安曇野日記                                              INDEX

                                        金井サヨ子

2003年 スイスアルプス  鍋冠山
2004年 鷹狩山、光城山、小熊山、西岳、美ヶ原、霧訪山、鉢伏山、飯盛山、常念岳、小遠見山、斑尾山、拾ヶ堰、など
2005年 金松寺山、金比良山、角蔵山長峰山、守屋山、天狗岩、雨飾山、白馬岳、徳本峠、有明山、餓鬼岳、焼岳、烏帽子岳、天狗のコル〜奥穂〜前穂、霞沢岳、七倉岳、蝶ヶ岳、など
2006年
美ヶ原・茶臼山、経ヶ岳、九州の山、大姥山、茂来山、鬼無里、大渚山、米山、伊吹山、木曾駒、蝶ケ岳、茶臼山、爺岳、
乗鞍岳、物見岩(長野市)、飯綱山、燕岳、鍬の峰、槍ヶ岳(ボランティア参加)、雄山、蓼科山など
エベレストを見るトレッキング
2007年 遠山郷、神坂峠、高ボッチ、白馬三山、常念岳、横通岳、白山(平瀬道)、有明山、奥大日岳、奥穂高、志賀高原、
北海道を旅して

これまで掲示板に掲載されたもの、管理人宛のメールなどを金井サヨ子さんのコーナーとして纏めました。
なお「安曇野日記」とした題名は管理人が勝手に命名したことを、お断りしておきます。

 2004年9月 八ヶ岳・美濃戸にて

行ってきました、見てきました、スイスアルプス
                                                       
12時間の空の旅、チューリヒへ。郊外のホテルへ到着後、きれいな町を散策。
翌日は、マイエンフェルトの牧場を歩いて、ハイジの家へ。
早速、朱里(孫)に赤いベストを購入。午後は、歴史の町ルシェルンを観光。
インターラーケンに2泊。
登山電車で、3454mのユングフラウヨッホへ。ナント、電車はアイガーの胴体に入って登って行くのです!!
メンヒ、ユングフラウ、氷河の雄大さよ。アイガーグレッチャ-からクライネシャイデックまでハイキング。
草原でのおにぎり弁当はご機嫌!
グリンデルワルド行きの列車からは、アイガー北壁が目の前に。
4日目、エメラルド色のブリエンツ湖を遊覧船で縦断。1時間半の船旅はのんびりと。
アンデルマットから氷河特急でツェルマットへは3時間の旅。
翌日は、いよいよあこがれのマッターホルンを見に。
ゴルナーグラード展望台は、3130m。スイス最高峰のモンテローザが大きい。
ローテンボーデンからリッフェルベルクまでマッターホルンを見ながらハイキング。
岩っぽい道だけれど、下るだけ。一旦ツェルマットに戻り、今度はロープウェイで、シュワルツゼーへ。
ベルク小屋が手に届く辺りまで登って、マッターホルンの近くへ。
この日もシェルマット泊。
6日目、朝のマッターホルンを見納め。シャモニーへ移動。バスの旅、3時間。
ロープウエイで、富士山より高い3842mのエギュ・ド・ミディ展望台へ。
ヨーロッパ最高峰のモンブランの眺めは正に最高!!グランドジョラスの眺めも素晴らしい。
7日目、シャモニーの町を隅々まで歩き、フランス料理の昼食を楽しんでから、ジュネーブへ。
ロンドンヒースロー空港で乗り換え。成田着は8日目の、午後3時半。
前後、狭山へ泊ったので、二人にとっては長い長い旅でした。
10日ぶりに帰ってきた安曇野は、すっかり稲刈りが済み、ソバの花も終わり、赤く実のったリンゴが迎えてくれました。
もう、爺が岳から鹿島槍には雪が見えます。〈10/5)

 今回、日本旅行のツァーで行ったのですが、3回お弁当が出て、2回がおにぎり、1回がサンドイッチ。
おにぎりの中身は、おかか、梅干、コブ。お米の硬さも程よくて粘り気のあるご飯でおいしかったです。
スイスはご存知のように牧畜と観光の国。
四国より面積が狭く、ほとんどが山岳地帯。牧草地ばかりで畑はブドウだけ。
ほとんどの食料は輸入に頼っている国。
日本で見られる段々畑よりも急な斜面がブドウ畑だったり、放牧場は高い山の斜面は当たり前。
谷のような狭い土地に家々が立ち並び、驚くほど高い山々の上の方にも多くの家が見られました。
山岳地帯で鍛えられ強い体力を持った人が多いのは昔からで、
ローマ帝国時代(それ以前にも?)には兵士として他所の国の為に戦争を。
食べる為に仕方なかったとはいえ、ソルジャ−の語源は、スイスの兵士が売られるから来ているとのこと。
今では、ほとんど犯罪の起こらない、精神的に病んだ人の居ない国だそうです。
訪れた町では必ずスーパーへ。COOPというお店〈私は普段さいたまCOOPで買い物していた)。
食料品のみで品数は少なかったですが、シャモニーには魚の生鮮品があり、さすがフランス、スイスと違うと感じました。
駅にはキヨスクがあり。売店と言う言葉かな?


 鍋冠山(2194.2m)           2003年11月
                                        

自宅から車で30分ほど、鍋冠林道を登ると展望台があります。
松本〜豊科〜大町方面が一望の下。美ヶ原から八ヶ岳、南アルプスまでも見えます。
そこから、大滝山への小倉口登山道の開始地点の冷沢までは1時間余りの林道歩き。霧氷の木々を見上げながら進みました。
冷沢は1620m、目指す鍋冠山までは500mの標高差。
ほとんど急なのぼりは無く、針葉樹林帯の中で、下草のしげみもなく、人の気配が無いのにクモの巣も無くて、歩きやすい道。
大木が多く幻想的な雰囲気のところもありました。
久しぶりの登山、ノロノロ歩きに徹し、単独行の気安さを満喫。
山頂付近はうっすらと雪道、凍っているところもあり、気温はかなり低いようでした。
現地調達の杖は凍っていたようで、手袋をして握っていた手が冷たかったです。
木々の間から真っ白な槍ヶ岳も眺められました。目の前には、美しい常念、蝶ヶ岳。
大滝山から続く縦走路へはいつの日かきっと・・。
今日は来た道を戻りました。鍋冠山へ登れた事だけで満足でした。
 
   2004年
      
 
鷹狩山 (長靴はいて、展望台へ)  2/28
大糸線の鈍行列車に乗って北へ。
快晴の日にはいつも行きたい気持ちを押さえるのが大変。
今日ようやくその願望を満たすべく小さな一人旅。
信濃大町の山岳博物館の裏手から、雪道の林道に入る。目指すは、鷹狩山(1166M)。
山頂にある大きな展望台が町からもはっきりと眺められ、容易に登れそうに見えたが、なかなか雪深くて、膝まですっぽりはまってしまったり・・。
山頂直下に案内図、山頂神社まで長い石段があるらしい。
一人だけの足跡があったのでその急斜面を登ったら、小さな神社があって山頂到着。
石段は深い雪の下だったのだ。

   福寿草の季節   3/10
散歩道で初めて福寿草を見かけたのは3週間ほど前でした。
その頃から散歩の楽しみはアルプスの峰峰を仰ぎ見るよりも、もっぱら畑のあぜ道に視線が行くようになって・・。
そう、フキノトウです。
あの春のなんともいえない苦味、日本酒にピッタリ!天ぷら、味噌炒め。美味しいですよ!!
何もすることのない快晴の日、夫にせがんで近場のドライブへ。
芥子望主山(891.5M)、長峰山(934M)共に立派な展望台あり。
アルプス公園〜城山公園と、北アルプスを眺めたあと向ったのは、四賀村の福寿草園。
雪の斜面に可憐に咲くたくさんの福寿草を堪能しながら歩きました。
そのよさを写真でお見せできないのが残念です。

  安曇野はまだ梅の季節  4/4
松本では桜の開花宣言がありましたが、こちら安曇野はまだ梅の季節。
今朝は雪が降りました。
でも寒さはそんなに厳しくありません。
スイセンなどの球根類の花たちがぐんぐん芽を伸ばしてきれいな花を盛んに咲かせています。
田んぼ道にはツクシンボウが一杯。気味が悪いほどに。

   松本城の天守閣から槍ヶ岳が見える   4/10
やっとこちらでも今日あたりから桜が咲き始めました。
松本城の天守閣から槍ヶ岳が見えるのか、晴れた日に確認したくて行って来ました。
確かにちょっぴりだけですが見えました。
松本へも、豊科、穂高町方面へも用事を作ってよく自転車を走らせる私。
晴れた日は本当にステキです。うっとりするくらい。

   光城山(912m)   4/16
山のてっぺんから下まで斜めに走っている幅広のピンク色。
山頂付近はそのピンクの巾が丸みを帯びている。いよいよ満開なのだ。
快晴のこの日、あの夢のような登山道を目指さずにいられようか。
春風に乗ってチャリを飛ばす。犀川、国道19号、JR篠ノ井線を渡れば登山口到着。
常念岳に続く北アの白い峰々と見事な桜をともに眺める。
山頂までの桜並木は2000本とか。
一昨日に見物した有名な高遠城址公園の見事さにもひけを取らないすごさだとひとり思った。
夕方、仕事から帰った夫を交え家族で再び向うお花見。
山の裏側には山頂付近まで車道が通じている。
1才8ヶ月の朱里も歩いて山頂へ。
素晴らしい日没。
槍ヶ岳もハッキリと。 
 

 PS
今朝の信濃毎日を開いて大きくため息をつきました。
光城山(ひかるじょう)の写真に大きな見出し。
「天に昇る竜。ワサビ田の向こうに桜の昇り竜。」
アー、そうか、竜か!うーんなるほど!
我が家から見るアングルとは少し違うのですが、実に的確に捉えているのに感心のため息でした。
正直、HPに書くのに桜の咲いている様をどう表現したら分かってもらえるかずいぶん考えたのですが・・・
表現力のなさの悲しさです。

   4月19日
昨日の新聞には、鉢伏山の雪形の写真が。
雁が飛び立つ姿がくっきりと。
毎年、桜が咲く頃飛び立つ姿が現れ、南安曇野で見られる。
鉢伏山は東南に見える目立った山で、雪がつくとまるで東京ドームの頭のようです。
今、散歩道は色とりどりの草花があぜ道を競い合っています。

はじめニョキニョキと気味悪かったツクシも、
様々な緑や黄色のタンポポと妙にマッチして、その勢力の多さを見せ付けています。

よい季節を迎え、出かけられる日を狙って日帰りの山を歩きたいなと思ってはいるのですが・・。

   雪の立山を見てきました   4/25
当初24日の立山黒部アルペンルートバスツァーに申し込んだのを都合で取りやめ、25日、夫と二人で扇沢へ。
家から車で50分と近いんです。
前日は吹雪で室堂では歩けなかったとの事。
自称晴れ男の夫に感謝。初めての黒部ダムもゆっくり見物。
雪の室堂を存分に散策。
みくりが池あたりまで。大谷ウォークは往復1`ほど、雪壁の高さは16M、圧巻。
幸せでした。夏、秋にもまた来たいと夫が言って・・。

   鮮やかな新緑の山々   5/4
5月になると山々の木々がいっせいに芽吹き始めた。
青々として緑滴るような山肌がなんと目に鮮やかな事か!
爺ヶ岳には種まきじいさんの雪形がくっきりと。
鷹狩山(1166m)は車で来ればすぐ山頂。
翌日は、聖高原から冠着山(1252m)へ。別名姥捨山、有名な姥捨て伝説の舞台となった山。
「田毎の月」とも歌われた棚田の風景が眼下に広がって、信州の山々が360度に見渡せる。
千曲市から上田市へ移動。
人気の太郎山(1164m)登山口には駐車の列。
「ペットご遠慮ください」の文字が目に入る。
くるみを連れた私達は登山を諦め上田城址公園でお弁当を食べた。
信州はどこへ行くにも峠を越え村々を抜けて。
その美しい山々と田畑の美しさに感嘆する、長野県人となって初めての春。

   小熊山 (一石二鳥の山)    5/7
木崎湖畔の海ノ口駅下車、目指すは小熊山(1302.6m)
鹿島槍方面の展望と新緑を楽しむばかりでなく、山菜をゲットする楽しい山道。
ワラビ、コゴミ、コシアブラなどなど、その日の夕飯の天ぷら、おひたしに。
乗車駅は、信濃木崎。
約4時間のハイキングは久々の足慣らし。当分山は気ままな一人旅が続きそう。

  5月9日
今日(5/9)は、「雪形探訪、植物観察」と銘打ったバスで行く勉強会へ。
興味深い雪形と、湿原のミズバショウ、ザゼンソウ、などなど。
カタクリやニリンソウの群落もすごかった。
今、安曇野では田植えの真っ盛り。水田がにわかに活気を帯びています。
                                                                                       

  それでも西岳の良さが味わえました    5/22
怪しい空模様のもと不安な気持ちを抱きつつ単独にて。
不動清水までタクシー入らず、富士見高原ゴルフ場脇から登山開始。
イカリソウなど一杯咲く林の中ステキでした。
樹林帯の登りも足元の花たちに目を奪われながらグングンと。
いつしか苔むした樹林帯を抜けコメツガの新緑がキレイ。
網笠の高さを右手に確かめながら山頂へ。
権現、赤岳、阿弥陀の懐かしい姿。ああ、良い山頂だ。来てよかった。満足。
網笠へ足を掛けたとたんに雨、迂回路を行き観音平へ下るが、時間はかなり経過し疲労感あり。
前にお知らせしたコースタイムは大幅に間違っていた事を身をもって実感。
さて、9/19、20のこと、市川さん命名の「主酒楽会」。
無理のないコースを検討していますが、交通費などかさむことや日程などで全員が参加されるのは難しいと思います。
私は全く気にしませんのであえて云いたいです。
今回のごとく私にとって計画する事は山へ行ける随一のチャンスなのです。
単独でも決行します。事前の悪天候予報では登りません。

梅雨になる前に
6/2快晴、少し足をのばして千国から白馬まで。
残雪の白馬岳を飽きることなく眺め、昔の生活道「塩の道」(千国街道)を歩いた。
薬師堂や石仏群に往時をしのび、静かな林、足元の草花や湿原なども楽しめた。
小蓮華〜鹿島槍までのパノラマはみごたえあり。

6/5快晴、北アルプスの前衛に居て一際その存在を誇っている有明山(信濃富士)2268.3Mへ。
黄緑色に染まってしまいそう、バスはくねくねと中房川に沿って登って行く。
中房温泉の手前の有明荘下車。裏参道の登山口。
帰りのバスに乗るのに6時間しかない。
普通の登山道でなく急峻、岩場あり。果たして登れるのか自信なし。
とにかく3時間経過したら下山にかかる事と決めた。確かに厳しい登りだった。慎重に慎重に足を運んだ。
シャクナゲのピンクが鮮やか。2時間半で3つの山頂、北岳、中岳、南岳を踏む。素晴らしい眺めだ。
いつまでも見ていたい景色だったが、下りの困難さを思うと長居は出来なかった。
この日はバスに乗る穂高駅まで私お得意のチャリで往復。片道35分ほどの距離です。
今、安曇野一帯は実った麦が黄色の畑と田んぼの稲の緑が交互に続いて美しい景観が広がっています


 
梅雨の晴れ間に   6/16快晴
大糸線やなば駅から稲尾まで歩く。
中綱湖を見て、十石寺トレッキングコースの案内板に沿ってツツジ咲く緑の山道を辿ると、1時間半ほどで鹿島槍スキー場だ。
地図を見て第五リフトの上まで行くことにする。
登山道かと思ったら山菜取りの踏跡らしい。
ワラビが行けども行けどもあるので夢中で取りながら登ったら、もう後戻りは出来ない急斜面。
400Mの登りで1337M地点まで登る。
鹿島槍と五竜の眺めが圧巻。緑の景色の前に雪渓を抱いた荒々しい峰々を見る絶好の場所だった。
眼下には青木湖。高妻山だろうか、残雪の山々が印象的。
のどかな木崎湖畔まで長い長い林道を歩いた。

  6/19晴、美ヶ原
松本駅前を出たバスは、緑の中をくねくねと登って1時間余りで2000M近い高原へ運んでくれる。
いつも家から眺めているたおやかな武石峰へ登るべく狙っていた最高の日和、レンゲツツジに迎えられて言うことなし。
まだ白い北アの峰々、聳える槍ヶ岳の眺め。
焼山から王ヶ頭へと爽やかな風に吹かれながら見渡す限りのツツジに囲まれ歩く。なんとも贅沢に思えた。
八ヶ岳は蓼科山が際立って良い形。南アルプスも雲に浮かんで高さを誇っている。
王ヶ鼻からの眺望は想像以上で文句なし。
満足して美ヶ原高原バス停へ下った。
   6/22には、ふるさと講座の自然観察で「高ボッチと鉢伏山」の予定。
美ヶ原から続いている山々で、やはりレンゲツツジの名所なので楽しみだ。

 霧訪山(1305m)   6/30晴
駅から手軽に歩いて登れて360度の大展望が得られる山頂を持つ山はそう多くはないだらう。
その駅は中央線小野。
塩尻で乗換えて一つ目だが、トンネルを3つも抜けて1両しかないワンマン車はスピードをあげて走り10分で到着した。
中アの最北端、松本平の南端に位置しているので、その眺望はすごい。
丸い山頂には私一人。
心ゆくまで東西南北山名表示盤を見て、地図を見て。
今日は晴れているが、北ア、南アなどなど霞んでいる。きっとまた来よう。
やっぱり周りの山々に雪が付いている頃がいい。
そう思ってふと足下に目をやると、あるではないか。時間の経過も気にせず取り続けてしまった、ワラビ。
霧訪山頂でワラビ取りをするとは思ってもいない事だった。
茸の採取禁止の看板は登山口からやたら多かったけれど。

 美ヶ原その2       7/3晴
王ヶ頭の右に位置して我が家の近くからいつも見ている茶臼山(2006.4m)へ。
前回も同様、松本バスターミナルから発車した美ヶ原行きの乗客は5人にも満たない。
先週、鉢伏山から見て赤い建物が目立っていたが、そこが扉峠。
登山口を探して少し登るとすぐに景色が広がっていい気持ち。
高山植物も豊富。テガタチドリ、マイズルソウ、ウツボグサ、レンゲショウマ、ウスユキソウ、などなどが次々と。
茶臼山からの眺めも実にいい。
塩クレ場まで広い広い美ヶ原を実感しながらのんびりと。
緑の起伏が続き、ゆったりした大地、心地よい風、草を食む牛たち。
山本小屋前からバスに乗り帰ってきたが、松本の午後の暑さはものすごかった。

 誰でも登れて素晴らしい展望の山   7/20
昨日、東京39.5度。千葉ではなんと40.2度を記録したとか。
鉢伏山(1928.5M)と高ボッチ山(1664.9M)の風は爽やかで夢のような別世界でした。
高山植物の種類は実に豊富で、色とりどりのお花畑が続いています。
斜面を真っ黄色に埋め尽くしたというニッコウキスゲの姿が近年めっきり減ってしまったのは、
花につくアブラ虫、芽を食べに来る野生シカ、
温暖化と乾燥化で草原が朝露でびっしょりとはぬれなくなってきたことなどが原因として考えられるそうです。
この日のメンバーは、おばあちゃん3人(70、60、50代)、ママ2人(40、30代)、
あと1日で4歳の希望(のぞむ)くん、もうすぐ2才の朱里、朱里ママの大きなお腹には7ヶ月の胎児が。
それはそれは、そろりそろりのご一行様でした。

 飯盛山(1653m)   7/24
9月の赤岳行きを意識して、清里へ。
2時間で登れる展望の山、第二弾。
高山植物が真っ盛り。展望が開けて形のよい山頂部が見えてくると、いよいよ沢山の花たちがここにもあそこにも。
その見事なまでの出迎えに、登りの苦しさは全く味わう間もなく山頂に立つ。
赤岳の顔を見るべくやってきたのに、そのベールは取れない。
網笠の長くのびた優美は足が見えるばかり。
しかし魅力的な山頂だ。また来よう。

 常念岳へ日帰りにて。   7/28
いつもいつも眺めているので、ご挨拶したくて登ってきました。
常念さん、あなたはやっぱり格好よくってステキでした。
一ノ沢の流れは清く力強くゴウゴウと岩を滑り、周りは高山植物の斜面がどこまでも続く。
常念乗越にとび出せば、絵葉書のような槍ヶ岳。
雲ひとつない青空の下に聳えていた。
山頂からは、大好きな黒部五郎のカールから雲の平方面までもはっきり見えて。
登山口まで、夫とくるみの送り迎えにて実現した日帰り山行き。
家から一ノ沢まで30分と近いけれど、たびたびは甘えられないのが悩みです。

 手軽なトレッキングへ。   8/7
扇沢から針ノ木自然歩道に入ると静かな森林浴が楽しめる。
ブナ林を行き、幾つもの沢を渡り、湧き水に喉を潤し、3キロ登ると大沢小屋。
百瀬慎太郎氏のレリーフと「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」の歌碑が立っている。
針ノ木峠へは小屋から4キロの道のりだが、30分も登ればで日本三大雪渓の一つ針ノ木雪渓だ。
大きなダケカンバの林立する脇の道を抜け、谷沿いの厳しい道になると、
ミヤマシシウドに見事に埋め尽くされた広いお花畑の先に目指す雪渓が近づいてきた。
この時期、アイゼンを試す雪質でなさそうなのが遠目でも分かり、
今日はこの沢山の花たちに出会えただけで満足して来た道を戻った。

 二ッ山(1826.4m)   8/16
我が家のくるみと一緒に登れる山がなかなかない。
ペット禁止では夫が車を出してくれない。
そんな中で鉢伏山駐車場は、ワンちゃん(トビ)が嫌な顔をせず迎えてくれる。
夫は晴れ男、今日は文句なしの快晴。
何よりも北アルプスの大展望は終始見ごたえあり。
乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプス、富士山、八ヶ岳、千両役者とも言うべき顔ぶれがズラリと並んで。
高山植物に埋めつくされた草原、爽やかな風。
文句のつけようのない縦走路を往復してきた。
何度登っても飽きない鉢伏山(1925.5m)へまず登ってから、少し来た道を戻ると今日の目的の山への分岐点。
変化ある景観に目を奪われながら進んで1時間半ほどで二ッ山に到着。
鉢伏山駐車場へ戻る手前で、前鉢伏山(1836.1m)へも足をのばし、
松本平を眼下にし、我が家のあたりを探しながら、安曇野に住んでいる幸せを噛み締めた。

 小遠見山(2007m)   8/21
今日のトレッキングは遠見尾根の小遠見山まで。
大展望の尾根上にある小さな山頂、数年前に五竜岳から下山してきた時は立ち寄らなかった。
鹿島槍の北壁を目の前に見て満足。
五竜アルプス山野草園は人工的ではあったが、多くの人たちを楽しませていた。

 三峰山(1887.4m)、車山(1925m)    8/25晴
夫の休日。朝になって夫が地図を見ている。
新しいカメラと三脚での撮影場所を選んでいるのか、どうらや扉峠方面に行く気になったらしい。
「ヤッタァー」心の中で叫んだ。我が家の近くから見えている「三峰山」へ登る機会をひそかに狙っていた私。
扉峠からビィーナスライン霧ケ峰線に入ると間もなく三峰山展望台駐車場。
夫とくるみは登らず私だけが山頂を往復。
「ビィーナスの丘」にふさわしい美しい起伏を登る。実に気持ちがいい。
先週登った「二ッ山」の登山道がよく分かる。大展望に満足。
次に向ったのは「八島湿原」、くるみは車中でお留守番。
オミナエシの黄が鮮やか、タチフウロのピンクが美しい。
車山肩へ移動して、山頂にある白い丸い物が気になって仕方ない。
やはり1人で登った。新しく出来た展望台かと思ったのは間違いでそれは気象観測の建物だった。
マツムシソウ、アキノキリンソウが予想以上に多かったし、広がる景色と八ヶ岳を目の前に見て満足できてそれはそれは楽な山歩きでした。
                             
燕岳(2762.8m)、北燕岳   9/12晴
1人で行く日帰りの山。
中房温泉の登山口標高1460mから山頂までは6.5kの行程1300mを登る。
なんと中腹から紅葉がきれい!
9月の今ごろでこんな黄や赤の彩りの美しさを見たことがあっただろうか。
雪渓と見間違えるような白砂の斜面と花崗岩の様々な景観が映えて。
この青空、なんとか来週の赤岳にも回して欲しい。槍、
穂高はもちろん、鷲羽、水晶の姿、裏銀座の山々も手に取るように目の前にある。
静かな北燕岳の山頂でゆっくりと1時間以上も至福の時を味わった。

1年ぶりが夢のよう。  9/19〜20
「酒楽会」八ヶ岳を無事歩いてきました。6名参加。
昨年9/6に送別会をして頂いて以来の再会。
心からうれしかったです。1年間のさまざまな出来事がまるで夢のよう。
赤岳へあえて挑んだ厳しい真教寺尾根。心強い仲間と一緒だからこそ登れました。
赤岳頂上小屋ではゆっくりくつろげてなにより。
横岳から硫黄岳へ縦走し八ヶ岳の魅力を充分に味わうことができました。
山肌を飾る初秋の景観もなかなか見事でした。
コケモモの実や草紅葉の鮮やかさに目を奪われながら歩きました。
夏にその美しさを競ったであろう枯れた花たちの中、リンドウが一際きれいでした。

 横岳の岩稜を行く   霧の大同心


斑尾山(1382m)   9/26曇り
長野自動車道の豊田飯山インターを下りると斑尾高原へは6キロの標識。
家を出てから1時間半も掛からずに着く。
北信五岳の一つの斑尾山。静かな山だった。
くるみもうれしそうに登った。急登を頑張ると山頂まで素敵なブナの林が延々と続く。
あまり巨木はないが根本が苔むしてよい感じ。
変化している幹やすっくと立っているブナたちが実にいい。
見晴台からは、眼下に野尻湖、他の北信四岳(妙高、黒姫、戸隠、飯綱)をはじめ富士山から日本海まで眺められるという。
またきっと、晴れた日に登りたい。


紅葉を見に   11/3快晴
乗鞍高原の秋はステキです。
新緑の頃もいいけれど、白樺のある高原はいいですねー。
紅葉や黄色が白い幹を一際美しくさせて。
山々は圧倒的に多いカラマツの黄金色に彩られて輝いていました。
11月に入って車は三本滝から上は通行止め。
聳える剣ヶ峰に続く白い山塊と豪快な三本滝と善五郎滝を眺めてきて満足でした。
娘が第二子を10月20日に出産したため、現在家事に追われています。
そんな中なんとかやり繰りして出かけております。

安曇野の秋
私の大好きな早朝。
常念の脇に月が沈むと、ピンク色に染まった雲に包まれてあたりの山々が聳えている。
うっすらと雪を抱いた蝶ヶ岳、常念、横通岳、真っ白な東大天井。
南には甲斐駒、北岳、仙丈までが望める田んぼ道。
紅葉の前山は薄紫色だ。
美ヶ原の茶臼山から暖かい日ざしがようやくこぼれ、オレンジの太陽がすっかり顔を出すと、あたりの色は次々と変化していく。
見飽きない光景。
たわわに実った赤いリンゴの畑がどこまでも続く見事な風景は今が最高潮。
野沢菜が育ってきて、来月には収穫し野沢菜の漬け込みが始まる。
私は昨年初体験、その味のよさに家族から大好評。
今年も冷たい水に負けずに頑張るつもり。
春に帯のようなピンク色で目をひいた光城山。
「ワサビ田から天に昇る竜」と形容されたが、今その竜は真っ赤に姿を変えて、今日は青空に一段と映えている


安曇野の秋(続き)
夕景も見飽きることがない。
午後4時、黒沢山の後ろに日が落ち、田畑への暖かい日差しはなくなっても、空はまだまだ明るくて山々はかえって鮮明になる。
今まで霞んでいた東の紅葉した里山にまるでスッポットライトが当たったよう。
端正で美しい常念の襞をはっきり照らす光線の具合がなんともいい感じ。
北は白馬岳までの山々が淡いピンクを背景に浮かび上がっている。
やがて西の山々は黒々として堂々と立派に見えてくる。
まだ木枯らしが来ない穏やかな夕方は、実に幸せな気分にしてくれる。
また満天の星空を見る事が出来る。


高いほうに流れる拾ヶ堰(じっかせぎ)
乳白色の世界、こんな朝が続いている。10m先も見えないくらい。
10時が過ぎればウソのように晴れ渡るのだが、少々早く出てきたのを後悔していた。
何も見えないのは実に気味が悪い。やがて拾ヶ堰に沿ったサイクリングロードが幻想的に見えてきた。
今日は、松本市内へ自転車で往復。
松本美術館へ山岳写真展を見に。
旧制松本高校の校舎が残っているあがたの森公園を散策してから、松本城を眺め、城山公園の展望台にも登る。
雲ひとつない快晴、北アルプスの眺望がよい。槍も見えた。
拾ヶ堰とは、江戸時代の文化3年に当時の測量技術と知恵によって完成した、安曇平の灌漑用水の名前。
奈良井川の水を取水し梓川を横断して流れ、豊科町、三郷村、堀金村、穂高町を経て烏川に至る全長15Kに渡って安曇平を潤している。
堰に沿っての桜並木、山々の景観も見事。春、秋のサイクリングが実に気持ち良い。
昨日(11/23)も快晴。
諏訪湖を源に流れる天竜川に沿って南下。
飯田市の天竜峡で遅い紅葉を楽しむ。
ドライブの途中、青空に聳える甲斐駒、仙丈、白根三山、塩見、荒川、赤石、聖の雄大さを見る。
中アは間じかに。千畳敷カール、宝剣岳。空木、越百か、心が躍る。
                                                                

     2005年
                                  
明けましておめでとうございます。
この安曇野で2度目のお正月です。
大晦日に降った雪が、元旦の朝にいつもと違う風情を与えてくれていました。
正に新しい朝だよ、と知らしめているかのごとくに。
今朝(1/2)気温ー11度、霧氷となった木々が朝日をあびて輝くように美しい。
常念も白い衣装をまとい青空に映えている。カメラをぶら下げ、20センチほど積もったさらさらの雪を踏んで歩く。
雪山へ行けない我が身ゆえ、せめてこの雪景色で満足しようと。

Re: 浅間峠〜生藤山〜和田
誰もいない静かな笹尾根が目に浮かびます。
浅間峠のたたずまい、生藤山の狭い山頂その手前の三国山、ホッとするベンチと展望などなど。
和田峠から和田へ?和田峠はいかにも寒そうな所だったと記憶しています。
バスはありましたか?
藤野まで歩いたのですか?
3日はこちらも日の出から快晴、大町山岳博物館前の展望台へ行き夫と一緒に写真をとりました。
蓮華から北は雪が多いですが、餓鬼や唐沢岳などや前山など雪のつき方が少なかったです。
雪はこれからというところでしょうか。

同じ日に同じ山 鷹狩山(1166m)                      
冬ごもり中の私が雪溶けを待ちきれずに登った。
偶然にも今日は昨年と同じ2/28。
大町駅から高台にある山岳博物館まで徒歩30分。
そこから鷹狩山(1166m)まで3.4Kの道のり。
ガードレールがすっぽり埋まっている。深い雪だけれど山頂直下まで林道を辿るので心配はない。
青い空に北アルプスの峰々が美しい。
山頂の展望台からは、大町市街に続く安曇平、中ア、南アの山々まで見渡せる。
中腹の分岐から霊松寺へ1.5Kの標識を見て進んだ。
ズボズボと沈むので一歩一歩がかなり辛い。
鷹狩山の北に位置する霊松寺山(1128.4m)の中腹にある霊松寺は、なかなか立派な建物。
重要文化財の山門が有名。
鹿島槍が更に近づいて目の前に。お寺が花や緑に囲まれる頃またきっと訪れたい。
5時間程のハイキング、雪と戯れるがごとくズボリズボリと。
歩き応えのあった今年初めての山。鷹狩山の積雪は昨年よりずっとずっと多かった。

雪景色の朝   3月21日
昨年もお彼岸に雪が降りましたが・・・。
溶けるのも早い、春は確実に近づいています。
 
19年前4/5、三頭山の思い出。
3月に降った雪が深く、50分のところが2時間も掛かって・・。
案内板の指導標は頭だけがわずかに見えていた。
濡れたキャラバンシューズを三頭山避難小屋で脱ぎ、暖かい日差しの下へ。
日常を忘れ友人と二人、深い雪は夢の世界だった。

金松寺山(1625m)  4月3日
毎日眺めている西の山脈は、少しづつ低くなって末端は梓川に落ちている。
梓川へ足をのばして形の良い山が金松寺山で、その北にはとんがりの美しい天狗岩(1964m)がある。
沢山雪が付いている。
今朝(4/2)になって急に登る決心をして、あり合せの食料をザックに詰て、スキーのストックを自転車のかごに載せて。
タウン誌に載った小さな記事「4/10爺ヶ岳南峰登山者募集」を見て、問い合わせたのは昨夜のこと。南尾根を登って日帰り。
同村の方で、当日は5時半に来てくれて扇沢へ。
「それではお願いします」ということになって・・。
一夜明け私の不安は膨らみ、せめても足慣らしをしなければと近場の雪山へ向ったという訳なのだ。
ともかく金松寺山登山は無事済んだ。
アイゼン不要。先行するトレースがあったので迷わず登れた。
雪の状態が今の時期だからこそ登れたのか、爺ヶ岳へも足跡を辿るだけならあるいは可能かもしれない。
しかし、もし天気の急変などのアクシデントが起きたら・・。
金松寺山へ登れてうれしかったが、やっぱり断ろう。雪に埋もれた恐ろしい道を歩くより、花たちを見ながら歩きたい。
今日は足を伸ばさなかった展望抜群という天狗岩へは、新緑の頃登りたい。

4月4日
今朝はまた雪景色、里山も真っ白です。
爺ヶ岳南峰行きの件、断ってよかったと思っています。
何の技術もなくただついていくのはさすがに気がひけました。
小さな記事の見出しは「山の歌とヨーデルの会」とあり、
問い合わせたのは、この時期どんなルートを登るのか?
本当に頂上に達して日帰りするのか?という疑問からでした。
歌を歌いに山を登るのかな?なんか楽しそうだな、と思ったので・・。
これからどんな計画があるのか、連絡をくれると言うので待っているところです。


霧訪山(1305.4m)
4/15快晴、松本城の桜は見ごろとなっているが、我が家のあたりはまだ開花しない。
小野神社の御柱祭りで活気づいている小野駅付近の桜もまだ咲いていなかった。
登山口に置かれた杖を選べるのがうれしい。
地元の方々が愛する山らしく登山道はよく整備されている。
静かな山を独り占め。大展望も心ゆくままに。
一気に登ってしまったので、駅からまだ1時間半しか経過していない。
山頂にある標識を見て大芝山へ縦走しようと決めた。
下西条へ下るのだが、そこから駅まで歩けるのだろうか?
不安はあったが、塩尻市の杭に導かれて進んだ。
大芝山(1211.2m)から洞ノ峰(1199m)へ。
まだ咲いていないのが実に残念だが、カタクリの群生地を幾つも幾つも通過した。
霧訪山山頂から2時間半ほどで、下西条の家並が眼下に見えてきた。とにかく塩尻方面へ。
いったい駅まで何kあるのか。舗装道路は嫌だなあ。
そこへちょうど塩尻へ帰るタクシーが。なんと塩尻までタダで乗せてもらえた。
塩尻の運転手さんは本当に親切です。

金比良山(1156.5m)   4月21日
安曇野の桜が満開になった。
金比良山は、黒沢山(2051.3m)の足元にあり、両側には南黒沢と北黒沢が流れている。
山の下で合わさり黒沢川となって三郷村の台地を潤している。
黒沢川の両岸は今まさに満開の桜が2キロ以上も続いて見事な景観となっている。
金比良山を正面に見て、リンゴ畑がどこまでも広がる丘陵地を、自転車を押して、今日(4/21)再び阿弥陀堂を目指す。
桜の木に囲まれた阿弥陀堂脇に自転車を止めたのは、まだ一つの蕾も見えなかった4/9のことだ。
急登して山頂らしくない所で三等三角点を発見。
山頂部は雪に覆われ広くて長く、小さな祠もあった。
静かな丸い頂きに立ち満足だった。
左側の鉄塔からの道があるらしいのだが、雪でよく分からないし安全のために来た道を戻ろうとした。
中腹から送電線の巡視路の黄色の杭に導かれて2号鉄塔を経て頂上へ登ったので、その鉄塔まで下った。
たった2時間前に通過した場所で道を失うとは誰が信じるだろう。白昼悪夢だ。
探し回るうちに私の前後左右は急斜面ばかり。怪我は絶対にしたくない。
明るいうちに下りなければならない。
泣きたい気持ちを押さえたが恐怖で足がふるえた。必死の状態から抜け出たのは3時間後。
なんと言う屈辱感。
最後には南黒沢の急流を倒れ木を頼りに対岸に渡らねばならなかったおまけつき。
なぜ悪夢は起きたのか。解明するために再びやって来ずにはいられなかった。

 ビックリだったが、その訳は簡単だった。
送電線鉄塔が山の中腹の左右にあって、その尾根に挟まれた谷間のような林の中を前回は登って行き、
右手につけられた巡視路を見つけて辿った。
今日は左の尾根を登り鉄塔に到着。
果たしてそれは2号鉄塔。そして悪夢開始地点に間違いなし。
同じ形、同じ色、更に同じ番号とは驚きだ。
別の鉄塔に下り立ちながら、登りに通過した所と疑いもしなかった事が誤りの元。
南黒沢に下り立った事が頷ける。山頂へは行かず右に進んで、右の鉄塔へ。
2と書いてあるのをこの目で見て、今度こそ前回登ってきた道を戻った。
林の中はカタクリがびっしり。
踏みつけずには歩けず、「カタクリさん、ごめんなさい」と心の中でつぶやく。
阿弥陀堂の見事な枝垂桜はまだやっと咲き出したばかりだったがとってもきれい。
下り一方のリンゴ畑を走り抜ける気分は爽快だった。


 
角蔵山(1163.6m)
4/23、快晴。朝起きると必ず窓越しに黒沢山を見て天気の様子を知る。
今朝は新たに薄化粧した山が朝日に輝いている。霜注意報が出たが、高い山は雪だったのだ。
常念の手前にあって一番どっしりと大きいのは鍋冠山(2194.2m)だ。その前山でやや北にあるのが角蔵山。
ウエストンが常念登山の際に宿泊した山口家住宅手前の道を登ると薬師堂がある。
今日はここに自転車を止め、角蔵山へ。
林道を登り山側に気をつけて行くとようやく「住吉神社奥社入口」の標柱あり。
ここだ。と、どんどん登ったがどうもおかしい。
1時間も右往左往した揚句、諦めて林道へ戻る。標柱の裏側に「鳥居まで2分」の文字。
果たして右手の林の中に隠れて鳥居があるではないか。
急な細い道だったが20分で尾根に出た。まず目に飛び込んできたのは常念岳。
まずは北への道を辿り奥社へ。
住吉神社は我が集落の神社、2人の孫もお宮参りさせてもらった。奥社参りは今日の目的の一つだった。
分岐点に戻り尾根上を南に向う。笹のヤブコギが続き3つのピークを踏んだが、山名表示なし。
大滝から横通岳を眺めて満足。
東は眼下に安曇野の広がり、遠くは妙高方面の山々までも眺められた。
ワサビ田から天に昇る竜の姿がくっきりと。頭までピンクに染まったので、明日は光城山に登る。
夫が珍しく下から歩くと言うので、くるみも久しぶりの登山で喜ぶだろう。
  
春風にのって、昨日は西へ、今日は東へ。
4/27快晴。東峠(1140m)
槍ヶ岳開山の播隆上人は、東峠を経て鍋冠山、大滝山を辿って上高地へ向ったという。
三郷村小倉から三郷スカイライン(鍋冠林道)が東峠を通過している。
家からほぼ真西に向い、堀金村田多井にある林道脇に自転車を止めて登った。
林道終点地点から登山道に迷わず取り付く。
キクザキイチリンソウ、ハシリドコロ、ショウジョウバカマ、カタクリなど次々と出迎えてくれる。
車で行けば簡単に行ける地点だが、自分の足で探した道、多分昔の道だと思うとうれしかった。
右手の高み目指して10分ほど登る。名もなき頂きに立ち、常念岳に対峙して言うことなし。
北には角蔵山がかなり低く見えていた。
山菜取りが目的ではなかったのに、帰り道でビニール袋の中には山の恵みがいっぱい。
フキノトウ、コゴミ、ワラビ、タラの芽などなど。

長峰山(933.5m)   4/28快晴。
光城山の駐車場に自転車を止め、自然散策路へ。
花モモが鮮やか。新緑が始まった木々の間から北アルプスを見ながら登る。
山吹に埋め尽くされたような斜面が実にいい。
足元には春の花たちが一杯。やがて右手に、24日に夫とくるみと一緒に登った桜並木の尾根が見えてきた。
今日は光城山の北側から長峰山へ向った。
少しの間車道歩きを余儀なくされるが、大好きな常念を見ながらなので飽きない。
目の下には新緑が素晴らしい色を見せている。
コブシらしい白い花木が続く登山道を登ると、いつ来ても素晴らしい眺望の長峰山。
満開の桜と膨らんだ蕾を沢山つけたツツジたち。広い安曇野だ。
鍋冠の下に小さな山の塊り。
あのそれぞれのピークがここよりも200m以上高いのに、見下ろしているのが面白い。
美しく雄大な北アルプスをのんびりと眺めていられる幸せをかみしめる。

守屋山(1650.3m)
5/5晴れ。くるみ連れの私達、この日人気の山に向うのに、早朝出は必至。
朝早いのはいつものこと。全く苦にならない。
春爛漫の諏訪湖湖畔で小休止の後、杖突峠へ向う。
新緑がまぶしいような朝だ。なんという美しい色だろう。あんな色の絵が描けたらとしきりに思う。
峠は1247mもあるし、その先を右折する林道に入ると更に高度を稼ぐことが出来る。
分杭平の手前で車を止め、カラマツ林の登山道を行き、ザゼンソウの咲く木道を過ぎる。
大好きな白樺林もあって気持ちよし。
急登もあるがわずかで、360度の展望の東峰(1631.2m)。
まだ芽吹いていないが、ブナ林のある気持ちの良い尾根を15分も行けば、東峰より更に展望の良い西峰だ。
一等三角点あり。
諏訪湖の全貌も眼下に。大展望に満足して、登ってくる人達と挨拶を交わしながら、来た道をのんびりと下った。

天狗岩(1963.9m)
5/10晴れ
登るに従って予想以上の展望が広がってきた。
山頂に近づくと、大きな大滝山、いつも見ているのとは違う角度の常念が見えてきた。
天狗岩山頂に山名表示盤があってありがたい。
明神岳の峰々、前穂高、奥穂高が聳えている。松本平の広がりの先には諏訪湖があり、甲斐駒の左手に富士山。
八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、それぞれの連峰全てが連なりがはっきりと見えて。
御岳、乗鞍は白くてどっしりと大きい。
山頂直下に突き出た岩場。天狗のテラス、ああいいなあー。
天狗岩という場所は全国に幾つあるのだろう。この日は、2度目となる金松寺山(1625m)にも登った。
登山道に芽吹き始めたカラマツ林。その中に1本、シダレカラマツがある。

5月16日
水野さんとの「槍ヶ岳」行きの件で少し心配なことが。
私が2泊しか出来ないので、時間的に無理があるかと。
1日目槍沢ロッジ
2日目南岳小屋 コースタイム槍を往復して9時間
3日目北穂〜上高地 コースタイム9時間半
荷物極力軽くして、なるべく早立ちすること。
3日目は、遅くなってもいいと水野さんは言っているので、上高地に何とかたどり着きたいと思っています。
問題はキレットでの所要時間。スムーズに通過できれば、北穂からは下りばかりですから。
 
水野さんがコースタイムの長いこと心配していたので、
奥穂〜前穂の計画に変えましょう、と提案しました。
横尾山荘、穂高岳山荘泊の無理のない日程で。
ところが、水野さん以前歩いた同じコースとのことで乗り気でなく、
早出をすれば何とか行けるかと気持ちが動いています。
 
長沢さんなら、西穂〜奥穂なども平気でしょう。
私の気持ちは、槍に登らなくても、大キレットを通過できれば、
「還暦記念登山」の意味は大いにあると思えるのです。これからの人生の大きな励みになると。
 
今日は、邦夫の命日。あれから40年ですね。
天国から見ていてくれるようで、幸せな今をつくづく感じています。

雨飾山(1963m)
5/22、車2台。6人(女2、男4)パーティにて。
予想以上の残雪に驚きと恐怖感を抱きつつも、一人ではない心強さで無事に歩けた。
芽吹き始めの木々の美しさを堪能。
こんなにも美しい景色が見れるのは今だからこそだろう。
これは絶対に紅葉より優る。荒菅沢の迫力は凄い。
フトンビシと呼ばれるスラブ状の岩峰が雪の斜面から屹立して。
険しいけれど素晴らしい魅力の山だ。日本海も見渡せる展望。周囲の山々も360度、山名を確認するのも忙しい。
リーダーは、下りの難所で1回だけザイルを使用してくれた。
温泉入浴後帰宅したのが6時。あの激しい山歩きをしてきたのが夢のよう。幸せな一日だった。
曇り空が幸いして雪焼けなしもありがたい。

5月30日
雨飾では、ご心配をおかけしました。
雪の雨飾の状態を知っているからこそだったのですね。
確かに笹平に至る直下に長い急斜面があって。登りは夢中で通過したけど、帰路が心配でした。
確かに心配される要素はたくさんありました。
正直、登りはじめてからずっと私もヒヤヒヤだったのです。
リーダーの山本さんは、自分のことをただのお人好しと称していました。
ご自身は登山経験深くて体力もある方でした。
6名中、私を含めて3名とは初対面。登山経験も問わずで参加させていました。
結局はみんなちゃんと歩けたからよかったものの、といったところです。

白馬大雪渓トレッキング
5/28、曇り時々晴。 
白馬連峰開山祭「第39回貞逸祭」記念トレッキングに参加。
猿倉にて、盛大な神事、華やかなテープカットの行事あり。
白馬マイスター16名に引率されて登った。白馬尻の小屋はまだ深い雪の下。
大雪渓を登るのはほんの下部のみ。
雄大な大雪渓、小雪渓を3時間半ほど登れば稜線に至るのだが、イベント参加なので、今日は眺めるのみ。
受付では、バッチやリボンを貰い、猿倉ではトン汁サービス。
下山したら、ジュースとお菓子を貰って。マラソン大会参加していた頃を思い出した。

徳本峠(2130m)
5/29、曇り時々晴。 徳本峠越えにてまずは上高地入りしたいとの思いを断念。
夫は初めての上高地。付き合ってあげねばと。それが家庭平和につながる道だ。
新緑の上高地、その感動を二人で味わうのは実際うれしいことだった。
我が家から沢渡まで50分程で、すぐにバスに乗換え早々と到着した。
河童橋から明神橋まで一緒に散策。
ここから、4時間半後にバスセンターで待ち合わせを決めて別行動。
夫は、好きな場所に三脚立てて、気ままに写真撮影。
明神から峠へは3.8`、2時間の道のり。
残雪あり。女子大生パーティの一人が下山中に滑落。
急を受けた小屋番さんが、怪我人をおぶって下り始めた所に遭遇。
現場はさほど難所には見えなかったが、油断は大敵。慎重に歩いた。
徳本峠小屋は、写真で見たとおりの昔の佇まい。
ほっとする峠だ。
島々から長い16`の道のりを登ってきたならば、穂高連峰を眺める感動もひとしおのことだろう。
昨日に引き続き、何か物足りない気分。
大雪渓初体験と憧れの峠に立った喜びと、それなりに実りがあったと思いつつも。
山頂を踏まない登山では満足できないらしい。

有明山(2268.9m)
6/5曇り。同じ日に同じ山(その2)
シャクナゲたちに会いたくてまた登った。
バスの時刻が変って山にいられる時間が長くなったのがうれしい。
あせって下ってこなくていい。なんと言っても2度目の道は気が楽だ。
しかしこんなにも急登の連続だったか。昨年のハイピッチが信じられない。
今日はシャクナゲが余りにもきれいなので何度も足をとめて、ゆっくり登って、北峰まで3時間。
木の根、倒木、ロープ、岩などにすがって這いつくばるように登ったり、これでもかこれでもかと続く急坂。
気を抜けない難所が何箇所も。
山頂部で1時間ほどゆっくりしてから同じ道を下山。
三段の滝、タル沢の滝を見て中房温泉まで歩いてバスに乗った。新緑とシャクナゲがとにかくきれいで満足。
履き下しのトレッキングシューズの履き心地もまずまず良し。

天狗岩(1963.9m)と金松寺山(1625m)
6/13晴れ。独り占めの展望テラスにまた座りたくて登った。
ツツジたちにも会いたかった。
アカヤシオってこんなにきれいだったの?
なんて鮮やかな赤だろう。咲き始めたばかりのレンゲツツジが続く急な登山道。
ワラビがあそこにもここにも。
ビニール袋はやがて一杯になって心ウキウキ。
前回同様の大展望のお出迎えあり。新緑は濃さを増してツツジが映える。
そこでお弁当を食べたくて家から4時間半もかけてやってきたというのに。
天狗のテラスは日当たりよすぎて長居が出来ず。ハエたちの襲来もあり早々に退散。

美ヶ原高原
6/18、晴れ。子育て真っ最中の娘も、山の空気を吸いたがっている。
幼い朱里と早織を連れてドライブへ。
山の斜面を赤く埋め尽くすレンゲツツジの満開を見せてあげたかったのだが、まだ1週間ほど早かったようだ。
北海道の姪が送ってくれた背負子を初めて使用したママは、なかなかよい格好だが足の運びはおぼつかない。
王ヶ頭の直下をほんのちょっぴりだけ歩く。
小さな黄色の花や白い花が、たくさん咲いているし、蕾が出始めているツバメオモトが群落している、小さな頂きでランチタイム。
幼子の「おいちいね」の言葉がうれしい。
今日は、朱里の小さな手を引いて、思い出の丘(1934m)へ登れただけで、満足としよう。

志賀高原
6/23、曇り。村の教育委員会主催「ふるさと講座」のバス旅行。
まずは、群馬との県境の渋峠(2152m)へ。戻って、ズミが見事な木戸池から歩く。
新緑真っ盛り。
ダケカンバを中心とした広葉樹とコメツガなどの針葉樹に囲まれた美しい大小様々な池を巡る、自然観察と植物観賞。
知識豊かな講師の説明を聞きながら、歩みはゆっくり、のんびりと。
田ノ原湿原では、ワタスゲが可愛い。それ以上に可憐で美しい群落はヒメシャクナゲ。
ひんやりした森の中、岩の重なりの中を覗くとヒカリゴケが。
輝くビロードのようだ。ここにもあそこにもと歓声。
北信地方で今が旬のネマガリダケをお土産に買って帰路につく。
見所多し信州。

昨日は美ヶ原、今日は上高地。
6/25晴れ。孫達と一緒の2度目の美ヶ原は、山本小屋から。
ママの背負子姿は、少し様になったようで、美しの塔から塩クレ場まで歩く。
牛たちの歓迎に、朱里もゴキゲン。
私は、牛伏山を往復。広い台地を見渡していい気持ち。

6/26   晴れ。
夫と行く上高地の2回目。
朝もやが立ちこめた大正池で、三脚を立てる夫と別れ、私は西穂山荘への道を辿る。
今日は7時間後にバスセンタ−で合流する予定にした。
田代池から見上げた霞沢岳を、西穂高の稜線から対峙してきた。
残雪踏んだり高山植物との出会いもたくさんあり。
予想以上に速く登れて西穂山荘前を通過、登れるところまでと思っていたら、独標(2640m)に立つ事ができた。
日帰りにしては上出来。

Re: 昨日は美ヶ原、今日は上高地。
独標の標高が間違っていました。
私が独標で写してきた写真に、2701mとあります。
新しい地図を買いました。やはり2701mになっていました。

飯盛山(1658m)
7/2、曇のち晴。
足元の花たちを見るだけでもいいからと向ったのだが、小淵沢から早くも顔を見せてくれた、富士山や甲斐駒。
清里から1時間ほどでもう中腹、展望が広がって心躍る。
裾野を広げた八ヶ岳は目の前。
わずかな急登で三角のてっぺんに立つ。
豊富な高山植物、雄大な360度の景観を心ゆくまで眺められる山だけれど、JRの本数少なくてあまり気楽にはやって来れない。
ニッコウキスゲの群落に満足して、平沢峠(獅子岩)へ下った。
野辺山高原の風は爽やかだ。
広がるレタス畑。しかし出荷調整のため廃棄されるレタスの山に心痛む。
野辺山駅まで3キロほどの道のりを行きながら、
「八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソン」の‘96年9月を思い出さずにはいられなかった。
苦しみを乗り越えてこそ得られる大きな喜び。女子では77人が完走して、私は27位の成績。
その年は、念願の百名山を達成した記念すべき年でもある。
今の私はといえば、3時間しか歩いていないのに、もう疲れているのだった。

霧ケ峰
7/8晴れ。牧歌的な緑のたおやかな起伏が美しい霧ケ峰。
広々とした斜面にニッコウキスゲの花が今がまさに見ごろ。
2〜3年に1度しか咲かないというコバイケイソウも負けずに咲いている。
緑と白と黄色が夢のように続いて、爽やかな風が吹き抜けている。
宿泊したのは何年前だろう。コロボックルのテラスで、美味しい牛乳を、今日は娘と孫と飲み車山を眺める。
手塚宗求さんのお元気そうな姿もあり、昔を思い出さずにはいられない。
霧ケ峰を歩き回り、車山クロスカントリーを走り、白樺湖へ歩いたことの日を。
ニッコウキスゲに囲まれた道を行けば、ママに背負われた8ヶ月の早織の目は生き生きとして。
口々に「可愛い−。」と、声をかけられる。
「ニッコウキスゲも素晴らしいけど、貴方の笑顔はもっと素敵ね」と。

7月9日
今朝の新聞に、串田さんの死が報じられていいました。
松本に在住の息子さんや、手塚宗求氏の談話も載っていました。
コロボックルで、手塚さんの姿をお見かけしたばかりでしたので、
あの時は串田さんの死を知っておられたのだろうか?などと思いました。

明日(10)の、「戸隠、高妻」は参加を見合わせました。
雨の予報ですし、あまり長時間コースは避けたいです。
戸隠へはまたの機会にゆっくり訪れたいです。

「餓鬼岳(2647.2m)、有明山(2268m)」
7/16〜18、花のOL時代からの友人である水野さんと、記念に残るような山旅をしたいと計画した。
1日目曇り、白沢谷の登りは、ハシゴの連続。急登。
これこそ玄人好みの登山道か。
7時間を要して餓鬼岳小屋着。
カメラと水筒など持ってコマクサ咲く山頂へ。
更に唐沢岳へ近づきたくて進む。西餓鬼岳の近くのピークまで。ここも可愛いコマクサが斜面を埋めていた。
翌朝は晴れ、再び餓鬼岳の山頂からの360度の展望を楽しんでから、東沢岳へ向う。
聳える剣ズリ、迂回路のはずなのに難所の連続。
吹き上げてくる風が恐怖感をあおる。
三点ジッヘルは常に頭にある。
用心深く進むのみ。東沢岳(2497m)が見えてからも岩場が続いて緊張の連続。
東沢乗越でほっと一息つき昼食。
ここからの激しい下りは覚悟でも、3時間の我慢と思っていたら、沢に降り立ってから次から次と迷う箇所あり。
有明荘にたどり着くのに、餓鬼岳から10時間以上も経過した長い道のりだった。
3日目は快晴、霊峰有明山へ私が案内する形でうれしかった。
お互い孫のある身だけれど、まだまだ歩けるという実感を得られた3日間だった。

白馬鑓温泉
7/23〜24、曇り後晴れ。
 未明に家を出て、白馬駅から一番のバスで猿倉へやって来たが、予想外の雨。
出鼻をくじかれコーヒーなど飲んでグズグズ。ガスに覆われた白馬岳を目指す意欲を失う。
その後、大いに後悔したのは、徐々に天気回復した道を登って、鑓温泉へ早い時間に到着してしまったからだ。
荷物を小屋に置いて、カメラだけ持って登る。
広島の友人高木さん達4人を迎えに行こうと。大出原のお花畑まで登って大満足。
ハクサンコザクラ、キンポウゲ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラなどの花たちの群落。
雪渓の消えたばかりの斜面にびっしと白いのはチングルマに違いない。
けなげな美しい花たちを眺めていれば何もかも忘れていられる。
友人達と合流して再会を喜び、鑓温泉小屋での露天風呂とゆっくりした時の流れに身を任せる幸せな夜。
翌朝、日の出時の美しい景観にも言うことなし。
雪渓を何度も横切りながらの下山は、友たちの足取りを気にしながらも高山植物とあたりの景観を楽しむ4時間の道のり。
1人で昨日登った同じ厳しい4時間とはずいぶんと違った感慨を持ちながら下ったのだった。

鉢伏山(1928.5m)、高ボッチ山(1664.9m)
7/31、晴れ。
爽やかな風に吹かれながら、花たちに会いに、大展望を見に、何度でも訪れたい山。
朝の空を見上げてからしたくして出かけても登れる手軽さがいい。
高ボッチは、ペット禁止なので私一人で登ったが、鉢伏山は大丈夫。
今日もトビ君(わんちゃん)の出迎えあり。夫は、新しいトレッキングシューズの履き心地を試すために歩く。
ハクサンフウロとナデシコが多い。
緑の草原に花たちが彩りを添え山頂まで途切れることなく風にゆれていた。

焼岳(2444.3m)
8/7、晴れ。新中の湯ルートを登る。
中腹から、南峰、北峰の荒々しい山頂部が見えてきた。
盛んに噴煙が吹き上がっている。そう焼岳は活火山なのだ。
南面は、美しいビロードのような緑が青空の下にあり、チロルの景色を彷彿とさせる。明神岳から前穂も見えてきた。
お花畑を1時間も登れば、美しい火口湖を見下ろす火口壁に出る。
ここまで来れば山頂はすぐそこだ。
11年前に登った北面のガレた急斜面とは違い登り易い道だった。
ご馳走して下さる参加者がいて、午前中の宴会となった大展望の山頂。
1時間40分余りを過ごしてまだ10時40分。
晴れてはいるが雷雨の予報が出ていた。
駐車場へ戻った頃から雨が強くなり、坂巻温泉でゆっくり手足を伸ばす頃、外はひどい雷雨となった。
今朝は4時起きだったが、午後4時には我が家でくつろげた。
日帰り登山はいいなあとつくづく思う。
(「山の歌とヨーデルの会」山行。参加者8名。)

常念岳(2857m)
8/21曇り。常念には何回でも登りたい。
三股から前常念岳(2661.8m)を経由して登る。
我が家あたりからだと、前常念と常念は重なっていて、屹立した三角錐だが、
穂高町の方からは、そこが馬の背のようになりどっしりとした姿に変化する。
その長い稜線上を歩く日を心待ちしていた私だった。
厳しい巨岩帯歩きも覚悟していた。
常念山頂に至るには、一ノ沢、三股からそれぞれ標高差1600m、往復10時間以上を要する道のりだ。
この先の短い人生で、何回その道を辿れるだろうか。
果たして、激しい登降を無事終え、帰宅は夕方5時。
予想外に早く帰れたが、筋肉痛と共に疲労感大きく、夕食後すぐ休む。
翌朝にはやや回復。
「まだ、行けるかな?」と、早くも次の山行に夢をつなぐのだった。
(「山の歌とヨーデルの会」参加者9名にて)

8月29日
東北には魅力的な山が多いのですね。
真昼岳、田代岳、七時雨山、それぞれ草原的なやさしそうな顔をした山なのですね。
田代岳の湿原の写真を見て、苗場山を思い出しました。

いつも誤字の訂正などすみません。
以前、送ってくれた訂正の仕方をやってみたのですが、ダメでした。
このところ、というより以前から、私の頭は働いていないようなのです。
新しいことへのチャレンジもダメのようで、
以前から検討していた「デジカメ」も見送り。
夫からのお下がりの重いカメラを下取してもらい、安い「コンパクトカメラ」を購入した次第。
従来のように、重いアルバム整理が性に合っているとの結論で。
要するに、新しい事を吸収して取り組む意欲が湧かない困った状態なのです。
5月から始めた「点訳」の勉強も、7月から講習を受けた「音訳」も、足踏み状態。

60歳まで生きてくることができた感謝の気持ちを伝えるべく、
26日に海老名のお墓(生みの母の実家)と東京のお墓をお参りしてきました。
これからは、感謝、感謝で生きたいと・・・。

9/3〜4は、シチズンランナーズの恒例の飲み会「山中湖合宿」(シチズン友の家)
へ参加。富士山見ながらウォーキングに徹してきます。

山中湖
9/3〜4晴れ。
普通列車を乗り継ぎ、大月から富士急に乗れば、高川山が懐かしい。
三つ峠が思ったより近い。
久しぶりに月江寺で下車。真っ直ぐに進めば、富士吉田市役所。
富士登山マラソンの時の熱い胸のときめきがよみがえる。すくっと立つ富士。
名物「うどん」を賞味。
山越えして忍野へ出て山中湖を目指すつもりだ。
まずは高座神社へ登り、鳥居地峠に下り立った。
湖畔で一休みして「友の家」へ、5時間のウォーキングだった。
18名の大宴会。元気な顔ぶれがうれしくて、かなり飲みすぎたようだ。
朝、雲一つ邪魔していない富士の姿だ。
湖畔を少し歩くと少し気分が良くなってきた。
無心で泳ぐ白鳥たちよ。この風景を心に刻んでもう見納めでいいとさえ思う。
帰路は、思い出一杯の河口湖経由でドライブ。
マラソンと山と思い出は尽きない。温かい友情が心にしみて。
ありがとう。ありがとう。

9月7日
「和名倉山」のビデオを見ました。
いやぁすごいですねー。変化に富んだ山道。沢登り。
静かな山頂、何もない秋の静けさが漂う。長沢さんが気に入りそうな所。
星野さんも登場したのがいいですね。
秋の日は短くて暗くなってから車にたどり着いたのですね。
撮影はさぞ大変だったことでしょう。よくまとめてあって感心しました。
音楽と字幕が効果的です。
ありがとうございました。

台風14号が去り、静かな星の夜となっています。
10〜11、今のところ「曇り」の予報です。
何事もなく、元気に皆さんにお会いしたいです。
どうかよろしくお願いいたします。

霞沢岳    9/10〜11
伝言メモに勇気付けられて・・・。
タクシ−を降りて、島々谷林道を1人で歩き始めて間もなく大きな吊橋が見えてきた。
橋の上に、まるで私を出迎えてくれているようなサル達。
カメラを向けたあと「おはよー」といい通り過ぎると、さあっと6匹の姿は消えて行った。
初めての道だが仲間達が先行していると思うと心強い。
ダム湖のゲートで、7:00とのメモを発見。
ここで1時間15分の遅れであることを知る。
二俣で、楽しい伝言つき7:55のメモ。その差を15分縮めたのが分かる。
島々谷は数々の歴史が偲ばれる。
昔道を静かに辿りながら、厳しい登りを覚悟していたが、谷は狭くならず、慎重に桟道を行くばかり。
高度は一向に上がらない。
4時間ジャストで岩魚留小屋着。頼りがいのある面々6人とうれしい合流。
そこから徳本峠までの3時間は難なく過ぎた。
徳本峠小屋では、上高地組6人がジャンクションピークから戻って、総勢13名が顔を合わせた。
翌日は、霞沢岳登頂組、途中組、上高地散策組に別れて行動。
11名は上高地から16時発新宿行バスにて帰路に就いた。
私と水野さんは松本行きのバスに乗る。
島々宿のバス停過ぎで目を凝らし思わず声をあげてしまった。
「あの伝言メモ、私が回収しない限りいったいいつまであそこでヒラヒラしているだろう」

(最初の伝言はタクシーで通り過ぎた徳本入口に貼りました。)

 岩魚留で傾いた橋を渡る  夜明け前、雨支度で出発  ガスに巻かれた霞沢岳頂上


9月15日

霞沢岳の疲れは取れたでしょうか?
肩の痛み、腰、膝は?
私の場合、この夏いつも回復までに4〜5日を要しました。
痛み止めはいつまで効果があるか心配です。
「光岳」へは、沢登りですか?
どうか無理をせずに、歩いてきてください。
ずっとあたためてきたコースなのでしょうね。

串田孫一さんの本。
近くの堀金村図書館で借りてきました。
「山のパンセV」を、今読んでいます。
そこには10数冊の先生の著書があります。
全ての本の表紙をめくると臼井吉見様と自筆のサイン入りです。
それらの本は、臼井吉見氏寄贈となっています。
図書館のとなりには「臼井吉見文学館」があります。
「安曇野」全5巻を世に出した人です。昨年ざっとは読みましたが、またじっくり読みたい本です。

今日は秋の訪れを感じさせる青空が広がっています。
田んぼでは稲刈りも所々進んで、そばの白い花も茶色っぽくなってきました。

13時間を超えた日帰り縦走
9/25、晴れ時々曇り。ヨーデルのリーダーと「前穂高岳」往復のはずだった。
30代男性2名と私はこの会のリーピーター同士。
この日、上高地入り5時半。7時半過ぎには岳沢ヒュッテのテラスにいた。
霞沢岳があの複雑な山頂部をクッキリと見せていた。
乗鞍岳も見事に見渡せる。ここに来るまでにリーダーの提案あり。
私は驚き「だめです」と。再三の大丈夫だからの言葉に「お任せします」に変ってしまった。
二人はリーダーに従うらしく黙っている。一人はジャンダルムの名前すら知らないのだった。
西穂の稜線がそそり立っている。
天狗のコルから奥穂へ行くと言うだ。私は心の準備を早急に固めねばならなかった。
ヒュッテから2時間後、首をそって何度も見上げた天狗のコルに着く。
もはやこの急斜面は私の力では戻れない。
天狗ノ頭の垂直な登山道を背にして奥穂を目指して縦走の開始だ。
こんな難所に連れて来てリーダーはスイスイ先に行ってしまう。
当たり前だが自分の力だけで歩くしかないのを思い知る。
いよいよ大きなジャンダルムが目前に。鎖にすがってまずは取り付く。
3163mの平べったい頂き。北はストンと見事に切れ落ちている。
東へ向うにはザイルが必要。登ったルートを戻って巻き道へ。
ロバの耳を大きく回り込み改めて見上げたジャンダルム。
聳える岩峰の高さに息を呑む。
次なる難所は馬ノ背。今までの馬ノ背のイメージとまるで違うナイフリッジ。
登りだったから歩けた。天狗のコルから2時間45分。
40年振りの奥穂高岳(3190m)山頂。巨大なケルンの上に祠。
巨大な台座の展望指示盤が立派過ぎる。
弾んだ息を整えながらいつまでもジャンダルム方面から目を離すことができなかった。
奥穂での30分は瞬く間に過ぎた。
ここから前穂高への道も険しかった。
山頂へは紀美子平から往復するのだが、私達は西側から頂上を踏む道を登った。
昔の登山道のはずだが踏み跡は怪しくなり、崖を攀じ登って上を目指すしかなかった。
山頂付近から見下した涸沢カールのなんという美しさよ。
昔と変らぬ広い前穂高岳(3090.2m)山頂。すでに3時。長居はできない。
この魅力的な頂にはまたいつの日かゆっくりと。
長野県で純粋なるただ一つの3000m峰だという。
急ぎ下るには余りにも険しい重太郎新道。若かった私にこんな厳しかった記憶がない。
ただ紅葉の余りの美しさに涙し、この自然の中にいつまでも留まりたいと思ったことは忘れない。
岳沢ヒュッテからは、朝歩いた道とはいえ降り出した雨に傘をさし、やがて日没。
足元危うくて急げない。釜トンネルのゲートが7時に閉まり翌朝5時まで開かないのだという。
3人に遅れがちな私はあせりにあせった。
ヘッドランプを頼りに山道を行くのは奥多摩の全山縦走以来か。暗さが恐怖感をつのらせる。
喉はカラカラ、しかし急ぐしかない。岳沢登山口6時45分。
上高地から特別に1台のタクシーがトンネルまで載せてくれるという連絡がつき、河童橋7時。
トンネルゲートの外では予約していたタクシーが待機していて、乗り継ぐ。
沢渡7時半。波田町役場駐車場経由で8時10分に無事帰宅することができた。

9月26日
イザルガ岳は懐かしいです。何度も山頂に足を運んだので。
8月の「焼岳」登山道で、山靴の底がすっかりはがれてしまって途方にくれている方がいました。
メンバーの1人がガムテープを持っていて助けることができたのですが、
後から聞いたら、自分の靴があぶなそうなので持参していたそうです。

烏帽子岳(2628m)
10/9曇り。烏帽子と名のつく山は85座もあるらしい。
その中で最も高いのは三伏峠付近にある2726m、2番目が乗鞍岳にある2692m。
高瀬ダムから濁沢を渡りブナ立尾根から登る烏帽子岳が3番目の高さ。
縦走路から外れているので北ア屈指の秘峰だ。
今年の紅葉は大分遅れているようで、2000m付近から黄葉が目立つようになった。
登山道はグングン標高を上げていくので植生の変化が面白い。
ブナの原生林からコメツガなどの針葉樹林、ダケカンバなどの潅木帯。
ハイマツの稜線を行けばナナカマドの深紅の実。
草紅葉と白砂が岩と緑とマッチして絵にしたいような美しい景観が続く。
そそり立つ大きな烏帽子の岩壁、取り付いてルート通りに登れば、見上げたよりは容易く頂点へ。
7年前の夏一人で登って山頂標識だけカメラに収めてきたが、改めて様々な岩が重なり合った山頂を知る。
時々覗く日差しの下で1時間近くも憩う事ができた。
ブナ立尾根は北ア三大急登の一つで、他の二つは燕の合戦尾根と笠ヶ岳の笠新道とか。
昨年合戦尾根は3時間で登ったし、今日は8人で休み休みで烏帽子小屋まで3時間半だった。
決して急登好みではないけれど、笠新道もいつか登ってみたいと思う。
次回は七倉尾根との話あり。
8年前夜行できて5時間の急登がかなりきつくて鼻つき八丁だったと手帳にある。
ライチョウの親子連れと展望の素晴らしさは忘れない。
今回展望に恵まれなかっただけにまた改めて烏帽子を眺めたいと期待が膨らんでいる。
今日は、リーダーから絶対大丈夫と言われて収穫したキノコあり。
クロマメノキやシラタマノキの可愛い実の味を知る。
所要時間9時間半。葛温泉で汗を流してから帰宅6時半。
(ヨーデルの会8名にて)

初冠雪の山へ。
10/23晴れ、「七倉岳」(2509m)日帰り登山。
期待を裏切らない大展望に充分に満足できた。
早朝、大町から高瀬川沿いの林道に入ると、真っ白な爺ヶ岳と鹿島槍が目に飛び込んできた。
紅葉真っ盛りの七倉から見上げた目指す稜線は、
青空の下にあって白い衣装をまとい、樹林帯までその雪化粧は施されているのだった。
「鼻突きハ丁」とは自分が表現したのだと思っていたが・・。
なあーんだ。標識にちゃんと書かれていたのだった。
唐沢岳の立派な姿を左手に見て、雪混じりの森林帯の急登を行くと、高瀬ダムの長い水面の先に槍ヶ岳の雄姿。
リーダーが北鎌尾根独標の位置を教えてくれた。
その左には北尾根から立つ前穂高。
雪道はハイマツと岩となって、広がる展望を楽しむばかり。針ノ木、蓮華岳の立派さよ。こちらから見る烏帽子には鋭さがない。
不動岳はどっしりと。鷲羽、水晶、赤牛岳が大きい。
薬師岳のカールは特徴あり。七倉岳からの大パノラマは素晴らしかったが、体ごと吹き飛ばされそうな強風に長居はできず。
船窪小屋に下って冬期小屋を使わせてもらい1時間ほどの小宴会。
雪雲が立ちこめ小雪が降り始めた中を下山。
地図上では長い七倉尾根も往復歩行7時間程だった。
入浴を楽しみ、新そば求めてドライブして賞味し、帰宅5時。
ヨーデルの会男女各2名にて。

11月1日
このところ素晴らしい秋晴れが続いています。
常念にはまだ雪は積もっていません。
3日、夫に送り迎えを手を合わせて頼んだので「蝶ヶ岳」に登ってきます。
ヨーデルの山行で大分足に自信がついたからです。
できたら「蝶槍」まで行って来たいし、
山麓の紅葉を見るだけでも出かけていきたくてウズウズしています。
日向ぼっこしながら読書三昧。
毎日贅沢な時を過ごしております。

雪降りしきる山頂へ。
11/3、曇りのち雨。「蝶ヶ岳」(2677m)単独
三股から歩き始めた時は、蝶槍や稜線がスッキリと見えていたし、
朝日を受けた常念が前常念を従えてニッコリと見守っていてくれたのに。
2000mを超えたあたりから雪道となり凍っている所が怖かった。
下って来る人達がアイゼンを付けているのを見て急に心配が募ってきた。
登れる所までと思いながら進んでついに山頂へ。3時間40分の登りだった。
穂高連峰の出迎えがなくとも登れたことは素直にうれしかった。
ヒュッテでホットコーヒーを注文し30分ほど温まってから下山。
一歩一歩慎重に慎重に下った。
雪道が終わった所でスティックをしまい傘をさす。
降りしきる雪は雨に変っていたのだ。傘をさして歩ける程の易しい登山道なのだった。
夫に迎えを頼んだ時間までたいぶ余裕がある。
頼りない足のせいもありゆっくりゆっくりと。
深まり行く秋を感じながら登り以上の時間をかけて三股の駐車場へ戻った。
翌朝、すっかり冬の装いとなった蝶、常念、横通岳が堂々と美しく輝いているのだった。
ヨーデルの会の11月は、13日「蝶ヶ岳」23日「大滝山」だが、私は不参加を決めた。
高い山は雪が溶ける季節まで眺めるだけで我慢しようと。

11月4日
貴重な映像、達者な語り口、しゃれた音楽、みんな楽しませていただきました。
長沢さんの語り手になっている「大無間山」よかったです。
HPで見た時は、大変は登りだったのだろうくらいの印象でしたが、コース的にもよく理解でき面白かったです。
2日間晴天でキャンプも快適そうで何よりでした。
ペットボトルの回し飲み、みんな同じ飯食う仲間という意識が伺えました。
「御場山」冬の西上州の様子がうかがえて興味深かったです。
「カムエク」でもそうですけど、星野恵美子さんの声はステキです。
語り口も玄人ぽっくって上手ですね。
二人の息子さんはよく頑張りました。厳しい沢登りとカールからの登りと変化ある稜線。
いきなりの渡渉の連続。しかし魅力的な山ですね。
幌尻を懐かしく思い出しました。

今日はよく晴れて、前面に紅葉の山があって、雪のついた山並がきれいです。
昨日はちょっと残念な天気でした。

初めての体験
3年前の「洞爺湖マラソン」を最後に走れなくなった私。
それまでの17年間に226回のマラソン大会に出場したが、走らせてもらう側ばかりだった。
11/6「第19回三郷アップルマラソンin安曇野」に「給水係」として臨んだ。
60歳にして初めての体験だった。
安部友恵さんをゲストランナーに迎え、ハーフ、10K、5Kの種目があり、
県内外から集まった1200名余りのランナーが、たわわに実ったリンゴ園の周辺道路を元気に駆け抜けたのだった。
大会側から、ウインドヤッケは貸与だったが、
大会キャップ、プログラム、スポーツタオル、カッパ、お弁当、お茶などいただけてよい記念となったし、
何よりもランナーのお手伝いができたこと心からうれしかった。

11月15日
北アの山々に雪が付いて美しいです。
今年の紅葉は遅くて、我が家のモミジがやっと赤くなってきました。

13日は晴天に恵まれ、狭山の息子一家も一緒で、みんなで賑やかに、
リンゴの収穫をしました。
10月1日付けで町村合併し、三郷村は「安曇野市」となりました。

12月12日
有明山のこと。
ヨーデルの会長によると、
12/4初参加の男性と2人で実行したが、60センチくらいの積雪で急登のため、
胸まで埋まって、黒沢川からの合流点(1904m)で12時となり引き返したとのこと。
「コバンザメ・・・」の中にある安藤さんが登ったルートで、
私もこの道から来年登りたいと思い、先日夫とドライブでその登山口を確認してきたのです。
今まで私が3回登った道は、中房温泉からの裏参道なのですが、表参道も登りたいと思っています。
18日の徳本峠は、もし林道に車が入らなかったら日帰りが無理だし今の所参加者はないようです。
                                                                 
 
2006年

1月9日
新年早々楽しい時間を持つ事ができまして感謝しております。
初歩きをなさった方々は遅くまで登山靴をはいたままで、本当にお疲れ様でした。
想像以上の厳しい山歩きだったとのこと、そんな昼間の苦闘を少しも苦ともせず、
明るいお顔で「新年会」を盛り上げてくださり、お元気な皆様に改めてうれしく思っております。
都立家政の、私にとっては第二の実家(未亡人の姉が一人住まい)へ。
姉が起きて待っていてくれたのはうれしかったのですが、
新青梅街道沿いのそのボロ家、爆風のような車の凄まじい騒音が朝まで続いて。
ほとんど眠らないまま5時半起床。
江古田の大きい方の姉の家へ行き、そこから片道30分歩いて哲学堂公園へ。
ラジオ体操をするのが姉たちの日課なのです。実に健康的。
伏見稲荷、三宝寺をお参り散策の後、父のお墓へ。
兄のいる江古田の実家で新年会をしてから帰りました。
今年は今までより更に良い年にしたいなと思いつつ。
北アルプスが美しいです。快晴の安曇野より。
(水野さん、「凍」を新宿で購入しました。今、読んでます。)

「凍」を読んで  1月13日
ここまで、純粋に山へ向っている人がいるなんて!!
驚きと感動を深く深く味わいました。
読み進むうちに恐くて恐くて、二人の無事が信じがたくて、
最後まで読み終わらずにはいいられず一気に読みました。
今まで読んだどんな登攀シーンよりも鮮明にそれを思い浮かべながら読めたのは、
著者が、登山道具の使い方などを説明しているし、詳しく登攀の行為を描写しているせいでしょう。
最後の方で、荷物を回収に向う夫妻、すごいです。
同行する「中年男性」は、著者なのですね。
山野井氏の登山手帳だけが資料で、ひと月間だけの徹底した聞き取りで、作品化したそうです。

全く平凡な私は、冬の「鉢伏山」へ登る意欲無く、ぬくぬくとコタツに入っている楽な方を選んでいます。
本当の山の姿を見る意義を見出せないと言うか、私には踏み込んでいくその力が無いと思い込んでいるからです。

1月19日
山へ向わず炬燵を選んだ結果、インフルエンザに罹りました。
15日、鼻水など出ておかしいので、ネギ味噌を自分用に作って飲んで寝ていた。
ニンニクたっぷりのシチューを煮込んで・・。
風邪気味だという夫のために何度も作ったことのあるネギ味噌、今まで自分は飲んだことなかった。
少なくても20年以上は風邪を引いた記憶なし。
16日、熱が出て寝ていたが辛くて医院へ。夫が高血圧の薬を貰いに行く日だっだので一緒に。
インフルエンザA型と診断された。
おそらく、風邪で医者に行ったのは初めてでインフルエンザは初体験。
様々な苦しさも過ぎてしまえば何てこと無かったように・・・。
ただ、問題になったカプセル剤「タミフル」を服用するのは少し気になりました。

「ラインホルト・メスナー自伝」を読み直すと、
登山界の超人といわれるだけあり、その内容の凄さに圧倒されます。
副題に「自由なる魂を求めて」とあり、自然と自分に向き合うためにひたすら登り続けた孤高の人。
凄すぎて想像を絶するという印象です。
登攀はかなり詳しく描写されていますが、
量的にも容易に読みすすめられません。
「凍」は、山野井さんの著書ではなくドキュメンタリーで、
ギャチュンカン登攀が主な内容だったので理解しやすくすぐに読めたといえます。

美ヶ原、茶臼山(2006.4m)
2/5晴れ、私にとっては今年初めての山にふさわしい2006mの山へ登ってきた。
「西山はえらいが、東山は大丈夫」と、ヨーデルのリーダーのお言葉。
アイゼン不要、ストックも邪魔と。
ここ安曇野で、西山は北アルプス、東山は美ヶ原方面のことだ。
三城から快適な雪の登山道、百曲りを登って広い広い白い台地に出た。
さすがに2000mの吹きさらしの風は強力だ。
茶臼山の登りは特に雪が深くて、腰まで埋まってしまったり、片足が抜けなくなったり、
雪と格闘するのも楽しかった。深くて濃い青い空、凍りついた木々の美しさ。
茶臼山の山頂は穏やかで大展望もいうことなし。
1時間以上もゆっくりして。富士山に雪が見えない。
今年は北の方ばかりに大雪の現象が起きているらしい。
雪が深いため周回コースをとらずに来た道を戻った。
スノウシューを履いた人を何人か見かけただけでとっても静かな美ヶ原、夏の賑わいとは別世界だった。
歩行時間6時間、参加者7名。

2/23
雪が多い浅間山はさぞきれいだったでしょう。
御代田から北軽井沢、長野原、中之条の道は随分と往復しているので、
軽井沢、草津と聞くと懐かしくいろいろな景色が目に浮んできます。
先月末、保福寺峠から浅間山が見えましたが、独特の縦じまが出ていました。
W・ウェストンの「絶賛の碑」のある保福寺峠は、槍、穂高の眺めが素晴らしいです。

19日はようやく上越方面が晴れたので、富山湾までドライブ。
富山から見る北アルプスの景観が楽しめました。
安曇野から見るのとは違うスケールの大きい峰峰の眺めでした。
他の山々も雪が付くと迫力があり本当にきれいで次から次と見飽きませんでした。


経ヶ岳(2296.3m)
3/5晴れ。
伊那市へ向う道から、木曽駒周辺の白い山々が見えてきても、その姿は現れない。
黒沢山(2126.8m)が立派で、目指す経ヶ岳かと間違えてしまう。
羽広観音の駐車場から歩き始め、歴史がありそうな山門をくぐって、仲仙寺をお参りしてから登山道へ入る。
すぐに雪道かと予想していたが、中アの北部とはいえ安曇野よりは南なのだなと思いながら登って行った。
やがてクマザザの斜面につけられた細い登山道が続くが、北斜面は雪が凍って残っていてなんとも恐ろしい長い通過点が何箇所も。
5合目からは雪道の連続。
7合目は四等三角点のある小ピーク。
南アルプスの大展望はここからずっと楽しめる。
8合目に至るとますます広がる展望が素晴らしい。
御岳の立派さ、木曾駒の景観、八ヶ岳、浅間などなど。ここでようやくさえぎられない経ヶ岳の大きな姿が見えたのだ。
手前にはまだ越えねばならない大きなピークが幾つも重なっているようだ。
セッピが大きく突き出た深い雪の斜面を進んだ。まさに雪山にいる自分に満足。
5時間半を要してたどり着いた山頂からは展望なし。しかしここに至るまでの眺望に大満足。
同じ道を戻るもアップダウン激しく厳しい下山だったが、羽広の「みはらしの湯」で、眺望を楽しみながらの温泉は幸せだった。
ヨーデルの会4名にて。

右ひざの注射治療のあとの様子を見るための登山にしては、
予想以上にコースタイムが長くて厳しいアップダウンの山で、
今までの山行きで味わった下山の苦しみと同じでした。
スイスイと下る男性3人には先行してもらいましたが、随分と差がついてしまいかなり待たせてしまいました。
それでも温泉にゆっくり入る時間はあってほっとしましたが。
前回、右膝表面の異常な痛みのために、2年前の左と同様、水を抜いて薬を入れる注射をしたのです。
今回は、筋肉痛はひどいものの、膝の前回のような痛みはないので、まだ注射が効いているのでしょう。
ハイキング程度の山をのんびり歩くのであれば支障ない足になってしまった事を実感しています。

3/13
「垂直の記憶」読ませていただきました。
「凍」と違って、本人が書いたものですから、本音の部分が分かるようで興味深く読みました。
人生イコール登山だといい、そしてそれを実践している。
何度も極限の困難に挑んでいく。
その行動力は真似の出来ない人生だと思いました。
妙子さんに随分助けられている、彼にはなくてなならない存在。素晴らしいです。
両方の本を読んで一層ご夫妻のファンになりました。
さっそく、この本を北海道の「姪」に送る事にします。
彼女も「凍」を読みました。
妙子さんのザイルパートナーだった、笠松さんを盲学校時代に友人を通じて知っていたそうで、
長谷川恒夫に憧れたこともあり、妙子さんとは同年代なのでいろいろ考えさせられたという事です。
北海道歌登、真冬はマイナス30度の世界。
吹雪いた時などは冬の山小屋を思うそうです。

九州の山(1)
3/23晴れ、高千穂峰(1574m)単独 
鹿児島県、宮崎県霧島の最高峰「韓国岳」に登った時から、この美しい峰に憧れていた。
天孫降臨の神話の頂きへ登ることは大いなる喜びだ。
登山口の高千穂河原から見えていたのは、秀麗なる頂きの手前にある大噴火口の縁なのだ。
その大きなお鉢を見下ろす馬の背に着くまでかなりの急斜面のガレ場続きで、下山時が思いやられた。
やがて裾野を長くひき聳える三角のてっぺんに立った。霧島の山々が目の前に周囲の大展望に言う事なし。
下山は吹き上げる風に飛ばされないように慎重に。
約束の3時間余りで戻った高千穂河原は、出発前と同様穏やかな日和で、霧島神社の桜は満開だった。

九州の山(2)
3/25晴れ、阿蘇山 中岳(1506m)夫とくるみも一緒に。熊本県
60人乗りの仙酔峡ロープウェイは、往復とも私たちだけの貸きり状態。
コンクリートの道をわずかに登れば、噴煙のぼる荒々しい火口壁を眺める事が出来る。
目の前には、ここへ来る前に訪れた西の草千里浜や烏帽子岳方面の景観。
最高峰高岳を今日は眺めるだけで満足。
聳える阿蘇五岳を中心にして、外輪山が火口原を隔てて周囲130キロもの美しい稜線を見せている、
この果てしない台地の広がりを再び目にする事が出来て幸せだった。

九州の山(3)
3/27晴れ、由布岳(1583m)単独 大分県
昨日は雨のドライブにて祖母山付近を通過。
久住高原から見上げた九重連山は、なんと雪化粧。その美しさに息を呑んだ。
快晴の今日、牧ノ戸峠と長者原を少し歩いただけで大いに想いを残しながら、湯布院に向った。
スマートな双耳峰、由布岳も私の憧れの山だった。
正面口から緩やかに登り、西峰を目指した。
ジグザグ道を山頂を見上げながら気軽に登ると、やがて東峰との分岐点。
ここから山頂に至る道が予想以上に手ごわい事を知る。
鎖場の難所続きで20分を要し、意外にも広い山頂に到着。360度の大展望に満足した。

12日間のドライブ旅行で立ち寄った所は書ききれないが、
その中でも、海から立つ美しい開聞岳を夫に見てもらえた事、桜島に渡ってその立派な姿を間近に見た事が印象に残っている。
3/30に鳥取県大山にも立ち寄ったが、雪降る銀世界であった。
その前日、山口県秋吉台の雪景色の素晴らしさ。
兵庫県浜坂という港は、加藤文太郎の故郷だ。
神戸から六甲を越え歩き通したというすごさを改めて想う。
福井県芦原では、芳田美枝子さんを想い、あたりの風景に目を凝らさずにはいられなかった。
大野城に登り、荒島岳が立派でうれしく眺めた。
石川県大聖寺町は、尊敬する深田さんの故郷。
遠く白山を眺めたという山はどのあたりだろうかとキョロキョロしたのだった。

春の山
5/4、晴れ。霧訪山(1305.4m)
昨年、大芝山から洞ヶ峰へ縦走し塩尻の下西条へ下山したが、カタクリの花を見にきっと登りたいと思った。
今年の桜は10日程も遅く、北アの残雪も多い。
安曇野の春の訪れの頃は格別にいいと思うけれど、塩尻も実にいい。
桃や梨の花が続く丘陵地が見事に美しい。
今日は、夫とくるみが一緒の車なので、登山口には45分程で到着。
昨年4月に一人で下った同じ道を登った。
カタクリの群落は予想以上で贅沢過ぎるほど。
蕾を開きかけたニリンソウ、ヤマエンゴサクも加わって林の中に広がる夢見るジュウタン。
槍・穂連峰を間近に仰ぎながら2時間余りで山頂。
そこは日本の中心、分水嶺だ。ぐるりと360度の大展望。
白い北アは白馬まで。いつまでも見飽きなかった。

5/5 晴れ。光城山(912m)
とうとう山頂部までピンクが濃くなって幾日か過ぎ、もう家族と一緒に行ける日を待ってはいられない。
夏のような暑さの中を自転車飛ばして1時間、登り竜の足元へ。
葉桜から桜吹雪の登山道。広い山頂部はまだまだしっかり咲いている。
白い常念と見事な桜。ああやっぱり登ってよかった。
北周りコースを下山して、ヤマブキとのハーモニー、濃いピンクが一段と鮮やかな花桃も堪能。

5/6
芽吹きの滝川谷、さぞきれいだったことでしょう。
釣橋小屋から将監小屋まではすごい距離そして相当なアルバイトでしょう。
登山道ないところを登るなんて・・・。
とにかく無理をしないでよかったです。
どうもお疲れ様でした。
こちらもようやく芽吹きの季節を迎えています。
ハナミズキがきれい。
田植えが始まっていますが、北アルプスの残雪は多いです。

新緑のプロムナード
旧道を行くと、新緑の爽やかな風が全身を包む。
芽吹き始めの木々の美しさは格別だ。生き生きとした生命力を感じる。
今まさに重い雪を撥ね退けたばかりの姿も目につく。なんて強いんだろう。イワウチワ、ショウジョウバカマが斜面を飾る。
マチガ沢も、一ノ倉沢も豊かな雪渓に覆われて、屹立する岩壁はなお一層の厳しさを秘めているようだった。
何度訪れようとも変ることなく私の前に立ちふさがっている。
今日5/16は、弟の命日。
ささやかにお線香とお花を供えて、見慣れた風景に目をやるばかり。
雪渓歩きの練習をしているらしい中高年グループの姿あり。
土合駅の長い階段を登って、旧道の雪崩れた箇所も乗り越えて、
元気に歩いてきた遠足の小学生たちが、ランチシートで雪すべりに歓声を上げている。
初めてここに来たくるみは、何かに向ってさかんに吼えていた。
夫も新緑と残雪、コントラストの美しさに心打たれたようだった。

大姥山(1006m)
5/22、晴れ。 大町市八坂地区にある、金太郎伝説の山。
標高は低いが、北アルプスの展望よし。
 くるみ連れなので、岩場のあるという「金時の小径」の登山道を避け、「大姥の散歩道」を行くことにした。
「山姥の滝」を見てから、山頂まで4kの標識を確認して登山開始。
展望と、新緑と、ツツジを楽しむだけでも充分なのに。
この時期はどうしても目がキョロキョロしてしまう。コシアブラ、タラの芽、山ウドも。ワラビはもちろん大収穫。
唐花見湿原では、咲き始めたばかりのズミの花たちの可憐さよ。
大峰高原へ登ればツツジの群落と白樺などの新緑の清々しさ。アフター登山のドライブもステキだ。
帰宅してさっそく、天ぷら、酢味噌あえなどに。
今夜もお酒が美味しい。

茂来山(1717.8m)
5/31、晴れ。八ヶ岳を見に行くドライブにて登る。
ヒトリシズカの咲く登山道を登った。360度の展望良し。残雪を抱く八ヶ岳は目の前に。
山ウドの収穫多し。
今朝は、扉峠を越え、帰路は、麦草峠(2127m)を越えてのロングドライブ。
野辺山、清里にも夫が久しぶりなので足を伸ばして、八ヶ岳の裾野を楽しむ。
平沢峠の獅子岩は手ごろな展望台。
清里の素敵な森のレストランで、ステーキランチ。
美し森(1512.4m)の展望台へ登れば、あまりの清々しさに心和む。
荒々しい赤岳、あそこの厳しい尾根に取り付いた記憶はまだ新しい。
まだまだズミの花も開かず新緑が始まったばかりの高原の爽やかを満喫できた。

                                                              


「エべレストを見るヒマラヤトレッキング」 2006年10月26日〜11月5日

   1日目(10/26)快晴   中部国際空港→タイ・バンコク 

午前2:55自宅に来たジャンボタクシーに乗り込む。中央道駒ケ岳サービスエリアで、3台が集結。
リーダー以下参加者20名の簡単な自己紹介を行ったのち中部国際空港セントレアへ向った。

朝食後、エアーデッキに出て飛行機の離着陸を眺めながら、これからの旅の期待に胸が躍った。
気温31度のタイ・バンコク郊外の新国際空港スワンナブームへ到着したのはおよそ6時間後。
時差は約2時間。空港近くのホテルに落ち着いた後、大型バスにてバンコク市内へ。

高いビルが目立つが、トタン屋根が密集したいかにも貧しそうな家々が多い。
街には、さまざまな食べ物の屋台が並んでいる。道路は車やバイクの洪水。
夕食後、ライトアップされたエメラルド宮殿や寺院を巡る。きらびやかな建物が見事だった。
色彩豊かな中華街へやってくると、精進祭りとかですごい賑わい。
おびただしい屋台、あふれる食物、人出がすごい。
年にこの7日間しか見られない光景だそうだ。

   2日目(10/27)快晴  バンコク→カトマンズ 

タイを出国してネパールへ入国。約3時間半のフライトにて到着。
時差は1時間15分。出迎えのバスに乗り、王宮通りにあるホテル・アンナプルナへ向う。
気温30度、朝は12度くらいとか。道路にあふれるように車が行き交う。
ポンコツ車ばかりのように見える。バイクも多い。
立ち並ぶレンガの家々は改装中や崩れ落ちそうなのが多い。
クラクションがけたたましいためか騒々しくて、ゴミも多くて埃っぽい街という印象だ。

 今回の信毎観光ツアーリーダーは、横地康生(69歳)。
ヒマラヤに通って36年、世界の山岳地帯にも足跡を広げ、日本では登山史に残る初登攀の記録を持つ登山家だ。
参加者には彼を信頼してのリピーターが多かった。

 シェルパのリーダー(サーダ−)のダヌーさんを紹介された。
シェルパとしてのヒマラヤ登山経験は素晴らしく豊富で日本語堪能。
終始優しい方だった。彼の長男(大学生)は、今年父親と一緒に上高地の西糸屋で3ヶ月間働き、10/10に帰国したばかり。
やはり日本語が上手でトレッキング中の頼もしい存在だった。

 明日から始まるトレッキングの準備。
持っていく荷物は一人10キロと制限される。身の回りの品は自分のザックへ。
その他はダッフルバックに詰める。残すものは、スーツケースに入れて鍵を掛け、ホテルに預けた。
6日後にこのホテルに帰ってきて2泊する予定だ。

   3日目(10/28)快晴   カトマンズ→ルクラ(2840m)→シャンボチェ(3720m)→ナムチェバザール(3440m) 

シャンボチェにて、ヘリコプターを降りた所。
背景はコンデリ(6187m)山群。

 カトマンズ空港でルクラ行きの小型機(16名乗り)を待つ間に美しい日の出。
 周囲に白い峰峰がくっきりと浮かび上がった。

 小さい飛行機に乗り込むと操縦席が目の前。
 ルクラへは30分の飛行。
 右手の窓から白き神々の豪華な眺めが続いた。

 ルクラからシャンボチェへは、初体験のヘリコプターだ。
 4人乗りで約15分の飛行。
 迫る谷間を飛びグングン高度を上げて白い峰峰に近づいて行った。
 シャンボチェ飛行場に下り立つと広がる風景、まさにヒマラヤを実感。
 ヤクの群れが荷物を背負って通り過ぎる。

 聳えるコンデリ山群を見ながらナムチェへ下るトレッキングは、実に気持ちいい。
 日本のとは少し違うリンドウがたくさん咲いている。
 とてもいい色。
 ナムチェのロッジは快適だった。
 ベッドの上にシュラフと毛布。
 シュラフはシェルパが運んでくれるのだが、6日目と7日目にも使用する。
 名札をつけて同じ物を使わせてくれるのは、嬉しい配慮だった。
2泊するホテル・エベレストビューでの食事以外は、
シェルパ達が私達の食事を作るのだが、全ての炊事用品、食器類も運ぶのだった。

 この日は、シェルパ達が私達への歓迎を込めた料理でもてなしてくれた。
日本人に合った料理の数々、
スープやお米がおいしくてうれしい。
締めくくりは焼き上げた特大アップルパイ。
若いキッチンボーイの作品に驚く。とてもおいしかった。

 昼間、土曜日ごとに開かれているというバザール(市場)を見物した。
広場では、チベット人たちが沢山のスニーカーや衣類など中国製品を山のように並べていた。

   4日目(10/29)快晴  ナムチェバザール(3440m)→キンズマ(3510m)→ホテル・エべレストビュー(3884m) 

ナムチェからキンズマへ向う。
左奥にエベレスト(8848m)、
中央はローチェ(8516m)、
右はアマダブラム(6812m)

 ロッジ前では、朝日のあたるコンデリ山群をみな三脚を立てての撮影会。
 モーニングティーと洗面器のお湯がうれしい。

 展望の良い巻き道をゆっくり歩く。正面にエベレストとアマダブラム。
 雪のヒマラヤ襞の美しいタムセルクが聳えている。
 ビスターリ、ビスターリ(ゆっくり、ゆっくり)と歩いて徐々に高度を上げて行った。
 途中、シャクナゲの大きな木が多かった。

 ホテル・エベレストビューは、長野県青木村出身の宮原たかし(S8生まれ)が経営している。
 宮原さんは長年ネパールで活躍し、2003年には国王から勲章を授与されている。

 3884mの丘の上に建つ立派なホテルからの景観は素晴らしい。
 夕日の赤く染まるエベレストは感動的。
 星は大きく手が届くかのごとく輝いて、まるで宝石のよう。
 遠く部落の明かりが夢のように浮び、エベレスト山群が黒々と聳えていた。
 食堂の壁の片側は、自然の巨大な岩壁をそのまま取り入れているのがすごい。
 赤く燃える薪の暖炉を囲めばなんと暖かいことか。






   
5日目(10/30)快晴  ホテル・エベレストビュー→クムジュン(3780m)→ホテル・エベレストビュー 

朝、ホテル・エベレストビューの屋上テラスにて。
左がエベレスト、中央アマダブラム、右端カンテガ(馬の鞍)

 エベレストの荘厳な朝焼けも、
 カーテンを開ければ部屋のベッドの中からでも見ることが出来る、何という贅沢か。
 屋上テラスからは、360度の朝の景観を眺める。

 シェルパ族の聖なる山、クンビラ(5761m)のふもとのクムジュン部落へ。
 民家の中を見せてもらったり、チベット仏教ラマ寺院コンパを見学。
 仏塔チョルテン、お経を彫刻したマニ石群などが多い。
 村のハイスクール内を見学した後、シャクナゲやツツジの多い潅木帯をゆっくりゆっくり登って行った。
 植物が多いので富士山より高い所とは信じられない気がした。











クムジュン部落にて。
タムセルク(6623m)、左はカンテガ(6685m)

 5時間程のトレッキングでホテルに戻った。
今夜のディナーは、本格的な和食とステーキ。
高い山の上とは思えないような行き届いた陶器の食器に盛られた日本料理の数々に感激だった。
ここでのサービスで嬉しかったのは、冷たいベッドの中へ日本式の湯たんぽを入れてくれたこと。
バケツで配られたお湯もありがたかった。











 


6日目(10/31)快晴  ホテル・エベレストビュー→ナムチェバザール→モンジョ(2835m)

 
ホテル・エベレストビューから30分くらい来た所。
中央奥がエベレスト、左はタウチェ(6361m)

 見飽きない朝のエベレストに別れを告げねばならなかった。
 天を突くタムセルクも素晴らしい。
 何度も何度も振り返りながら草原を下った。
 ああ、もうこんなスケールの大きい景観とお別れなのだ。
 もう見に来ることはないだろう。ため息が出る思いだった。

 ナムチェではお土産を買う。
 ナムチェからは渓谷沿いの急坂を下って行く。
 大勢のトレッカー、
 大きな荷物をつけたポーターやヤクや牛たちが行き来する賑やかなエベレスト街道だ。
 道端には花もいろいろ咲いている。
 長い長いゆれる吊り橋が、何箇所もあってスリルを味わう。
 下は深い谷、ゴウゴウと音もすさまじい急流だ。

 約8時間も掛けてゆっくりゆっくりと、
1000mほどを下ったトレッキングの一日だった。

 


  
7日目(11/1)晴れ  モンジョ→ルクラ(2840m) 

 登り下りのある今日の長い行程は、8時間半を掛けてのやはりゆっくりとした行動だった。
イギリスのW・ノイスが「世界で最も美しい谷」と書いたドゥドコシ渓谷沿いを歩いた。
今日も長い揺れるつり橋を何度も渡った。

マオイストのいる地域を通過する時は、一人600ルピーの通行税を徴収された。
 ガット部落を過ぎると、巨大な岩一面に経文を彫刻したマニ石が連続して目をひいた。
村を幾つも通過したが、子どもたちはみな可愛くて「コンニチワ」「ナマステ」と手を振ってくれる。
汚れた顔をしていても瞳は実にきれいなのだ。

 ルクラは、空港があるために町となった部落。
今日のロッジは、空港の近くだったので、傾斜地にある滑走路を離着陸するアクロバットを間近に見ることが出来た。

 ツアーのメンバーに11/1生まれの方が2人いて、その夜は、バースディパ−ティとシェルパ達とのお別れ会が、盛大に開催された。
シェルパからロクシーがヤカンでふるまわれ、歌や踊りが賑やかに繰りひろげられた。

 常に笑顔を絶やさず私達にご馳走を作ってくれたシェルパ達、本当にありがとう。
いろいろなスープ類のおいしかったこと。
野菜の和え物、炒め物、ヤキソバ、ミートソースのような物をかけた麺類などや、具の入ったナンを揚げたもの、
ご飯にはオクラのすりおろしたのを添えたのがおいしくて心に残っている。
紅茶、コーヒー、ココア、ミルク等など、いつも温かい飲み物を用意してくれて本当にありがたかった。
特に朝、ベッドで飲む温かい甘い紅茶は格別だった。

   8日目(11/2)晴れ  ルクラ→カトマンズ

  いつものことらしいが、予定通りには飛行機飛ばず、およそ3時間を辛抱強く待った。
昼過ぎにカトマンズ着。

 「ヒマラヤそば処」にて、戸隠そばのフルコースを味わう。
 ホテルにて、6日間の汗と埃を洗い流した。

   9日目(11/3)晴れ  カトマンズ市内観光

 ダルバール広場の寺院や旧王宮を見物した。
生き神様が住んでいる「クマリの館」では、その女神様を数秒間見せてもらった。
可愛い少女だった。

 昼食後、カトマンズから13キロ離れた古都バクタプルへ。
ここは、世界遺産に登録されている。400年前のレンガ造りの建物が多く残っている。
ここでも寺院や王宮を見物した。

 夕食は、ネパール料理を堪能。
ネパールの伝統装飾に統一された高級レストランで、民族衣装のスタッフがとてもきれいだった。
盃のような小さな器に、ロクシーを1メートル以上も上から注ぐ手際が見事で何度もおかわりをしてしまった。

   10日目(11/4)晴れ  カトマンズ→タイ・バンコク

 午前中は再びカトマンズの市内観光へ。
ボダナート・ストゥパー寺院(通称目玉寺)は、古くからチベット仏教の聖地とされ、
巨大なストゥパー(仏塔)の周りでは、巡礼する人々が行き交っていた。

 次に見物したパシュパティナートは、ネパール最大のヒンズー寺院。聖河バクマティの辺にあり、
火葬の様子や沐浴する人々、河にお供え物を流す姿を見物できた。
土曜日が通常礼拝日とされていて、満月が重なったこの日は、特に人出が多いとのことだった。

 カトマンズともお別れの時がきた。
ダヌーさんと息子さんが、空港まで来てくれて、
一人一人にカタ(感謝を示すシルクの布)を肩に掛けて下さり、ネパールの紅茶のお土産を手渡してくれた。
「夏の上高地でまたお会いできますね」と、握手してお別れした。
 タイへ入国。
バンコク市内へ観光バスで行き、タイ式しゃぶしゃぶ料理の夕食を楽しむ。
 タイ航空の便は深夜00:10発。

   11日目(11/5)晴れ  中部国際空港→自宅

 ジャンボタクシーに分乗して、約4時間のドライブにて、昼過ぎ我が家に到着した。
信州の山々が、爽やかな秋の空気がとても懐かしかった。

<雑感>

 ツアー一行の平均年齢は65歳くらいだと思う。70代の方が多かった。
歩き方はとても遅くて、この日のために足を鍛えてきた夫にとっては、ずいぶん物足りなかったらしい。
私のように少しでも高いところへ行きたいピークハンターではない夫だが、歩き方には不満を感じたようだった。

カリスマ的なリーダーの、時々見せる高圧的な態度も気に入らなかった。
 このツアーの特徴である二点、ルクラから辛い登りをせずヘリで飛ぶ。
ホテル・エベレストビューに二連泊する。というのも、結果的には私達にとってあまりうれしいことではなかった。

 豪華なホテルは一日味わえれば充分かと思う。
欲を言えば、もう少し先へ行ってみたかった。
山は苦労して登ってたどり着いてこそ喜びが増す。
まして今回の私には、歩いて徐々に登っての高度順化が必要だったのかもしれない。


 出発の10日前に風邪をひき、すっかり治っていたハズだった。
それが、カトマンズの乾燥した空気に触れたとたんぶり返したようだった。
咳がひっきりなしに出た。ナムチェとエベレストビューの3夜はことに辛かった。
嘔吐、頭痛、を繰り返したが、薬を飲んで、なんとか食事もして、日中のトレッキングは楽しむことは出来た。
血中酸素量の測定では、2晩とも正常。
3晩目の測定で標準以下の70%、酸素を1時間吸って休んだが、頭痛は取れなかった。
通常の軽い高山病なら酸素を吸えば回復するはずなのに、辛かったのはやはり風邪が原因かもしれなかった。

 富士山を駆け登った過去の体験など何の役にもたちはしない。
4000m以下の場所での高山病など夢にも思いはしなかった。
体力には自信があったことなど、みじんにも壊れ去ってしまった。

長年の夢であった「エベレストを見る」という目的は達成された。
快晴に恵まれ、夕焼けの、朝焼けのエベレストを見てきた。
美しかった。
それだけが一番良かったことであり、幸せであった。

                                                           


6/2 晴  戸隠と鬼無里 

静まりかえった鏡池。雪を抱いた岩の戸隠連峰が池に映っている。
我が家の近くからも晴れた日にはこんなに遠くの戸隠が見えるのだから不思議だ。
昨夏登るチャンスを逃した蟻ノ戸渡しや八方睨みの難所はどのあたりかと目を凝らす。

 戸隠神社奥社への大鳥居から随神門までの道には、ニリンソウがびっしりと両側の清流に沿って咲いていた。
苔むす随神門をくぐれば、目を見張る大木の杉並木が続く。

 戸隠中社を参拝の後、戸隠そばを賞味してから、鬼無里の奥裾花自然園へ。
81万株のミズバショウの咲く湿原だ。広い広い園の中を歩く。
豊かな残雪を踏み、見上げるブナの大木。
樹齢200年とか300年というのもあって、その美しくも力強い生命力に圧倒された。

 奥裾花の谷は深く自然の輝きにあふれている。
またきっと来ようと夫が言う。
駐車場からシャトルバスに、くるみも乗せてもらえてよかったね。
帰路は遠回りして元気に歩いて駐車場へ戻った。

6/12 晴  金松寺山(1625m)と天狗岩(1963.9m)

梅雨入りし田畑の輝きが増してきた。
私は今、ここ安曇野で3度目の麦秋の景色を楽しんでいる。
稲の緑と麦穂の黄色のハーモニー。
 今日は私の大好きな岩の展望テラスへ、夫を案内する。
サルや鹿がいるので、くるみは家でかわいそうだがお留守番だ。
吼えたりリードをひっぱったり大変な思いをさせられるのが分かっているからだ。

天狗岩へは、林道歩きが長く4時間くらい掛かる。
けっこう長い急登もあるが、ワラビを採りながらなので苦にならない。
咲き始めのレンゲツツジに時折目をやる。
アカヤシオもまだ咲いている。足元にはベニバナイチヤクソウが多い。

 山頂からは穂高連峰も一部分だけれどよく見える。
山名表示板があるのがうれしい。
天狗のテラス付近にはイワカガミの群落が今年も荒らされていないままだった。
夫は高所恐怖症、岩の前方には行けないが、気持ち良い風と大展望は気に入ってくれたようだった。

 下山しながらもワラビが目につき、ビニール袋はずっしりと重くなる。
うれしい大収穫だったが、私の足は帰宅後も痛み、疲労感がひどくて、体力低下のショックも大きかった。

6/14 晴  大渚山(1566.3m)

小谷温泉を過ぎて鎌池に近づくと周辺の残雪の多さに驚いた。
池への道は雪に覆われていたが、夫は果敢にも倒木を掻き分け進んで行った。
池とブナと残雪の写真を撮りたいのだ。
私はくるみを連れて、山ウド採りに精を出す。

 鎌池付近から見上げる大渚山は、急峻な壁を見せて尖った姿だった。
果たして登れるのだろうか。
雪が多くてダメだろうと思いながらもとにかく登山口の湯峠へと向った。
おいしそうな山ウドはたくさん採れたし、ここにはフキノトウもいっぱいある。もう満足だった。
しかし、何人か登山者がいるようだし、やっぱり登りたかった。

 豊富な残雪を踏んで、くるみもどんどん登って行った。
山頂までは1時間あまりで、厳しい所もあったが登れて良かった。
登り甲斐のある山だった。白馬、朝日方面や、周囲の山々の展望は素晴らしかった。
高山蝶を採集する人がいて、そのあざやかな捕獲のお手並みを拝見した。
ミヤマカラスアゲハ(オス)という美しい蝶を見せてもらった。

 登山道で目についたネマガリダケ。
少し細いかななどと言いながら、二人で夢中になって収穫してきたが、地元の人しか採れない地域だったことを後で知った。

 帰路、立ち寄った雨飾山の登山口も残雪が多くて、昨年と比べると1ヶ月位雪どけが遅れているようだった。

7/1 曇り  伊吹山と比叡山

車の屋根を激しい雨がたたき滝のように窓を流れている。
車の中はまるでサウナだ。ここは名神高速道路の養老SA。
夫が行灯などの灯る宿場を撮影したいと前夜木曽路を辿ってやってきた。
この日の目的地は伊吹山だった。

 3月の九州旅行では、12泊を車中泊で過ごしたが、毎朝寒さで目がさめた。
くるみは夫のシュラフから出ようとはしなかったが、今は川の字になっている。
くるみが傍らにいるだけで暑苦しい。夜明け前に雨があがってホッとした。

 関が原インターを出て、集合場所の三宮神社へ。
ここは伊吹山の登山口だが早朝にもかかわらずかなりの暑さだ。
1377mの山頂へ至る登山道は、スキー場を経て暑さをさえぎる木々がない。
8月に開催されていた「登山マラソン大会」で、熱射病による死者が出て以来、開催日を変更したと聞く。

 高木さん達4人と一緒に、次から次に現れる高山植物を楽しみながら、おしゃべりにも花が咲く。
3時間弱で山頂へ。
小屋の食堂でゆっくりしてから、同じ道を戻る4人と別れて、私は反対側の花の道を下って山頂駐車場へ。

 夫は、彦根城と長浜城を見物してからドライブウェイを登って待っていてくれた。
伊吹山を下って、琵琶湖大橋を渡り、比叡山を目指した。
実に静かで美しい山だった。荘厳な延暦寺境内を歩き、仏教の歴史の深さを学んだ。 

7/2
まだ先の事なのですが、
9/17〜20に槍ヶ岳に挑戦する全盲の女性(62歳)の、サポートに参加する事になりました。
新聞記事でサポート役募集の記事を読んで応募しました。
経験のないことですし不安ではありますが、槍ヶ岳に登りたい。
そして感動を一緒に登る人たちと味わいたいと思っています。

7/5 曇りのち雨  米山(993m) 

新潟県の広がる風景の中を日本海に向うと、行く手の畑の先に、秀麗な姿が見えてきた。
あれが米山だと見間違えることはなかった。

 上越JCTから北陸道に入り、柏崎ICを下りて、登山口を探す。
山を眺めながら、行きすぎたり戻ったり、ようやく林道を探し当てた。
くねくねと登って行くと、山頂まで40分との標識の所で車道が終了。

 怪しい空模様だったが、夫はカメラのみを持ち、私はくるみのリードだけをつかんで登った。
くるみに引っ張られて25分、薬師堂と山小屋の建つ山頂着。日本海の海岸線が美しい。
展望の良い山だ。民謡に歌われている山でもあり、地元の人々に愛されている山なのだろう。
有名な山に登れたことがうれしかった。

 今日の目的地は、新潟県新発田市紫雲寺町。
伊吹山で再会した安達さんのヒマラヤの写真を見に「紫雲の郷」へ行く途中で、米山登山を果たすことができた。
高速道路利用で往復660キロのドライブだった。

7/8 曇りのち晴  オオヤマレンゲを見に行く登山

 モクレン科のオオヤマレンゲは「深山の女王」とか。登山募集の記事を読み、大いに期待して参加した。
有明山の松川ルートの取付点(1455m)までを往復する行程で、ガイドさんがついて、安心して歩けた。
片道2時間半ほどで、芦間川の渡渉が10数回もあり、中には手を借りて渡るような箇所もあった。
「不動ノ滝」では沢登りのようだったし、苔むした森林帯を行ったり、変化に富んだ森林浴だった。

 果たしてオオヤマレンゲは数えるほどしか咲いていなくてがっかり。
花の時期は、その年によって微妙だ。
ここから有明山の山頂へは更に3時間の急登で、松川村では集団登山の計画はないとの事。

 穂高地区では、有明山神社の奥社御参拝登山が7月に行われている。
その長くて厳しいと言われている表参道を、今年はきっと登ろうと思っている。

7/22 曇り時々晴  唐松岳(2696.4m) 

 楽しみにしていた植物観察「坪庭」と「八方尾根」が、悪天候予報のため次々と中止になってしまった。
それでは二人で、八方池あたりまで行ってみようと、ゴンドラ、リフトと乗り継いで、1830m地点から歩き出す頃には青空が広がってきた。
 花の名を確認しながらゆっくり登って、雪渓を越え、第2ケルンを過ぎると、2086mの第3ケルンが近い。
きれいな八方池を見下ろしながら休憩。

 さてお天気はいいしもう少し登ってみようか。
丸山ケルン(2460m)あたりまで行こうかと腰を上げた。
可愛くもけなげに咲く高山植物に目をやり、ダケカンバの林を抜け、雪渓を登り、アルペン的な登山道を辿って行った。
やがて唐松山荘の前に出て、さらに登って唐松岳山頂に立ってしまった。
良かったね、たけちゃん。
初めての北アルプスの感想はいかに。立山、剣に続く白い峰峰を眺め、不帰ノ峰を見下ろしながら昼食。

 八方尾根の雄大な展望と豊富な高山植物はすごい。
そのすごさは書ききれないが、白いイワシモツケが印象的。
シラネアオイの群落は、この尾根ならでわの見事さだと思う。 

 県内を襲った豪雨の影響で、常念岳に安曇野側から入る主要な林道二つが全面通行止めとなってしまった。
一ノ沢林道と三股への林道だ。
復旧の見込みなしとの事で、今夏は常念登山を諦めねばならない。

 昨年みんなと歩いた徳本峠への島々谷も、現在通行不能となっている。

7/26 晴  木曾駒ヶ岳(2956.3m)

 「信濃の国」という歌の歌詞に、「四方に聳ゆる山々は御嶽乗鞍駒ヶ岳浅間は殊に活火山いずれも国の鎮めなり・・・」とある。
「浅間は無理としても、3つの山には登ろうね。ヒマラヤトレッキングに行くのだから高い山を歩いておこうよ。」と、夫と話していた。

 7月中旬には千畳敷の残雪が多くて中学生の恒例登山を見合わせているとの事。
その後、大雨で道路が寸断されて「駒ヶ岳ロープウェイ」も休止していた。
迂回路ができてバスの運行が可能になって、ロープウェイも再開したとの新聞記事を読み、夫と駒ヶ根へ向った。

  青空の下、見上げる千畳敷には全く雪が見えない。
用意してきたアイゼンは車に残してバスに乗った。
豪雨が雪どけを一気に進めたのだろう。
ロープウェイの乗車駅しらび平(1661.5m)から気温15度の千畳敷駅(2611.5m)へ。
急斜面に連続する水量多い豪快な滝に息をのむ7分半だった。

 爽やかな千畳敷カールを登りつめれば、更に涼しい風に汗も吹き飛ぶ。
宝剣岳(2931m)は、ますます険しい岩を従えて天に高く聳え、伊那前岳(2883.4m)が東に高い。
目指す駒ヶ岳の手前に中岳(2925m)が立ちふさがっていた。

 中央アルプスを実感しながらイワツメクサの多い岩混じりの道を登った。
石に囲まれた神社が二つ建つ広い山頂へ。
さえぎる物のない展望をほしいままにして、夫とビールを飲む幸せ。

 馬の背方面へ下り、分岐点から頂上小屋への道を辿ったが、まさに雲上の楽園を行くようだった。
コマウスユキソウの群落あり。
中岳の迂回路では、岩場歩きのスリルを味わう。
再び千畳敷カールへ。ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲを見ながら下って、更にお花畑を散策。
クロユリはとっても清楚。アオノツガザクラがかわいい。
高山植物は山にあってこそ人の心を打つのだとつくづく感じた。

8/2 晴  蝶ヶ岳(2677m)

 「蝶ヶ岳ヒュッテ」で、私達に割り当てられた空間は暑くてたまらなかった。
ようやく寝苦しい夜が明けた。素晴らしい日の出に思わず歓声を上げる。
シャッターを押し続ける夫。私は蝶槍まで朝の雲上散歩へ。まさに至福のとき。
槍・穂高のカールには残雪が多い。涸沢や槍沢など夏の訪れが1ヶ月も遅れているという。

 快晴の朝、手が届く近さに常念があると言うのに、今日はそこへ行けない無念さよ。
常念へと縦走する友人2人を見送ってから夫と朝食。

 大展望の山頂から後ろ髪をひかれる思いで後にして、長塀尾根の樹林帯を下って行くと、
登ってくる人たちから何度も同じ質問「展望が開ける所はあとどのくらいですか?」と。
昨日の私達の心境と全く同じ。登っても登っても変化のないコメツガの林だった。

 徳沢園から上高地へ。登山者が大きなザックで颯爽と歩いている。
私のこの疲労した足はなんと情けないことか。
来月、視覚障害者のサポートで槍ヶ岳登山に参加を決めているが、こんな私に何ができるのかと不安だった。

 一方、常念岳を目指した二人は、安達さんと常念乗越で合流の予定だった。
安達さんは、ウルトラランナーでもあり玄人肌のカメラマン。
写真をとりながら精力的に国内外の山を駆け巡っている。この日は、夜勤明けで名古屋から車を走らせ一ノ沢林道へやって来た。
土砂崩れのため車は通れず、歩行者のみ通行可能となった地点から今までの登山口まで、5キロも多く歩かねばならなかった。

 彼が歩き出したのは、彼女達がヒュッテを後にした時間とほぼ同じ頃だった。
3時間で山頂に立ち(これは驚異的な速さ)、乗越でビールを飲みながら2時間を過ごし彼女達を待ったという。

 前日、広島、東京からそれぞれ夜行バスで上高地入りした二人は、
大正池から精力的に歩いた後、長塀尾根を登って、私達の待つ蝶ヶ岳へやってきたのだった。
この日、常念岳の岩場の登りで、ルートをはずしてしまい、危なかったとあとで聞いた。
とにかく無事安達さんと合流して下山。
駐車場までは長い道のり、どんなにか疲れたことだったろう。
穂高のペンションで疲れを癒した翌日(3日)の午後、我が家に元気な顔を見せに立ち寄ってくれたことは、何よりもうれしかった。

8/8 晴  茶臼山(2006.4m)

昼間の厳しい暑さから一時逃れたいと高原へ向う。
夫が今年の山へ登りたいというので扉峠(1660m)から登った。
爽やかな風、群れ飛ぶトンボ達。足元にはハクサンフウロ、ナデシコ、ウスユキソウが咲いている。

 今年2月の茶臼山は、深い雪に覆われていて別世界だった。
山頂で雪を溶かして沸かしたお湯でいれてもらったコーヒーのおいしかった思い出がよみがえる。
今は夏、やっぱりビールだね。

 八島湿原では、更に豊富な高山植物がまさに花盛り。
1時間半ほどかけてゆっくり湿原を一回りする.アサマフウロとアカバナシモツケの深いピンクが一際目をひく。
車山をはじめ霧ケ峰のたおやかな緑の起伏を眺めていれば、下界の暑さは忘れていられるのだった。

8/10 晴  爺ヶ岳(2669.8m)

半ズボンで快適に歩いた結果、二本のぶっといボンレスハムが焼きあがったようになってしまった。
今までにも紫外線の強力さには随分泣かされてきたのに、なお失敗を繰り返している私だ。

 この日、二人の足の調子を見るのに爺ヶ岳を選んだのは間違っていなかった。
柏原新道は歩きやすく8時間以上の行程だったが元気に歩けたことはうれしかった。

 我が家の近くからいつも眺めている爺ヶ岳は、双耳峰の鹿島槍の手前にあって3つのとんがりで分かりやすい。
春には種まき爺さんの雪形の変化を見ている。
安曇野に住いを決めた頃には、この頂きに登るとは夢にも思わなかったと言う夫だが、
1300mの登山口から1300mも登ってすぐに下山するのはもったいないと、縦走するよさを口にするのだった。

 縦走しなくても快晴に恵まれ大展望を満喫できて、高山植物を見てライチョウとの出会いもあって、大満足な私だった。
格好良い鹿島槍、針ノ木岳へも再び登る事が出来たら、それはそれで素晴らしいだろうけれど。 

8/16 晴  有明山(2268.3m)

有明山には3つのピークがあってどっしりとしていて急峻。
まさに信濃富士の名にふさわしい姿をしている。
初めて登った時に3つの頂を踏んだつもりでいたが、南岳は更に先にあることを後で知った。
昨年、3度目に登って3つの山頂に立った。水野さんと一緒だった。それぞれの頂きにお社がある。

 今日は、夫に黒川沢の登山口に送ってもらい、一人で表参道を登った。
大きな豪快な二つの滝を見てからは、ロープを頼りに登る厳しい登山道の連続だった。
落合で松川ルートと合流する。

 どこから登っても厳しい道を行かねばならないが、どのルートも頂上に至るまでシャクナゲの群落が続く。
幽谷を持ち幽玄な森林帯から厳しく立ち上がっている有明山。
安曇野のシンボルだと思う。

 しかし、安曇野では何といっても常念岳が特別の存在だ。
いつも美しい常念を見て勇気づけられ、有明山を眺めて生活している幸せをつくづく思う。

8/19 晴  乗鞍岳

低山帯(1200〜1700m)から亜高山帯を経て高山帯(2500m以上)に生育する植物の違いなどを観察する。
乗鞍はハイマツ帯の広大さと美しさは日本一のスケールだ。

日本最高所の道路、畳平は2700m。
吹き渡る風が涼しい。
豊富な高山植物には驚くが、押し寄せる観光客に対して自然保護対策も大変なようだった。

 今日は夫と一緒に参加した勉強会の団体行動。
自由時間に、魔王岳(2764m)の頂きに登っただけで、剣ヶ峰は眺めるだけで我慢するしかなかった。

8/20 晴  物見岩(長野市)

「謙信の物見岩」と言う見晴らしの良い歴史的な岩場で、県警山岳救助隊の訓練も行われるバラエティに富んだ岩場だった。
9月の槍ヶ岳登山メンバーの顔合わせと岩場を登る練習の後、場所を変えて打ち合わせ会が行われた。

 ハーネスにカラビナをつけてザイルで確保してもらい、10m程の垂直な岩場を登り、そして懸垂下降するという初体験をした。
聳える岩は登攀欲をそそり、下りは緊張したがとても楽しかった。
ザイルワークの説明もあったが、私には難しくて理解できず、人事のように聞いていた。

 全盲の方と山を歩くという初体験をした。
今日初対面の人たちと再会するのは9月17日、槍ヶ岳へ向う朝となる。
この日、NHKの撮影と取材があったが、彼らも山行に同行すると言っていた。

8/24
こちら安曇野でも涼しいのは朝だけです。
それでも田んぼの稲穂はたれて風に揺れ、
おそばの白い花が咲きはじめて、夏の終わりを感じています。
今年の夏山の話を聞きたいし、昨年の徳本峠以来、また9月に「酒楽会」をと思いながら、計画できずにいます。
皆さんに会えるのは、新年になってからでしょうか?

市川さんには、アンナプルナ・トレッキングの詳しい文章を書いていただき、
すぐに興味深く読ませていただきました。
細かい所持品などの記載も本当に参考になりました。
遅ればせながらお礼を申し上げます。情報をありがとうございました。
私は、夫と、信毎観光の「エベレストを見るヒマラヤ・トレッキング 11日間」(10/26〜11/5)に参加予定をしています。

8/27 晴  御岳(3063.4m)

10年以上も前の秋のこと。
山岳フルマラソンを走った翌日、紅葉真っ盛りの濁河温泉から一人で登った飛騨側の登山道は樹林帯を抜けると荒々しい雪景色だった。
飛騨山頂付近の美しいエビの尻尾の景観や四ノ池、三ノ池など火口湖の美しさを思い出す。
剣ヶ峰から田の原への道は富士山を思わせる道との印象だったが・・・。

 今日は夫と田の原からの道を登ったのだが、山頂までは3.5K、標高差は800mほどしかなく、その大変さは富士山の比ではなかった。
夏の終わりの花を楽しみながらゆっくり登った。
山頂部は気温12度と爽やかで、変化する雲海を眺め、大きな山に居る幸せを満喫した。

 本格的な信仰の装束に身を固めた人々が多くて、富士山、立山、白山と共に古くからの霊山であることを実感してきた。

8/30
知床岳は、さぞ素晴らしかったことでしょう。
田中三郎という人の「60歳からの日本三百名山」という本の中の番外編に、平成2年8/15〜18に登った文章があります。
ウナキベツ川を遡行して、知床沼に幕営して登った様子が書かれています。
足が地につかないほどのハイマツの藪とあり、おまけに濃いガスや雨にたたられ悪戦苦闘の3日間のようでした。
それからも、あまり人が入らない山域なのでしょうね。
自然を充分過ぎるほど満喫されたことでしょう。
はるかな地の果て知床を楽しまれた事、そして次なる希望も見出してなによりです。


9/2 晴  飯綱山(1917.4m)

荒々しい岩の連なりの戸隠山に対して、飯綱山は裾野を広げて優しい姿だ。
特徴ある山頂部の形で、遠くからでも見分けられる大きな山だ。

 南登山道はとても登りやすく、一の鳥居をくぐって石仏を辿ってゆく。
ダケカンバなどの明るい樹林帯を抜けると、お花畑の草原状の斜面が続く。
ハクサンシャジン、マツムシソウ、トリカブト、リンドウが紫の鮮やかさを競い合い、
ハギやアザミやヤナギランのピンクが緑に映え、ノリウツギと思われる飾り花の低木がずっと続いていた。

 広い山頂からは期待を裏切らない大展望。
高妻、黒姫、妙高、戸隠、北アルプスは槍、穂高もハッキリと。
1時間半も長居してしまった。500回以上も登ったと言う長老や、300回、100回以上とかいう人もいて驚く。
家族連れも目立っていた。
飯綱山がいかに地元の人たちに愛されている山であるかを、今日初めて登った夫と私は、感じ入ったのであった。

9/5 晴  燕岳(2762.9m)

田んぼの黄緑がいつの間にかすっかり黄色になって、白いソバの花は満開だ。
まさに黄金色の大海原に波打つごとくの光景が広がっている。

 今年は常念岳日帰り登山が厳しいのでせめて燕岳へ夫と登りたかった。
心がはやって山の木々が色づくのを待ってはいられない。
中房温泉からの急登は、恐れるにあらず。
ゆっくり登れば良い。駐車場から山頂まで片道7K、標高差1370mだ。

 白砂とハイマツと奇岩の重なり合った稜線上を行けば、斜面にけなげに咲くコマクサやトウヤクリンドウに心を打たれる。
 そそり立つ槍ヶ岳に続く穂高連峰。裏銀座の峰峰や餓鬼岳からの稜線が懐かしい。
トリカブト、ヤマハハコ、ウメバチソウなどなど豊富な高山植物の群落が、紅葉には早いこの時期を充分に楽しませてくれたのだった。

9/10 曇のち晴  鍬ノ峰(1623.1m)

「鍬ノ峰」は信濃大町の里山だ。
我が家あたりから見える姿は、とても秀麗で以前から気になる山だった。
ツクシシャクナゲが多い山というので、花のじきに登りたいと思っていたが、槍ヶ岳へ行く前に、足慣らしにどうだと夫が言ってくれた。

 餓鬼岳登山口から林道を更に2kほど進んだ所に送電線鉄塔の巡視路がある。
そこが登山口だ。鉄塔までは良い道だが、そこを過ぎると熊笹に覆われた急登が続いた。
有明山を思わせるような難所もあったが、1時間半余りで山頂着。

 私達だけだったらすぐ下山してしまっただろう。
期待していた展望は望めなかったからだ。
300名山を踏破したと言う神戸の青年がいて、話をしている間に徐々に霧のベールが取れて、北アの山々が顔を現してきた。
眼下には大町市街から安曇野の田畑が広がって、浅間など東の山々も美しい。

 立ち去りがたい山頂に、とうとう2時間半も長居をしたが、帰宅したのはまだ午後1時過ぎ。
近くて良い山の存在はなんとうれしいことか。

9/16
稲刈りが始まっています。

このまま曇り空でも続いてくれたらと祈る気持ちなのですが、明日、明後日は雨を覚悟。
それでも大雨でなければ、「槍ヶ岳山荘」まで行き、19日に登頂して「槍沢ロッジ」まで下山という事になるよう願っている所です。
リーダーの判断に任せる立場なので気分的には楽です。

昨日、夫と長野市まで出向き、来月参加するヒマラヤ・トレッキングの関係で、
「わたしのヒマラヤ展」というのを見に行ったのですが、芸術性の高い多彩な作品、そして出品者のすごい経歴に驚ろきました。
私の書いている山便りのなんとちっぽけな事!
HPの文章、お恥ずかしいかぎりです。
それでも、読んでいただけてうれしいです。感謝しています。

木曽駒のロープウエイの下を登るのですって!
すごい急斜面でした。
大きな滝がすごい勢いで流れていましたよ。
余り困難なルートは止めてくださいね。


9/17〜20  槍ヶ岳(3180m)

一つの山を今回ほどじっくり味わった山行はなかった。
思い出深い体験ができて幸せだった。 リーダーの坂田さんは、障害者のスポーツや野外活動を支援している。
心も身体も大きい方だ。一行は11名。
松本市在住の全盲女性の丸山さんを密着取材するため、NHK松本のスタッフ4名が上高地から同行した。
全盲男性の大矢さん(長野市在住)も参加されていて、私達9名はお二人のサポート登山だった。

 登山道を行く足取りは、全く問題のないお二人だった。
サラシナショウマの花やオオウバユリの実を説明すると、興味深く触って観賞し、周囲の山のことや景色の変化などを話すと喜んで耳を傾けてくれた。


 2日目は雨風の中を槍沢ロッジから出発したが、大曲りを過ぎると雨がやんで晴れてきた。
槍の姿を見ながら徐々に槍に近づいて行くうれしさよ。
槍の肩に到着して、下見のため穂先へ登った。
岩に取り付くうれしさよ。
懐かしい山頂に立てて素直にうれしかった。

 3日目の朝は生憎の雨と濃霧。
天気の回復を待って、ザイルの結び方などの講習会あり。
午後、いよいよ山頂へ全員が登るべく出発の時が来た。
全盲の方2名と73歳の女性とをザイルで確保し、順番に登る方法だった。
リーダーの指示で、丸山さんについたのは私だった。

 なぜこんなにも時間が掛かったのか、今でも私には理解できないのだが、最初に登り出した丸山さんと私は途中で長い時間待たされた。
お互いに身体をこすりあったり、大きな声で歌を歌ったりして、強風とひどい寒さに耐えたのだった。
丸山さんは岩場の登り下りをスムーズにこなし、長い鉄梯子なども全く危なげがなかった。
私は無事にサポートできたことが、何よりもうれしかった。

 4日目は終日快晴の長い一日だった。
素晴らしい日の出、山々の大パノラマと雲海の美しさ。
槍ヶ岳の姿を、時間の許すかぎり場所を変えて見つめ続けた。
初秋の美しい槍沢を再び楽しんで、上高地へは22キロの道のり。
11時間を要して歩いた。穂高連峰、焼岳が、落日に輝く美しさよ。
感動の旅の締めくくりも素晴らしかった。

 後日、NHKニュース番組の中で流された映像は、わずか8分間にまとめられ、
「カメラマンレポート」というコーナーで、「全盲女性が槍ヶ岳登山に挑む」というタイトルだった。
物見岩の練習会と、槍ヶ岳の4日間を密着した、若い小林カメラマンの語りによって構成された映像だった。
同行者は余り写っていない中で、随一私だけが丸山さんと一緒に何度も登場しているのだった。
何よりも槍ヶ岳に登頂した喜びの丸山さんと共に、山頂祠の前で記念撮影をした感激の一瞬を、小林さんは映してくれていたのだった。

9/21
「山の本」を受け取りました。お送りくださりありがとうございました。
早速読ませていただきました。胸がつまって涙が出ました。

友情がうれしいのです。
串田さんの追悼になったことと私は思います。
本の中で活字になった文章はやはり素晴らしいです。
掲載されて本当に良かったです。

弟のことを思い出した、槍ヶ岳登山でした。
主役の丸山さん(全盲62歳)の名前がくによさんというのです。
サポート募集の新聞記事を読んだとき、邦夫とは違うけど口にした響きが似ていて、まず名前に惹かれました。
参加したら、メンバーに高三(17歳)の明るい男の子が居ました。
実力ある男性がわずか3名。
山頂アタックでは、全盲の方2名と、73歳の女性、
三人をザイルで確保して登る方法で、結局はメンバー11名全員が登頂したのですが、すごく時間が掛かりました。
思いがけず私が丸山さんのサポートをやったのですが、意外とスムーズに出来ました。
前日下見で登っていたし、何よりも丸山さんがスイスイと動いてくれたから楽でした。
雨と霧で山頂アッタクの天候待ちがあり、
予定が変って、昨日は槍ヶ岳山荘から11時間掛けて上高地まで歩いたのですが、日の出から日の入りまで、快晴。
素晴らしい大展望を楽しめました。
槍ヶ岳を心ゆくまで味わった4日間でした。
NHKの放映は明日、「イブニング信州」という番組でやるというので楽しみなところです。


9/29 曇りのち晴  北横岳(2480m) 

7月に行くはずだった「坪庭」へ行こうと思い立つ。
以前一人で蓼科山から北横岳に登って坪庭へ下山したが、単なる通過点でしかなかった。
今日は夫と二人で、秋の訪れを感じさせるしっとりとした趣のある坪庭に感動した一日だった。

 2つの頂を持つ北横岳、どちらの山頂も広くて展望が良い。途中、七ッ池に立ち寄った。
静かな湖面に映える紅葉。
立ち枯れの木々や、山の斜面のたえようにない色合いの美しさにも感動。
秋の山は静寂さが実に良い。

 行きはピラタスロープウェイで、ほんの10分足らずで2230mまで登ったが、帰路は徒歩にて1770mの山麓駅まで下った。
右手に蓼科、正面に中央アルプスを眺めながら。
途中にある高山植物園では、マツムシソウが風にゆれ、イワシャジンの群落が可愛らしかった。

10/4 曇り時々晴  乗鞍岳(3026.3m)

畳平へはマイカー規制しているので、乗鞍高原からシャトルバスに乗る。
紅葉は高度が上がるに従ってその美しさが増して行った。

 夏には高山植物が咲き誇っていたお花畑を横切り、スケールの大きい景色を見ながら登った。
夫と共に、剣ヶ峰の山頂に立ち、3000mでの風に吹かれて満足だった。

肩ノ小屋から雪渓と紅葉を眺めながら、スカイラインへ下って行った。
更に雲上散歩を続けて車道を行き、やがて樹林帯の登山道に入った。
2300m地点にある位ヶ原山荘まで歩いた。
最高に美しい紅葉だった。
目のさめるような赤と黄色、そして緑の競演がこんなにも山々を美しく彩るとは。なんという絢爛さ。

思えば、東北の栗駒、岩手山、八幡平、岩木山、八甲田、磐梯山などなど、みんなそれぞれに素晴らしい紅葉だった。
しかし、ここ乗鞍岳のスケールの大きさ、美しさは格別だと思った。

10/10 晴  立山・雄山(3003m)

紅葉と雪山を見たくてこの日を待っていた。
快晴で無風。最高の日和に恵まれ、4色の彩りを満喫した。
雪の3000mの山へ登るのに、二人ともアイゼンなしは無謀だったようだ。
室堂から予想以上の積雪に驚きながらも、美しい世界への歩みを止める事が出来なかったのだ。

とうとう、一ノ越から雄山の頂きへ登ってしまった。
凍った雪が厚く張り付いた岩の連続で、手がかりのない雪の急斜面は本当に恐かった。
下りはもっともっと慎重にならざるをえないと覚悟しながら登った。

 以前一人で登って剣へ縦走した時は、素通りしてしまった雄山神社。
今日はお賽銭箱も雪の下に埋もれていたが、お参りできて良かった。
素晴らしい展望を楽しみ昼食をとったが、厳しい下りのことを思うと胸が痛くなり食べた気がしなかった。

 室堂山荘前まで下ってきてホッとして、雪の中で立山三山を見上げながら飲むビールの味は格別。
ああ、あの美しい山に登ったのだ、そして無事に下れたのだ。
向こう側の景色を見てきたね。すごかったね。
この日ばかりは山頂で、ビールを飲む気にはなれなかった。
一ノ越を過ぎてからは、尻制動など楽しんだけれど。夫は以外にも雪に対しては余り恐怖心がなくて私には心強かった。

10/14 晴  栂池自然園

いつものように起きた朝。
散歩、ラジオ体操、朝食後、新聞を開く。
「白馬連峰の初冠雪(10/8)は例年より2週間ほど早くて雪と紅葉が重なるのは5年以上なかった。
今見ごろを迎えている」との記事。

「行こうか」、夫もうなずき、急いでしたく。15分後には車へ。
 ゴンドラリフトに乗る栂池高原までは、家から1時間ほどのドライブ。ゴンドラからロープウェイに乗り継ぎ、30分の空中散歩。
1860mにあるビジターセンターから自然園に入る。
そこは広大な湿原だ。
真っ白な小蓮華岳がまず目の前に、やがて聳える白馬三山が見えてくる。

 遊歩道は展望湿原を過ぎて2020mの高みまで続いている。
約5.5kの周回コースを歩いた。美しい池、雄大な山の雪、斜面を彩る紅葉。
木々の美しさ、黄色の鮮やかさ。湿原は枯れた花たちがいっぱいだが、周囲の明るさが寂しさをおおっているようだった。
彩りの高原と白い峰々の美しさを満喫。

 「あの大雪渓から白馬に登ろうね。
白馬乗鞍から栂池に下るのがいいね」と、早くも来年の夏のことを話す私達だった。

10/18 晴 蓼科山(2530.3m)

扉峠からビーナスラインに入り、白樺湖を経由して蓼科スカイラインを走る。
大河原峠(2093m)へは、紅葉真っ盛りの中を行くドライブだった。

 黄金色のカラマツに迎えられて、「大河原ヒュッテ」の脇から登山開始。
山頂まで片道3.2k。
快適な登山道が続き、ゆったりとしたコメツガの林を行くと、立ち枯れの木々が目立つ。
北八ヶ岳山域だけに見られるこの立ち枯れ現象の原因は分かっていないらしい。

 「蓼科山荘」の建つ将軍平を過ぎると岩の道で、ひたすらの登りとなり高度が上がって展望が広がり、岩の広場の山頂に着いた。
こんな累々とした石ころだらけの山頂は他では見られない。

 北アの峰峰、乗鞍、御岳、中ア、南ア、みんなみんな勢ぞろい。
色づいた高原が眼下に広がって、青い空、変化する雲の流れ、何とゆったりした良い眺めか。
八ヶ岳の峰峰の全てが手に取るように近い。
まだ登っていない夫には、大いに興味をそそられる姿のようだった。

 大河原峠からの帰路、目にとまった大きな岩は、「トキンの岩」。
夫に待っていてもらって一人で挑戦。足早にスイスイと上を目指して登った。
岩山のてっぺんにあった小さな祠に手を合わせ、周囲の景色を見回して、早々と下山にかかったが、岩を下るのは登りほど簡単ではなくて足がすくんだ。
こんな所で恐がるなんて情けないと思いながらも慎重に下った。

                                                             


2007年

筆者近影

阿寺渓谷にて(2007年6月)
流れの色がなんと美しいブルー!!

1月4日(晴れ) 初詣

 戸隠中社をお参り。
いつも行列の「うずら屋」でおそばを食べ、ご主人と話をして夫は気が済んだようだ。
このお店には昨年10月にも並んでおそばを食べた。
ヒマラヤトレッキングへ行く前に、ご主人に挨拶して行こうと言ったのは、夫だった。
「うずら屋」で修行したネパールの若者がカトマンズで開いたお店で、私たちはおそばを食べてきたので、その報告をしたのでした。

鬼無里の大望峠(1055m)で、戸隠西峰連邦を眺めた。
我が家の近くから、こんなにも遠くにあるこの山が見えるのが不思議でならない。
いつも最高峰西岳と高妻山が重なって大きく見えているのだ。

今日は、大岡アルプス展望台にも行って写真を写した。

1月5日(晴れ) 聖高原三峰山(1131m)

 三峰山展望台(1131m)は、360度の展望台。
山名表示を確かめ、再び大岡展望台へ。
高妻、妙高、黒姫などを確認した。

1月7日(晴れ) 景信山(727.1m)

 水野さんの計画に感謝して歩く。
八王子城址から北高尾山稜を行く。山道にフワフワしたものが目についた。
キジョランの実とのこと。懐かしい景信山だった。「酒楽会」の初歩きと新年会。
一年ぶりに皆さんとご一緒して、おいしいお酒が飲めて幸せな時間だった。

 今年10歳になる孫の詞音は、私をサヨコチャンと呼びなぜかすごく慕ってくれている。
狭山に泊るのも私にとってうれしい時間だ。

1月16日

6、7日に降った雪が寒い日が続いているために消えていません。
北アルプスの美しい連なりは白馬乗鞍の先の白い峰峰までも見え、
戸隠、高妻、妙高まで見えます。、美ヶ原や鉢伏山や、遠く甲斐駒、北岳、仙丈も。
広がる白い景色を見ながら毎日散歩をするたびに、ここで暮らせる幸せをかみしめています。

ヒマラヤトレッキングでは、横地さんをはじめプロ級の写真愛好家の参加者が多くて、
素晴らしい写真が手に入りまして、いまなお旅の余韻に浸っております。

最近すっかり健康に対しての自信を無くしています。
ヒマラヤで高山病になったのも不本意でしたが、その後1ヶ月以上全く無理をしていないのに、
膝がひどく痛み、両膝とも以前の状態に逆戻りしたのです。
それまでは、山歩きが悪いと思っていたのですが。
整形の先生から、痛みが出る時はいつとは特定できない。といわれ納得した次第。

膝以上にショックなのは、思いもよらない体の欠陥の発覚。
まさか心臓が悪いなんて。
「心臓弁膜症」で「三尖弁逆流」との診断を先日受けました。
右心房から右心室へ流れる血液が逆流しているそうです。
それとは別に、血管の痙攣か?
胸に痛み(5分間くらい)がたまにおきるので、「ニトロ」を携帯する身となっています。
幸いな事に逆流は軽度なので、山歩きも心配ないようなのです。
今年も夫とのゆっくり登山に徹しようと思っています。
夫とは高血圧同士となりました。


2月5日(晴れ) 新穂高ロープウェイ

 千石平(2156m)の展望台へは、鍋平で二階建ロープウェイに乗り換え容易に到着。
笠、槍、西穂にかけて大迫力の大パノラマ。白山までも見渡せた。
動物の足跡を見たり、雪のついた針葉樹が青空の下で輝きながら美しく、雪を踏んで歩く園地の散策は楽しかった

2月17日(晴れ) 蓼科アミューズメント水族館

 夫は横岳ロープウェイに乗り、坪庭の雪景色を写しに登って行った。
私はママと子供達と水族館を見物。
ペンギンに餌をやったり、亀の運動会を見たり、八ヶ岳やアルプスの山々を眺められるテラスで、幼い孫達は無邪気に遊んだ。

2月19日(晴れ) 雨晴海岸(富山県氷見市)

日本海と北アルプスの絶景ポイントだ。
特に朝日が剣岳あたりから昇る時が圧巻。
氷見線雨晴駅舎看板には「世界一の風景」とあり。素晴らしい写真の数々が飾られていた。

2月25日(晴れ) 雪の山々を眺め

 1月以降、孫達に付き合ってのスキー場通いが続いていたが、大町スキー場の雪の状態が悪くなってしまったので、大岡アルプス展望台に行ってきた。
大岡にはアルプス展望道路があっていつも楽しめる。

 翌日(26日)も快晴、家でジッとしてはいられない。
白馬村の白沢峠からの鹿島槍や五竜が立派だ。思わず「タムセルクだね」と叫ぶ。

白馬村青鬼村落からの眺めも素晴らしい。
昔ながらの民家を保存していて、石垣の棚田が絵になる風景だ。 

3月7日(晴れ) 南アルプスを眺めに

 伊那方面に行く時には立ち寄る「みはらしファーム」は、名前のように素晴らしい見晴らしだ。
南アルプスは光岳まで見渡せる。今日は、高遠を通って、長谷村へ。
戸台まで行って見た。
夏に仙丈と甲斐駒へ登る気になっている夫。
北沢峠には、仙流荘に駐車してバスに乗るのが良さそうだ。

 帰路、杖突峠経由の道で、八ヶ岳の景観を写した。

3月11日

今ごろ、市川さんたちはエベレスト街道を歩いている頃です。
カラパタールまで行く予定なので、お土産話が楽しみです。

娘の希望で子どもを遊ばせるために、1月から6週続いたスキー場通いは、雪が終わって2月中に終了。
このところ、近くで開催される「山岳写真展」「絵画展」、「講演会」などへ行ったり、
晴天には、山々の展望を見に、ビュウポイントを求めてのドライブです。
「景信山」以来、まだ頂に登っていないので、少し物足りないと思っているところです。

北アスプスの山々は雪が多くて、晴れた日は夜明け前から日没まで、本当にきれいで
見飽きません。

3月14日(晴れ) 遠山郷

 「下栗の里を日本のチロルと命名する」と刻まれた記念碑が、集落の高みに立っている。
南アルプスの展望台で「信州サンセットポイント100」の案内板があった。
遠山川を見下ろす斜面にへばり付くように集落があり、ビックリするような急斜面に田畑を作っている。
まさに日本の秘境にふさわしい佇まいだった。

3月21日(晴れ) お彼岸

 孫の貝拾いに付き合って、新潟県の海岸で遊んだ。
帰路、戸狩スキー場の見える所にある義兄のお墓に足を伸ばしたが、まだ深い雪に埋もれていた。

 23〜24日、東京のお墓参りに行く。狭山に泊って詞音との交遊はうれしい。
渋谷へみんなで行ったのだが車が渋滞して、思いがけず東京見物ができた。

4月5日(晴れ)桜見物 その1

 飯田市役所に駐車して、半日かけて数箇所を歩き廻り市内にある見事な桜を鑑賞した。
 妻籠宿にも立ち寄ったが、私は膝の痛みがひどくて、夫が見物してくるのを待っていた。
翌日、整形外科にて右膝の水を抜く。
45cc、これ以上は溜まらないだろうと思われる程の量だと先生が言っていた。

4月14日(晴れ) 桜見物 その2

 高遠では、城址公園のほか建福寺、鉾持神社も巡る。
伊那の春日城址公園も満開。

南木曾へ出て、天白公園のミツバツツジを満喫。

4月20日(晴れ) 桜見物 その3

 佐久市の望月、浅科にある見事なシダレ桜を見て廻った。
臼田の龍岡城、長野牧場も見ごろを迎えていて見事。
小諸市の布引観音は山の上の絶壁にお堂があって見事な桜と共に見ごたえあり。

4月21日(曇り) 光城山(912m)

 「おもしろ自然教室」に夫と一緒に参加して登った。
山頂からは北周りコースを下って、3時間のハイキングだった。
イチリンソウ、アズマイチゲ、ムラサキケマン、ジュウニヒトエ、センボンヤリ、ムスカリなど確認できた。

 この山の桜はほとんどがソメイヨシノで、昭和天皇即位を記念して植えたそうだ。
先生は60年間ここの桜を見てきて、今年のような少ない咲き方は初めてだと言っていた。
原因としてはいろいろな説があるようだが、とうとう今年はピンクの帯が駆け上がる様を見ることが出来なかった。

4月26日(晴れ) 桜見物 その4

 飯山城址公園を見てから飯山菜の花公園へ。
画家達が多かったこと頷ける景観だ。
千曲川の流れが雄大。
中野市では2箇所、高山村で3箇所の桜めぐり。
樹齢300年、400年などなど。
素晴らしい桜たちとの出合いに感動。

4月29日(晴れ) 桜見物 その5

 松川村、大町、白馬、鬼無里、小川村などにある名高い1本桜を探しながら見に行く。
北アルプスの展望と共に心踊る楽しい一日だった。

 白馬から鬼無里へ行くのに越える「白沢峠」や、鬼無里の「大望峠」から見る鹿島槍は一際立派。
私たちはいつも「タムセルク」と呼んでいる。

4月30日(晴れ) 桜見物 その6

 近場の池田町へ。
大峰高原の桜並木を見てから成就院を探す。
樹齢300年のシダレ桜はもう咲き終わりだったが、境内には大銀杏があり、お寺の奥さんからたくさんの銀杏を頂く。

 陸郷の「桜仙峡」は、すっかり新緑になっていた。

5月3日(晴れ) 常念を描く

 家の近くにある用水路脇のあずま屋にて。
外でのスケッチは小学生以来か。
大好きな常念岳を見つめ描くということは、なかなか心躍ることだった。

5月4日(晴れ) 神坂峠(1585m)

 飯田インターから薗原へ向い、富士見台高原へのロープウェイに乗る。
そこには南アルプスの展望台(1600m)や湿原があるが、富士山は見えない。
富士山を見たい願望からその名が付いたとか。 

 神坂峠までは往復7キロ、恵那山を間近に見ながら、南信では珍しい笹の緑でたおやかな景色が気持ちよかった。
 今日の目的は「駒つなぎの桜」を見ることだった。
義経が馬をつないだという樹齢500年のエドヒガンは葉桜となっていた。

5月7日(晴れ) 白馬方面再び

 貞麟寺のシダレ桜の時期は難しい。
29日にはまだ蕾も固く見えたのに、今日はもうほとんど散ってしまっていた。
境内にカタクリ、ニリンソウは多い。

 落倉湿原のミズバショウ、ザゼンソウは終了。
親海湿原では、ミツガシワが咲き始め。
姫川源流のニリンソウは見事だ。流れの中にバイカモがたくさん咲いていてきれいだった。

 小熊山林道に鹿島槍黒沢高原から登って行き、鹿島槍、五竜を眺めた。
 穂高大王ワサビ田を歩く。水車のある水辺の風景が、新緑と溶け合って美しい。
油絵を描く人達が多かった。

5月12日(晴れ) 南信へ再び

 喬木村阿島の大藤を見に行く。
紫だけでなく、ピンクの花は特にきれいだった。
八重咲の花もあって珍しかった。

いつも立ち寄る道の駅「いいじま」からの眺めは素晴らしい。
南アルプスは塩見から荒川三山、赤石が大きい。
背後には中央アルプスの空木岳から百越まで険しい山々が迫っている。

5月16日(晴れ) 白馬夢農場

ここは1100mの高原。
菜の花が
真っ盛り。
一日中いても飽きない。

夫は写真とウォーキング、わたしは下手ながら白馬三山を描いて過ごした。

5月20日(曇りのち晴れ) 虫倉山(1378m)

 北アルプスの展望を見に小川村を通る時などにいつも気になる山だった。
長野市の隣に位置する中条村は、虫倉山の麓に幾つもの棚田が美しく広がっている。

 この日は、中条村の心優しい親切な案内人が付いての集団登山(30名)だった。
岩井堂から小虫倉山を経て登った。
新緑がまさにきれいで、身も心も洗われるようだった。
足元にはエンレイソウが多かった。白、ピンク、うすい茶色の3種類をたくさん見た。
北アルプスや山々の展望良し。秋の紅葉の時もさぞ素晴らしいだろう。
10月には違ったコースでの登山が予定されるというので楽しみだ。


5月22日

里山の緑がとてもきれいです。
田植えが済んだ水面に残雪のアルプスが映る景色、私の大好きな季節です。
せめて常念を描きたくてスケッチにでたりして・・・。
小学生のよう?へたですけど水彩画を楽しんでます。


5月28日(晴れ) 米子大瀑布

 四阿山と根子岳の北側の岩壁に流れ落ちているという大瀑布とはどんな滝だろうと期待は大きかった。
須坂インターから約20キロ登った所の駐車場から、3キロほどのコースを歩いてきた。

まずはイチリンソウの群落を見ながら森を行き、「不動滝」の足元へ。
垂直に落ちる85メートルの迫力に近づく。
次なる「権現滝」も真っ直ぐに流れ落ちて、その足元には雪渓もあった。

二つの滝が眺められる台地に登って、あずま屋のある展望台へ。
四阿山から根子岳の山頂部の稜線には幾筋も雪が残っている。
滝の落ちる岩壁の上はまだ葉が出ていないようだ。
眼前に広がる美しい新緑、聳える岩壁に滑り落ちる二つの大滝。
こんな申し分なしの景観をスケッチできる楽しさよ。
幸せを感じながらも、ブヨとの戦いあり。

 この日は、松代城を見物してから、聖山へも立ち寄る。
聖山(1447m)は、安曇野からいつも眺めている大きい山だ。360度の展望台。
山名表示板が設置されているが、方向があいまいで残念。

5月30日(晴れのち曇り) 奥裾花自然園

 「ふるさと講座」に参加して地層観察や植物観察の一日。
ミズバショウの花は終了していたが、ブナ林の新緑を楽しむ。
先生の山菜談義は果てしがなく、予定を一時間以上もオーバーして。
収穫したお土産の山菜多し。

6月2日(晴れ) 新緑の中を行く

 新緑は今、1600mあたりが最高にきれいだ。
高ボッチから鉢伏山にかけて、ズミの木がすごく多い。
赤い小さな蕾が膨らんでピンクになる頃が一番きれいだ。
満開になると真っ白となる。開花はまだ1週間ほど先のようだった。
鉢伏山(1929m)山頂へ続くたおやかな道が私は大好きだ。
何度登ってもいい。雄大な景色と高山植物。見飽きることはない。

 茅野から奥蓼科へ。渋の湯まで行って、北八ッの登山口を確認した。
また再び天狗岳などへいつの日か登りたい。

「横谷峡」へ移動して、乙女滝から王滝まで往復4キロの美しい渓谷沿いの遊歩道を歩いた。
冬期には、氷爆群が見られるという。屏風岩氷爆などはさぞ見事なことだろう。

帰路は、白樺湖から霧ケ峰、美ヶ原の台地をぐるりと巡る。
何度通っても心躍る美しい景観が続く。
「幸せだね。何も外国へ行くことないね。」と、夫が言う。

6月4日(晴れ) 苗名滝と惣滝 

 新潟県にある「日本の滝100選」に選ばれている二つを見てきた。
苗名滝は、別名地震滝とも呼ばれ、水量が多いのでその水音がとどろきがすごい。
堂々とした風格あり。登山道には、ラショウモンカズラがたくさん咲いていた。

 火打山の登山口である「笹ヶ峰」へ車を進めた。
笹ヶ峰ダム(乙見湖)があって、天狗原山と焼山が見えた。
真っ白で印象的。
我が家の近くから冬の晴れた日に、戸隠西岳の西奥に見える白い三角の山とそれに続く白い山。
それがこの山に間違いないと確信した。

 赤倉温泉の上にある燕温泉に車を止めて、惣滝へ。
近づいて行く登山道が崩れている。
仕方なく展望台から眺めたが、新緑に囲まれた岩壁から力強く流れ落ちる素晴らしい滝だった。


6/16(晴れ) 田立の滝

南木曽町の「田立の滝」は、10数個もある滝群。
その中の一つ「天河滝」(落差96m)です。

県内にある「日本の滝100選」は3つで、乗鞍にある「三本滝」は見たし、「米子大瀑布」も良かった。
もう一つはどこかと地図で調べると、「田立の滝」と分かった。
今まで見てきた「那智の滝」「華厳の滝」にも匹敵する落差があるらしいので是非見に行きたかった。
木曽路を辿って2時間半で駐車場。
木曾らしい檜、さわら、つげ、などの巨木が次々と現れる登山道を登って行った。
長い桟道や吊り橋を幾つ幾つも渡って、渓谷を奥深く分け入って対面した素晴らしい滝たちだった。
不動岩展望台へ登ると、爽やかな風を受けてどこまでも広がる展望に言うことなし。
再び同じ道を注意深く下って、4時間の行程だった。
帰路、「阿寺渓谷」にも行って、また違った渓谷美を堪能した一日だった。

                                                                
6/23(晴れ) 高ボッチ(1664.9m)と前鉢伏山(1836.1m)
 
 雨がやんだので、レンゲツツジを見に登った。
良すぎるほどの天気になって。鮮やかなツツジの群落、爽やかな風を満喫。
北ア、南ア、中ア、八ヶ岳、乗鞍、御岳などの大展望。
スケッチするにはあまりにも題材が多すぎた。

   穂高、槍、常念を背に、高ボッチにて。
   富士山と南アルプス、諏訪湖を見下ろす。

         北海道を旅して(6/26〜7/11)

 北海道旅行から昨夜(7/11)に帰りました。
16日間ほとんどが車の中の生活だったので、
安曇野の小さな我が家に帰ったとき、家の中がすごく広く感じました。
北海道の隅々まで巡って、走った距離は6178キロ。
事故にも遭わず無事帰りました。

   6/28 インクラの滝(白老町)
 今まで見てきた滝の中で、近づくのにこれほど苦労したことはなかった。
駐車場から遊歩道なし。

インクラの滝(白老町)

ふみ跡を頼りにほとんど川の淵を進むのだが、大きな岩を乗り越えたり、崩落地を横切ったり。
くるみを車に留守番させて置いてよかった。
「引き返そうか?」と弱気になった私。
「ここまで来たのに」と夫は諦めなかった。
手が届かず夫に引っ張り上げてもらうところもあった。
そんな40分の苦闘の末にようやく滝の全景を見た。
滝の横は断崖絶壁。周りの景観と堂々とした流れが実にいい。大満足だった。
 この日は、早朝、静かな大沼公園を散策、格好の良い駒ケ岳を眺めた。
室蘭市の地球岬で絶景を見て、渚百選のイタンキ浜へも行った。
樽前山の裾野の樹林帯に位置しているインクラの滝へは未舗装の林道を10キロ以上も行くのだが、
その林道にたどり着くまでかなり迷走してしまった。
滝を見てからは、苫小牧市が近かった。すぐにきれいな温泉に入れてホッとした。
 



   6/30  ピョウタンの滝(中札内村)
  落差は20mくらいだろうか。幅がすごく広い。
水量多く余りの勢いのすごさに息をのむ。大きな岩が数箇所あって流れに変化をつけている。
森の公園から降りていくと立派な滝見台があって、その凄まじい滝の落ちるさまを間近に見下ろすことができた。
 昨日は、日高山脈を眺めたり、牧草地帯の広がりを目いっぱい堪能し、帯広の旧幸
福駅を見物。少し戻って、道の駅「中札内」に泊まった。
そこで見た観光ビデオの中のピョウタンの滝の実物を見たくて、この朝向かったのだった。

   7/1  オシンコシンの滝(斜里町)

  駐車場には観光バスがいっぱい。水量多くて豪快な滝。落差、幅とも申し分なし。
知床の代表的な滝。
 夫は知床をゆっくり見たいと言っていたが、知床五湖は熊出没のため五湖めぐりはできず。
カムイワッカへの林道も通行止めで残念。翌日は快晴に恵まれ、滝を見直したり、知床峠や羅臼方面を楽しんだ。

   7/2  幌岩山(佐呂間町) 376m
 道の駅「さろま」から、夫とくるみが昼寝中に登った。
低い山とはいえ1.5キロの道のりはサロマ湖の0メートルから登るので、40分たっぷりと汗をかいた。
山頂の展望台からサロマ湖を一望する。
100キロマラソンを走った懐かしい日々を思い出さずにはいられなかった。
 小清水原生花園、能取岬、知床連山、斜里岳の眺め、オホーツクの美しさ、花々たち、今日一日見てきた景色の素晴らしいさよ。

   7/3  洛陽の滝(滝上町)
 滝上渓谷にあって名前が素敵。近くには滝上公園がある。芝桜で有名。
紋別市から25キロほど往復した。
 ウスタイベ千畳岩(枝幸町)
  歌登から近いオホーツク海。流氷が見られるところ。

ウスタイベ千畳岩(枝幸町)
歌登から近い流氷の来るオホーツク海

   歌登山(枝幸町)573m
 姪のかほるさんが、東京から歌登の開地牧場に嫁いで10年が過ぎた。
うれしい時も辛い時もきっと見つめてきたであろう歌登山。
一人息子の希望(のぞむ)くんの案内で、林道を車で行った。
標識もない入り組んだ道で、私たちだけでは山頂に行き着けなかっただろう。
希望ちゃんは元気な1年生、頭のよい実に頼もしい子だった。
昨年の夏には大雪の旭岳にも登った。

歌登山頂から広がる景色、とても気持ちがよかった。

   7/4  敏音知岳(中頓別町)703m
  かほるさんお勧めのピンネシリ岳。晴れていれば利尻岳まで見えるという展望の山。
のぞむも小さいときに登ったし、くるみも大丈夫と。この日は非常に暑い日だった。
久しぶりの登山でうれしそうに張り切っていたくるみだったが、やがてハアハアと息遣いが荒くなって、とうとう山頂直下でばててしまった。
仕方なく、私だけが展望の山頂に立った。
くるみは10歳になってずいぶん年老いてしまったようだ。

   7/5  銀河、流星の滝(上川町、層雲峡)
 まずは一つ一つの滝を眺め、その後500mほど登った双爆台から、崖一つを隔てて落ちる二大瀑布を見た。
流星の滝90mの方が長く見えるけれど、銀河滝は120mもあるという。
周囲に聳える岩峰と緑の景観が素晴らしい。

   羽衣の滝(東川町、天人峡)
 270mもあるので遊歩道からはその全容は見えない。
滝見台へは1時間近く登らねばならない。
以前私は、トムラウシからの帰りにそこから見たが、ひどいブヨの襲来と戦わねばならなかった。
今日はくるみも一緒に気持ちのよい遊歩道を歩いた。
名前のように優美な滝で何度見ても感嘆する。
   敷島の滝  
 羽衣の滝からさらに進む。忠別川は水量が多く美しい渓谷だ。
長い吊橋を渡り、川へ降りて激しい流れの脇の石ごろごろのところを通過するところだけはくるみを抱っこした。
忠別川が豪快に流れ落ちて幅広で見ごたえあり。

    7/6  千望峠(上富良野町)
 広い美しい景色が一望の下。大雪山系の山々の展望もよし。
今日一日ゆっくりと美瑛、富良野をめぐった。
パッチワークの丘、ラベンダー園、ジャガイモ畑などなど美しい景色を堪能した。

   7/7  アシリベツの滝(札幌市)
  「滝野国営すずらん丘陵公園」の中にあって、駐車場は有料。
滝を見に行くのに何の不安要素なし。きれいに整備された広大な公園だった。
一気に流れ落ちる男性的な滝。森の静寂をやぶる豪快な流れだった。
定山渓温泉を経由して小樽へ。そして積丹半島へ向かった。

   島武意海岸(積丹町)
 渚百選にふさわしい美しさ。

島武意海岸(積丹町)
美しい日本海の色です。


   7/8  賀老の滝(島牧村)
 分かりやすい案内板があって、国道から迷わず駐車場に到着。
狩場山の登山口が近かった。ブナの原生林あって気持ちのよい森だ。
滝までは1.3キロだが厳しい下りがあって、往復に1時間ほどかかった。
滝を見るにはこのくらいの苦労をすれば感激も大きい。
落差、滝幅とも立派で大満足。
 前日は、ニセコスカイラインを走って、昆布温泉でさっぱりした。
今朝は黒松内の道の駅から、日本海に出ると島牧村は近かった。

賀老の滝(島牧村)

   7/9  函館山(函館市)334m
  夜景は以前見ているのでマイカー規制をしていない昼間に登った。
快晴で素晴らしい展望。またいつ北海道へこれるだろうか。今日が見納めの日。
函館に戻るのに日本海側を走った。
江差町の隣の上ノ国町というところは、絶景の夕日スポットで、奥尻島の左に沈む夕景の美しさをたっぷりと眺めることができた。
夷王山(159m)があり、そこからの眺めもとてもよかった。
北の小京都といわれている松前町の見所も多かった。
松前城は桜で有名。桜の種類の多さに驚く。

   7/10  くろくまの滝(青森県、鯵ヶ沢町)
  世界遺産の白神山地のエリアだった。
駐車場の案内板を見て、山道を覚悟して歩き出したが、あっけなく立派な滝に対面できた。
しかもたやすく滝つぼ近くまで行けるのだった。
大男か何か巨大な生き物が立っているかと思える姿だ。
くろくまとは、黒い熊のことなのか。どこにも名前の説明は書いてなかった。
 滝を見てから、五能線の陸奥岩崎へでるため、白神ラインを走った。延々と森の
中、30キロ余りも未舗装の悪路はひどかったが、森林の美しさには慰められた。

くろくまの滝(青森県鯵ヶ沢町)
落差85m、大迫力でした。

   7/11  弥彦山(新潟県弥彦村)634m
  
大展望を期待して、スカイラインを登ったが、佐渡島もみえず。
前日は海岸の美しい秋田県象潟に泊まったが生憎の天気だった。
今朝、山形県遊佐町へ向かう頃も、鳥海山がやっと頭を見せただけで、曇ったり雨が降ったりの一日だった。
悪天候の中、旅の最終日は、酒田市、鶴岡市、新潟市と観光した

  くるみ連れの旅は、この10年間で全国をめぐり、北海道も2度目だった。
車の中で一人?くるみがかわいそうなので、フェリーは最短距離の大間、青森間を往復使った。
旅の全走行距離は6178キロだった。下北半島の突端の大間は日本列島最北端の地だ。
安曇野から片道900キロを越えているので、道内を走ったのは4300キロくらいだろうか。
運転は終始夫一人、私は頼りないナビ専門。

北海道らしい景色の中、どこまでもまっすぐな道を嫌というほど走った。
木々と畑の緑が本州とはなぜか違う。
なんという美しい黄緑だろう。
美瑛や富良野の美しさは云うまでもなく、どの町も道路わきにきれいな花が植えられていて感心した。

渡島半島は、両先端の恵山や、松前にも行った。
海辺の山はどこも緑の起伏だが、恵山(618m)は荒々しい姿で印象的だった。
襟裳岬、霧多布岬、納沙布岬、宗谷岬、積丹岬、神威岬、などなどどこも美しかった。
オホーツクも日本海もなんと言うきれいな海だろう。
感嘆の声を何度も何度もあげてしまった。

知床では、鹿との遭遇も度々。
知床の植物は際立って美しく感じられた。羅臼から道路の終点の相泊まで行った。
知床岳の登山口はどこだろう。もっと先を歩いていくのだろうか。

羅臼岳や斜里岳を心ゆくまで眺めた。大雪や十勝連峰、はるかな山々。
今や山は眺めるのみ。登山を予定していた樽前山は、生憎の雨で諦めた。

釧路湿原や原生花園などいろいろ見てきたが、サロベツ原野の広さは圧巻。
エゾカンゾウの花とともに心に残っている。
そしてはるかな利尻岳よ。思い出は尽きない・・・。

旭川では「三浦綾子記念文学館」を訪れた。
思いがけず、三浦光世さんに話しかけられたことはうれしい出来事だった。

 「あれっ、うちって、こんなに広かった?」玄関をあけてまずそう思った。
出かけたときと全く変わっていない小さな我が家なのに。
16日間車の生活をしてきたせいだろう。
朝は3時過ぎから明るみだし、夜は7時半を過ぎても薄明るかった。
長い一日を過ごすには絶好の季節だった。


   7/23  車山(1925m)

 
ニッコウキスゲを見るには霧ケ峰が一番だ。
これほど広範囲に見事に咲くところが他にあるだろうか。

車山肩駐車場から黄色に埋め尽くされた丘陵地を歩く。
コロボックルでコーヒーを飲み一休みした後、蝶々深山方面へ。
分岐点から車山山頂へ向かった。
リフトで登ってきた人々で賑わう広い山頂。
何度来ても広がる展望は気持ちよい。


 登山道にはヒナウスユキソウ、ハクサンフウロ、テガタチドリなどが多かった。
たった1日しか咲いていないと言うニッコウキスゲ、このみずみずしい黄色が明日はしぼんでしまうのか。
はかなさゆえにその美しさに感動。

   7/28  小遠見山(2007m)

 
テレキャビンに乗り1515m地点からアルプス山野草園のコマクサなどを見ながらゆっくりと登った。
地蔵の頭(1676m)を過ぎると、しばらく急登が続くがやがて展望が広がって五竜岳や鹿島槍ヶ岳が見えてくると山頂は近い。
360度の展望台だ。
時間はたっぷりあるので豊かな雪渓を抱いた鹿島槍の北面や五竜をスケッチしようと思っていたが、
ビールを飲んでいるうちに雲が下がってきて・・。
雨に降られながらの下山。
とおみ駅まで戻ってきたら、すっかり晴れ渡ったのだった。
たくさんの花たちに出会えたし、今年の山にまずは登れてうれしかった。
 帰路立ち寄った親海湿原では、コオニユリの群落が見られた。

  (追記)
小遠見山は2007mなので今年の山。
以前登った時(04年8月)、2009mと標高を間違えて書いてしまいました。

→訂正しました(管理人)

   8/8〜9 白馬三山縦走 

 大雪渓から白馬岳へ、いつか登りたいと願っていた。
アイゼンを付ければ全く怖いことはない。雪渓上部からひっきりなしに続く花たちとの出会い。
感動の2日間だった。
夫にとっては初めての縦走だ。
私は21年ぶりの白馬岳山頂、そして杓子岳、鑓ヶ岳、鑓温泉、猿倉への長い道のり。
あの時と変わらぬ大展望、青空と雪渓、見事なお花畑を満喫した。
 午後4時ごろ白馬岳(2932m)の山頂で、ブロッケン現象を体験。
光の輪の中で思いきり両手を振っていたのは紛れもない私。夫がしっかりそれを見ていてくれた。
どうか幸せなときがずっと続きますようにと願わずにはいられない。
 著しい体力の低下は悲しい事実だが、一歩一歩進めば必ず登れる。
そして時間がかかってもきっと下ってくることができる。苦しいけれどやっぱり登りたい。

白馬岳山頂直下で。
妙高山の右側奥から日の出。
快晴となり素晴らしい縦走が楽しめた。


   8/10 湯の丸高原、池の平湿原

 猛暑が続いている。
外界は35度もあるのに、ここ池の平は2000mを越える高原。
風がとてもさわやかで涼しくてまるで別天地だ。
豊富な高山植物たちに囲まれてお弁当を広げる。
今日は可愛い孫たちと一緒で、ビールの味も格別だった。


 8/17〜18 常念岳(2857m)と横通岳(2767m)

 夫もついに登った。
いつも優しく私たちを見ていてくれる常念さん。
あなたは堂々として大きくてその山頂部は急峻。
体力の落ちた私にはすごく手ごわかった。
常念小屋に泊まった翌日は、日の出と雲海、朝日が当たる槍方面の景観に満足。
朝食後、横通岳へ登った。
コマクサが砂礫の斜面にたくさん咲いている。
あそこにもここにも、石の下に根を張ってけなげに風に揺れているのは心打たれる美しい姿だ。
大きな常念岳の隣にあってその景観を引き立てている横通岳だが、なかなか大きい山だ。
山頂からの眺めは常念岳と変わらぬ素晴らしさだった。
槍、穂高連峰を目の前に、スケッチする幸せなときを過ごす。
 今回は一の沢を往復したのだが、ゆっくり休憩を取りながらも痛む膝には厳しい道だった。
豊富な高山植物にはずいぶん慰められたけれど。
 高木さんたちは今年も遠路はるばるやってきて、常念、燕登山を楽しんで行った。
また来年もきっと元気で、どこかの山でお会いしたいと思う。

 横通岳にて

   8/23〜25 白山(2702m)

 白山に登って来ました。
ボランティアという意識はなく、
リーダーのマイクロバスなので、交通費も少なくて済み、仲間たちと楽しい山歩きと観光もしてきました。

 全盲の丸山さんと大矢さんが望んだ白山登山。
丸山さんから電話をもらって即座に参加を決めた。
何よりお二人にまた会いたかったからだ。

 昨年9月の槍ヶ岳を一緒した7人と初対面の3名が加わり10名(男4、女6)のパーティにて。
リーダーの坂田さんが運転するマイクロバスで6時間もかかってやってきたのは岐阜県大白川ダム登山口だ。
白山室堂まで6.9kの平瀬道を登った。

 ブナの大木が目立つ樹林帯を登っていくとダムの白水湖が眼下に。
抹茶を思わせる緑色だ。右手に三方崩山が大きい。
大倉山(2038.6m)を過ぎると、カンクラ雪渓が見え、御前峰が迫っている。
高山植物いっぱいの斜面が続く。
ナナカマドに囲まれた道やイワギキョウの群落を見ながら登っていくとやがてハイマツ帯となる。
長かった登りを忘れてしまうようなお花畑の広がる台地を歩けば室堂は近かった。

 12年前のこと、夜行バスで富山に来て、立山三山を縦走し、剣山荘泊。
剣岳を登ってから金沢へ。
翌日の早朝、白山に登り2日間精力的に歩いて白山を満喫した。
あのときの健脚は今はない。だが再びこの白山に来て素直にうれしかった。

 翌朝、4時20分に御前峰を目指して出発。
日の出前にみんな揃って奥宮を参拝した。
御来光を仰いだ後、私は先週に続いてブロッケン現象を体験。ほんの一瞬だったけれど。

 厳しい岩稜帯を慎重に下って、池めぐりコースを歩いた。
雪渓に乗ってみたりもして。室堂に戻って朝食。ゆっくりと、平瀬道を下った。

 駐車場から少し移動したところに「白水の滝」があり、疲れた足にもかかわらず全員が滝見物へ。
落差72mの立派な滝だった。
その日は、平瀬温泉の宿で、食べきれないほどのご馳走にはびっくり。
坂田さんのお陰で、私たちの交通費は小額で済み、その分大いに飲んだのだった。 

 3日目は、世界遺産の白川郷を見物。
飛騨の大鍾乳洞にも行った。
どこへ行っても熱心に説明を聞きながらくまなく見て回るのは、大矢さんであり丸山さんなのだった。


   9/3 天狗岩(1963.9m)

「家から4時間40分か、遠かったなあ。」 
いつも家から見上げている天狗岩は、展望がよいので私のお気に入りのテラスだけれど、あんまり気軽には来れない。

今朝、大きなおにぎり1こ作って水分は1リットル弱だけで、自転車に乗り登山口にやって来た。
1時間以上もリンゴ畑の間の坂道をフウフウと。
落下しているリンゴに目が行って・・。
勇気を出して一つを選んで頂戴しておいて本当に救われた。美味しかった。
乏しい食料では耐えられない登りだった。

初夏にワラビ採りしながら登った道は、マツムシソウ、アキノキリンソウ、ママコナなどがいっぱい。
大きくなったワラビやススキ、ヨツバヒヨドリ、ゴマナなどを掻き分けて進んだ。
明神、前穂、奥穂まで遠望できる山頂には、ヤナギラン、マツムシソウがきれいだった。
南向きの岩のテラスは、いつも日当たり抜群で暑すぎたが1時間近くも長居して・・・。

金松寺山(1625m)の山頂を経由して下山した。

 9/8〜9  シチズンランナーズの合宿で山中湖へ行ってきた

 花を持って電車に乗るのは谷川に向かうとき以来かなとふと思う。
八王子、町田で乗り換え、2年ぶりの海老名だった。
今日も残暑が厳しい中、母の墓参へ。
海老名から新松田で乗り換え御殿場からバスに乗り、山梨県に入って籠坂峠で下車した。

大洞山(1383.5m)
 籠坂峠から大洞山、三国山を経て三国峠へ。
アップダウンの山道を2時間半の行程。
昨日の台風9号の影響か、深くえぐれて溝のようになった道を登り、一面に落下した小枝とおびただしい葉っぱを踏みながら進んだ。
 車道に出てからパノラマ台へ。
ススキの原が広がり、輝く山中湖が眼下に。
湖畔からさらに約半周しなければ、友の家にはたどり着かない。
遊歩道のない場所は、波打ち際近くを歩き、山中湖と富士山を間近に感じながら歩いた。

高座山(1304.4m)
 20人の大宴会で遅くまで飲んだけれど、いつものように早朝に目覚めた。
湖畔からの朝の富士はやっぱりいい。
きれいだった。仲間たちとお別れして、花の都を歩き、忍野へ向かった。
高座山はいかにも登りやすそうに見えるが、以前苦労した思い出があるので、今日は鳥居地峠から登るつもりだ。
 ところが峠までが遠かった。1時間40分もかかってしまった。
ようやく山頂に近づいたのだが、晴れていた空がいつの間にか怪しくなって富士山も隠れてしまった。
足元にはナデシコやピンクの花が多くて、展望がよくなったところで、雨が落ちてきた。
山頂が見えていたが下山を決めた。下りで滑るのが嫌だったからだ。
 雨はすぐやんだが、峠からの林道歩きが長かった。
杓子山からの道と一緒になって下吉田駅を目指したのだが、駅に近づいた辺りで3回も道を聞く羽目に。
結局ずいぶん遠回りしてようやくたどり着いた。
へとへとのわが身が少々なさけなかった。
 
大月から甲府行きの特急かいじにすぐ乗ったものの、帰路の方向が間違っていないかまだ心配になる。
長野県人になってもうすぐ4年になろうとしているのに。
小さな中萱駅から我が家までゆっくり歩いて30分。
この広がる景色、好きだなあ。
ソバの花と稲穂が揺れる安曇野に帰ってきてなんと心が和むことか。
吹く風がさわやかで常念がいつも見てくれている。
この地で暮らす幸せをしみじみ感じるのだった。

   9/22 嵩山(たけやま、789m) 群馬県中之条町

 群馬の夫の実家へ行く途中でいつも気になる山だった。
お墓参りに向かう今日、ついに念願かなって登らせてもらえることになった。

 小天狗の頂も、最高峰の大天狗も大きな岩場のてっぺんで、眺めは素晴らしかった。
特に大天狗に至るには、5本もの長い鎖が掛かっていて大きな岩場だった。
そこをまた下降する時は緊張を余儀なくされたが楽しかった。

 嵩山全体が霊山だという。
至る所に観音様が安置されていた。
手を合わせて心の中で、登らせてくれたありがとうと感謝して歩いた。
私の予定通り、心配かけることなく夫の待つ駐車場へ、2時間以内に戻ることができた。

 この日は、往路には軽井沢から峰の茶屋を経由し、
帰路は四阿山登山口の鳥居峠を越えて、“だんべえ”から“ずら”の国へ戻ったのだった。


9/27 有明山(2268.3m)

 有明山は、厳しい登山道がむしろ魅力だ。単調でないのがいい。
ぐんぐん高度を稼いで登っていく。油断できない道が続く。
それに何と言っても眺望がいい。
燕岳から大天井の稜線が眼前に連なり、北や東の山々や安曇野の広がりが見渡せる。
 登山道で出会ったのは、可愛らしいウサギ一匹。
そのほかはたったの3パーテイとすれ違っただけだった。
まだ今年は紅葉が始まっていなくて、青々とした木々が初夏と変わらぬ緑だった。
足元のキノコたちを見れば、やはり秋なのだなあと思ったけれど。
 有明荘から裏参道の往復。
片道3時間にて、山頂にある大きな岩の上で、常念方面の山々を眺めながら、1時間以上も至福の時を一人過ごした。
山頂付近のツツジは赤く色づいていました。
下山路で、美味しそうに見える3種類ほどのキノコを採ってきたものの食べる勇気が出ず、結局全部捨ててしまった。
何でも教えてくれたヨーデル先生がとても懐かしい。

お彼岸が終わって朝はだいぶ涼しくなりました。
今朝の新聞に、「北穂高小屋で初氷、ここ10年でもっとも遅い」との記事がありました。(9月27日)
 

10/6 奥大日岳(2605.9m)

立山室堂へは、扇沢から関電トンネルトロリーバス、地下ケーブル、
立山ロープウエイ、 立山トンネルトロリーバスを乗り継いでようやく達する。
今年は10月になっても冷え込みがなく、山の紅葉はどんな様子だろう。
とにかく奥大日岳に登りたくて、晴天に恵まれたこの日を逃したくなかった。
 期待以上に美しい立山が私たちを迎えてくれた。
雲ひとつ邪魔していない立山連峰が錦の衣をまとっているのだった。
目指す大日岳の連なりも大きくて、心躍った。

 
(立山三山)


2450mの室堂から地獄谷に下って、テントが並ぶ雷鳥沢(2277m)へ。
流れを渡って雷鳥坂と分かれて、新室堂乗越へ登っていく。

何度も振り返りながら、またこの景色に戻ってくるのだと思うとうれしかった。
“鉄鋼のような岩ぶすま”と深田さんが形容した剣岳が聳え、
奥大日岳の山頂に近づくに従ってその天を突く鋭さが増してくるのだった。
 山頂に立てば、360度の大展望。富山湾も見えている。

 (
紅葉の山道を下る) 

眼前に剣岳、その後ろには白馬岳から続く山々や毛勝三山。
そして槍、穂高、笠ヶ岳など北アルプスの山なみまでくっきりと見渡せた。

ああ、いい山頂だね。
紅葉に彩られた山は本当にきれいだ。
夫も満足して美味しそうにビールを飲む。山頂での1時間はすぐに過ぎた。
下山は登り以上に時間をかけてゆっくりと景色を楽しみながら雷鳥沢へ。
室堂へは池めぐりで、美しい景観を心ゆくまで堪能した。

 (
黒部平より東一の越を見上げる)



10/12〜13 奥穂高岳(3190m)

 涸沢の紅葉は余りにも有名だ。
夫とともにその素晴らしさを味わえたことは本当にうれしいことだった。
 上高地では、いつも清らかな流れの梓川、焼岳の姿、すっきりと穂高連峰の全容が見渡せた。
最高によい天気に恵まれた2日間だった。
 横尾谷に入って左に屏風岩を見ながら緩やかな登り、本谷橋を過ぎると徐々に紅葉がきれいになってきた。
涸沢ヒュッテに近づくとますます色が深まって、誰もがきれいと歓声を上げていた。
涸沢カールの美しさは見事としか言いようがない。
黄色、鮮やかな赤、緑の縁取がいい感じ。
そして聳える前穂から奥穂、涸沢岳、北穂の稜線が続く。
何年も通ってきてこんなによい紅葉は初めてと、みな口々に言っていた。
 翌日、朝日を受けて輝きだした峰々を見上げながら、パノラマコースを登っていくうれしさよ。
ザイテングラードの急登も全く苦にならない。そして奥穂山頂へ。
周りの山々に見とれ幸せを感じていたのは私だった。
夫は、圧倒される高度感と吹き上げる冷たい風、皮手袋をした手がかじかんだ北斜面の登りがかなりこたえたようだった。
 北アルプス第一の高峰、奥穂高岳に夫と登れてうれしかったし、
この幾重ににも連なる山波、大展望の中を、これから続く吊尾根、そして岳沢へ行けることが楽しみでたまらなかった。
私だけが浮かれていたのであって、夫にとっては慣れない岩場、しかも難しい下りが次々に現れて。
吊尾根で休んだ時も、紀美子平でお弁当を食べた時も、岳沢でも、ザックからカメラを出す気も起きないほどのゆとりのなさだった。
 紀美子平から前穂高岳山頂を往復しないで、重太郎新道を下った。
慎重に一歩一歩下って、日没前には河童橋に帰ってきたけれど、とうとう覚悟していた6時5分の最終バスで上高地を後にしたのだった。
 雪が来る前の穏やかな秋の日に、素晴らしい紅葉と大展望を満喫できて幸せだった。
夫の望まない今回のような厳しい山へはもう一緒には行かないが、私は果たしてやめられるだろうか。
無理をしてはいけないと思いつつ。

  涸沢の紅葉 1   涸沢の紅葉 2   涸沢の紅葉 3

(追記)
ザイテングラードを登っているとき少し霜柱が見られた程度でした。
前穂のルートは、丸印がついていても間違えてしまったとか言ってました。
2年前、ヨーデルさんと登ったときは「吊尾根最低コル」という表示があったところから山頂へ向かい、
途中から踏み跡がなくなって、ほとんどよじ登る感じで山頂部直下の縁にたどり着いたのでした。
危険なので、今回はその道に入り込まないように紀美子平まで行こうと決めてました。
ところが、その最低コルの表示は今回注意していたのに見つけられなかったので不思議でした。
昔は、紀美子平からの往復というルートではなかったので、きっと幾つもの踏み跡がつけられているのでしょうね。


10/20 メールより

北アルプスの山々が初冠雪しました。
常念と横通岳が雪化粧、とってもきれいです。
明日は、志賀高原へ行ってきます。

10/21 志賀高原・笠ヶ岳(2075.8m)

 笠ケ岳  七味大滝  雷滝

 志賀高原の見どころは多い。
四季折々訪れる人の絶えない魅力いっぱいの高原だ。
散策したいところや登りたい山はたくさんあったが、もっとも手軽で登り甲斐のある頂に立ててうれしかった。
 笠ヶ岳は、志賀高原のシンボルともいわれていて、その姿はとても目立っている。
東は岩壁が垂直に見えていて手ごわそうだが、西側の登山口からはたやすく登れる。
 石の祠のある巨岩の山頂からの展望は素晴らしい。
雪化粧をしたばかりの北アルプスの峰々が勢ぞろい。
乗鞍、御岳も。浅間山の山頂部が雪をまとってくっきりと縁取りが見えている。
紅葉の山々が眼前に広がって、何時までも見飽きない展望。
狭いけれど実に気持ちよい山頂だった。  
 志賀高原の最高峰横手山(2304.9m)は、この朝の冷え込みで霧氷に覆われていて美しかった。
マイナス3度Cだった渋峠から群馬県側へ少し進んで、白根、草津方面の展望を楽しんだ。
芳ヶ平の湿原には小さな池が点在して箱庭のような美しさだ。
懐かしい榛名山の全容を眺め、遠く富士山の白い頭も見えていた。
 笠ヶ岳登山のあと、紅葉に彩られた山田牧場を通って、高山村の松川渓谷へ向かった。
まず、七味温泉から1.5kの山道を登って、「七味大滝」と対面した。
次は、裏見の滝で有名な「雷滝」を見物。
その名のとおり雷のごとく豪快で迫力ある流れだった。
最後は8つの滝つぼを持つ「八滝」を遠望した。
それぞれ個性的な滝で、周囲の紅葉とともに見ごたえがあった。

 10/30 称名滝(富山県、立山町)

 日本一の落差(350m)を誇る称名滝を見るべくよい日を選んだはずだったが・・。
霧に邪魔されて3分の一くらいしか見えなくて残念。
しかし凄い迫力で貫禄十分の滝だった。
手前の飛竜橋を渡って、八郎坂を登れば、滝の全容が見えると聞き、近いうちに再訪しようと夫がいう。
雪解け時には、500mもの落差となるハンノキ滝(ネハンの滝)が隣にある。
二つの豪快な流れを楽しめる新緑の頃も大いに魅力的だ。
 有峰林道も通ってみたい。
有峰湖畔を過ぎて富山県から岐阜県へは飛越トンネルがある。
山吹峠を越え、双六渓谷を通って、奥飛騨に出る長い山岳道路だ。
雪が来る前に行ければいいのだが・・。
 今日は、富山市内から神通川沿いの飛騨街道を走り、細入の「常虹の滝」を見てきた。
“とこにじ”とは、いい名前だ。夫婦滝、不動滝など5つの滝の総称だった。
 最近、お留守番ばかりのくるみを連れてのドライブだった。
称名滝への道をくるみは嬉々として歩き、滝見台への石の階段もためらわずスイスイと登った。
「やっぱりお前も山が好きなんだね。」
 奥飛騨から平湯あたりの紅葉はきれいだったが、
安房トンネルを抜け長野県に入ると、また違った木々の美しさに目を見張った。
梓川沿いの見慣れた道が今まさに最高の秋の景観を見せてくれていた。  

蛇歯見(じゃばみ)の滝は、「常虹の滝」で一番の落差あり つながれて不安顔のくるみ

  11/5 再び称名滝

 1週間前よりさらに色づきを増した周囲の景色だった。
4段になっている350mの全容を見たくて八郎坂を登った。
飛竜橋を渡って登山口から40分ほどで第2展望台(1270m)に着き、日本一の流れを堪能したが、
500mのハンノキ滝も一緒に眺められる新緑の頃にまた来たいと夫が言う。
 有峰林道のドライブは、今度来る時の下見の気分だった。
有峰湖から見える大きな薬師岳。またゆっくりと眺めに来よう。
 行きは安房トンネルを通ったが、帰路には懐かしい安房峠を越えた。
峠からは穂高連峰をじっくりと眺めた。
「あんなに凄いところを本当に歩いたんだね。
たけちゃん、信じられる?」と、問いかけずにはいられなかった。 

八郎坂の展望台にて 滝つぼ近くの展望台にて

(滝の上から2段目が下からは全く見えていないのがわかりますか?)

  11/4 虫倉山(1378m)
 中条村のシンボル的な山。中条山岳会の方々の案内で、5月の時とは違うコースを楽しむことが出来た。
柏鉢城(天神城)を経由する変化にとんだ登山道で、歴史的な話も聞かせてもらえた。
紅葉も楽しめ展望もよくて気持ちのよい山歩きだった。 
 マイクロバスを利用させてもらって、懇切丁寧な地図やパンフレットの配布があり
そしてガイドをしてくださり、参加費無料には頭が下がる。
県内では3番目の高齢化と過疎化に悩む中条村だが、
自然豊かな美しい村に住む人々は、とても心優しく親切なのだった。

  11/20 戸隠鏡池
 長野市の夫の兄の家を久しぶりに訪ねた。
長野へ行くには、高速道路か国道19号で行くほかに、楽しみな峠越えのルートが幾つかある。
今日は、白馬から白沢峠を越えて鬼無里へ。
大望峠から戸隠は近い。
戸隠から飯綱高原経由で長野市へ向かった。
 白沢峠、大望峠ではいつでも素晴らしい展望に心が躍る。
 戸隠中社から一昨日に降った雪景色の中を鏡池へと向かった。
静かな水面の向こうに荒々しい岩峰の連なる戸隠山を眺めた。

鏡池にて

  戸隠西岳連峰     戸隠表山

                                          

   11/11 リンゴの収穫

 
 安曇野に引っ越す前から、三郷村観光協会(現、安曇野市)
 が主催するリンゴの木のオーナー制度に応募して、
5年目の秋を迎えた。
 毎年11月第2土日が収穫日と決められている。
 東京に住む私の姉二人が、
昨年から参加するようになり、
 それまでは1本だったのが2本になった。

 農園との契約では、1本150個の保障がある。
 この5年間台風などの大きな被害も少なくて、

 保障以上の収穫があった。
 昨年から農園を変えてみた。
 私が選んだ木が良かったのか、
びっくりするほどの収穫があった。
 そして今年、昨年以上の実りでうれしい悲鳴を上げたのだった。

 我が家の可愛い3人の孫を紹介します。
 狭山市に住む、詞音。小4,10歳。ピアノと絵が得意。
 家の隣に住んでいる、朱里(5歳)と早織(3歳)。<<...>>




  Xさんへ
    「徐々に冬が近づいているようです」

昨日、恒例のリンゴの収穫をしました。
息子家族や娘の一家と私の姉たちとにぎやかに。
今年も豊作で1本の木に300個もついているのは見事なものです。
いつも少しばかり、おすそわけです。
今日お送りしましたので、どうかご賞味ください。

先ほどまでよく晴れていたのですが、今は雨になっています。
たぶん明日は山に雪が見れるだろうと思われます。
今まで余り冷え込みがなく楽でしたが、徐々に冬が近づいているようです。

連休の山、計画は余り無理をなさいませんように。
                                            (金井)