紳助プロジェクトPresents
平和夫婦漫才「I WISH」
Written by 紳助(FZJ05033★nifty.ne.jp)

平和夫婦漫才「I WISH」台本
概要:掛け合い夫婦漫才(ボケ、ツッコミ一人ずつ)

筆者:紳助

演者:服部平次、遠山和葉

警告:この台本に関する著作権は全て筆者に所属しています。
著作権に関する扱いは全て、ベルヌ条約の定める関係法令に従うものとします。
   本作品の頒布権はフリーとします。

【イントロ:子供の頃にあこがれた職業は?】
両「はいどーっもっ!!」
和「遠山和葉ですー。」
平「服部平次ですー。よろしくお願いしまーす。」
和「しかしアレやねー、平次。こうして工藤君や蘭ちゃん達と関わるようになったけど
  時が経つのは早いもんやなー。」
平「そやなー。ここまでえらいせわしなかったな−。」
和「思えば色々な事件に遭遇してきたね。
  これまで何がありました?・・・えーと通天閣の事件?」
平「ホームズフリーク?」
和「人魚伝説殺人事件?」
平「魚人伝説殺人事件?」
和「ないないない。」
平「そして夢にまで見た最終回!!」
和「まだ終わってない!!!!」

平「え、違った?」
和「ぜんぜん違うやん。いきなり終了してどうすんのよ。
  ・・・しかしスゴイ事になったね。」
平「何が?」
和「だって私らあと1年もしたら、もう高校卒業なんよ。
  そしたら平次はいよいよ本格的に探偵の勉強始めるやろ?。」
平「なんと言うんか、ビシッと緊張感みたいなんでてくるなぁ。」
和「そうなんよ。そしたらついに平次も探偵デビュー!!
  ・・・・平次って、いつから探偵に憧れてたん?」
平「20歳の時。」
和「3年後やん。」
平「つまり、まだイメージが固まってないってこと。」
和「なるほど。実際に仕事始めてから、色々とわかってくるものやしねぇ。」

【第1章:平次君の車掌への挑戦】
平「ところでさあ、和葉は昔は何に憧れてた?」
和「私はやっぱり、こう『勇ましい職業』が良かったな。」
平「例えば?」
和「女のクセにって言われそうやけど、
  F1レーサーにパイロット。あと自転車のメッセンジャーボーイ。
  格好良かったなぁ。目的地に向けて高速でシューーーーーン!!
  もう最高やん!!」
平「俺も似たようなコンセプトや。スリにひったくりに、あと無銭飲食。」
和「完全犯罪のために高速でシューーーン!!!・・・・あかんやん!!
  平次、それどんなコンセプトがあんのよ。」
平「『いじましい職業』。」
和「【いさましい】【いじましい】・・・・。頭の【い】しかあってないやん。」
平「最後の【い】もあっとるで。」
和「なるほどね。いやそうじゃなくて、もうちょいマジメな職業目指してよ。」

平「例えば?」
和「あるやん、建築技能士とか、通訳とかさあ。」
平「JRの車掌とか?」
和「そうそうそう。車掌さんって憧れたよねぇ。」
平「あのアナウンス、子供の頃すっごくやりたかったやろ?」
和「うん、わかった?・・・次は新大阪ー、新大阪ー。
  新大阪の次は大阪に止まりマース。」
平「大阪の次は古い大阪に止まりマース。」
和「おい。」
平「その次は、もっとオンボロの大阪に止まりマース。」
和「違うやん。止まる駅は別にええの。ほら他に言う事あるやんか。
  ・・・本日はJR東西線にご乗車いただきましてありがとうございます。」
平「この列車は伊丹発、尼崎経由、札幌行きです。」
和「遠すぎるっ!!」
平「ええやんか。一気に札幌行けるんやで、乗換えなしで。」
和「なんで鈍行なんよ。必要無いやん。」
平「企業努力やんか、お客様を確保するための。」
和「努力する方向、間違えとるわ。」
平「今ならワイドキャンペーン中につき、NYまで。」
和「いらん!!!」
平「まさにサービス満点。」
和「0点や!!」

【第2章:平次君のバーテンへの挑戦】
平「あかん?」
和「平次、絶対に車掌ならなくて正解やったで。他の職業やって。」
平「うーん、けど他に大した夢ないからなぁ。例えば・・・・バーテンダーとか。」
和「ええやんか。カッコええやん。やってみてよ。」
平「イケそうかな?」
和「うん、イケそうやって!!あのさ私、客やるからバーテンやってよ。」
平「じゃあ、店に入ってくるところからやってくれる?」
和「OK、じゃあ始めるよ。・・・・マスター、こんにちは。」
平「いらっしゃーーい!!」(桂三枝のアレ)
和「三枝かい!!」
平「企業努力や。」
和「普通でええって。(着席して)・・・・・・マスター、いつもの。」
平「そんなカクテルはございません。」
和「カタイ事言わんといて。そういう時は、客が飲みそうなモノを出したらええの。」
平「どうやって?」
和「例えばな。20代の女が、夜遅く静かに来店するわけや。」
平「そしたら?」
和「トレンチコートはおって、くわえタバコにサングラス。ニヒルで」
平「アヒルで」
和「ガーガーガー。そうじゃなくて!!」

平「何が言いたいねん?」
和「酒飲むとき、大体男は辛口、女は甘口が好きってのが相場やん。」
平「さっきの客なら、渋いカクテルがええわけか。」
和「そういうこと。狙い目はバンブー、マルガリータ位かな。
  じゃあもう1回やるよ。・・・・・マスター、いつもの。」
平「もみ上げはどうされますか?」
和「斜めにカットしてください。」
平「ムースやワックスは付けますか?」
和「結構です。」
平「じゃあ、全部バリカンでガーッとやっちゃいますね。」
和「そーです。全部ガーッと・・・・・それは丸刈り!!」
平「あかんか?さっきよりマシやろ?」
和「悪くなったやんか!!」
平「【まるがり】と【マルガリータ】、ほら4文字もあってる。(指で”4”と客に示す)」
和「文字数はええねん、もう。」
平「明治マルガリアヨーグルト♪」
和「関係ないやん!!」
平「ソフトキャンデー♪」
和「もっと関係ないやん!!!!!どこから出て来たんよ、ソフトキャンデー。」

平「じゃあ、何作ったらええねん?」
和「わかった、私が決めたる。・・・・・・・マスター、ジンライム。」
平「かしこまりました。」
和「おっ、作れるの?」
平「作れるらしいです。」
和「作れよ!!」
平「作り方知らんねん。」
和「情けないなぁ。ジン半分、ライムリキュール半分。5回振って出来あがり。」
平「了解。ジンが半分、ライム半分、シャカシャカシャカシャカシャカ、ごっくん!!」
和「飲むなぁー−−!!」
平「釣りはいらねえよ、取っときな。」
和「客は私!!」

【最終章:平次君の果てしない挑戦?】
平「あかんかったか?」
和「平次、ホンマにアカンわ。もう探偵だけやっとき。」
平「あ、そうや。一個だけ自信があんねん。」
和「今度は何?」
平「お嫁さん♪(はにかむ)」
和「あんた、男やろ!!」

平「ダメか?」
和「ダメやろ。」
平「面白そうやん。」
和「面白ない。」
平「想像しろよ。」
和「したない!!」
平「ダーリンッ♪(肩にもたれかかる)」
和「いらん!!」

平「あなた、お帰りなさい。ご飯にします、お風呂にします?」
和「いらねぇ。」
平「それともア・タ・シ?」
和「ぜっっっっっっったいに似合わない。」
平「もう照れちゃって。」
和「照れてない。」
平「いらない?」
和「結構です。」
平「残念やなぁ、今ならワイドキャンペーン中につき・・・・・・」
和「何かくれるん?」
平「お嫁さんがもうひとり!!」
和「もうええわ。」
両「ありがとうございました。」

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