フレミッシュ加工について

フレミッシュ加工は、通常は現場作業において加工道具がない場合に緊急的に 行われた加工方法で、ロープの7ピッチ以上の巻き数が施されると抜けにくい と言われています。
しかしながら、機械によって均一的に撚られたロープを解き、手作業でまた 反対方向から撚って行く為に均一性がなくなり、荷重を掛けた場合には、 その部分が沈み込んだ状態になり、大変危険であると言われています。
よく、「フレミッシュ加工品は、加工部が抜けない」と感違いされていますが、 抜けにくいだけで、実際に抜けて事故を起こしている実例が 数多く報告されています。
その為、フレミッシュ加工は「ロープ加工技能士」等、経験の豊富な者に加工を 施させるようにし、常に緊急的な物と考えておくほうが良いでしょう。

フレミッシュ加工の方法
  1. (1)図にようにロープの端から(差込みの長さ+アイ部の長さ) の所にマーキングして、この部分までロープ端から、ストランドを隣り合った 3本づつの2組に分ける。

  2. 心綱を持った方のストランドの組を所定のアイの形にして、他の組の 各ストランドを(2)、(3)図のように反対の方向からアイ部の心綱の上に はめこんで行く。

  3. (4)図のように各ストランドをアイの根元まではめこむ。
    そして、両組のストランドをさらにアイの根元をこえて、ロープ端まで はめ合わせる。


  4. この後、元ロープと短いロープをシージングするか、またはクリップで 止めて仕上げる。
    製品としては、(5)図のように巻き差しをします。(玉掛け加工や台付き 加工を施します。)

上記(右図)は、3−3の方法で、簡単にするには、ストランドを4−2に 分けて加工する方法が、一般的に良く行われていますが、2本以上の 加工ロープを作るには、なかなか同じ長さに仕上げるのには難しく、 経験者でも困難を要します。
(1)

(2)

(3)

(4)

(5)




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