半 年 間
2003年12月14日(日)西が丘サッカー場 vs東京ヴェルディ1969
この試合でヴァンフォーレ甲府の2003シーズンは幕を閉じました。
小倉隆史選手がヴァンフォーレ甲府に加入すると決まったのが6月6日、
最初に練習に参加したのが6月9日、
いきなりスタメンでヴァンフォーレ甲府での初出場を果たしたのが6月14日でした。
ちょうど半年、です。
たった半年なのだな、と思います。
私が初めて小瀬スポーツ公園競技場に行ったのは、甲府のオグを見たのは
7月19日のvsアビスパ福岡戦でした。
半年も経ってない・・・そう思うとすごく不思議です。
それから12月14日までの間に、天皇杯の試合も含めると14試合、
甲府の試合を観戦したことになります。
正直に言うと、こんなに行くことになるとは、考えていなかった。
オグの加入が決まってもヴァンフォーレ甲府というチームがどういうチームなのか
まったくわからなかったし、
(知識といえば2001年の天皇杯で一度見たことがあるだけと、存続問題のこと位で)
最初に観戦に行った福岡戦では本当にオグしか見てなかった。
顔がわかるのも元マリノスにいた外池選手くらいで。
オグの状態もそんなにいいように見えなかったし、チームはまるっきりわからなかった。
14試合の間、一度も観戦記を書いていない。
写真を撮り始めたせいもあるけど、最初はそんなわけで書くに書けなかった。
オグしか見てなかったから試合の流れとか、そういうのまったくわかんなくて。
ヴァンフォーレ甲府というチームを見るようになったのは、
松本のアルウィンで行われた試合の後からだと思う。
この試合はほんとに素晴らしいゲームで、なんか試合始まった時から、
それまで見た2試合とは今日はなんか違う、と思えた。
その頃はまだうろ憶えだった甲府の選手個々の動きとか、
オグ自身も見違えるような動きで、開始早々にミドルレンジから強烈なシュートを放つ。
変な話、それまで見た2試合から考えて、新潟には勝てないだろうな、と思いながら
行ったアルウィンだったのに、その時にはもう”今日は勝てる!”と思ってた。
J2でもこんな試合が見れるんだ、と思ったし、
オグ(と水越クン 笑)がゴールしたっていうことを除いても、
とにかく見ていて楽しくておもしろい試合だった。
(もちろんアルビレックス新潟もよかったということ。じゃないとそういう試合にはならない)
それから、基本的にどのチームよりも優先してヴァンフォーレ甲府の試合を見に行った。
それぞれの選手の動きとか、名前とか、顔とか色々わかってくるにつけ、
そしてオグがどんどんチームに馴染んでいくにつれ、
成績的にもそれは明らかだけれど、甲府というチームが出来上がっていくのを見るのが、
なんだかすごく楽しかった。
こうやってチームになっていくんだなあ、という感じは初めて見た気がしたし、
その中にオグの存在というか、が見えて嬉しかったし、
他の選手も最初はオグのパスに反応してない!
とか思う場面がすごく多かったのに、段々、段々、あっていって、
そこ! っていうスペースに走り出したり、
出したボールに追いついたりするのを見ると、
それだけでめちゃくちゃ楽しいし、わくわくした。
今期の甲府は選手をほとんど固定で試合をしていたことが多かったから、
それぞれの選手の果たしている役割とか、そういうのもわかってきて、
たまに累積とかでいない選手がいるとその大きさを感じたり、
安定して同じ選手が出てることで、お互いのポジションチェンジとかが
スムーズにできてくるのを見れたり。
(その分、1人選手が出れない時の脆さみたいなものもあったけど)
チームそのものになんか愛着みたいのが沸いてしまった。
このチームがどういう風になっていくのか見たい、って今は思う。
練習を見に行ったり、いろんな甲府関係の記事を読んだりすると、
置かれている状況の厳しさは手をとるようにわかる。
練習場はなくて転々としてるし、クラブハウスもない。
”それでもサッカーが好きな奴らしかやれない環境”
という風に言われているのを聞いたけど、ほんとにそんな感じ。
もちろん、例えばJFLとか社会人リーグとかでやってる人もそうなのだと思う。
(スケジュール的には彼らの方がよっぽどきついはずだし)
でもプロとして、お金を取って試合をやっている、そういう中で、
”プロ”としての意識を保つのは難しいような環境の中で、
今年、ヴァンフォーレが残した軌跡のようなものを見れてよかったと思った。
そして、天皇杯、J1チームである東京ヴェルディとの対戦
勝つことは惜しくもできなかったけれど、
決して内容では負けていなかったと思う。
2試合出場停止だった石原克哉選手はその分を取り戻すように動いて存在感を見せたし、
ボランチとして今シーズンの甲府を支えた外池選手と倉貫選手は、
この試合でも何度も中盤でいいプレスを見せたし、いい上がりを見せた。
試合の最初の方でフリーになった時にはシュートを打って欲しかったけど、
水越潤選手もいつもの運動量で攻撃を守備を支えてた。
大学相手の2試合ではどこかもたついたところの見えた守備も、
キャプテン仲田選手を中心によく守っていたと思う。
桃山学院大との試合ではなんだか自信をなくしてそうに見えて心配だった青葉幸洋選手も、
この試合では時にいい上がりも見せたし、まずますの出来だった。
途中交代でFWとしての仕事をしてみせた須藤選手。
全部上げるのは大変なので(ごめんなさい)、他の選手達もよく走っていたし、
気持ちがすごく見えた試合だった。
オグは、動きがすごくよかったとはいえないけど、
プレーとしては満足できるものだったと思う。
シュートチャンスがほとんどなかったのでゴールこそ奪えなかったけど、
いいパスも出していたし、キープもよかった。
”変な””おもしろい”プレーを魅せてくれる小倉隆史だった。
本当にこの試合が今シーズンの最後になってしまったし、
出待ちで選手達を迎えた時、
心から「お疲れ様でした」って言えた。
ここで終わってしまったのは残念だったけど、
いい試合だけに、勝てない試合じゃなかっただけにすごい悔しかったし凹んだけど、
ほんとによくやってくれたな、っていうかいいものを見せてもらったな、って思えたし。
オグが来シーズン、ヴァンフォーレ甲府にいるかどうかわからない。
でも、万が一いなくても、
きっとスケジュールさえあえば甲府の試合を見に行くだろうと思う。
サポクラはオグがいるかいないかで色を変えようかな、と思ってるし。
来シーズン、このチームがどんなチームになるのかすごく楽しみ。
でもそれと同時に、今シーズンのこのチームはもう見れないのだという寂しさにも襲われる。
去年、札幌の時もそうだったけど。
去年はもうオグが札幌を出るというのが決まっていて、
天皇杯は本当に最後だってわかってた。
今年は、まだその去就はわからない。
でも今年、このチームでプレーするオグが見れて、
そしてオグのおかげで2003年のヴァンフォーレ甲府というチームが見れて、
本当によかった。
ヴァンフォーレ甲府の選手、監督、スタッフのみなさん、
本当にお疲れ様でした。
ゆっくり休んで来シーズン、また、いいプレーを、試合を、見せてください。
2003.12.14
余談その1
甲府サポ・・・ボラの方達初めすごくよい方が多いのだけど、
あのコールはないんじゃないの?
エールを送ってくれたヴェルディサポに向かって
”カモンJ2”ってなんなのよ・・・
途中の”We are J2"ってのもどうかと思うけどね。。。
余談その2
奈須君・・・唐突に通路にいるんだからびっくりするよね。
唐突に切符もぎやってる時もあるし(笑)
余談その3
何故かきっちり挨拶できてしまった監督・・・
いい加減、顔憶えてられそうで怖い・・・
こいつら福岡にもいたな、みたいな(爆)