イタリア観戦&旅行 その4

ヴェネチア

 

 今日は割と早い電車でヴェネチアに向かわなければいけない、というのにこんな日に限って目覚ましがなるまで目を覚まさない。昨日まではあんなに眠りたくても眠れない状態で早朝に目がさめていたというのに。昨日まで待つようにして向かっていたレストランにそそくさと行って、パパッと朝ご飯を食べ、駅へと向かう。今日は席指定なので、ちゃんとその席に座る。お天気はこれ以上ない快晴! (でも寒い)。

 ミラノ−ヴェネチア間は  時間なので結構かかる。その間例の如く、友達の持ってきてくれた”地球の歩き方”を見せてもらったり、いろいろしながら車窓を見て楽しむ。アクアツーリズモっていう田舎にステイする形の旅が流行っているらしいのだけど、やってみたいなー。とその景色を見ながら思ったり。お天気がよいせいでぽかぽかなので、もちろん途中でしばし寝てたけど(笑)。

 ベネチアと名のつく駅は2つあって、ミラノから行くと先にVenezia Mestre駅が現れます。 そこで結構地元の人っぽい感じの人は降りちゃう。ビジネスマンっぽい人とか。で、そこから橋というかずーっと海の上を渡っていくような感じで10分位いくとVenezia S. Lucia 駅に到着。ここがいわゆるヴェネチア。駅を出るともういきなり運河が広がっててかなり感動〜! ここに名波(現・ジュビロ磐田)がいたのねー、と違う意味でも感動しきり。

これが駅を出ると見える景色 水上バスに乗って寒さの中で撮った1枚

 まずはゴンドラ・・・は高いし寒いのでやめて、水上バスの1日券を購入。(余談ですが、友達が窓口で2枚、って言ったら、切符売りのお兄ちゃん、友人と自分を指さして”2人で2枚?”のジェスチャー。さすがイタリア人?! 職場でナンパかい?! そーいや、去年、アメリカで私も黒人のにーちゃんに名前とか訊かれたっけ。海外に行くとアジア人って若く見えるからねー) とりあえず乗り込む。結構混んでいて、しかも寒い!! 地球の歩き方には”景色がよいので前の方の席を取りましょう”なんて書いてあったけど、とんでもない! 寒くてデッキになんていられません。根性出して、写真をちょびっとだけ撮ったら、さっさと中へ退散。景色を見つつ、まずは大体の観光ポイントが集中しているサン・マルコ広場を目指す。水上バスを降りて、とりあえずまずヴェネチア全体を見渡せる、という塔へ。そして・・・・・・ そりゃー書いてありました。エレベーターに乗る前のところで。思いっきり漢字で。極寒・強風って! でもさー、こんなにすごいとは思わなかった。 冗談ではよく言うけど、”飛ばされる”って。この私が(細くないんで)ほんとに足を踏ん張ってないと飛ばされそうだった。日本だったらきっと展望台に上るのは中止になってるんじゃないかな、という位風が強い。エレベーターで一緒に上がって来たヨーロッパ人カップルと顔を見合わせて何故か笑ってしまう。これだけすごいともー笑うしかないです。しかもグルッと回って頑張って写真撮って、もう降りたい〜、と思ってもなかなかエレベーターが来ないんですよねえ、これが。やっぱりこんな日に上がろうという人間はそうはいないらしい・・・。

サン・マルコ広場で水上バスを降りた所 極寒・強風の展望台

 

極寒・強風の中で頑張って撮った写真(写真で見るとのどかでしょ・・・)

 

 やっと降りてきてから暖をとるため(?)おみやげ屋なぞを覗いて見つつ、お昼を食べる場所を探す。今日は多分夜が電車の中、とかなので、お昼はおいしいものを食べるぞ! とミョーに気合の入る私達(笑) いろいろ覗きながら迷路のようになっている街の中を路地だのなんだの見ながら歩く。どこもおいしいそうで迷う〜、と思いながら探索した挙句、段々疲れてきて、もういい加減決めよう、と思ったところで足元を見ると”→Ristorante”と書かれている石畳。こんなのを見つけたのも縁か? とその矢印に添って歩いていくとなかなかよさそうなRistorante。昔、なんかの日本の雑誌にも取り上げられたことがあるらしい。ここでいいか、と意見がまとまり、入る。感じのよいおじさんウェイターが迎えてくれた。当然ワインを注文。それから店の名物料理、みたいのやお勧め料理を教えてくれるのだけど、これが・・・さすがヴェネチア、シーフードものばかり! いっぱい片言の英語とジェスチャーを加えて説明してくれるのだけど、食べれないの〜。友人はもちろんシーフードものを頼んでいたけど、私はおじさんお勧めの中でメニューにはなかった大きめのラビオリにホウレン草が入っているというやつをチョイス。メインは2人で1つということで話が決まり。このラヴィオリ、変わっててすごくおいしかった。普通のラビオリって貝殻くらいのサイズのものが多いのだけど、これはその3倍くらいの大きさでホウレン草とチーズが中に挟まってて、トマトソースをつけて食べる。イタリアでも他では見なかった気がするのでこれは当たりでした! メインもおいしくて、デザートもおいしくて、ついつい長居をする私達(だって、外はいきなり酔いが醒めそうな程、寒いし・・・)。なんだか片付けが始まってしまったので、名残惜しくお店を後にする。おじさんはまたにこやかに送ってくれました。

 
 また街を散策しながらサン・マルコ広場へと戻り、今度はドゥカーレ宮殿に入ってみる。たまたま日本人のツアーの人達と一緒になったので、ちょっと聞き耳をたてつつ、ガイドさんの説明なんか聞いてみたりしながら(笑) TOPページに使っていた写真、運河の上を橋のようなものが結んでいるのだけど、これは左側が宮殿で、右側が牢獄。最初は宮殿の地下(?)かなにかにあったらしいのだけど、収容しきれなくなって作ったらしい。牢獄に行った人間はもう宮殿側には戻れないので、この橋を渡る時は窓からチラッと見える海と街を見ながら嘆く、ということで”嘆きの橋”と呼ばれているらしいです。もちろん現在はこちらの牢獄の方も見学できるようになってるんで、橋渡って行ってみたけど、狭くて寒かっただろうなあ、という感じ。ひと部屋がすごい小さくて。石造りっていうか、ほとんどむき出しなんで。まあ悪いことした人用だからなんだらろうけど。宮殿の方はもちろん豪華な造りで、今は各部屋に絵画がおいてあってかなり見ごたえがあった。もうちょっとゆっくり見たかった感じ。

 宮殿をひと通り見終わって出てきてから、じっとしているととにかく寒いのでちょっと今度は違う方向に街を散策しつつ、景色を見て回る。ヴェネチアってそういう意味では街全体が天然のテーマパークみたいな感じなんでどこ見ても結構見所って感じ。お店をのぞいたりいろいろしながら歩いていくと、クリスマスが近いためなのか広場のようなところでいろんな出店が出ていた。ライトアップもされていてすごくきれい。生ハムやチーズといった食料品から民芸品もちろんヴェネチアグラスまでほんとにいろんなものがあった。言葉が通じないんだけど、身振り手振りでいろいろ訊いて、友達がプロシュートかなんかを買ってた。

偶然見つけた広場のイルミネーション 薄暮の運河とヴェネチアの街並み

 夕暮れの運河を見た後、19時過ぎの電車を予約してあったのだけど、歩き回るには寒いし、とりあえず見るべきところは見たし、ということで意見が一致し、1時間前の列車に乗ることに。駅のところでサンドイッチを買って、電車に乗り座席を確保してホッとひと息。とにかくとにかく寒かった、この日は。そしてまた電車に揺られ始めると眠ってしまう私達(笑)。ミラノにつくちょっと手前になって、”あー、サンドイッチ食べてない”って感じで起きだして、なんとか食べ終わった(笑)

 寒かったけど、とってもキレイなヴェネチアを堪能した1日でした!