ずっと夢だったニューヨークのカウントダウンをついにこの年末に実現させるべく、この年末年始はニューヨークで過ごすことに決めた。昨年は思いとどまったものの、やはり行けばよかったかなという思いを抱えながら過ごした1年だった(ちょっと大げさ?)。マイレージもだいぶ貯まったのでユナイテッドビジネスにアップグレードだ!と意気込んで予約センターに電話したのが北海道から帰ってきてすぐの9月中旬。まだ3ヶ月以上前だから余裕だと思っていたが、なんと!「アップグレード用のビジネスクラスは満席」とのこと。知らなかったのだがビジネスクラス全席が対象ではないらしく、アップグレード用の座席数は別に決まってるらしい。そんな説明書いてあったか?と思いながら、帰りの便も確かめるが結果は同じ。いくら12月28日という一番混み合う日とはいえ3ヶ月以上も前だし、しかもビジネスクラス自体の空きはあるのに・・・。ためしにシカゴ経由の便を確認したがこれも満席。せっかく貯めたマイレージも使えなきゃ意味ないじゃん! でも、ニューヨークには行きたいし、怒っていても仕方ないので、ビジネスクラスは諦めて今度もまたエコノミーで行くことにした。普通ならマイレージ会員であるユナイテッドで行くところだが、アップグレードの件でちょっとむかついたので、午前着で到着日の時間が有効に使える全日空で行くことにする。全日空ならスターアライアンスのメンバーなので70%だけどマイレージも加算されるし、ロンドンに行ったときもまあまあよかったし(機内食は・・・だったけど)。ということで、全日空のGET往復チケットをインターネットで予約した。
航空券を確保したところで、今度はホテルの選択。大晦日に早い時間からカウントダウンを待つつもりなら、はっきり言ってどこでもいいのだが、一人旅で話し相手もいないし(おまけに英語は喋れない)、きっとかなり寒いのでそれは避けたい、ということでカウントダウンが行われる7番街&ブロードウエイ沿いのホテルを探してみる。以前から1度泊まってみたかった「マリオットマーキース」なら場所的にはBESTだろうし、ミュージカルを観て遅くなっても便利だと思い、幸い空きもあったので早速予約(タイムズスクエア側の部屋は高くて諦めた)。しかし、その後いろいろ調べてみると、マリオットでもブロードウエイ側には出られないという情報が・・・。カウントダウンの直前に部屋から出て参加すれば楽だよね、とかなり甘いことを考えていた俺の計画はあえなく頓挫。この計画を実現できるホテルはないものかとさらに調べてみると、「ルネッサンス」や「ダブルツリー・ゲスト・スイーツ」なら大丈夫そうだということがわかった。ということで、マリオットをキャンセルして、これも興味があった「ルネッサンス・ニューヨーク」を12月30日から3泊予約。ちなみに1泊は299ドルで値段的にはマリオットと同じ(同じグループだし)。そして、ヒルトンのポイントも貯めたいので、ヒルトングループの「ダブルツリー・ゲスト・スイーツ」を12月28日から2泊予約。まぁ、ダブルツリーにずっと泊まってもいいのだが、どうせならいろんなホテルに泊まってみたいしね。これで、カウントダウン対策も完璧(多分)となった。
今回の旅行のもう一つの楽しみは「オペラ座の怪人」。約4年前にニューヨークで観てからすっかり心を奪われてしまい、その後も、ロンドンで2回、日本で3回観まくった。そして、今回再びブロードウエイで観ようというわけだ。これも、インターネットで予約したのだが、3ヶ月前に申込んだせいか1回は最前列をゲット。やったぜ!念願の最前列。その他の日も(当然複数回は観る)結構いい席を確保できてかなり満足。後は、ラスベガスでなかなか楽しめた「ブルーマン・グループ」と「レント」を観てみることにした。このように準備は完璧に整えたので、後は自由に前回来た時に行けなかった「ハーレム」や「ブルックリン橋」、「自然史博物館」などを見てみようと思う。そして、もちろん「グラウンド・ゼロ」にも足を運ぶつもりだ。ということで、2度目のニューヨーク旅行の始まりです。

 

●2002年12月28日(土)

午前5時起床。まだ外は真っ暗だ。今回搭乗する飛行機は全日空010便で11時に成田を出発する。そういえば去年のロンドンも全日空で11時発だったなぁ。もう一度手荷物をチェックして6時頃出発。今回はスーツケースをあらかじめ成田に送ったので楽だし、何となくこれからNYに行くということに実感がわかない。ちょっと遠回りだが新宿からNEXで成田に向かう。今日からほとんどの会社が年末年始休暇ということもあり、新宿駅のNEX出発のホームだけ人がかなり多い。NEXに乗り込むとやっと気持ちが落ち着く。朝早く起きたため眠気が襲ってくるが、飛行機で寝たいので我慢しようとするが、眠気には勝てず、ほとんどウトウト状態で車内を過ごす。
成田に着くと、まず宅配で送ったスーツケースを取に行く。日航系列の会社に頼んだので、全日空のカウンターとは逆方向でちょっと後悔。日航のチェックインカウンターにはかなりの人が並んでいて、早くも出国ラッシュという感じ。受け取ったスーツケースを転がしながら、人ごみの中を全日空のカウンターまで移動。日航に比べて全日空側は人が少ないのでホッとする。出国審査も列ができていたが昨年より早く15分程度で無事通過。出発ゲートにはほとんど1番乗り状態。時計を見るとまだ9時半にもなっていない。ネットで航空券を予約して搭乗券も事前に手元にあるのに何となく2時間前を目標に来てしまい、結局は時間をもてあます。まぁ、ギリギリであせるよりはいいけど。
10時半頃予定通り搭乗開始。往路の席は非常口のところが取れずに3人席の通路側だ。そして、隣は若いカップル、静かにしていてくれるといいんだけど・・・。機内食は豚の角煮と五目炊き込みご飯をチョイス。去年のロンドン線よりはマシかもしれないが、やっぱりまずいことには変わりない。コンビに弁当のほうが数倍おいしいし普通の仕出弁当とかの方がコスト安なんじゃないのかなぁ。フライトアテンダントのサービスも相対的にロンドン線のほうが良かった。でも、今回はシートTV付いてるからかなり嬉しい。ただ、俺は好きな時に好きなものが観られると思っていたのだがそうではなかった。あれってみんな同じプログラムを流しているだけなんだ・・・。だから、映画を最初から観ようと思うと時間の調整が必要でちょっと面倒。1つ観終わって次のを観ようと思ったら始まったばかりだったりするとちょっとショック。時間待ちの間に思わず寝過ごしたりもするし。といいながらも「K−19」「ロード・トゥ・パーディション」「マイノリティ・レポート」を観る。いつものことだけど結局1時間くらい位しか寝られなくて頭痛気味のまま長いフライトを終えJFKエアポートに到着。
空港は雪景色でマイナス1度とのこと。去年のことがあるから入国審査は厳しいのかと思っていたけど簡単に滞在日数を聞かれただけで通過。マンハッタンまでバスで行こうかとも思ったが、荷物もあるのでタクシーにする。ANAはターミナル3に到着したのだがなんだか雰囲気が暗い。噂どおりタクシー乗り場に行くまでに白タクのお兄ちゃんに2回ほど声を掛けられるが無視。タクシー乗り場にはちゃんと係員がいてタクシーに乗るときに登録番号を書いた紙を渡してくれる。よく取れば忘れ物をしたときへの対応なのだろう。10分くらい待ってタクシーに乗り込みホテル名を言うが発音が悪いのかなかなか通じなくて参った。マイナス1度ということだったが、日差しが強くてタクシーの中は暑いくらい。やっと
再びNYに来たんだなぁ

今日泊まるホテルは
「ダブルツリー・ゲスト・スイーツ」。タイムズスクエアにあるこのホテルまで空港からは1時間弱で到着。場所は便利だけど思ったより小さいホテルだった(高さはあるけど)。エレベータに乗って2階のフロントで部屋に入れるかなぁとフロントに行ったが、年末で混んでいるのか15:00近くならないとチェックインできないとのこと。仕方ないのでとりあえず荷物だけ預けて出かけることにする。

まずは予約しておいたミュージカルのチケットを入手するため、「レント」の行われる「ネダーランダーシアター」へ。しかし、ここでは当日にしかチケットを渡してくれないとのこと。わざわざ来たのになぁ。仕方なく、次に「オペラ座の怪人」が行われる「マジェスティックシアター」へ足を運ぶ。今回、お気に入りのオペラ座の怪人は3回も観るので、予約内容を印刷したシートを渡すとチケット探しに多少戸惑っていたが、ここでは無事チケットを受け取ることができた。もうひとつ「ブルーマン」の行われる劇場はタイムズスクエアではないので、チケットは当日引き換えることにする。一旦ホテルのほうへ戻り、タイムズスクエアの真っ只中にあるビジターセンターでバス・地下鉄の7日間乗り放題券を購入。値段は$17でNYの地下鉄は1乗車$1.5なので、12回乗れば元が取れるし、何よりもいちいち切符(トークン)を買わなくていいのが楽でいい。
メトロカードを手に入れたところでさあ出発だ。NYに来たら観光に行く前にまずはここに行かなければいけないだろう。
「グラウンド・ゼロ」。そう、昨年9月11日の同時多発テロの犠牲となった人々が眠る場所。タイムズスクエアから地下鉄に乗り、レクタースクエアで下車。久しぶりのNYの地下鉄。もう、緊張することもないが、やっぱりロンドンの地下鉄とは雰囲気が違う感じだ。駅から歩くこと数分、何もなかった・・・ここにあのツインタワーがあったこと自体が事実なのかと思ってしまうくらい。今は跡地も片付けられて何も知らなければ、ただの再開発地のようだ。約4年前の光景とは全く別の世界。それがテロの影響の大きさを物語っている。4年前初めてNYに来て、空港バスに乗り、最初に憧れのマンハッタンで降り立ったのが今はなきワールド・トレード・センターのツインタワー前。そして、NYで最初の夜を過ごしたのがツインタワーの目の前にある「ミレニアム・ヒルトンホテル」。そのホテルも外観的には大きな損害はなかったようだがまだ休業中だ。それにしても、テロの発生から1年以上経った今、このグラウンドゼロも半ば観光地化しているようなところもある。土産物を売る店、そしてピースをしての記念撮影等何か複雑な思いもする。まぁ、そういう俺にしても写真を撮ったりしている訳だから偉そうな事は言えないが。しかし、この光景を目のあたりにすると自然に込み上げてくるものを感じる。

久しぶりのタイムズスクエア 何もなっかったグラウンドゼロ
グラウンドゼロ


グラウンドゼロを後にして、目の前のディスカウントストア「ゼンチュリー21」に寄ってみるが特に興味をそそられるものはなかったので早々に引き上げ、その足でバッテリ-パークに向かう。ここは自由の女神に行くための船に乗るところだが、自由の女神へは前回行ったので今回はその姿をこのバッテリーパークから望むだけにする。こうやって見ると自由の女神って意外と遠いところにあるんだと気付く。今日は土曜、天気もいいので公園も人が多い。各国からの観光客もたくさんいて、自由の女神行きの船乗り場には長い列ができている。タイムズスクエアはNYを感じるが、こうやって眺めているとアメリカに来たことを実感する。

次にバッテリーパークから歩いて5分程のところにある「インディアン博物館」へ。インディアンの洋服や布製品?の色使いって結構気に入っている。ホテルのチェックインまではまだ早いので、34丁目の「メイシーズ」へ寄ってみるが、年末の土曜日ということもあり大混雑。人込みはあまり得意ではないのでここも早々に退散し、ちょっと早めの14:40頃一旦ホテルに戻る。15時と言われていたが、運良くチェックインすることができた。特に部屋の指定はしなかったら部屋は8階。このホテルは8階から上が客室なので最下階だが、滞在は2日間なのでまぁよしとしよう。このホテルは全室スイートタイプなので部屋は質素だが広さは十分。リビングとベットルームに分かれていて多分50u位あるんじゃないかな。タイムズスクエアのど真ん中にあり、料金もメチャクチャ高いわけではないから、結構お勧めのホテルかも知れない。

長時間のフライトの後も歩き回ったので、疲れて動きたくない気分だったが、小腹も空いたので気合を入れなおして再び外に。タイムズスクエア辺りをブラブラしていると、「吉野家」を発見。NYの最初の食事が吉野家というのも何かおかしい気もするが、日本の牛丼とどう違うのか興味があったので入ってみる。「牛丼(ミートボール)」と「味噌汁(ミソスープ)」を注文すると、外人の店員さんにたどたどしい日本語で「生卵つけますか?」と聞かれなんか可笑しくなってしまった(注文はしたが)。こちらの吉野家はカウンター席ではなくて、ファーストフード店のようなテーブル席主体のレイアウト。容器はお持ち帰りのようなウレタンの入れ物なのでちょっと食べにくい。味はマアマアで日本に比べ肉多め、ご飯少なめという感じだった。
ホテルに戻ってしばらく休んだ後、19時頃「オペラ座の怪人」を観るため再び出発。劇場へは歩いて10分くらいで行けるので帰りに遅くなってもかなり便利だ。途中、ヴァージンメガストアが立ち入り禁止になっていて、警官が集まっていたけど何かあったのかなぁ。さっき、前を通った時は普通に営業していたのに。それにしても人が多くて歩くのもやっとだ。やっとの思いでマジェスティックシアターの前に着くと入場待ちの長い列ができている。とりあえず入場が始まるまで、道をはさんで斜め前にあるミュージカルグッズ専門店で時間をつぶす。今日の席は少し左よりだが前から5番目のなかなかの席。これなら役者さんも舞台全体もよく見えるので期待が膨らむ。そして、劇場が暗くなりオープニングのオークションのシーンの後あのOvertureが流れる。この曲を聴くと体がゾクソクする。もう今回が7回目なのでストーリーもほぼ頭の中に入って余裕を持って観られるが、相変わらず英語はわからない。やっぱりいいなぁ、「オペラ座の怪人」。さすがブロードウェイという感じだ。意地悪なカルロッタガ太ってなくてちょっとイメージが違うが、性格はきつそうだ。それにしてもこれを見るたびに「クリスティーヌ」が嫌いになっていく気がする(笑)。席からは舞台も近くて役者がよく見える。今回のファントムはちょっとわざとらしい気もするが・・・。そして、ずっと気になっていた「マスカレード」でファントムが現れるシーン。ついに見つけた!ふーん、あんなところに隠れてたんだ。久しぶりのオペラ座の怪人をブロードウェイで見られたことに大満足。
22:30頃ホテルに戻るためタイムズスクエアを通るが、この時間でもまだメチャ混み。しかも、途中で立ち止まってるヤツとかがいるため、人の流れができずとても歩きにくい。ホテルはセキュリティもしっかりしていて、ホテルのカードキーを見せないと中に入れてくれない。ホテルの部屋から外を見るとネオンサインの明かりでまだ夕方のように思える。しかし、海外初日はいつもそうだがどっと疲れる。風呂がちょっと浅いのが不満だがやっぱり気持ちいい。現在、23:30過ぎ。東京は29日の13:30か・・・起きてから32時間半が過ぎ、この間睡眠約1時間。充実してたけど長い1日が終わろうとしている。

インディアン博物館 NYの吉野家牛丼 マジェスティックシアター(夜)



 

●2002年12月29日(日)

昨晩は死んだように熟睡できるかと思ったがそうでもなく7時前に目が覚める。外はまだかなり暗い。今日は自分の中では今回の旅の最大のイベントの一つ、ハーレムに一人でゴスペルを聴きに行くのだ。8時前にホテルを出て42丁目からセントラルバークを越えた135丁目まで地下鉄で移動。初めてのハーレムの街に心はドキドキだ。ゴスペルはツアーもあるが団体行動が嫌いだし、せっかくなら自分の足で歩いてみたいと思い単独行動にした。最近ではハーレムも昼間にメインストリートを歩くだけなら大丈夫とは言われているが、それでも一人歩きは止めたほうがいいとガイドブックには書いてある。でも、HPを見ても一人で行った人も結構いるので一大決心(大げさ)のもとここを訪れたわけだ。目指すはThe Abyssinian Baptist Church」。迷わないようにあらかじめ地図を頭の中に入れておいたので場所はバッチリ(のはず)。初めてのハーレム、思ったより街はきれいだ。少なくともメインストリートはタイムズスクエアよりよっぽどきれいになっている。日曜の朝ということもあるのか人通りは少なく、朝のひんやりした空気が心地いい。教会は138丁目で、メインストリートから路地に入ったところだ。1回目は9時から始まるのだが早めの8:30頃何事もなく到着。中に入るとパンフレットと寄付用の袋をくれる。中は思ったより広くて1、2階合わせて600人くらい入れそうだ。9時近くになると続々と人が集まりだす。白人も結構多いし、黒人はおしゃれしてみんなかっこいい。教会にはみんなきちんとした服装で来ると書いてあったので、俺もジャケットを着ていった。始まる直前には司教さんが一人一人に「ハッピーニューイヤー」と声をかけてくれるし、係員の人の笑顔がさわやかでいい。とてもフレンドリーな教会だ。構成としては何人かの司教さんの話の間にゴスペルが歌われる。ゴスペルももちろんよかったが、それより司教さんの話がすごかった。もちろん英語なので話の内容はさっぱりわからない(情けない)のだが、ある人は魂で叫ぶように、ある人はユーモアを交えながらとお話なのに歌を聞いているような気分になった。9時過ぎても続々と人が入ってきていつのまにか満員。最後の話ではどういう経緯でそうなったのか理解できないのだがみんなで大合唱。教会ってもっと静粛なものかと思っていたが、まるでコンサートのようで英語さえ理解できれば結構楽しいかもしれない。結局、歌より話のほうが長かったけど充実した1時間半だった。出るときも司教さんが出口でみんなに握手ながら「ハッピーニューイヤー」。教会を出て138丁目から125丁目まで歩いてみる。125丁目では「アポロシアター」の前を通るが残念なことに工事中。こうして初ハーレムが終わったが特に怖い思いもしなかったし、充実した時間を過ごすことができた。やっぱりツアーじゃなく自分で歩いてよかったと思う。次に「ウエストアッパーサイド」に行くつもりだったのだが、乗った地下鉄がExpressで全然駅に止まらずすっかり目的の駅を通り過ぎてしまう。戻るのも面倒なので、先にブルックリンブリッジに行くことにして、ブルックリン側のHigh Streetで地下鉄を降りて橋を目指す。

ブルックリンブリッジは歩行者用と自転車用に分かれていて歩きやすい。橋からはロワーマンハッタンのビル群がよく見える(ツインタワーがないのは寂しいが)。それにしても天気がよくて最高の気分だ。橋ではジョギングしている人もよく見かける。なんかNYって感じだなぁ。約30分強で渡り終えると、そこから地下鉄に乗り96丁目へ。そしてちょっと古いがメグ・ライアン&トム・ハンクス主演の「ユーガットメール」の最後のシーンの舞台となった「リバーサイドパーク」へ。今は雪が積もっているので映画のイメージとはだいぶ違うし、人もほとんどいなかった。そこから映画の中で2人が初めて待ち合わせた「カフェ・ラロ」へ行ってみる。コーヒーでも飲みながらメグを待ってみようかと思ったが、観光地化しているのかかなりの混雑で外には順番待ちの列までできている。基本的には待つことが嫌いな人なのでメグとの出会いはあきらめて写真だけパチリ。ここら辺はマンハッタンの中でも高級住宅街なのだろう。とはいえ田園調布のように一戸建てが建っているわけではなく、アパート(マンション)街だし、建物も外観的には古そうなものが多いのであまり高級な感じはしない。でも、一度でいいからセントラルパークを望む高層マンションに住んでみたいものだ。ここまで、ハーレム、ブルックリンブリッジ、アッパーウエストサイドと結構歩き回ってさすがに腹が減ってきた。なんか食べようと思うがこういうときに限ってファーストフードとか見当たらないんだよね。

ブルックリンブリッジ
アッパーウエストサイド カフェ・ラロ


ダコダアパート、ストロベリーフィールズなどジョン・レノンに関係のあるところを通って雪のセントラルパークへ。この前来た時も冬だったから今度は緑の映える時にブラブラしてみたい。セントラルパークを歩いていると男同士が手をつないで歩いていてちょっとビックリ。さすが自由の国アメリカ。本人たちはとても楽しげだったし。結局、96丁目から50丁目まで歩いてヘトヘト。グランドセントラル駅へ行ってみようと思い地下鉄で42丁目へ。駅からグラセンまで歩いているとマックを見つけたのでここで休憩。あ〜疲れた。グラセンをブラブラした後、今日の夜観に行く「レント」のチケットを引き換えて一旦ホテルに戻る。しっかし、今日はよく歩いたなぁ。部屋で休んでいると思わずウトウト。ヤバイ、ヤバイ、このまま寝てしまったら「レント」が観られないもんなぁ。

ダコダアパート ストロベリーフィールズ


部屋を少し早く出てヴァージンレコードをブラブラ。これだけのCDを見てると何でも欲しくなってしまうなぁ。
「レント」は満員状態。今回の席は前から4列目の絶好の位置。舞台が始まり俳優が出てくると客席からは黄色い歓声。ロックミュージカルということでまるでコンサートのようだ。同じミュージカルでも「オペラ座の怪人」とは全くイメージが違う。扱っている題材としては同性愛やエイズなど結構重かったりするのだが。それなりには楽しめたが正直あまり好きではないかも。ロックは大好きなのだが、心に残る歌もなかったし、予習もしていかなかったから、イマイチ理解できなかったということもあるかもしれない。あと、舞台の仕掛けもシンプルだし、役者も声はいいけどマイクつけてるし。感動がなかったかな。まぁ、ミュージカルもいろいろあるということだし、個人の好みもいろいろだということだろう。でも、日本人が出演しているのにはビックリ。ブロードウエイの人気のミュージカルに出られるなんて頑張ってるんだなぁ。ホテルに戻ったらTVで「ユーガットメール」をやっていた。途中からしか見られなかったけど、やっぱり今日行ったリバーサイドパークの雰囲気は全然違う。花の咲く頃はあんな感じになるのかな。それにしてもメグはかわいい。映画の舞台となった場所を歩いた日にその映画をやってるなんてなんか縁があるのかな(英語できないから会っても話もできないけど、ってよけいな心配か)。

 


●2002年12月30日(月)

今日の朝は少しゆっくり過ごすことにする。ベッドの中でCNNを見ていると、「ズームイン朝」のように外から見える透明のスタジオから放送していた。ということはスタジオの外にいるとうまくすれば顔が映るわけだ。どこでやってるのかなぁ。多分マンハッタンのどこかだと思うのだが。今日はホテルを移動する日。と言ってもこの「ダブルツリー」から移動先のルネッサンスまでは目と鼻の先。とりあえずヒルトン系でポイントを稼いだので満足。どちらでも多分カウントダウンには参加できると思うのだが、ルネッサンスにも泊まってみたかったんだよね。チェックアウトは昼なので、それまでロックフェラーセンター周辺をブラブラしてみる。そしたら偶然さっきTVで見たCNNのスタジオを発見。何人か集まっている中に俺も参加(?)。キャスターのおねえさん(実際は結構ベテラン)がたまに後ろを向いて手を振ってくれるので、思わず手を振り返してしまった。一瞬自分の年齢が頭をよぎり我ながら恥ずかしくなる。日本じゃ絶対できないなぁ。しかも一人だし。でも、これで俺も世界に登場したって事かな?

CNNスタジオ ロックフェラーセンター


ホテルに戻りチェックアウトを済ませると、道を渡って斜め向かいの
「ルネッサンス」へ。まだ、午前中だったが運良くチェックインさせてくれた。ここも防犯上の都合なのかロビーまではエレベータで移動。中は思ったより狭いし、フロントのおねえさん愛想悪くてちょっとガッカリ。部屋は20階の一番端のブロードウエイ側。本当は7番街側がよかったけどまぁいいか(とはいえタイムズスクエアは見られないが)。ダブルツリーに比べれば狭いけど、一人で過ごすには充分な広さで、少しだけ高級感がある部屋でまぁ満足かな。
「オペラ座の怪人」まで時間があるので、再び出動。そういえばロックフェラーセンターのクリスマスツリーを見ていなかったので、季節はずれのクリスマスツリーとビル街の中にあるスケート場を見てまわる。外は寒いので暖かいものが食べたくなってホテルに戻る途中のラーメン屋に入る。あれ、そういえば4年前に来たときもこの店入ったかも。ラーメンと餃子で腹ごしらえ。うまいというほどではないが、ロンドンよりはマシかな。一旦ホテルに戻り、1時頃「オペラ座の怪人」を観るために出かける。
今日はなんといっても最前列。少し端のほうだったが、さすがに表情はよく見えるし、オーケストラも覗ける位の位置なので迫力たっぷりだ。でも、その反面全体が見えないので常に首を動かすことになり意外と集中できない。初めて見るなら少し後ろのほうがいいかも。それにしても今まではわからなかった細かい仕掛けや主役級以外の人達の細かい演技が見られてそれはそれで面白かった。カルロッタは一昨日の人のほうがよかったかなぁ。今日はちょっと演技が大げさな感じ。クリスティーヌよりメグジリーのほうが可愛かったかな。クリスティーヌも前半では初々しいのに、後半ではカルロッタと張り合う気の強い女性になってる。これも演技なんだろうな。でもやっぱり最高なのはファントムだった。しかし、今日はせっかくの位置なのに後ろの子供はうるさいし、隣は眠気をこらえてるのか落ち着かないし、俺はそういうことが結構気になる人なのでイマイチ集中できなかったなぁ。もっと、浸りたかった・・・明日は2階の最前列なのでそれはそれで楽しめるだろう。

マジェスティックシアター(昼) グランドセントラルステーション


外も暗くなったのでエンパイアステートビルからの夜景を見に行くことにする。34丁目から歩いてビルに着くとそこは長蛇の列。こんなこともあろうかとあらかじめチケットをオンラインで購入しておいてラッキーと思ったのだが、よく見ると列は2つできていて、チケットを買う列と入場待ちの列。入場もこんなに並んでるのか・・・確かにセキュリティチェックもあるし、WTCがなくなった今、夜景を見られるのもここだけと言ってもいいもんなぁ。とはいえもともと待つのが嫌いな人なのにこんな列に並ぶ気にはとてもなれない。ということでチケットはもったいないけど今回は諦めることにする。まぁ、NYにはきっとまた来るだろうし。ホテルに戻って今日の夜はのんびり過ごすことにする。ここの風呂は深くて長くていい感じ。のんびりとは言ってもあたりまえだがTVは全部英語。でも、「ドラゴンボール」や「犬夜叉」なんかのアニメもやってるんだ。日本は映画じゃ大したことないけどアニメは世界的だね。

 


●2002年12月31日(火)

今日が今年の最後の日。そしてNYも4日目を迎えた。しかし体調は最悪。昨晩はとても眠くて10時過ぎに寝てしまった。そのまま朝までグッスリならよかったのだが、夜中に目が覚め、それから眠れない時間を過ごす。暖房も入れてないし、それほど厚着をしているわけでもないのに暑くて少し熱っぽい。喉は痛いし身体はだるくてどうやら風邪を引いたようだ。それでも頑張って?少し眠り再び起きたのが7時過ぎ。いつものようにCNNを見ていたらまたあのスタジオに行ってみたくなったが、ビデオ録画してるわけじゃないしやめた。TVではオーストラリアの新年の様子を伝えている。日本もそろそろ新年か。

9時過ぎにホテルを出て
「グッケンハイム美術館」へ向かう。場所はアッパーイーストサイド。人も少なくひんやりした空気が熱っぽい身体に気持ちいい。ガイドブックでは確か9時開館となっていたのに、行ってみたら10時開館。でも、隣の美術館ショップが開いていたので開館までの時間をつぶす。10時前にはかなりの待ち行列ができたが、まぁ急ぐこともないのでゆっくり入場。美術館は現代美術が中心で建物自体も円柱形をうまく使って美術的。一通り見終わるとお腹がすいたので、これもガイドブックに載っていた「パパヤキング」でホットドックを食べる。ガーッて英語で注文聞かれて何となく答えていたらチーズマスタードがのっていた。ホットドック自体はおいしかったけどチーズマスタードはあまり好みじゃないかも。ここのもう一つの売りはフレッシュジュース。シェイク状のジュースだが種類も豊富で、俺の頼んだパイナップルジュースは新鮮でおいしかった。

グッケンハイム美術館 カウントダウンの準備


ちょっと休みたかったのでホテルに戻ったのが13時頃。しかし、まだ掃除がされてない。大して部屋数もないし、まだ「起こさないで」の札がかかった部屋も結構あるのに。仕事遅いというか、のんびりしてるというか。休んでる途中で来られても落ち着かないので仕方なく再び出かけることにする。部屋を出たらちょうど隣の部屋に取り掛かるところだったので、俺の部屋もお願いしておいた。5番街やヴァージンメガストアでCDを買ったりして時間を過ごす。歩き疲れて喉が乾いたのでMacで一休み。さっきホットドック食べたからあまりお腹もすいてないけどとりあえずセットを注文。いやぁ、コーラが最高にうまい! タイムズスクエアに戻ってくるとカウントダウンの準備の真っ最中。タイムズスクエアも平日(と言っても大晦日だけど)なのに人が多い。俺のような旅行者が多いのかな。もうさすがに掃除も終わっているだろうと思いホテルに戻って少し横になる。

6時過ぎ、カウントダウンを祝う人達がかなり集まったタイムズスクエアを抜け今年最後の「オペラ座の怪人」を観るため劇場へ向かう。ホテルを出るともう規制が始まっていたので警官にチケットを見せて通してもらう。行く途中ではタイムズスクエアに向かう人がすごい。今から行っても、もう規制されてて会場へは入れないんじゃないかなぁ。今日の席は2階最前列。予約時点では昨日と同じ最前列の席もあったけどあえて全体が見渡せる2階にした。今回は風邪と疲れのせいで集中できなかったけど、2階だとファントムが上から現れるところがよく見えて楽しかった。最後は昨年のロンドンのレ・ミゼラブルと同様に蛍の光の合唱でエンド。今回の旅で3回(通算9回)観たわけだが何回観ても厭きないなぁ。
さて、ホテルに帰れるかが心配。情報によればホテルのカードを見せれば通してくれると言うことなので、あえて大晦日にミュージカルを観に行ったのだが。まずは第一関門。マリオットの横の道からタイムズスクエアに入るところで警官が立ってて規制中。数十人が「中へ入れろ」みたいに騒いでいるが、警官は通そうとしない。人だかりの中をかいくぐって警官にカードを見せホテル名を告げるとあっさり通してくれた。ここをわたればホテルと言うところで第二関門。さっきと同じようにして通ろうとするが、通してくれない。なんか理由を言ってるようだが、理解できない。「なんだよ!」と思いながら少し遠回りして別の道に行ったらあっさりOK。警官によって対応が違うみたいなことはネットに書いてあったけど。意地悪なヤツ。まぁ、でもとにかく無事ホテルに帰って来ることができて一安心。カウントダウンには参加したいけど何時間も外で待ってるのは嫌だから高い金払ってこのホテルにしたんだから、ホテルの帰って来られなかったら意味ないもんなぁ。

ホテルの周りの部屋からは騒ぎ声が聞こえて早くもお祭り気分。外からはイベントの歌声が聞こえてくる。エアロスミスとかが演奏してくれたら楽しいのになぁ。0時15分くらい前に部屋を出る。エレベーターの中も大騒ぎ。ホテルの周りも人でいっぱいだが、このホテルの利点でこの時間でも余裕で参加できる。もちろんかなり遠いけど、それは仕方ない。何とか場所を確保すると周りでは
「USA・USA」の大合唱。一人だとちょっとこのノリについていけないなぁ。カウントダウンが始まると正面のビルから光の玉が降りてきて0時ちょうどにHappy New Year」。そして花火が打ちあがり、空からは紙ふぶき。さすがにこの規模はすごい!憧れのNYで夢だったカウントダウンに参加できてると思うとちょっと感動してしまう。考えたらすごい演出があるわけでもなく、毎年同じ事をやってるわけだが、老若男女、国籍も入り混じって、アメリカ人も全米各地からこのために来てるようだし、みんな騒ぎたいって事か。そしてアメリカ人って本当に自分の国が好きだよなぁ。とにかく2003年を迎えてこの旅も実質あと1日を残すのみとなってしまった。


カウントダウンの様子

 


●2003年1月1日(水)

2003年最初の日。しかし、この日は雨。俺って結構晴れ男なんだけど・・・でも、5日のうちの1日だから仕方ないか。風邪はちょっと悪化気味。乾燥して喉が渇いたので昨日買っておいた水を飲もうと冷蔵庫を開けようとするがなぜか開かない。少し格闘したがどうしてもダメ。これじゃあ、薬も飲めない。力ずくあけて壊してもシャレにならないし、英語もできないので諦める。ウ〜情けない。

9時過ぎにホテルを出て、
「セントパトリック教会」へ向かう。一応初詣の代わりかな。教会では「諸人こぞりて」を歌っていた。その後は、元旦も開いていると言うので「自然博物館」へ向かうことにするが、乗ったのはExpressで125丁目まで行ってしまった。結局、そこから81丁目間で戻ることになった。まぁ、急いでないからいいんだけど・・・。メトロポリタン美術館も広いけどここも広くて自分がどこにいるのかわからなくなってしまう。ただ、歩いてるだけのような感じもするが、それでも恐竜の骨やいろいろなものが展示されてて結構面白い。歩き疲れたので地下のフードコートで一休み。その後再び気合を入れて全部まわる(のつもり)。元旦なのに結構人が来ているもんだ。
今日は夕方からラスベガスで観た「ブルーマンショー」を観に行くことにしている。まだ、ちょっと早いので一旦ホテルへ戻る。昨日の事もあり一抹の不安を覚えたが今日は掃除が終わっていた(ちょっと雑だったけど)。ホテルで休んでいると益々悪化してきたのでブルーマンは諦めることにする。チケット代は惜しいけど1度観たし。ここで無理して帰国してから寝込んだらマズイもんね。ということで元旦からイマイチの年となってしまった。これでこの旅も終わりか・・・風邪のため後半は消化不良気味だけど、カウントダウンには参加できたからまぁ、よしとしよう。

 


●2003年1月2日(木)〜1月3日(金)

いよいよ帰国の日。曇り空だが雨はやんだようだ。昨晩もTV見ながらウトウトしていたせいか、3時頃目が覚めてまた眠れない時間を過ごしてしまう。まさか今頃時差ボケ?歳取ると筋肉痛は数日後になったりするけど、時差ボケもそんな事あるのかなぁ。5時頃まで眠ろうと頑張ったが、眠気は訪れなかったので本を読んで過ごす。まぁ、寝不足のほうが飛行機で眠れるかもという期待をしながら。何といっても帰りのフライトは14時間だもんね。
8時前にチェックアウトしタクシーでJFKへ向かう。帰りは運ちゃんが結構飛ばしたので45分くらいで空港着。帰りはセキュリティチェックがメチャクチャ厳しい。行きはピンポン鳴らなかったのに、帰りは鳴ったもんだから靴を脱がされて大の字に立って検査。胸ポケットに入っていた薬の裏の銀紙にも反応していたし。幸いスーツケースを開けろとまでは言われなかったけど。結構恥ずかしい思いをした。そういえばニュースでセキュリティチェックを厳しくする、みたいな事言ってたっけ。でも、どうせ厳しくするなら出国より入国の時のほうが大事じゃないのかなぁ。やっと搭乗手続きが終わって9時過ぎ。搭乗まではまだ2時間近くあるのでスターバックスで時間を過ごす。10時半過ぎに搭乗が始まる。帰りは非常口前の席なので少しは楽だ。とはいえ14時間は長い。映画もたいしたものやってなかったし。早くマイレージを使ってビジネスクラスに乗りたいものだ。

後半は体調不良だったし、グラウンド・ゼロにはショックを受けたけど、カウントダウンには参加できたし、ハーレムにも行ったし、前回とは違うニューヨークを体験できて楽しかった。でも、今度はもっと人の少ないときに来たいなぁ。