思い出はレコードとともに

 高校時代に1枚2,500円のLPレコードを買うというのは結構な出費。だからFM雑誌を毎週買ってエアチェックにいそしんだり、当時出始めたばかりのレンタルレコード屋に足繁く通ったものだった。しかし、チャートフリークというのは基本的にシングル至上主義者だから、何発もヒットを飛ばしているアーティストのベストアルバムが出ると何となく義務的に買ってしまうものなのだ。また、不覚にもシングルヒット一発でしびれてしまう新進気鋭のアーティストというのはやはりいるわけで、そういうのは誰よりも早く全貌を知りたくてLPを衝動的に買ってしまう。加えて評論に影響を受けやすい私は、歴史的に評価が高いとされるアルバムを中古レコード屋で探し出すことをほとんど病的な趣味としてもっていた。廃盤でなければ別に新品でもいいのだが、お金の問題よりもむしろ中古であることに非合理的な価値を見出していたに違いない。ここでは、そんな風にして集めたレコードをいくつか紹介して、それにまつわる思い出を書き留めてみたいと思う

1.スターバックスの看板を見ると思い出すプロコル・ハルム
2.一歩間違えば洋楽界のさだまさし、ダン・フォーゲルバーグ
3.マニックサンデーと聞いてにやりとできた喜び(バングルズ)
4.チャートフリークが泣いて喜ぶナンバーワンセレクションは何処へ消えた?
5.全盛期は過ぎてから気付くもの(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)