア狭幅車(前期車)![]() ![]() リエッセ初期の車両の仕様で、中ドアが狭幅であるのが特徴。95年式鎌倉配属の5台(C4544〜C4548)、97年式堀内配属の2台(B4746,B4747)、98年式能見台配属の2台(Y4811,Y4812)がこのスタイルだ。鎌倉の車両のみポニー号の愛称が付き、高速バス色。それ以外の車両は青バスカラーである。このグループは全車方向幕で、車体再生を受けても、行き先表示方式は変わらない。塗装は能見台の二台だけは更新により青バスカラーから高速バスカラーへ変更されている。 写真上B4747、堀ノ内駅、写真下C4545、大船駅。 |
●中ドア広幅車(後期車)![]() ![]() 2000年、2001年投入車は中ドアが広幅に変更されたのが特徴で、2000年に鎌倉のポニー号の増強用に一台(C4019)、能見台に上期車として六台(Y4012〜Y4017)、下期に一台(Y4043)、2001年に衣笠(E4114)と三崎(G4116)に一台ずつ、逗子に5台(D4124〜D4128)が投入された。鎌倉配属車はポニー号で高速色、それ以外の2000年の能見台所属車計7台は青バスカラーであるが、2001年車の二台は初めて鎌倉以外の車両で高速バスカラーが採用されたが、ポニー号の愛称は付いていない。また、このグループから車体再生時に青バスカラー車(能見台所属車)は高速バスカラーに変更されることになり、行き先表示もLED方式、側面の表示は窓内側から車体下部に埋め込む改造を行っている。 写真上はY4017(更新前)、文庫駅西口バスターミナル、下はG4114、城ヶ島バス停。 |
車体再生(更新)工事によるLED化![]() 2000年以降の車両は車体再生により行き先表示がLED化され、能見台配属の青バスは高速バスカラーに変更されました。特に側面の表示は中ドア横上部の小型のもから、ドア左の窓下にLED表示機が新設されたのが大きな特徴だ。現在2000年車までが完了し、未施行は2001年式を残すだけとなった。 写真はC4016(更新後)、文庫駅西口バスターミナル。 |
特別塗装車登場![]() Y4017は更新後、ZOOバスとして専用塗装になった。土日運行の文庫駅〜金沢動物園間の急行バスとして活躍していますが、平日は一般の路線で使用されているようです。前面以外に動物をあしらったデザインとなっており、京急のリエッセでは初めての特殊塗装車となっている。 |