詩のページ
「言の葉」
話したくても話せない 言葉にできないから
あいまいな自分を曝け出すのは嫌だから
かといって話ができないでいるのも もどかしい
愛したくても愛せない 言葉にできないから
幸せにできない自分がわかっているから
かといって好きといえないのも もどかしい
言の葉よ おまえはどこにいるのかい?
おれには喋れない言の葉よ 見ていたらさげすむがいい
「秋の雨」
雨の降る静かな朝はとても早く目覚めてしまう
一人ではとても淋しい時間
あなたの暖かな面影が 私の心をかすめる
そっと窓を開けて外を眺めてみても 静かな外の気配には
秋の雨が降るだけ
雨の降る静かな朝はとても早く目覚めてしまう
あなたのいない淋しい時間
今は一つだけしかない二つ揃いのコーヒーカップ
そっと耳をすましてみても 静かな外の気配には
秋の雨が降るだけ
一言・・・この詩は17歳の時にはじめて頂いた詩です。今も元気でやってることを願います。
「そんなあなたの笑い声が」
そんなあなたの笑い声が僕の姿を隠す いつも笑って答えていた僕なのに
若々しい日々は過ぎ去って 自分の途を振り返る
そこに生きた証を見つけられずに
ふと 思い出した様に語る自分の その何とも云えぬ さわやかさ
今もあなたの心の中にその優しさがある
どんなに遠くを歩いている そんな時でも
ふと口をついて出るため息 自分の途を振り返るあなたの後姿が僕に話しかける
「もうこんなに自分が弱くなった」と 「支えているものが失くなったと」
そんなあなたは初めて 霧を通してかすむ
雨音とともにやみの中に流れてしまう
そんなあなたの笑い声が僕の姿を隠す いつも笑って答えていた僕なのに
一言・・・17歳の時友人と一緒に作った詩です。母親をイメージしています。
「うたかたの夢」
「もう夏も終わりね」 と君は悲しそうな目で語る
僕の言葉にただうなずいて 降り続く雨を目で追う
夏の雲がいつの間にかその形を変えたように
僕たち二人の歩く道は気づかぬうちに別れ道
僕は空が晴れるだけで何もかもがうまく行くと思っていた
あの頃 うたかたのどけし夢
「この次の夏もね」 と君は瞳を輝かせ
ただ一つのあやまちに君は気づいてはいない
秋風吹かば木の葉降りて 君のあせた心をかもしだす
時を待つことの切なさに二人はやがて気づく
行けど待てど同じことで 時は流れ行くものだと
思っていたあの頃 うたかたのどけし夢
僕は空が晴れるだけで何もかもがうまく行くと思っていた
あの頃 うたかたのどけし夢
一言・・・21歳の頃、高校時代を思い出して書きました(オリジナル)
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