Cup of Russia Report

行ってきました。Cup of
Russia。一体全体なにがどうしてこの保守的考えの持ち主の私がロシアくんだりまで出かけていったのか。そりゃ、NHK杯がシルビア&セバンと花絵ちゃんをアサイメント発表当初呼んでくれなかたから。花絵ちゃんに関してはその後、出場が決まったけれど8月のある朝、アサイメントを見て気が遠くなりました。
まず、私が受け取ったものにはシルビア&セバンの名前はスケートカナダにしかなかったのです。
カナダの他のメンバーを見たところ、武史君をのぞいては私が「是非みたい!」という選手がいなかった。じゃあ、もしセバン達が欠場したときの事を考える…。しかも、カナダには同行してくれるような友達もいなかったのね。あきらめよう…というわけで、もういい!と沈んだ心で会社へ…。
ところが、家に帰ったら私の意志とは全く関係がなく、私のロシア行きが「めでたく?」決まってしまっていたのでした。本当に私の友達って、、、こわい。
でもね、ほんのその1週間前までは「いくらモスクワがイリヤの故郷でも私はこの足でモスクワの地を踏むことはない!」と宣言していたくらい言葉の通じない国しかも東欧ということに私はおじけていのですよ。だから、モスクワに住んでいる友達、モスクワに旅したことのある友達、ロシア旅行に実績のある旅行社によくよく話を聞いて計画を進めていたのですが、それでもなんども「やっぱり無理かな」と思ったりしたものなのです。
それでもなんとか行くことができたのは、同行してくれた友達&現地のみっちゃん、旅行計画を横目でみていてくれただけのダーリンのおかげです。ありがと!
さてさて、試合に関してなのですが今回、なかなか今までのように細かく見ることが出来なかった…
ロシアまで行っておいてなんなの?と思うでしょ?ところが、わたくし、今シーズンからカメラを始めたのですよ。そういうわけで、なかなか両方もというわけにはいかなかったのです(^^;
好きな選手となると写真の枚数も増えるのでなおさら。一応、友達がビデオも撮ってくれているので、今回は写真に専念。この辺がジレンマでしたね。でも、後になってロシアカップの取材が思いの外すくなく、海外のカメラマンにも写真を依頼できなかったので、自分で撮っておいてよかったと実感しました。演技にかんしては、やはり感覚的に良かった、悪かったは肌で感じるもんですね。
まず、コンパルソリーが行われました。それについてはダンスの項で書くとして、その後に開会式がありました。

この開会式というのが、日本の甲子園のように国名のプラカードを持った子供の後ろにスケーターがついて氷上に現れるという物。
なんか私にとってはスケーターはスターなので、ああいうアスリートっぽい企画というのはなかなかおもしろかったわ。
それとその後にちびっ子スケーターが滑るのですが、ちびっこなのに、ちびっこなのに、、、ペアをやるのですよ!!!
それも軽々と持ち上げるの。まあ、ペア大国だなんて百も承知だけれど、ああいうことをあの年でやられた日にゃ、そりゃ日本のペアが太刀打ちしようなんていうのは無理な話でして、というのを実感した
この写真。
まず、女子に関して。生で見ることを期待していたソルダトワ(2位)ですが、ちょっと今シーズン期待はずれ。というより、いかにも旧ソの選手というイメージでした。体がまだ小さくてジャンプなんかはそつなく決めるのだけれど、地味かな?
その点、1位になったソコロワには華がある。フリーの後にはガッツポーズもだして、アピールするのが上手。今シーズンはソコロワの年かな?と思いました。
スルツカヤはなんとなく負けてしまったな〜という印象。(3位)このメンバーだと勝っても当たり前だと思っていたのですが、可もなく不可もなしで終わってしまえば3位。なんとなく、以前のように勝負に対するどん欲さというものが感じられなかったように思いました。でもね、、、次の週のN杯でこれがまた良い演技するんだな。まだまだ期待。
ペアはコメントがむずかしいぞ〜!TV放送分をまだ実はみていないのですが、1位から4位までで一番フリーの出来がわるかったのが、なにをかくそう1位のベレズナーヤ&シハルリジェ組。
スピンは合わない、ユニゾンくるうという感じで場所が場所だったら勝てたのだろうか?という出来。
ただ、2位の中国ペアがSP5位だったか6位だったかで、フリー大逆転パターンだったので、まあ1位になるのがきつかったんですね。だから、1位動かずはまあ納得いくかな?それに2位から4位のペアはどこも出来がよくて、多分ジャッジも悩んだと思うのです。
私は結局はSP2位から総合4位に落ち込んでしまったけれど、ポーランドのザゴロスカ&シュデックを2位にしてあげたかった。出来は良かったのですよ〜。終わってから「え?4位なの?気の毒すぎる!」という感じ。リフトのポジションがグルグルと変わって見ていると「ワーワー危ないよー」と叫びたくなるときもあるくらいです。
中国の雪ちゃんと君島くんの所ですが、SPのリフトで雪ちゃんを君島くんが落としてなんとあやうく、雪ちゃんの頭を踏むところでした。こわ〜。しかしフリーに強い組だ。
フリーに強いというと3位に入ったイナ&ジマーマンも同様。情緒というものにはまだ遠いようなプログラムだったけれど、2位の中国、3位のアメリカともにパワーを感じるしミスが少ない。あの、ジョンのスローイングの格好はどう見てもいただけないが、ワールドのメダルを争う一組なのでしょうね。
でも私は当分、中国とポーランドを押すぞ!
あ、、補足ですが、このペア大国ロシアにはまたまた新しいペアがこの大会にでていました。
名前がTatiana
Totmyanina & Maksim
Marininというのですが、ここのフリーの白鳥の湖はやはりロシアのペア=綺麗、上手い、将来楽しみを味合わせてもらいました。
タチアナちゃんにサインを御願いしたら、シニカルな笑顔で小さく書いてくれた…。う〜ん、ホントに君からサインがもらいたかったんだぞ!
男子。当初プルシェンコで決まりと思っていた男子はウル様が決めてくれました。
まず、SPですが、各選手が新しいルールにそってジャンプの種類に工夫してきたところ、ウル様は去年までの男子の一番難しいプログラム3アクセル+3トウ、ステップから3ルッツ、2アクセルを行いました。ところがね、、、全体的な流れというのが他の選手とは比べ物にならないくらい良いのですよ。曲はバッハの「トッカータとフーガ」。他の選手がバタバタしているように見えてしまうくらい、クリーンなプログラムでした。
フリーに関しても結局、パーフェクトではなかったし特に3+3で転けてしまったのが人によっては良くなかったと映るかもしれないのですが、プルシェンコがクワッドで両足着氷したり、3+3の後ろがダブルになってしまったならば、ジャッジがウル様に1位をつけたくなる気持ち、わかりました。
アプト君はさすがに地元。人気がありましたね。SPが今年は新しくなりました。残念ながらスパルカッセンで成功したという3アクセル+3ループは成功しませんでした。あのピアノ曲、曲自体がとても存在感のある曲でして、エレメンツを失敗すると曲に追いかけられているという感じがしてしまう。それが少し残念でした。
でも、アプト君の存在感というのはたいしたものですよ。ファンでなくても「あ、いる…」とつい言ってしまうかわいらしさ。
そりゃもう、お茶の間のアイドルさ。
もうひとり他の誰もが良いとは言わなかったが、クロス的に非常にプログラムを気に入ったのがデンマークのティレッセン。なにせジャンプが今回まるでダメで、順位も下の方に終わったのですが、今年はやりの「仮面の男」をこれぞ円熟演技という感じで魅せてもらいました。舞踏会のシーンなんかも織り込んであって、観客を曲の世界に連れていってくれたと思ったんだけれど、連れていかれたのは私だけか?
ジャンプが決まると上にも十分いける選手だし、下手するとワールドで武史君と滑走が並んでしまうと私としては複雑だなあ〜。
さてさて、、、ダンス。コメントが辛くなってきたぞ〜。私はこれを見に行ったのよね。私のレビューなのでノバコラの感想が多くなることを最初に謝っておきます。
コンパル…ラベンスバーガー(ワルツ)でした。まあね、セバンがタキシードで来ることは100年も前から予想がついていたわ。順位としては順当だと思いました。ただ、2位のロバチェバたちとセバン達の点数が0.3〜0.4開いていたのに対し、4位のナフカたちとは0.1〜0.2位だったかな?
いやな予感の始まり。ただ、コンパルでは勝てたと思いました。ナフカたちはまだ組んで1年もたっていないからか、まだもうちょっとまとまりが感じられなかったのです。足位置も近くないし、氷をけずる音もうるさかった。
このコンパルで実は2度も転んだカップル有り。いや〜はじめて見たぞ!
オリジナルダンス…これまたワルツ。去年からオリジナルはボーカル入りでもOKになりました。セバン達もボーカル入り映画音楽「Don Juan De
Marco」から「Have you ever really loved a
woman?」。くしくも前に滑ったナフカ&コストマロフも同じ曲を使っていました。ロマンチックな曲です!
でも、あれがワルツになるんだねえ。ちょっと不思議です。ワルツだから三拍子なんだけれど、どういうタイミングで三拍子なんだ〜?見ていても混乱する!プログラム自体の印象としてはまあまあ。雰囲気を十分に出せたと思うのです。
でも、チェックを怠らない私は大変な事に気付く!リンクサイドに出てきた時のセバンの衣装。「あんた!それ3年連続ですかい???」
いや〜コンパルのタキシードがタンゴであろうがワルツであろうが、なにがなんでも?タキシードというのは知っていたが、その衣装は一昨年のODタンゴで着て、去年のフリーのエビータで着て、そして今年またODのワルツで着ますか?
次に驚いたのが…シルビアちゃん。君の衣装、エドモントンのパソドブレの改良版だよね?
パソに着た物をワルツに着ているのかい?
私はね、、、、本当によーくわかった。本当に、、、、お金ないのね。でもね、そんな君達、応援しているからね。
ロバチェバたちはゴールデンワルツに使われるパートの曲を使っていました。そしてオブシ達は椿姫。ワルツでも首を振ってしまうオブシ、、、好きだわ。
ワルツといえばああいう感じで攻めてほしいような気もする。
今シーズン色々なワルツが見られるよ!
フリーダンス…もう、始まる前からいやな予感はあったかもねえ〜。4組が最終グループでナフカ&コストマロフ、ノバック&コラシンスキー、クリロワ&オブシアニコフ、ロバチェバ&アベルブッフという順でした。
(ごめんなさい。これを書いた後にビデオを見て気付きましたが、最初の滑走にアメリカペアいました(^^;)
とにかく、新しい組であるナフカ組がどの位の評価をもらうのか見当もつかなかったし、ロシアでの試合というのもとても気になっていました。
曲がかかってビックリ。当初、クリロワ達の今シーズンのフリーではないかと噂のあったボレロが流れ始めたのです。情報が交錯して日本に入ってきたのね。
でも、あれだけの曲をこの新しい組が滑りきれるものなのか、と思ったもつかぬ間、観客から手拍子。彼らもそれに応えるように流れのあるスケーティングを続けました。リフトの形も非常に凝っていてそのたびに大拍手。終わってみて、ノバコラファンの私は「………やばい」。
もちろん次の滑走であるノバコラも当然見ていただろうし、ちょっといやな感じは受けたかもしれないなあ。ノバコラ達にしては、ストーリー性のある選曲のファウストからの「ワルプルギスの夜」。中盤からなんか曲と合わなかったりバタバタしたりという感じ。(リフトなんかはスケートカナダと変わっていました)終わってからの拍手もナフカ達には及ばないし、一番悪いことに当のセバンが天井を仰いでる。
もう「ダメダメ!!!いかにも出来が良くなかったってジャッジに言っているようなもんじゃない!」と心でつっこみをいれるが、まったく点数もその通りに出てしまったわけです。
もう、点数の途中から帰っちゃったモンなあ。
とにかくこの大会で表彰台にあがれるかどうか、はたまたナフカ達に勝てるかというのは私にとっては重大なことだったので、4位に落ちた時から気が抜けて、次の二組、ほとんど演技が見えていなかったのです。写真もこの二組で10枚位しかとってない(^^;
ナフカ組のファンの人たち、ごめんなさい。彼らが憎くてのコメントではなく、私のロシアでの狼狽した気持ちをかくとこういうコメントになってしまったのです。
そんなこんなで、ペア以外は左の写真の様な状態が続いたのね。
つまり、最初にまずロシア国家が流れたため5回連続ロシア国家を聞くことになったわけです。
表彰式ですが、NHK杯のように1種目が終わったらあるわけではなく、ダンスまで終わってまとめてありました。
(ちなみにその間もクロスは放心状態であまり力を入れてみていないのであった…)
だから、ソコロワなんかは競技の衣装とはちがったものを着て来ていました。
優勝者には衛星アンテナが送られて、みなさんニッコニコ。その後に、各賞(?)の受賞がありまして、最優秀選手賞にウル様、その他も色々とあったのだけれど、一番おっ?っと思ったのが、「Miss
figureskating」というのに中国の雪ちゃんが選ばれていたこと。ご大層な賞の割に商品がメチャ大きい象のぬいぐるみ。それもお世辞にもかわいいとは言えないものだったと思いますぅ。
おまけ話として…
表彰式が長かったのでスケーター達はトロフィーを氷の上に置いて話を聞いたり、各賞受賞を見たりしていたのです。その後、お約束のウイニングランも終わりトロフィーをもって帰ろうとしたところ…アプト&プルシェンコ&ソロドトワのトロフィーが氷にくっついて取れない…。
まあ、手で取れそうもないのでエッジを使って足で取ろうとしていたのですが、それでもなかなかとれない。
プルシェンコと体を支えあってとにかく取ろうと必死のアプト。あれはかなりおかしかった。それも結構、長い時間トライしているんですよ。
で、、やっぱりアイドルだなあ〜と思ったのが、その間も笑顔を絶やさないんだなあ〜。やっぱりお茶の間のアイドルと、ここでも申し上げておこう。
こうして終わった私のロシアカップ観戦。
試合だけではなくて、さすがにロシアの旅、ビックリしたことや感激したことも多かったけれど、一生に何度も行ける物でもないし行ってよかったなあ、、、というのが単純な感想なのです。
とにかく一番の反省点は、ロシア語を何一つ覚えずに行った事。たまたま泊まったホテルは英語が通じて大事にはいたらなかったけれど、その他の所ではまずロシア語。当たり前だよね。
世間をなめるなよ!というのを思い知らされた旅でもあったわけです。
試合結果に関しても決して浮かれてばかりはいられないものでしたが、自分が愛するスケーターを彼らが引退するまで1シーズンに1回は見ようと、オリンピック後に心に決めたのです。
今回はこれが叶ってとても幸せでした。
以前は好きなスケーターがNHK杯に来てくれるのを待つしかなかったけれど、いまや行く試合をこちらが選べる時代になったのですね。すごいことだ。
来年はどこにいくのだろう?スケート観戦に拍車がかかっている私でした…