亜鉛めっき鋼より線(メッセンジャーロープ)
JIS G-3537

亜鉛めっき鋼より線は、電力用・通信用の架空地線、埋設地線、ちょう架線、 自己支持形ケーブル用支持線及び支線、ネット張り用周囲線、電気ホイスト用 給電ケーブル支持線、ホース支持線、農事用果樹棚の周囲線などに使用され、別名メッセンジャーロープとも 言われています。 みなさんが日常、目にする電柱の支持線や、電線の支持線に使用されているので 良くご存知と思われます。
なお端末はケーブルグリップを使用するのが一般的な方法ですが、鍛造クリップで 止める事もできます。(通常、亜鉛めっき鋼より線は、Sよりですので、 鍛造クリップFR型では滑りますが、専用ワイヤークリップの取り寄せに時間が かかる為にFR型を代用しています。)

●  種類、種別、引っ張り強さなど
  1. 種類・等級   鋼より線は、その構成によって1〜3号の3種類に区別されますが、通常は2号1×7(7本より)が製作されていますので、特別な場合を除いて、 受注時は1×7と判断いたします。
  2. 標準引っ張り強さ   鋼より線は、素線の標準引っ張り強さによって1〜3種に 区分されますが、農事用を除いて通常は1種(125kg/mm2)が使用されて いますので、当社でも受注時は1種と判断します。
  3. 亜鉛付着量 鋼より線は、素線の亜鉛付着量によって特A級(特厚めっき),A級(厚めっき), B級(薄めっき)に区分されますが、通常はA級が製作され、受注時にはA級と 判断されます。
  4. 以上の事より、通常亜鉛めっき鋼より線(メッセンジャーワイヤー)の呼びは
    *mm(素線の太さ)×7本より1種Aと呼び、外径の太さではなくて断面積mm2またはsq(スケアー)で呼ばれます。

一般的な亜鉛めっき鋼より線
号別 構成素線数/標準素線径 計算外径
mm
計算断面積
呼び mm2
引っ張り荷重  t 重量
kg/km
1種 2種
2号 7/1.20mm 3.6 0.908 0.657 62.7
7/1.60mm 4.8 14 1.62 1.17 111
7/2.00mm 6.0 22 2.53 1.82 174
7/2.30mm 6.9 30 3.34 2.41 230
7/2.60mm 7.8 38 4.28 3.08 294
7/2.90mm 8.7 45 5.32 3.83 2.98
7/3.20mm 9.6 55 6.50 4.66 446
7/3.50mm 10.5 70 7.73 5.58 533
備考
  1. 鋼より線引っ張り荷重は、より減りを2号は8%として計算した値である。
  2. 標準重量は亜鉛めっき層を考慮して1cm3 の鋼を7.83gとして計算した値である。なお、この規格で用いる重量とは、 質量の意味である。
  3. 鋼より線計算外径とは外接円の径を言う。
  4. 鋼より線計算断面積は、標準素線の軸に直角な断面積の総和である。
  5. 2種は通常、農事用の周囲線に用いられてますが、専用に製作されていますので、 果樹園用ファームワイヤーストランドの項目を参照してください。




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