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12月22日、京都アクアリーナで全日本選手権最終日フリー演技が行われた。
男子シングルは本田武史(法政大学)が四回転ジャンプは入らなかったものの力強い複雑なステップを見せ貫禄の滑りで優勝。四回転ジャンプを二つ入れてきた田村岳斗(日本大学)が2位。最初きれいに四回転ジャンプを決め中庭健介(福岡大学)が前日SP4位か前日2位だった高橋大輔(倉敷翠松高校)はジャンプのミスが響いて精彩に欠き4位となった。
女子シングルは情感のこもった美しい演技を披露した村主章枝(早稲田大学)が優勝した。SP首位の恩田美栄(東海学園大)は3アクセルをミスし2位。前日SP7位と出遅れた荒川静香(早稲田大学)が3−3のコンビを二つ入れるなどして3位に入り、地元京都で練習している太田由希奈(京都醍醐ク)がノーミスの演技をして4位。SP2位だった安藤美姫(オリオンク)は四回転と3ループを失敗し5位になり、トリプルアクセルを決めた中野友加里(グランプリ東海ク)は6位となった。
最終結果は以下の通り
・男子シングル
1位 本田武史(法政大学)2位 田村岳斗(日本大学)3位 中庭健介(福岡大
学)
4位 高橋大輔(倉敷翠松高校)5位 柴田嶺(釧路北陽高校)6位 織田 信成
(大阪クラブ)
・女子シングル
1位 村主章枝(早稲田大学)2位 恩田美栄(東海学園大学)3位 荒川静香(早
稲田大学)
4位太田由希奈(京都醍醐クラブ)5位 安藤美姫(オリオンクラブ)
6位 中野友加里(グランプリ東海クラブ)
男子シングルフリー演技終了後記者会見
ショートプログラム編はこちらへ
●田村岳斗(2位)
―今日の演技の感想は?
田村:今はとりあえずほっとしてます。
―演技の内容は?
田村:今の状態で考えたら上出来。NHK杯の前から10日間ほど靴、エッジなどが原因でジャンプがあまりできなかったが、靴を改造しこの1週間できっちり調整できた。
―3アクセルは始めから入れるつもりだったのですか?
田村:朝の練習で4回転がいい感じで調子よかったので、先生から「3アクセルやったら」と言われて決まるといいなと思ってやりました。
―.次の大会の予定は?
田村:まだ正式に決まってないのだけど自分としては冬季アジア大会に出たい。地元の青森でするので(田村の出身は八戸)ばあちゃんも見に来れるので・・・。もし出場が決まったら無理やりにでも試合に連れていきます(笑)
―おばあさまは試合を見に来たことあったのですか?
田村:小学生くらいのときに出た県大会などは見に来たことはあるが、全日本や国際大会など大きな大会は見に来たことはないです。
―次に向けて強化したい点は?
田村:今日のフリーはなんとかジャンプが決まったけど、とくに後半スピードが落ちるので後半まで持つように走り込むなりしてスタミナをつけたいと思います。
●中庭健介(3位)
満面の笑みを浮かべてうれしそうに登場
―今どんな気持ち?
中庭:爽快な気分です。いつもシニアの試合では4番や5番で周囲からも「惜しかったね」というのがあったが今回はみんなから「素晴らしかった」と言われてすごくうれしい。
―4回転ジャンプ決めた後ガッツポーズが出ましたがー
中庭:100%の出来だったと思ったので・・・。思わず出てしまいました。
―途中ジャッジの前でつまづくというアクシデントがありましたがー
中庭:スピンを終わったあと普通は時計と反対周りにターンするはずが時計周りにターンしてしまい、ターンのタイミングがずれて気が付いたらジャッジの前にいました(笑)そのあとすぐ本当は3アクセルを飛ぶはずでしたが、先にサルコーを飛んで体力を温存してから3アクセルにのぞみました。
―そういうアクシデントがあると最後まで引きずるということはなかったですか?
中庭:そうですねー。四回転降りて「これはいける」という気持ちになってたんですけど(ターンのつまずきの後)「ちょっとやばいかな」と思って「これはどこかで挽回しないと」と思っていろんなジャンプに力が入ってしまって後半のスタミナを使い切って後半バテて小さいミスが重なってしまいました。
―でも表彰台という結果にはー
中庭:満足してます。今シーズンとにかく全日本の台に立ちたいというそれだけの思いで頑張ってきたので今は正直すごいうれしいです。
―今回の四回転というのは練習ではかなり飛べてたのですか?
中庭:練習でも今日と四回転というのはなかったと思うんです。ほんとに今日は100%の出来と思います
―始まる前はどのような気持ちでしたか?
中庭:すごく緊張しました。前に田村君も滑っていたし最後から2番目だったので体の方も冷えないようにしました。とにかく自分は4回転を降りるしかないと思って全てをかけてました。
―昨日SP終わった時点では4位でそのときにはこういう風に台に乗れると思いました?
中庭;昨日のSPは四回転を失敗してしまったので、3位になりたいとか順位をあげたいというのではなく、今日はとにかく4回転を見せたいと思ってて、自分の見せ場は四回転だったので「四回転命」でやりました。
●本田武史(1位)
―今日の感想は?
本田:一発目の四回転(回転不足で転倒)は「何が起きた」という状態でした。次に進むまでに時間がかかりました。ほんとに朝の練習というか今週1週間すごい四回転の調子が良くてどんな状態でもおりてるという神技に近いぐらいだったのですけど・・・。転んだ瞬間にそこから立て直すというのがあとあとまでというか最後まで続いてました。けれどこの新しいプログラムのことですごい頭がいっぱいだったのでジャンプを考えている余裕もなかったのですが、いい経験だったと思います。
―4回転サルコーと2回目の四回転トゥループは最初から三回転をするつもりだったのですか?
本田:サルコーは四回転に行こうと思ったのですけれど飛んだ瞬間開いたというかきつく締めることができなかったので3回転で降りました。サルコーの場合は途中で3回転に開けるんですけどけれどトゥループの場合はまずトリプルをやるっていうことが少ないです。コンビネーションでトリプルをつけるということはあっても1発目でトリプルトゥを飛ぶ練習をすることがここ何年間なかったので止めるのに苦労しました。けれど精神的にはすごく落ち着いてたし、腰の痛みがあったのですけど集中して痛みを感じないようにしました。
―新しいプログラムのステップがやはりちょっとヤグディン風かなという感じがしたのですけど気に入っていますか?
本田:「気に入ってる」というよりやはりいろんな人が「マミーより断然いい」というコメントなので・・・。まあヤグディンに似ているというかこのスタイルはヤグディンのスタイルじゃないです。これはニコライの独自のスタイルです。それがヤグディンと一緒にやってあそこまで有名になって「あ、ヤグディンのプログラム」ということになっちゃうのですけど、本当のニコライの才能というのはヤグディンをはるかに超えてます。そういう中でどれだけ自分の味を出すかというのが、これからもっと滑りこんでいって出していきたいなと思います。
―途中のサーキュラーステップが上からの角度で見ていると少し小さかったかなという感じがしたのですがー
本田:いや、あのサーキュラーステップは結局要素じゃないです。フリーの場合は一つのステップ(最後のストレートラインステップ)、一つのフィールド・オン・ザ・ムーブとなっているのであれはただ単にステップを魅せようと思ってやっているだけです。サーキュラーにしようという話もあったのですけど曲が足らなかったし滑り込んでないのでどこで押していいかどこで力をぬいていいかというのがわかってないので・・・。ニコライがやるとほんとにきれいな大きい円になるのですけど・・・。それまだこれから少しずつやっていかないといけないことだし・・・。ストレートラインステップは足にきてましたね。最後のスピンも回るのがつらかったぐらい。ほんともうこのプログラムやめようかなというぐらい(笑)つらかったです。けれど音楽が押してくれるというのとお客さんが盛り上げてくれるというのでもっともっと滑りこんでいいものにしていきたいなと思います。
―さきほどヤグディンにはなくて自分にあるものをと言われてましたが、ご自分には何があると思いますか?
本田:そりゃ、もうこれから探します。ヤグディンが昨年あれだけやってしまうと「自分の味を出せ」と言われてもあのプログラムを作ったのと同じ人がつくったプログラムなので同じ感じに見えるというのはやっぱりあるかもしれない。しかしサーシャ・コーヘンもヤグディン振り付けで似たようなプログラムなんですけど、やっぱり見てて「ここが違う」というものが必ずあると思うんですよ。その選手によってクラシックがうまい、ジャズがうまい等そういうので曲の違いなどで(選手の個性が)出していけると思うんです。けれどニコライのプログラムでそれを出せというのはかなり難しいことだと思います。
―世界選手権でこの新しいプログラムを滑るのは決定ですか?
本田:はい。ダグ(コーチ)には先週にこの新しくできたプログラムのビデオを見せたら「これはいい」と言われて、こっちに来る前の日にこのプログラムを部分的に滑ったら「このプログラムで世界選手権は出よう。そのためには全日本でこの曲を使う。滑ってないけど(笑)やってみよう」と。まあ他でやれって言われても一回やっておかないと・・・。四大陸でやってみてやっぱり「はいだめでした」ではしゃれにならないんでやってよかったと思っています。自分でも気に入っているし、今日ジャッジの方からあれだけ点数もらえたということは受けるんじゃないかなと思うので。世界選手権とグランプリファイナルの最終日はこのプログラムで行きます。今話しがでているの
は「マミー」の曲を使わないで過去何年か前のプログラムを引っ張り出してやってみようかということです。それは一月の一ヶ月間で間に合うと思うので・・・。
―昨年のプログラムは「アランフェス」はもう使わないのですか?
本田:はい。まあ出してくるといったら「仮面の男」。でもそれを滑るのもヤグディンが昨年滑ってるのでつらい部分もあるんですけど・・・。あとは何年か前の喜多郎の「古事記」を持ってこようかと思ってます。まあ「マミー」も悪くないんですけど・・・。「悪くないんですけど」となっちゃうんですよね(笑)「よくもない」という感じで・・・。この「リバー・ダンス」のほうが受けちゃったので「マミー」やるのもつらくなるので、これからどうするか・・・。まあ正直な気持ちこの試合終わってくれてよかったなと思ってます。5試合連続だったのでもうかなり疲れてます。
―腰の方はどうですか?
本田:もう最悪です。今日が一番悪かったです。痛みというか重いというか動きが鈍かったのですけど・・・。まあこれだけ試合やってきたので今は休みたいというのが正直な気持ちです。
―アジア選手権、四大陸は出るのですか?
本田:はい、出ます。そこでも「リバーダンス」を滑ります。ここも3試合連続で続くのですけど、これだけ(5試合連続)やっていれば3試合は大丈夫でしょう。ここ8週間休んでなくて休みは飛行機の中でという感じなので一月のカナダ選手権のときには5日間休みます。
―実際「リバーダンス」の舞台を何かでご覧になりました?
本田:はいDVDでは自分が滑るパートの部分は毎日のように見ています。結局下半身で見せてあまり上半身を使わない舞台じゃないですか、しかしスケートでは上半身を使わないとつまらないというので足も手も使わなくては行けないというので「大変」という一言のプログラムです。
<女子シングル>
●浅田真央(7位)、舞(8位)姉妹そろってインタビュー
―今日の演技について
真央:たくさんのお客さんの前で滑れてうれしかった。ショートでは満足できなかったが
フリーは満足しています。全部よかったけど3アクセルを飛べたのがうれしい。
舞:自分では納得いく演技だったけど3アクセルが決まらなかったのがくやしい。
―(真央に質問)ジャンプ飛んだあとニコっと笑って先生やお姉ちゃんの方を見ていたようにみえたのですがー
真央:はい。飛んだあと先生をずっと見ていました。
―(舞に質問)そんな妹をみてどう思いました?
舞:ジャンプが決まってニコっとこっちを見てて、「うれしいんだろうな」というのがわかってとてもかわいかった。
―(舞に質問)今回は妹の真央さんに負けましたがー
舞:妹に負けてすごく悔しいから次は勝ちたいです
―(真央に質問)演技前、山田コーチからはどのようなことを言われましたか?
真央:「3アクセル絶対に決めなさい」って言われていきました。
―(真央に質問)飛んだ瞬間3アクセル飛べると思った?
真央:飛んだ瞬間わからなかったけど降りたのでうれしかった。
―トリプルアクセルを始めた時期と現在の練習での成功の確率を。
舞、真央ともに:練習を始めたのは2年前で成功の確率は8割ぐらいです。
―ジュニアの大会とシニアの大会の違いは?
舞:ジュニアの大会と違ってシニアの大会は大きなお姉さんの滑りや表現力を見て「大人」って感じがしました。
―(真央に質問)キス&クライでは涙を浮かべていたが理由は?
真央:うれしかったの・・・。
―(真央に質問)その後先生になんと言われましたか?
真央:「よかったね」と褒められました。
―先生からはいつも褒めてもらっているのかな?
真央:はい、先生からはいつも褒めてもらってるというか一生懸命見てもらっています。
●安藤美姫(5位)
―4分間の演技長かった?
安藤:数字的にも気持ち的にも3分半の演技よりながくて疲れるなーと思った。
―今日の四回転ジャンプについて
安藤:四回転は飛んだ瞬間はいけると思ったのに何で転んだのか・・・。いつもは何も考えずに飛んだときに成功するのだけど飛ぶときに意識してしまったのだと思う。
●中野友加里(6位)
―試合が始まる前は緊張した?
中野:ものすごい緊張しました。心臓が飛び出るくらい。
―3アクセルを最初失敗したとき2回目の前の3アクセルではどう思った?
中野:もう何が何でも降りようと思った
―今回で大会での3アクセルの成功は5回目になるけど3アクセルはまだ自分の中で特別なジャンプですか?
中野:はい。特別なジャンプです。みどりさんに憧れているので・・・。みどりさんがオリンピックで成功したのを見てから私の中では特別なものになっています。日々少しでも近づけるように練習していきます
●太田由希奈(4位)
―笑顔満点でしたけど
太田:私のできることすべてができたし、全日本で出場できて「よかったなー」と思った。
―コーチには滑る前、何といわれましたか?
太田:お姉さん達は気にしなくていいから、あなたの滑りをして楽しんでらっしゃいと言われました。
―オランダでのジュニアグランプリと今大会と出来はどちらがよかった?
太田:同じくらいだけど、あちら(オランダ)はあまり観客がいなかったから達成感で言ったら今回の方が大きかったです。
―地元ということでしたがー
太田:本当にみんなが応援してくれて一番大きな力となりました。今回このように滑ることができたのもみんなのおかげだと思います。また京都ということでいつも練習しているところから近かったのでよかったです。オランダから帰ってきてすぐ全日本だったので移動がそんなになくて体力的にも助かりました。
―3回転―3回転のコンビネーションはジャンプは入れる予定はなかったのですか?
太田:はい。野辺山の合宿を経て西日本選手権と他の人がやってるのを見て練習をし始めたばかりなので(今大会ウォーミングアップで3ルッツー3トゥ成功)これからは入れていきたいと思います。
●荒川静香(3位)
―今日の演技について
荒川:一つの失敗(2つ目の3ルッツがダブルへ)、厳密にいうとの二つ失敗(もう一つは3−3のコンビネーションの二つ目のジャンプが回転不足)があったので納得いかなかった
―表現力の方は?
荒川:曲をよく聞いて表現しようと思ったが、今日は緊張に負けて決められた通りに動いたという感じで感情がいれられなかった。
―今日はどのように試合に臨んだのか?
荒川:ショートの後リラックスして試合に臨めればと思ったがやっぱり緊張したので、今度は何も考えないで縛られないようにしたいと思って臨みました。
―(順位が出て表彰式後)順位がでてどう思いました?
荒川:掲示板(電光表示板)の結果を見たときもう「びっくり!」でした。自分の試合が終わって最終グループは上の観客席から見ていたのですが、競技終了後タクシー呼んで帰ろうかと思って歩きながら一応何番なのかなと思って掲示板を見たら3位と出たので・・・。帰る前に掲示板見てよかったです(笑)
―最終グループの選手の演技をみてどう思いました?
荒川:やっぱり最終グループで滑る人は強いなと思った。自分が第3グループで滑っていて情けないとも思いました。
―今回の結果について
荒川:やることさえやれば結果はついてくると思っていました。やることやって結果が悪いのはしょうがないけれどやることをやらないで結果が出ないのが一番くやしいので・・・。
―ジュニアの若手選手達が追い上げてきていますが
荒川:自分達も昔はこのような感じで上の人達にプレッシャーを与えたのだなと初めてわかりました。まったく意識してないと言えばうそになるけど意識していたら自分の演技ができないので・・・。その辺がまだ未熟だなと思います。
―今回3位になったことで自信がつきましたか?
荒川:そうですね。自分自身の弱い部分から逃げないというのが一番よかったと思います。
●恩田美栄(2位)
―今回の順位について
恩田:村主さんも自分の実力を発揮されたと思う。村主さんの演技は見ていませんが・・・。今回自分にもいけない所もあったと思うし納得してます。
―今日の演技は昨日より冷静になれました?
恩田:はい、昨日よりは冷静になれたと思う。最後のトゥループのトゥをつく足の間隔がせまくて悪かったかなと思いますがそれほど悪かったとは思わない。自分にはまだまだいけない所があって順位がいい時もあるし良くない時もあるが、それは自分で認めないといけないと思う。
―3アクセルについては?
恩田:イチかバチかという感じだったのでしょうがないと思います。練習でもあまり調子がよくなかったです。
―それでも今後も3アクセルにチャレンジしようと思っていますか?
恩田:はい。一応チャレンジしていこうと思ってるし、やめて引くと自分の身を守っているみたいでいやなので「片足で降りる」ということを目標にやっていきたいと思います。
―2回目の3ルッツ降りたあとに小さくガッツポーズが出たように見えたのですが
恩田:NHK杯でもラリックでも2回目の3ルッツをきちんと降りたことがなかったのでやっとオーバーターンなしで飛べたと思ってそのルッツに対してうれしくてしました。
―衣装を変えた理由は?
恩田:別に特にないです。一応変えてみようかなと思ってやってみました。
―これから年末はどう過ごしますか?恩田:普通に過ごします。練習は年末31日までやって年始は元旦だけまだするかどうかわからないですけれど2日からは開始します。
―最近東海勢が頑張っていますがどう思いますか?
恩田:愛知県はレベルが高いのでその中で練習や試合をすることはいいことだと思います。強くて大変ですけどこの中でできてよかったなと思います。
―ファンへ一言メッセージお願いします。
恩田:年内の試合は終わりましたが、年始は気を改めて試合に臨んでいきたいと思うので応援よろしくお願いします。
●村主章枝(1位)
―キス&クライで順位が表示された瞬間、佐藤先生に抱きついていましたがー
村主:そうですね。例年どおり(涙でメイクが落ちるため)狸顔になってしまって・・・(笑)。佐藤先生をはじめ、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
―滑っている時に「今日はいける」と思いました?
村主:いいえ。ほんとに今日は一個一個のものに集中していたので「いける」とかそういう感情はありませんでした。
―なんか終わってみたら昨年とシーンが似てません?
村主:そうですね。しかし今年は昨年よりもっと大変でした。昨年は精神的な部分だけ立て直せばよかったのですけど、今シーズンは「心・技・体」すべてのレベルが下がっていたので大変でした。
―試合前はどんな気持ちでしたか?
村主:今まで通りの練習のことができればいいなと思っていました。
―若手のジュニア勢が後ろから追い上げてきていますがー
村主:私は世界のトップではないのでまだ追いかけている存在で後ろを振り返る余裕はないですね。しかし(ジュニア勢の追い上げが)本当に勉強になることもあります。新聞などでジュニア勢が取り上げられる記事を見て熱くなるものもあり、「すごいな、自分も頑張らなくちゃ」と思う反面アスリートとして「悔しい」と思うこともあります。
―今シーズンについて
村主:昨シーズンはオリンピックのシーズンだけに早くから慎重に準備をしました。しかし今シーズンは準備をするのもおそかったのだけど、やはりアスリートとしては時間がなくてもできないといけないと思う。NHK杯で成績がよくなくても多くの人からプレゼントや励ましのメッセージをいただきました。こうしてここまでやってこられたのも、たくさんの方の支えがあったからできたことで感謝しています。
―今後について
村主:さらに上を目指すものがなかったら選手として終わりだと思うので上を目指して行きたい。自分は他の人に比べて凡人なので精神的なものでカバーしている部分がある。これからは練習のレベルをあげてさらに技術的にも進歩したい。
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