兵庫県競馬組合振興対策について〜その1〜

神戸新聞2001年11月6日報道から

姫路競馬場(姫路市)と園田競馬場(尼崎市)の経営安定化を論議してきた「県競馬組合振興対策懇談会」(今井和幸会長)が五日、職員の人員削減などを盛りこんだ報告書を県競馬組合(管理者・藤本和弘副知事、県と両市で構成)に提出した。二〇〇二年度から三年を経営改善期間としており、一定の効果がなければ、赤字が続く姫路競馬場の存廃が議論の対象になるとの見方が強い。

両競馬場の投票券などの売り上げは、一九九一年度の千百八十七億円をピークに減少。〇〇年度は五百九十三億円にまで落ち込んだ。園田は黒字を維持しているが、姫路開催分は、三億―十五億の幅で七年連続の赤字。同組合全体でも九九、〇〇年度と赤字が続いた。

地方競馬は、全国二十三団体が二十九競馬場を運営しているが、昨年度はすべて赤字といい、今春には、大分県の中津競馬場が廃止された。

関係自治体担当者らによる同懇談会は今年三月に設置され、経営安定化や姫路競馬場のあり方について話し合った。報告書は、経費節減や合理化策八項目と振興方策四十九項目を提案している。

重点項目として、職員数(七十三人)の10%削減と賃金削減、馬主・調教師らに支払う本賞金や、運営自治体への配分金見直しなどを求めた。

また、振興策では、専用場外馬券売り場の増設▽ホームページやiモードによる情報提供▽薄暮・ナイターの開催▽中央競馬の騎手や馬を招いてのレース開催などを挙げた。

同組合の元山光夫事務局長は「二競馬場の相乗効果もあり、姫路を廃止すれば即、黒字になるものではない。報告書に沿って努力する」としている。


西宮・甲子園競輪を今年度末をもって閉鎖するとの決定と時期を同じくして、兵庫県競馬組合で振興対策委員会なる団体により検討されていた合理化・振興策の報告書が提出されました。

これまで園田・姫路競馬関連サイトでしばしば話題になっていた園田・姫路競馬の活性化ですが、さすがに競馬組合も何も考えてなかった訳ではなかったようです。

しかし、今回の報告書はあくまで対策懇談会という組合外の任意団体からの提言であって、これをどこまで真摯に受け止め、実行に移すかは今後の競馬組合の責任となります。

報道内容によれば、今年度中に競馬組合が具体的な実行策を立案し、2002年から3年間かけて経営改善に向けて各種対策を実行することになるようですが、小田原評定をしていてはあっという間に時間が経過し、赤字が累積してしまいます。
時期など形式的なことは置いて、出来ることはすみやかに対策を取ることが肝要かと考えます。

特にこの3年間で売得金が毎年ほぼ1割減を続けていますから、少なくともこの1〜2年内に目に見える大きな改革がないと後が厳しくなることは必須でしょう。
早急なる検討と実行に期待したいものです。

(2001年11月13日記)

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