正義の目方ニュース
 この世に、悪漢どもやら欲深どもをボカボカに懲らしめてくれる、弱きものの無敵の味方、正義の味方「鞍馬天狗」「スーパーマン」「アンパンマン」なんていう英雄は、いない。この世のスーパーマンは、彼自身も欲にかられる人間でしかないし、そうでなければ、悪党よりぜんぜん弱かったりといったあんばいで、巨悪小悪にチャレンジしても、ボカボカにやられてしまう場合がほとんどだ。

 強いものはますます強く、金満家はますます肥える、われわれ大衆平民勤労者国民は、そういう現実を毎日見せつけられ、ため息をつき、また、ときどきおすそ分けをせしめて、にんまりしながら生きている。


 繁殖欲と物欲権力欲を命の精神的源泉として、この世に放り出された人間同士が、仲良く、富やら物やら権力やらを分け合って暮らしていくのは難しそうだ。だから、不平やらけんかやらは、あって当たり前なんである。しかし、人間は、不思議なことに、神や仏に近づこうとか、この世を極楽に近づけようとか、そんな夢も持たされて生かされてもいる。だれもが、二重人格構造に悩まされているというわけだ。

 欲でできている人間と、善や正義を夢見る人間とが、一人の人間の中に同居しているリアリティーを、人の心には、黒白二頭の馬がいるといった人もいる。であれば、物理の原理からいっても、できるだけ、正義やら白馬やらの目方が相手より重くなるように肥えるように、少なくとも、気分のよいときだけでも心がけることが、
大衆平民勤労者国民の時代を創るための、唯一の方策だろう。

 というわけで、このHPは、気分のおもむいたときに、正義を肥やす方法を考えるためのものなのであります。

 そこで、ものづくりには強いはずだが、哲学に弱い日本人の壁を破るべき第一弾は、横浜国立大学の多文化共生論A受講生諸君たちが2006年前期に苦闘し、出たかでなかったか、「正義とは?」への、若々しいか老成しているか、社会へ出る一歩手前でたどり着いた定義探求の軌跡であります。

                              2006年9月 関口元




 

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