ZENZANON−RF65mmf4レンズについて
| このレンズで最初に特徴的と言うならばコントラストの高さでは ないだろうか。その傾向はMTF曲線からも読み取れ、とりわけコ ントラストを表すと言われるミリ10本のデータは非常に高い数値 を出している。また、ミリ20本の曲線がミリ40本側よりも10 本側によっていることから、当レンズはコントラスト重視であると 判断できる。ちなみに、MTF曲線だけを見ると中心部はなかなか 優秀で、35mm一眼レフ用のレンズほどある。 | |
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| 写真1 絞りf5.6 全体 | 写真2 絞りf11 全体 |
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| 写真3 絞りf5.6 バイク拡大 | 写真4 絞りf11 バイク拡大 |
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| 写真5 絞りf5.6 街路樹拡大 | 写真6 絞りf11 街路樹拡大 |
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次に、絞りと画質の影響について比較してみた。左側がf5.6
右側がf11で撮影した。奥のビルと手前右の壁がアウトオブフォ
ーカスになっていること以外差はほとんどない。ピントはバイクに
あるのだが、かすかに前タイヤカヴァーの暗部の濃さが若干違うよ
うにも見える。写真4(写真2のバイク拡大)のバイクはどこかさ
らっとした軽い印象ももつが、写真3(写真1のバイク拡大)のバ
イクは重く感じる。しかし、その差はほとんどない。また、左の街
路樹を見ると写真5(写真1の街路樹拡大)の木はボテっとした木
を感じさせるが写真6(写真2の街路樹拡大)の木は痛々しいとが
った木に感じさせる。f11の写真がよりシャープであると言うこ
となのだが、単純にアウトオブフォーカスになっているだけと言う
見方もある。総合してみると「絞りによる画質の影響はほとんどな
い」と言えるのではないだろうか? 歪曲収差に関しては写真内の壁を見る限り確認はできない。 逆光に対する試験は実施していないが、今まで特に困った事象に あったことはない。 なお、細かい数値等はアサヒカメラのバックナンバーを参照され たい。私はMTF曲線、非点収差、球面収差、歪曲収差、CCI、 解像力図等を見てもそれだけでは判断できないので手元に資料があ るハッセルブラド用ツァイスレンズと一部ペンタックス645を参 考にさせてもらった。ZENZANON−RF65mmは画角が近 いプラナーT*CF80mmf2.8レンズを比較対照にした。 アサヒカメラのデータをみると、MTFや解像力図は中心部で優 れた値を出しているのだが、周辺部で落ち込む傾向がある。ツァイ スやペンタックスのレンズを見るとMAXの値よりは広い中判レン ズのイメージサークル内でいかに均一な画像が得られるかに重点を おいているようで、その辺でみるとZENZANON−RFレンズ は劣っていると言わざるを得ない。 全体的にまとめると、コントラスト、シャープネスなど申し分な くあけても絞っても使える大変使いやすいレンズだとおもう。アサ ヒカメラのニューフェース診断室では非点収差の影響から周辺部の 画質低下を指摘しているが、普通に撮影する限り影響は現れていな いように思える。 参考文献 アサヒカメラ 2001年2月号 ハッセルブラッド・ローライの名機たち ペンタックスの軌跡 |
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