空のコトバ 水の想い

鏡のなかの幾千夜
夜のグラスを爪ではじいて

響きに想い澄ます

注ぎこまれた吐息の色は

うすべにあおいのお茶ね
鏡のなか そっと

見つめてる瞳と瞳

夜の闇 映して

なにに怯えてるの
いまも続く あの夜から

永遠(とわ)の夢 終わらずに

息もひそめたまま この部屋で

待ち続けてる いまでも
ラヴェンダー色の夜明けのにおい

脆く か細い調べ

行き場をなくし 佇んでいる

鏡に映るわたし
硝子の瞳は

かなしみを映して

音をたて 砕けた

破片(かけら)をかぞえてる
いまも続く あの夜から

永遠の夢 終わらずに

夢と現で迷ったままの

鏡のなかのわたし
あなたの名前

呪文のように

繰り返している ただ……
消えない面影

指でなぞって

鏡のなかに

閉じこめたまま