空手の蹴りの重要性
スフィンクスの謎「初め4本足、次に2本足、最後に3本となるのは、何?」
この謎に答えられないと砂漠の旅人を殺したと云う話を覚えているだろうか?
答えは人間だと言う。
人の歩き始めは赤ちゃんのハイハイで4本足、次には2本足の歩行。やがて老人になり杖をついて歩くので3本足。
人間を表すのに4・3・2と足の変化で捉えた発想の面白さがありますが、この足は我々の全重量を支えている大切な役割を背負っている。
心臓は1回の収縮で70t程の血液を送り、1分間に70回の脈拍を打つと1升ビン約3本近くの血液を全身にピストン輸送している事になる、しかし、毛細血管まで送り込んだり、引き戻す力はないようです。
人が歩く時には踵で着地し、足刀部分、上足底で地を蹴る順番で交互に動く事になり、其の時の筋肉の動きにつれて血管が開き、血液は下に流れ易くなる、又、静脈が圧迫され血液が移動し始める事で末梢の血液を心臓に逆流するポンプの働きを足の筋肉はしている。
万歩計なるものがあるが、通常人は1日にどの位歩くのか?
マイカー通勤者―約3000歩
電車・バス通勤のデスクワーク会社員―約5000歩
動く必要のある職場の人―約7000歩
と云われている。
1日1万歩!東京オリンピックの頃流行した言葉でありますが、この1万歩目標用語が誕生した理由は簡単な事実からであります。
その理由は日本人のエネルギー摂取と消費から1日当たり300キロカロリー位消費されずに体に残っているから、運動しないでそのままにしていると肥満になり疾病を招く。
300キロカロリーの運動とは、例えば縄跳びなら20分、テニス30分、サイクリング60分となります、それを歩きの場合に当てはめると1分間に歩く長さから約90分で1万歩の数字が出てきた訳となります。因みに、300キロカロリーはラーメン半杯に相当します。
次に我々が言う「足」と呼んでいるモノは足(そく)即ち歩く時に地に着く部分の足首から足の先端までを指し、それ以外は下肢、そして膝から上を大腿、下方を下腿と言う。
「そくとう」足刀は空手用語。
エジプト型・ギリシャ型とは足の型の分類名であり3タイプに分類できるようです。
1−エジプト型
親指が一番長く小指に向かってだんだんと長さが短くなっている。斜め型とも言う。日本人の65%がこのタイプであり,踏み込んだり物を持ち上げる時に力が入り易く農耕民族に向いている。
2−ギリシャ型
親指(拇指)より人差し指が長く指先がとがっていることが多い。円型とも言う。20%を占める。
3−正方形型
指先が横一線に並んでいる。あるいは中指が長いか、親指から中指までが長い。
歩き方の分類。
幼少時に歩き癖ができ、4人に1人は悪い癖=自己流の歩き方を編み出していると言われる。
代表例は
@ 体が左右に揺れる=前足に体重が移り過ぎか左右の足の間が広すぎるためにおこり易く、疲れやすい歩き方。歩くたびに背骨が左右に歪み、頭を揺さぶるので、複雑な発想がしにくくなる、単純なヤクザ者にみられる歩き型。
A 前かがみ=歩行以前の問題ある歩き方、姿勢を直すべき。
B ハネ上げ=踵をハネ上げるバランスの悪い歩き方で,胸が反り、頭が後に落ち、アゴがあがってくる、体重が軽いくないと出来ない歩き方で痩せ型にこの傾向が多く、神経質・意志薄弱になり易い、若者に多い。空手指導者はこのような若者を生徒に持つ時には注意。
C ゲイシャ歩き=内股でチョコチョコうつ向いて歩く、和服を着た日本人女性特有のモノ。
昨今は外股歩きの女性も居るから女性のみとは言えないか?
うつ向くために肺機能を弱くし、血液循環不良を招き冷え症になり易く、更年期障害が起こりやすい。
D ペンギン歩き=足を上げず、足裏全体を地面につけながら歩く、ペタペタ歩きの事。
これは筋肉を使わず骨だけで歩くので、関節を痛め体に歪みを起こすので健康を損ね性格も無気力・無感動で覇気を失う。空手指導者はこれらを即座に直す必要がある。
歩き方の基本(正常歩行)7歳から55歳までが出来る歩行、老年になるとこれらが出来ず疾病を招き易いので要注意。
歩き方の基本は下記の順番である。
踵をつく(地に対し40度の角度)
足の指をつく(足の外側・指の付け根)
足指を蹴る(踵が地から離れる)
日常生活で正し歩き方を充分に出来ない人は、空手練習の運足や蹴りで補う事で健康体を維持できるものであり、正しい蹴り方(足の予備運動を充分にコナスことでそれが可能になる意)が自分の身を守るのも上記の中で述べられていると思います。