押しボタンスイッチの製作

 安価(千円以下)で、かつホームセンターで入手できる材料で作れる押しボタン型のスイッチです。
 どちらかというと肢体障害向きではないかもしれません。というのは「押ししろ」(ストローク)が大きいのと、押す力が結構必要だからです。
 そのかわり結構丈夫ですので、知的障害や自閉症、LD、ADHDのコミュニケーションに障害のあるお子さんに使いやすいように思います。
 中のバネを切りつめる等の改造で肢体障害のお子さんにも対応できるかもしれませんが、それは各自検討して下さい。マイクロスイッチを入れるという手もあるかもしれません。ただ...そこまでするなら、ジェリービーンスイッチやビッグスイッチを購入できるようにした方が得策です。時間をかけて自作するなら...その分指導計画をたてるなり...自宅研修をすることをおすすめします。


材料:

100V丸形押しボタン(松下電工WS3400P)300円前後
カラーマグネット40mm(ダイソー3個入り)100円
台部分木片円形100mm(工芸コーナー2個入り)220円程度
(形を問わなければかまぼこ板で十分)
モノラルミニプラグ3.5mm(いわゆるテレビのイヤホンのもの)500円〜
(テレビのイヤホンジャック用のプラグが両方についているコードです、単品のプラグを購入できるなら50円くらいでしょう、ただし半田づけが必要です。)
木ねじ2本(ボタンを木にネジ止めする。長さは木の厚さによる)
両面テープ(真ん中にクッションの入った厚手のもの)2cm程度

道具:

ラジオペンチ、ニッパー、プラドライバー


 材料はこんな感じです。左端のは、工芸コーナーで見つけたトールペイント用の木片です。かまぼこ板でも形が気になられければ十分です。要はスイッチ本体が固定できればいいわけです。スイッチそのままでは不安定だし、裏で怪我をするかも知れません。そのあたりは十分気をつけて下さい。

 私は日本橋でプラグ単体とコード(電線)を買ってきました。最近はホームセンターでも見かけますが、半田づけが必要です。両方にこのプラグがついているコードを買ってきて真ん中で切って使えば良いでしょう。サイズは直径3、5mmつまりテレビのイヤホンと同じものです。必ず「モノラル」にしてください「ステレオ」はダメです。

 スイッチはこんな感じで2分割できます。構造を見たら大体どうすればいいかわかると思います。バネを切れば押ししろが若干調整できますが、あまりお勧めできません。自己責任で...なお、金属部分を触ると接触不良の原因になります。絶対に素手では触らないで下さい。

 木の台座に木ねじでネジ止めします。このとき当然ですが、木を突き抜けないように適当な長さの木ねじを用意して下さい。付属の木ねじでは多分長すぎます。またプラグを接続するためのコード(電線)を木の台座の中を通す場合は台座に穴をあけます。私はそのようにしましたが、ボタン本体から直接コードが出ていても差し支えはないと思います。台座を通す場合は先に台座に穴をあけておいて下さい。

 コードを電極にネジ止めします。コードを少し剥いて、良くねじります。ささくれだった細い電線が他のところに接触しないようにしておいて下さい。電気をとおしたときに思わぬ事故になります。

 コードを通すのは私は一手間かけて側面に穴をあけました。しかし、本体(白い部分)から直接出してもかまわないと思います。その場合、ラジオペンチで少し下を欠けさせる必要があります。左の画像では台座を通してあるのだけれど、見本にするのでわざと少し欠けさせました。

 押しボタンの頭に両面テープで磁石を張り付けます。真ん中にスポンジもしくはクッションの入った強力タイプがいいでしょう。
 これでほぼ完成です。

 これで完成ですが、裏に玄関マットなどの滑り止めゴムを貼ると、結構しっかり固定できます。これはまぁ任意です。
 マジックテープの固い方を張り付けて、下に柔らかい方もしくは絨毯の切れ端を置けば、かなりしっかり固定できます。

 横から見たらこんな感じです。

 トールペイント用の板を使えばダブルスイッチにもなります。もちろん端材で構いません。子供が怪我をしないように棘がささらないように、角がとがっていないようにして下さい。この板は300円くらいでした。

  

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