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趣味のみかん栽培Q&A 2  ミカン知識の広場     興津みかん     青島みかん      鳥羽散歩

@葉が黄色くなって枯れてしまいそうです。
Aミカンの植え付け時期は何時がいいのですか。
Bみかん苗を購入して植え替えましたが、枯れてしまいました。原因は?     鹿児島県 MK様
Cネーブルのことでお聞きしたいのですが、果実がはぜる原因はなんですか? A様
E夏過ぎに果実が落ちてしまいます。 Y様
F子供の蒔いた種から発芽してきました。 G様
Gこのカボスは生きているのですか。Q1   O様
Hこのカボスは生きているのですか Q2  O様
I夏みかんの種を植えてから6年たち、まだ花を着けません。 S様
J「はるみ」が枯れてしまいそうです。  AS様
K みかんの摘果の時期、消毒の時期を教えてください。 F様
L みかんを庭に植えたいのですが、適しているでしょうか。H様
M みかんの摘果は、実がたくさんできた場合どのようなところとればいいですか?
Q1 苗木を買ってきて3年たち順調に育っていたのに、葉っぱが黄色くなって枯れてしまいそうです。
どうすればいいのでしょうか。
A 肥料もちゃんと施用して、別に乾燥しているわけでもない場合、ホシカミキリ(ゴマダラカミキリとか天牛ともいいます)に根元の木質部を食害されている可能性が高いと思います。その結果養分が上部に流れなくなり葉っぱが黄色くなり落葉して枯れてしまいます。もし天牛ならばミカンの主幹部の地際部に食害した穴があり、木屑がでています。
 葉が黄色くなってしまっては手遅れの可能性が高く、もし再生してもその後の生育は不調となります。ただ地際部ではなく枝の比較的上部に発生した場合は、その枝を切り取ればその下の樹は助かります。枝の切り口を見て虫の穴がある場合はその枝の下部に幼虫が潜む場合がありますからさらに切り下げて正常な切り口まで下げてください。
防除法
ホシカミキリは1世代を2年かかって発育します。前年から幼虫態で越冬し
て5月頃サナギとなり6月頃から成虫としてミカン園を飛び回るようになり
9月中旬にはでなくなります。

 1年目の卵を産み付けられた頃に地際部を見回りますと、樹皮を縦に
割き、樹皮を持ち上げて産卵していますからこの部分をドライバなどで
つぶせぱ卵はつぶれてしまいます。

 また木質を食害するようになりますと虫糞や木くずなどが出てきますので
早い内なら、その部分に針金などを差し込み殺虫することが出来ます。
 もっとも確実な方法は右の写真にある成虫を捕殺することです。
 薬剤を使う場合は地際部にトラサイドA乳剤またはスプラサイドA乳剤
等を株元に散布してください。ちなみに当園では主に捕殺で今はまに
あっています。農薬は時間の経過とともに対象病害虫、倍数など使用方法の変更の可能性があります。薬剤の使用の際には、必ずラベルの注意を良く読んで対象作物、病害虫名にみかんのホシカミキリの名があること等を確認してから、ご使用ください。
Q2 ミカンの植え付け時期はいつがいいのでしょうか。
A  落葉果樹は秋に、常緑果樹は春に植える。というのが一般的にはいいとされてきました。みかん農家が植え付ける時期は主に3月が中心となります。まず霜の心配がなくなればより早くに植え付けた方が後の成長には有利となります。その時期が3月中下旬という事です。4月でも上旬は問題ありませんが中下旬になって春芽が出始めた場合は新芽をかき取って植えるのもいいと思います。みかんの芽は副芽ですから一芽をかぎ取っても次の芽がでてきます。

4月以降梅雨時までは植え付けることが出来ますが、3月の植え付けと異なることは鉢をなるべく壊さないように植え付けることです。3月なら根を洗って植え付けてもかまいませんが、(ただし根は絶対乾燥させないこと。)みかん樹に負担のかかる4月以降は出来るだけ土を付けたまま植え付けるのがいいでしょう。

植え付けた際にはたっぷりと潅水をしてください。ホースなどで直接散水すると表面の土が流されるだけでなく、
一見多くの水を潅水したように見えますが、ほとんど表面を流れてしまい直接根にまでは届かないことがありま
すので、如雨露などで数回に分けて散水するのがいいでしょう。
Q3

みかんの植え替えで教えてください。               鹿児島県 MK様
 実はみかんの苗木を5月から店頭に並ぶのを待っていました。秋頃からということで店頭にな かったです。8月下旬頃から店頭に並び始め、4〜5日前イヨカンの苗木を買ってきて、そのまま日当たりの良い庭に植えました。で毎日水もあげています。
 
ところが昨日急に葉がすべて落ちてしまいました。周りにいろんな食物を植えても正常に育っているためビックリしています。
 油粕を数日前に埋めた位置には近いですが、ただそのまま鉢にあった土のまま植えましたので、鉢内の環境より生育環境は良くなっているはずなのですが・・

買ってきたお店にはまだ数本の苗木があり、小さな鉢に植えられ野ざらしですが、なんら以前と変わっていません。このように鉢から植え替えて、数日間で葉が落ちてしまうのはどういう原因が考えられますでしょうか?対策は?もし分かれば教えてください。

A   この時期に苗木が入荷するとはいささか驚きです。みかんの植栽のもっとも、してはいけない時期が夏場と
厳冬期なのです。苗木を活着させるのが難しい時期だからです。みかんの場合、春と梅雨時それから植える人
は少ないのですが10月からの秋植えが一般的です。また3月頃に入荷して売れ残っている苗木などは、あの
小さな鉢で何ヶ月も過酷な環境で育ってきているわけですので一見元気そうでも、相当弱っている可能性が
あります。たとえば根が腐っているとか、ほとんど根がないなどの状態かもしれませんので、売れ残り苗は相当
リスクがあると思います。

 伊予かんとかデコポンなどの雑柑類は苗木の時は育ちにくい性質があります。そのため環境が変わったとた
んに落葉して枯れてしまったのかもしれません。 それから毎日水をあげてみえるそうですが、植えた日に土
になじませるためたっぷりと水をあげるのはいいのですが、それ以降は乾燥状態にもよりますが、1週間に一回
程度。ただし猛暑でみるみる乾燥するような日が続くときには潅水間隔を縮めてください。活着してしまえば夏
などの乾燥する時期を除けば自然の雨で過ごせます。
 
 油粕を埋めた位置に近いとも、おっしゃてみえますが苗木を植えて1ヶ月程度は何も施用しないで苗木が完全
に活着してから少量の油粕などを主幹部分から20〜30センチ離して施用してください。
葉が急に落ちたと言われることから考えますと肥料当たりの可能性が高いのです。

未熟な有機物は根に障害を与える可能性がありますので、できるだけ発酵された有機物がいいと思います。
Q4 みかん栽培といってもネーブルのことでお聞きしたいのですが、果実がはぜる原因はなんですか?
A Aさんどうもありがとうございます。みかんを植物学では、果皮は外果皮(表皮とつぶつぶした油胞を含む
色素層で、フラベドと呼びます)と中果皮(白いスポンジ状の組織でアルベドと呼びます)、それに内果皮
(じょうのう−袋ー、+砂じょう−砂のう−、いわゆる果肉部です)また発生学的には果実は葉が変形して
発生したものであり、フラベドと果肉部は葉の表と裏に相当し、アルベドは葉肉にあたります。

砂じょうは葉の裏に生えた毛に液汁がたまったものであり、その集合体が果肉に当たるものです。つまり
ミカンは心皮(葉の変化した物)が10〜12個合体して出来た物と理解されます。要するにみかんの皮から
出来た果実はフラベドとアルベド、それに果肉部は発生した元が違うということで、行動が三者三様で果
実の浮皮やAさんが質問さてます裂果などの現象が現れます。(河瀬氏)

それでは実際にはどのように発生するかと言いますと成熟期に果実の臍の部分からの裂果が多く水分の
過不足の急激な変化が原因です。晴天続きで果皮の硬化して、多雨の時、日光の直射する果実が害を
受けます。耕土の浅い園、カイヨウ病被害果、夏の薬剤散布で、果皮の硬化した果実になどに多く発生し
、枝葉に被われた果実には発生が少ないようです。
 温州みかんでも全く同じ理由で裂果が起こります。どちらか言いますと皮の薄い早生温州に発生が多く
晩生の青島などは比較的少ないようです。
Q5
A

Q6



A
 花も実もたくさん付くのですが、夏過ぎると実の大半は落ちてしまい実際に収穫きるのは僅かです。どのよ
うに手入れしたら実を残せるか教えて頂きたいのですが、ちなみに日当たりは良い方です。ただ他の植木と
の間隔があまりありません。  Y様

Yさん:
ご質問ありがとうございます。ちなみにその柑橘はどのような品種で植えてから何年ぐらいたっているの
でしょうか。一般には若木で樹勢が強制な柑橘はYさんがおっしゃるような傾向があります。
落下の原因としては品種の特性(特に若木の時代)とか開花結実時期の日照不足、多雨、なども生理的な落
下を招くことがあります。また夏過ぎの落下の原因としては過乾燥状態になるとか、カメムシ、果実吸蛾類(アケ
ビコノハ、アカエグリバ、ヒメエグリバなど)また日焼け病、収穫が近づきますと貯蔵病害が樹上で発生して落下
することもあります。
とくに落下の大きな原因となるカメムシ、と果実吸蛾類の防除はきわめて困難で一応カメムシにはロデー、
アドマイャー、モスピランなどの農薬があります。吸蛾類は夜行性ですので誘蛾灯、袋かけ、ネットなど
一応考えられますが、やや非現実的です。(農薬は時間の経過とともに対象病害虫、倍数など使用方法の
変更の可能性があります。薬剤の使用の際には、必ずラベルの注意を良く読んで対象作物、病害虫名等の名
があること等を確認してから、ご使用ください)

 また着花前後の時には、人間も通り抜けられないほど込んでいますと、結果的には日当たりが悪くなり、栄養成
長(葉っぱばかりが成長して実がならない状態、その反対に実がたくさんなる状態の樹は生殖成長)になると考
えられます。
 樹体内の炭水化物とチッソの含有比率によって栄養成長になったり生殖成長になったりと、樹体の様相
が変化する事がクラウスとクレイビルらの研究で明らかになり、このC/N(炭水化物・チッソ比)で考えますと、
チッソが多すぎ炭水化物がやや少なめの場合枝葉の成長は旺盛となりますが、花芽の形成不良で結実も
不良となるそうです。逆に炭水化物が十分にあり、チッソがやや不足気味の場合花芽が着きやすく結実も
良好となります。

対策としては周りをあけてやり、太陽光線が葉っぱの隅々に届くようにすることが肝要であり、青々と葉っぱが
茂っている場合は、チッソの施肥量を減らすとともにやや乾燥気味に育てますと花芽の着果も良くなると
思います。

Q7  はじめまして、長男が保育園のおやつに出たみかん(種類はわかりません)の種をたくさん持って帰って
きました。植えてくれというものですから、半信半疑で植木鉢に植えました。その中の一個から芽が出てき
て今は20センチぐらいになっております。大人のわたしたちは生えてくるはずが無いと思ってましたが
長男がまめにせわしていましたら本当に芽がでました。
 子供が水やりとか自分でして生えさせた苗ですので、なんとかこのまま大きくしてやりたいと考えています。
 そこで質問なのですが、冬を乗り越えて春になったら、このまま植木鉢(直径10cm)に入れておけばいい
でしょうか?なんとか小さくても実がなるまで育てていかせてやりたいので、これからの栽培法や注意点など
教えて頂けると大変助かります。どうか宜しくお願いします。 G様
A "G 様 ご質問ありがとうございます。お子さんにとって、植えた種から芽が出て大きくなってゆくのを見る
のは興味津々のことと推察いたします。

 そこで何とか元気に育てたいと思いますが、現在の直径10センチの鉢では今後の根の発育を考え
すと小さいように思います。とりあえずは今の倍くらいの鉢に植え替えられてはいかがでしょうか。植え
替えの時期は霜が降りなくなっ て、夜間の冷え込みも和らいだ時期で、私どもの所では3月中下旬なの
ですが福井ではいかがでしょうか。一つの目安としては、芽が出る直前が一番安全だと言 われます。

 そして1年後には30センチくらいの鉢か、直接地面に植える必要があるでしょう。
 それから蛇足ですが、柑橘類の多くは多胚であり、種から植えた苗木はまず親の形態を受け継がな
いと思います。長いトゲなどが出てくることもあります。まさにオンリーワンの柑橘です。
 
 栽培法や注意点として、土は山土でも田の土でもかまいませんが、事前に腐葉土とかバーク堆肥、
そして少量の溶隣、苦土石灰などを混ぜ合わせて1〜2ヶ月寝かしたものか、ホームセンターなどで売って
います土でもいいと思います。また植えてからすぐに肥料を施用しないことです。とくに化学肥料を鉢のよ
うな狭い環境で施用されますと、肥当たりをして、枯らしてしまいます。一ヶ月らい根付くのを待ってから、
緩行性の肥料を少しづつ施用してください。
Q8−1   はじめまして。いろいろと検索をかけて貴ページにたどりつきました。ミカンではな く、カボスについて
ですが、もしアドバイスいただけましたら幸いです。
 
現在、関西方面在住です。3年ほど前にカボスの苗を買って、マンションの庭に 植えました。南向きの庭
でしたが、土壌はあまり豊かではなかったと思います。とき どき液体肥料をやっていました。枝を出し、葉も
出てきたのですが、何度かアゲハの 幼虫に丸坊主にされました。それでも春になるとけなげに新しい葉を
出していたので すが、昨年暮れに引っ越した際に移植して以来、全く芽の出る気配がありません。

何 枚か残っていた葉も枯れ落ちてしまいました。引越は同じ町内で、移植は庭師さんに 頼んで12月の終
わりに抜いて預かってもらい、1月の終わりに植えました。移植の 時期も悪かったのでしょうが、庭師さん
曰く、ひげ根があまりなかったので、枯れて しまうかもしれないとのことでした。現在、木の高さは50セン
チほどですが、だめも とで強剪定をしてみようかなどと、日々逡巡しています。

わずかでも可能性があると したら、どのようなことをしたらよいでしょうか。また、枯れているとしたら、見分
け方がありますでしょうか。何か、アドバイスをいただけましたら、本当に嬉しいで す。ミカンではありませ
んが、どうぞよろしくお願い致します。
A1   メールをいただきどうもありがとうございます。カボスは一般的な温州みかんではありませんが、ゆず、
すだち、最近話題になったジャバラなどの兄弟分といわれる柑橘で、大分県臼杵市に100年を超える樹
があるそうで、この付近で発生したものと思われます。
 
さてこのカボスですが昨年の暮れに落葉して以来、春になっても発芽がないようですと、かなり厳しい状
況かなと思います。柑橘類は細根(ひげ根)がないと、育ちにくいものです。

  強剪定をしてみようかとお考えの様ですが、強剪定はとりあえず、しないほうがいいと思います。剪定
バサミで先端の細い枝を切ってみてください。枯れているなら、まさに枯れ枝の状態です。生きているなら
樹液をがありますからやや湿ったような生木の状態です。うまく表現できませんが他の生きている樹木を
切ってみてくださればわかると思います。そして先端が枯れているなら徐々に下部へと切り進んでみてく
ださい。もし生木の部分が出てきましたらそれ以上は切り進まないでしばらく様子を見てください。そして
芽が出ることを祈るしかありません。
  
Q9   先日カボスのことでお尋ねしましたOOです。ご丁寧な回答を本当にありがとうござ いました。アドバイス
のように、枝を切ってみたいと思いますが、実は2週間ほど前 に枝のほんの先端を切ってみたのです。切り
口は白く一部に緑色の部分がわずかにあ り、カボスの香りがしました。これが枯れている状態なのかどうな
のか、判別がつか なかったのですが、他の生きている木の枝をちょっと切って比べてみます。柑橘類以 外の
木でも構わないですよね。もし生木の部分が確認できたとして、もうひとつ教え ていただきたいのですが、肥
料をやらずにおいた方がよいのでしょうか。いろいろな HPに弱っている木に肥料を与えるのは良くないと書い
てあることが多いのです。庭師 さんに造園していただいたので、おそらく移植した際に、土壌改良をされている
と思 うのですが、柑橘類に特に注意したわけではないと思いますので施肥した方がよいの かどうか教えてい
ただけますか。
A2   O様 切り口は白く一部に緑色の部分があるとのことですが、それだけで生きているかどうかを判断するの
は難しいと思います。仮に枝がまだ生きていたとしましても、その枝に芽がないとか、芽を出すだけの余力が無い
場合残念ながら枯れてしまいます。ですから、もっともわかりやすい判断方法は、新芽が出るかどうかなのです。
本来なら今の時期にはもう新芽が出ていなければいけないのですが、移植を繰り返されたとのことですので゜、
若干遅れる可能性もあるわけです。ただ相当厳しいかな、という印象はあります。
  
それから肥料のことですが、今はやらない方がいいと思います。たとえ話としては、重傷の患者さんの口元
にご飯を持っていっても食べられないのと同じです。 なんとか新芽が出ることをお祈りします。
Q10   私の家で植えております夏みかん(前質問のG様同様、子供が小学校の給食で出たもの)を持ち帰り
植えたものですが、今年で6年位になります。
 
高さは2メートル弱程度ですがまだ一度も花が咲きません。また、ご指摘のありました長いとげもございます。
この木は実をつける事が出来ないのでしょうか?また、もし実をつける事が出来るとしたらどのような手入
れを行えばよいのでしょうか?
 この長いとげは良くない症状なのでしょうか?
 色々質問して申し訳ございませんがご指導お願いします。
A どうぞよろしくお願い致します。
 夏みかんの種から植えられ6年で2メートルになっているこの柑橘に花が着くかどうかは、このミカンの樹
に聞くより方法がありません。どのような親の形質を受け継いでいるか、全くわからないからです。ただ6
年で2メートルにもなっているということは、相当樹勢旺盛な柑橘だと思われます。現在施用されている肥
料の窒素分を若干減らしてみてはいかがでしょうか。窒素過多になっていますと花は着きにくくなります。
 
 トゲが出るのはその木の特性ですからどうしょうもありません。ゆずとかキコクなどもトゲが出ます。トゲが
出ること自体は問題ありませんが、作業中に刺さったり、あるいは運良く果実が成った場合、トゲに刺さり
病気が発生する事などもありますからトゲを剪除してもいいと思います。かつてユズにおいては、トゲを切
ると樹勢が弱るといわれたこともありましたが、そのようなことはないようです。もしご心配でしたら枝の一部
のトゲを切って一年様子を見て問題なければ全体を切るようにしてください。
Q11 教えてください、みかんの品名(はるみ)です。
葉が黄色くなつて枯れてしまいそうです。昨年の11〜12月ごろからです。
植えたのわ昨年の3月28日です。3〜4年位で1m30cm位の苗木です。
花も実も成りました。でも余り元気わありませんでした、実は4個収穫しました。
今年も花も実もなりましたが、昨年から葉が黄色く成つて枯れそうなので全部摘果しました。
昨日6月10日に有機石灰10Kg根の回りにまきました。これで良いのですか?教えてください。
A

"AS" さん:どうぞよろしくお願いします。
有機石灰を1本に10キログラム施用されたのでしょうか。もしそうだとするなら石灰過剰の可能
性があります。いかに有機の名が付いていましても、多すぎると思います。一般には10アール当
たり100〜300キログラムくらいですから、1本当たり200グラムくらいになります。

 さらに、さかのぼっての問題としては、15年3月に、かなりの大苗を植えられたわけですよね。
ある意味大苗ほど活着が難しくなりますので、その分管理にも細心の注意が必要で、花が着
いてもすべて摘蕾したほうが、良かったと思います。また上下のバランスを取るためにも、ある程
度の剪定は必要だったでしょう。

 そして現在黄色くなって枯れてしまいそう、とのことですが、一応前提としてはQ(質問1)の天牛
の被害がないこと、と窒素、燐酸、カリなどの肥料が施用されている(この場合も1回当たりの施用
量は200グラムくらい)場合は、当面そのまま見守りつつ、もし芽が出ましたら、肥料を施用してください。

 また追肥の量は200グラムくらいを目安にして、肥料によって増減してください。たとえば化成肥料
で8−8−8と表示されている肥料は20キロの中で8パーセントの、窒素、燐酸、カリの含有量という
ことになります。単肥の尿素は46パーセントもの窒素を含んでいますから、極少量でいいというわけです。   

有機質資材の場合はその資材の性質によります。発酵牛糞では約3パーセント弱の成分を含んで
いますが、数キログラム単位で施用しても問題ありません。ただし効果が出るまで時間がかかるため、
考え方としては土の物理性、生物性の改善と考えて表層に施用してください。

Q12 お世話になります。HP拝見しました。みかんの消毒の時期、撤果時期について最適な時期をで
きれは教えてください。宜しくお願いいたします。
A  よろしくお願いします。 摘果の時期は、花の時期から収穫直前まで行うことが出来ます。ただそ
の時期によって摘果の目的が違ってきます。5月の花の時期は、苗木のような樹を早く大きくした
い時、あるいはベタ花といわれるよに、大量に花が着いてしまった時などに花を落とします。一般に
は7月中に1回、8〜9月に1回、そして10月以降の収穫直前は選別摘果、つまり格外品などを落と
します。大体、最終摘果で葉25枚に1果位を目安に行ってください。

 みかんの消毒時期ですが、ソウカ病、黒点病は4月以降月1回、指導機関では雨量が300〜500
ミリの雨が降ったなら、薬剤散布をするようにいわれています。これ以外にも、スリップス・ダニ・サビ
ダニ・天牛・等の害虫もいます。ただしこれは一般的なミカン生産者のための防除指針であって、趣味
で1本程度植えられている場合は、病害虫もそれほど発生しませんので、春機械油(マシン油)を一回
かけてその後は、我慢できないほどの病害が発生した場合に、農薬等を最小限で散布されてはいか
がでしょうか。ちなみにマシン油はJAS有機での使用が認められている化学合成ではない農薬です。
 私のホームページトップから「安全でおいしいミカンの生産」のページに当園の散布農薬名を載せて
おりますので参考になさってください。
Q13 奏耕園さん、はじめまして。
突然のメールにて失礼いたします。私は千葉県在住です。

「夏みかん」「植栽」で検索したところ、偶然にも貴園のホームページにたどり着きました。みかん
の植栽について、アドバイスいただければと思い不躾ではありますが、メールさせていただきました。

実は、この度家を新築することになり、記念樹として、「何か一つ“実の成る木”を植えたい」と考えて
おります。私自身、バカが付くほどミカンが大好きで、できればミカンを植栽したいなぁと考えておりました。

しかし、いままで家庭菜園などまったくしたことがなく、何から手を付けたら良いか分からずにおります。
せっかく育てるのなら、枯らすようなことはしたくありませんし、そもそも自分の土地で生育可能かも・・・。

そこで、@土地柄生育に適しているのか?
     A植える時期はいつが良いか?
     B植える品種は何がよいか?
     C土壌はどのように作ればよいか?
     D植栽後、注意する点は?
     E塀や生垣などから、どのくらい離した場所に植えるのが良いか?
以上について、お時間がいただけるときにで結構ですので教えてください。

当方の土地について書きます。
場所:千葉県
気温(降水量):【2月】5℃(50ミリ)/【4月】14℃(100ミリ)/【6月】21℃(200ミリ)
          【8月】27℃(80ミリ)/【10月】18℃(130ミリ)/【12月】8℃(10ミリ)
条件:土地がひな壇(1.5m)のため日当りは良好(一日中日照あり)
    排水状況は良好、夏(8月現在)は砂埃が舞うほど乾燥気味(関東ローム層
   です)←一番心配です。風はやや強いが、植栽を予定している場所は直接風は受けません。
以上、よろしくお願いします。      
A  ご質問のメールをいただきどうもありがとうございます。ご質問の番号順にお答えしたいと思います。

@土地柄生育に適しているのか?
 ミカンの場合一般的には年平均気温、15度〜18度といわれています。ただこれは経済栽培の場合であって、楽しみに栽培する場合はこの限りではないと思います。冬季の最低気温がマイナス5度くらいまて、それも長時間マイナス5度にさらされるのは好ましくありません。ただマイナス7度でも瞬間なら持ちこたえるようです。このような時、冷たい冬季の風はさらに樹にダメージを与えます。このような土地の場合は、樹全体を寒冷紗で覆うなどの対策が必要になります。
また雪が長期間積もる場所でのミカン栽培は不向きです。2〜3センチ積もって2〜3日で解けてしまう程度の場所なら大丈夫ですが枝は折れるかもしれません。
 夏の乾燥については、みかんの葉が巻いて、しおれかけてきたとき、灌水すれば問題ないと思います。猛暑期には1週間〜10日くらい間隔で灌水してください。ただし苗木の間は潅水間隔を詰めてください。

A植える時期はいつが良いか?
 なんと言ってもおすすめの時期は、3月になって霜の心配がなくなる中旬くらいです。Hさんの所は、いつ頃でしょうかね。そこから新芽が出始める直前までが最適です。後は6月の梅雨の時期。秋は厳しい冬に向かっていくので、おすすめできませんが、最近は苗木やさんに秋入荷する苗木もあるようなので、どうしても秋に植えたい場合は事前にいつ入荷するか聞いておいて、店頭に長く置かないで、新鮮な苗木を植えるようにしてください。

B植える品種は何がよいか?
 温州ミカンであればそう問題はありませんが,晩生ミカンは樹に長く置かなくてはなりませんし、収穫してからも貯蔵をする必要がありますので、どちらかといえば早生ミカンがいいと思います。極早生ミカンは収穫が早くできますが、味のやや薄いのが難点です。品種として早生ミカンなら古くて新しい品種の宮川早生、興津早生、晩生では青島温州、などがあり、それぞれの地域にいろんな品種が栽培されています。
 
C土壌はどのように作ればよいか?
 植えるまでに一月以上の余裕があるのなら、発酵鶏糞2〜4s、発酵牛糞一袋(30g)ようりん、苦土石灰をそれぞれ、ふたつかみ程度施用して1〜2平方メートルくらい面積の表土20センチくらいをよく攪拌しておきます。

D植栽後、注意する点は?
  しばらくは時々灌水してください。肥料は「化成肥料8-8-8」等を2ヶ月に一回くらい、手にひとつかみ全体に施用してください。7月からの夏芽にエカキムシが付きますので、1週間に一回くらい、ロディ2000倍 アドマイャフロアブル4000倍などを新芽だけに散布してください。これらの農薬は高価なので100ccの瓶入りで充分です。たとえば5リットルの水に2000倍の農薬を作るときは、下記の計算で2.5ccの農薬となります。
   必要農薬量=水量/倍数
   2.5cc=5リットル(5000cc)/2000
  (農薬は時間の経過とともに対象病害虫、倍数など使用方法の変更の可能性があります。薬剤の使用の際には、必ず   ラベルの注意を良く読んで対象作物、病害虫名等の名があること等を確認してから、ご使用ください)
E塀や生垣などから、どのくらい離した場所に植えるのが良いか?
 塀や生け垣で全く光線が遮られるよう(たとえば南側に塀があって終日光線が遮られるような状況)では困りますが、そうでない限り、枝が
接触しない程度の間隔がいいと思います。だいたいミカンの成木で3〜5メートル角くらいの樹幅となます。これは仕立て方で変わります。
Q14 みかんの摘果は、実がたくさんできた場合どのようなところとればいいですか?
A K様 メールありがとうございます。

みかんの摘果方法は、その時期、品種、栽培方法などで、いろいろあります。K様の場合、着果過多の状態での摘果方法かと思いますのでその方法を申し上げます。

直花は落とす。直花とは枝に直接着いた花です。極端な年ではほとんどの花が直花となってしまうこともあり、その場合は全体の半分くらいは落とします。(これは6〜7月の作業)そして8月以降に傷果や病害果など外観の悪い果実を落とし、葉25葉に1果くらいを目安に落とします。

もう一つの方法は枝単位で落とす方法です。直径3センチくらいの太さの枝がもし10本あれば交互に5枝はすべて落とします。あるいはみかんの木どちらか半分180度をすべて落とします。この方法は経験がいらず簡単にできます。ひたすら半分をおとせばいいのです。

落とす部位で言えば、木の内側についた果実は落とします。ただし完熟栽培などで、長期間生らせる場合は霜などを避けるため、内側の果実を残すこともあります。また有葉果(新しい葉についた果実)の場合、真っ直ぐ天を向いた果実は日焼けしたり味も落ちますので、一般的には落とします。

とにかく着果過多の時大事なことは、早い内に半分くらいの枝は果実を落としてしまう事です。そのまま全部ならせておきますと、次年度は全く果実が着かないと言うことになってしまう可能性が大きいのです。

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