Ngraph-gtk (Version 6.06)

概要

Ngraph for X11 を GTK+ に移植し、若干の機能追加、仕様の変更を行ったものです。使い方は基本的 に変わりませんが、Version 6.06 で作成したグラフは 6.06 以前のバージョンで は読み込めません (Version 6.06 でそれ以前のバージョンで作成したグラフの読 み込むことはできます)。動作確認はDebian GNU/Linux squeeze, Windows XPで行 いました。 (2014/04/12 更新)

スクリーンショット

screen shot

ダウンロード

sourceforge からダウンロードできます。

インストール

Debian GNU/Linux
  • wheezy 以降ではオフィシャルなパッケージに含まれるようになりま した。ngraph-gtk をインストールしてください。また必要に応じて 次のパッケージも利用できます。 ngraph-gtk-addin-import-ps, ngraph-gtk-addin-tex-equation, ngraph-gtk-addins, ngraph-gtk-addins-base, ngraph-gtk-doc

Windows

Windows 用インストーラをダウンロードして実行してください。

その他

ソースをダウンロードしてコンパイルしてください。

注意

コンパイル

Windows

MinGW, Windows 用にコンパイルされた GTK+ などが必要です。mingw/install.txt に簡単なドキュメントがあります。

Unix, Linux

$ ./configure
$ make
# make install

オリジナルとの主な相違点

Unicode 対応

内部の文字コードに UTF-8 を使うようにしました。これにより日本語、 英語以外の多言語の入力、表示が可能になりました。

日付軸対応

値を MJD として解釈し、軸の値表示に日付を使うことができます。

目盛数字の描画方向

軸と垂直あるいは斜め方向に描画することができるようになりました。

legend の機能強化
  • line, curve, polygon オブジェクトの機能を path オブジェクト一 つにまとめました。曲線や多角形に矢印をつけたり、縁取り付きの 塗りつぶしをしたりできます。
  • arc オブジェクトに縁取り付きの塗りつぶし機能を追加しました。
新しい数式変換コードを使用

数式変換のコードを新しく書き直しました。新しいコードを使用するこ とで多くの機能追加、変換速度の向上を実現しています。追加機能の詳細 はマニュアルを参照してください。

GNU autotools 対応

"./configure; make; make install" でコンパイル、インストールを行 えます。

インストールディレクトリ

GNU autotools の標準的なディレクトリ構成にしたがって下記のよう にインストールされます。

  • 実行ファイル:$prefix/bin
  • マクロ:$pkglibdir (/usr/local/lib/Ngraph-gtk など)
  • 設定ファイル :$sysconfdir (/usr/local/etc/Ngraph-gtk など)
  • ドキュメント:$prefix/share/doc/Ngraph-gtk
ユーザごとの設定ファイル

~/.Ngraph に設定ファイル、履歴が保存されます。

レジェンドテキスト、変換数式入力欄での補完対応

入力履歴を保存して、次回以降の入力時に補完を行うことができます。

描画内容の保存

描画の結果は Ngraph 内部に画像データとして保存されます。従来より もデータファイルの再読み込みが必要になる場面が減ると思います。その 代わり、描画中の様子が表示されなくなりました。描画の進行状況はプロ グレスバーで表示されます。また、描画中断のチェックをより頻繁に行う ようにしました。

レジェンド拡大縮小時の線幅、線種

レジェンドを拡大、縮小する際に線幅、線種を保持するかどうかを選べ るようにしました。

ドラッグ & ドロップ対応強化

ファイルをビューアウィンドウにドラッグ & ドロップするとグラ フを開いたり、データファイルを開いたりできます (従来と同様)。文字列 をドラッグ & ドロップすると新しいレジェンドテキストを作成できま す。さらに Viewer window に GRA ファイルもドラッグ & ドロップで きるようにしました。また、data window, merge window にもそれぞれデー タファイル、GRA ファイルをドラッグ & ドロップできるようにしまし た。

Data window, Axis Window, legend window でのパラメータ直接編集

一部のパラメータについては Data window, Axis Window で値を直接 編集できるようにしました。

legend window で x, y の値を直接編集できるようにしました。

Information window、Coordinate window の機能強化

それぞれのウィンドウの内容をクリップボードにコピーしたり、ビュー アウィンドウにドラッグ & ドロップすることができるようになりまし た。また、Information window の内容は過去のフィッティング結果をさか のぼって表示できます。

GUI で arc オブジェクトの設定変更

マウスを使って arc オブジェクトの rx, ry, angel1, angle2 の各 フィールドを変更できるようにしました。

「編集」メニューを追加

「編集」メニューを追加し、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」 の各機能を実装しました。複数起動した Ngraph 間でも、レジェンドのカッ ト & ペーストが可能です。

選択オブジェクトの回転機能

選択した axis, legend オブジェクトを 90° 単位で回転できるよう にしました。

選択オブジェクトの反転機能

選択した axis, legend オブジェクト (text 以外) を上下、左右に反 転できるようにしました。

オブジェクトのアライメント機能

複数のオブジェクトを選択した際にビューアウィンドウの右クリックメ ニューで選択されたオブジェクトの位置合せをできるようにしました。

readline patch 対応

Ngraph readline patch を標準 で組み込んでいます。

複数のオブジェクトのフォーカス

ビューアウインドウで SHIFT を押しながらクリックしたり、データウィ ンドウやレジェンドウィンドウで SHIFT+SPACE を押すことで複数のオブ ジェクトを選択できるようにしました。

PS, EPS, PDF, SVG, PNG ファイルの出力

cairo ライブラリを利用することで、外部ドライバの助けを借りずに PS, EPS, PDF, SVG, PNG の各形式ファイルの出力が可能になりました。

複数のデータファイルを一つのデータファイルにまとめて出力

|データ|データの保存| で複数のデータファイルをまとめて一つのファ イルに出力できるようにしました。

長さ、角度、文字サイズの単位

長さ、角度、文字サイズの指定を (1/100 単位でなく) mm, 度, ポイ ント単位で行うようにしました。

データ設定ウィンドウのデータファイルプレビュー

プレビューの表示行数を変更できるようにしました。また、行番号を表 示するようにしました。

外部ビューアの機能強化

外部ビューアとして従来のものに加え GtkPrintOperation のプレビュー 機能を選択できるようにしました。

スクリプト向けの機能強化
  • menu::focused で現在フォーカスされているオブジェクトのリスト を得ることができるようにしました。
  • menu::print で印刷を行えるようにしました。
  • 内部コマンドに seq を追加しました。
  • dialog オブジェクトに radio, check, combo, combo_entry の各 フィールドを追加。
  • menu オブジェクトに echo フィールドを追加。information window に情報を表示させることができます。また dialog オブジェ クトにselectフィールドを追加し、選択の初期状態を指定できるよ うにしました。さらに dialog オブジェクトの check, radio, combo, combo_entry の各フィールドの引数に sarray オブジェクト を指定できるようにしました(demo/demo.ngp が使用例になっていま す) 。
  • io オブジェクトを追加。簡単なファイルの操作を行うことができ ます。
不透明度対応

|設定|その他| メニューで「不透明度を使う」を有効にすると、グラフ の色設定で不透明度を指定できるようになります。ただし、PostScript な ど不透明度に対応していないフォーマットにエクスポートする時は不透明 度設定を使った部分がビットマップで出力されることがあります。

注意点

更新履歴

詳細はパッケージに含まれる ChangeLog を参照してください。

Version 6.03 の更新履歴

連絡先

ZXB01226 at nifty.com

戻る