徳力聖也のフォト(5)


      
街を写す

   普段は花の写真を中心に写していますが、街の写真を撮ることも楽しみ
のひとつです。街と言っても、自分の家の近所ではなくて、横浜や銀座の
昭和の匂いが感じられる建物や路地に惹かれます。ですから、今、使って
いるカメラも、持ち歩きが便利なように軽さ重視で選びました。
 一枚目の写真は銀座教会です。
 銀座教会は1890年に建てられた歴史ある教会で、今年6月に亡くなった
歌人の近藤芳美も昭和23年に出された歌集『埃吹く街』の中で
昼を打つ銀座教会の塔の鐘鋪道の上にただにひびきぬ
と詠っています。その荘厳な鐘の音は健在で今も銀座の街に鳴り響いており
又、教会のホームページからも聞くことが出来ます。
教会の一階はサロンの様にもなっていて、何度か知人の個展を見に訪れたことがあります。
 二枚目の写真は、横浜元町の厳島神社です。
鳥居を見上げて思わず「えっ」と声を上げてしまいそうでしたが、そう
あの宮島と同じ名前の神社でした。
何か関係のある神社なのかと、少し調べてみましたが判りませんでした。
ただ、横浜の厳島神社は神殿の脇に鉄棒やブランコという具合に、ちょっとした公園になっていて、
子供が遊び回り、近所の人達が談笑している長閑な神社でした。
 初めて街の写真を撮りに行ったのも横浜石川町で、二日間がかりで写して回りました。
でも、出来あった写真を見るとそこに生活をしている人の姿が写っていないと、
味気ない写真になってしまうことに気づきました。
しかし、またこのようなインターネットや展覧会に出す場合、肖像権という問題もあり難しい所です。
 この間、用事があり六本木に行ってきました。地下鉄の駅のを出ると、空を写すビルの窓、
交差する首都高が作り出す空間が何とも美しく、
たまたまカメラを持っていなかったことが悔やまれました。
 昔の面影が残る路地裏に魅力を感じたかと思えば、都会の風景に美しく思えたりする、
自分でも不思議なものだと思ったりしています。
また春になったら、カメラを提げて都会の風景を写しに行くのを楽しみにしています。

2006/11/17






 ご感想をお寄せ下さい。
聖也のフォト(1)へ

聖也のフォト(2)へ

聖也のフォト(3)へ

聖也のフォト(4)へ

聖也のフォト(5)へ

聖也のフォト(6)へ

聖也のフォト(7)へ

徳力悦子の詩へ

シルクロードクラブのホームページへ