秩父山塊の谿 逆巻の滝


神流川  逆 巻 の 滝

逆巻の滝は中津川の本谷から分かれた神流川の中流部にある、一帯は古へからの昔語りが多く浪漫の処。

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逆巻の滝
幅広で落差約八メートル程のこの瀑の淵は異様に広くて深い、
そして異様に明るいのだ。
何故なら、淵底には「金の延べ棒が沈んでいるからだ」と云う。
また、上流の金山の砂金が澱み有ると云う。
古来、何人かの亡者が果敢に拾おうとしたらしい。
私も金に目が眩み一攫千金を夢みて幾度か試行したのだが、
今だに何らの成果を得れることなくて、赤貧の極みが悲しい。

左岸の岩室
左岸は高い高い岩壁、その下に岩室がポッカリと口を開けている。
流程に三つあるのだが、これは最も上流の逆巻の滝の直ぐの下流。
昔語りに、上流で流された杣人があった
山ノ神は、本流筋にその者の死体が流れるのを嫌って
穴を穿ち通して中津川の本谷へと流し通したと云う。
其の上の穴を「上の潜り穴」と呼ぶそうだが、この室かは定かでない。
ちなみ「下の潜り穴」は中津の出合いの少し上流側にあるそうだ。



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