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「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」という感じで、高崎を過ぎていくつかのトンネルを抜けると雪景色が車窓に映り始めた。とは言ってもここはまだ群馬県、一面真っ白というほどには積もっていない。
大宮から約1時間で目的の上毛高原駅に到着。なんでこんなところに(失礼)新幹線の駅があるのかよくわからないほど、降りる人も少ないし、駅前も賑やかと言うには程遠い。まぁ、これはこれでいいんだけど。
水上温泉までは駅前から新幹線の到着時刻に合わせて「新幹線リレ−バス」出ている。小型のバスだが乗客は俺を含めて2人だけ。もう一人も途中で降りたので地元の人のようだ。バスは利根川に沿って水上温泉に向かう。途中、すっかり雪化粧をした谷川岳(多分)などの山々が見えて綺麗だ。上毛高原から温泉までは約30分。料金は600円(2002年2月現在)。路線バスといいながらも各旅館を回ってくれるので結構便利だ。
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今回の宿はJTBの「自由気ままにひとり旅」で予約した「水上館」。利根川沿いに建つ大型旅館でたくさんのお風呂が自慢とのこと。
チェックインは14時なのだが、旅館に着いたのは13時半頃。時間までそこら辺をブラブラしていようかと思っていたのだが、旅館の玄関に着いて「いらっしゃいませ!」と迎えられてしまったので、「ちょっと早く着いてしまったんですが」と言うと「かまいません」とのこと。フロントでも「すみません」と詫びると「かまいませんよ」と笑顔で迎えてくれた。大型旅館にしては対応もよさそうで一安心。ここのフロントは4階にあり、明るくてかなり広々している。
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| 宿泊した部屋 |
通された部屋は2階の10畳間。だいたい一人旅だといつもこんな感じだ。部屋は川に面していて、谷川岳なども眺めることができるが川の流れの音が少し気になる。もうすこし上の階ならいいのかもしれないけど、安いパックだから仕方ないか。部屋も新しくはないが清潔に保たれている。係員の人が浴衣とバスタオルを2枚用意してくれて(これはJTBのパックの特典)、お風呂の説明をしてくれる。大浴場は3ヶ所あって、その中にそれぞれいくつかのお風呂があるということ。すべての大浴場は時間による男女交代制で今の時間は男は1つの大浴場しか使えないらしい。ちょっと残念だがどうせ何度もお風呂に行くことになるだろうから関係ないか。
部屋で一息ついた後、早速ひと風呂浴びることに。まずは空いていたら貸切露天風呂にゆっくりつかってみようと思い、フロントに電話して空き状況を確認。この時間なので2つ(桶風呂と岩風呂)のうちどちらでも使えるとのことなので、岩風呂のほうをお願いする。貸切露天風呂を利用するには鍵をフロントまで取りに行く必要がある。利用時間は40分をメドにして欲しいとのこと。そんなに長風呂のほうではないので充分な時間だろう。貸切風呂は谷川亭の奥利根八湯の奥にある。今の時間、奥利根八湯は女性専用なので、そちら方面に向かうのは何となく抵抗があるが仕方ない。岩風呂は2人で入れるくらいの大きさで、利根川沿いにある。露天とはいいながらも、かなりの部分を板で囲われているので開放感はイマイチだが、川の対岸は他の旅館が建っているので、これはこれで仕方ないだろう。でも、一人で占有できるというのはかなり気分がいい。泳げるほど広くはないがかなり気分的にはリラックス。やっぱり温泉はいいなぁと独り言。しかも、外の空気はひんやりしていて最高に気持ちいい。ここで大体30分くらい過ごしたが、できればお風呂から時計が見えるといいなぁ。お風呂をあがってフロントで鍵を返し部屋へ戻る。
時間はまだ2時半にもなっていない。のんびり本でも読もうかと思ったが、天気もいいのでブラブラしてみることにする。浴衣から服に着替えて外へ。温まった身体に冷えた空気が気持ちいい。旅館を出てすぐの橋を渡り、諏訪峡のほうにブラブラ向かってみる。道端に積もっている雪を見ると無邪気に雪合戦がしてみたくなる。諏訪峡の入口まで来てみるがとても渓谷という感じではない。川沿いに遊歩道があるが雪が積もってとても歩けそうもないので、道路沿いに少し歩いてみるが利根川から離れていくようなので、途中で引き返す。結局、30分くらい外をブラブラして宿に戻った。この宿は、玄関の外でも「行ってらっしゃいませ」「お帰りなさいませ」と声を掛けてくれてすごく感じがいい。
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| 水上館外観 | 諏訪峡入口 | 部屋からの眺め |
部屋に戻り、再び浴衣に着替えた後、大浴場の1つである「水晶風呂」へ行ってみる。この水晶風呂には内湯が2つと露天が1つあり、いずれもそれなりの大きさだ。ここもお風呂からは利根川の流れが見える。ここも結構空いていてゆっくり、のんびりできた。その後は部屋で過ごしていたが、身体が冷えたので夕食前にもう一度お風呂に入って身体を温める。
さて、夕食はというと、部屋食で、内容的には地元の素材を生かした料理で量的には十分だった。自分的には海の幸とかの方が好きなので、特に豪華!とは思わなかったが、これは個人の好みの問題だから。それより、ご飯は芋ご飯?だったのだが足りないでしょうと気を利かして、仲居さんが白いご飯を持ってきてくれたのにはサービスの良さを感じた。
20:30からは大浴場の1つの「牧水の湯」が男性用となるので行ってみる。牧水の湯も檜の内風呂と露天風呂に分かれているのだが、ちょっと離れていて移動するにはわざわざ浴衣を着なければいけないのがちょっと不便。でも、お風呂自体は両方とも雰囲気があってとてもいい感じだった。
夜になるとかなり冷え込んできて、部屋では暖房を入れないと寒さを感じるのだが、暖房が弱でもかなり強力なので、たまに窓を開けて温度を調節する。寝るときはどうしようかと思ったが、用意してくれた布団がかなり暖かくて、暖房を入れておく必要はなかった。
翌朝は朝食の後、昨日は女性用だった「奥利根八湯」へ。ここは名前の通り、8つの湯船があるかなり大きなお風呂だ。1つ1つの湯船はそれほど大きくないが、ジャグジー、打たせ湯、洞窟風呂、露天岩風呂などバラエティに富んでいて結構楽しめた。この旅館は通常のチェックアウトが10:30(JTBのパックでは11:00)なので朝もゆっくりできた。帰りも上毛高原までリレーバスを使ったが、前日に旅館で予約しておくと宿まで迎えに来てくれるので便利。
これで今回の温泉旅行は終わったわけだが、この旅館にはだいぶ満足した。サービスもお風呂もだいぶレベルが高くて、また来てみたい宿の1つになった。