2008年ハンピ旅行記
2006年スピティ&ラダック旅行記
2005年ヒマーチャルプラデシュ州旅行記
INDIAN RAILWAYS


インドで列車旅行
ローカル列車の座席
豪華列車デカン・オデッセイ号

 2.インド鉄道利用法:予約から乗車まで           
                                                         ご質問はこちらまで
2.1 座席(兼ベッド)のクラス分け              

7クラス(等級)ありますが、どの列車にも全クラスの客車がついているわけではありません。

First AC (1A) 1等という名前ですが、鍵がかかる部屋になっていて、特等という感じ。航空運賃とあまり変わらないお値段。え?私ですか?利用経験なしですよ、当然。 インド鉄道2AC
2-tier AC (2A) 観光客がよく利用するのがエアコンつきのこのクラス。2段ベッドがカーテンで仕切られる。強烈な直射日光を遮るために、窓がオレンジ色に塗られていることがあり、外の景色を楽しめないのが難点(色がついていない列車もあります)。夜行なら問題なし。(右の写真)
3-tier AC (3A) これもエアコンつきですが、3段ベッドなので、2Aよりも不便。中段は昼間はたたまれていて、夜だけベッドに。カーテンがない。
AC Chair Car (CC) シャタブディ急行など、都市間を結ぶ短い路線で使われる高級クラス。座席は進行方向を向く。 インド鉄道Sleeper
First Class (FC) これは見たことがないので、どんなものか不明。エアコン登場前の1等だったようです。
Sleeper Class (SC) 3段のエアコンなし。庶民クラスという感じ。窓が開くし、外が見えるので、夜行でなければこちら。(右の写真)
Second Seating (SS) エアコンなし。向かい合うタイプの座席。(ページ最上段左の写真)


ページ最上段右写真の豪華列車デカン・オデッセイ号の機関士 ムンバイの近郊線Western線の24時間女性専用客車 2Aクラスでは毛布・枕・シーツ(タオルと石けんがつくこともある)が配られます

2.2 日本からの予約

日本を発つ前にスケジュールが決まっている区間については、インターネット予約でEチケットを発行してもらうと便利。でも、まずその前に、インド鉄道その他のサイトで乗る列車を決め、番号と列車名を調べておくと、あとの予約作業をスムーズに進められます。

乗車日の91日前から予約を入れられますので、できる限り早めに(ディワリのお祭りの頃、年末年始などのピーク時、有名観光地を結ぶ路線などは特に早く)予約を入れるようお勧めします。

2.2.1. インド鉄道のサイト
http://www.indianrail.gov.in/
 
  
主要な駅であれば

ページの中程(またはいちばん下に並んでいるリンクの中)にある
Trains Between Important Stationsをクリック

  Source Station(発駅)とDestination Station(着駅)をリストから選択

クラスはAll ClassGet Itをクリックして列車のリストを表示
 
Trains Between Important Stationsに駅名がない場合は、ちょっと面倒

ページの下のリンクの中からStation Codesをクリック

Station Nameの右の欄に駅名を入力し、Get Itをクリックすると、コードが表示されます
この方法で発駅と着駅の両方のコードを調べてください

リンクの中からTrains Between Stationsをクリック
Enter Source Station Codeに発駅のコード
Enter Destination Station Codeに着駅のコードを入力してGet It

たとえばArsikereからShimogaまで行きたいとすると
ArsikereのコードはASK、ShimogaのコードはSME
Source StationにASK、Destination StationにSMEを入力すると

6201A MYS SHIMOGA EXPと6227 SHIMOGA EXPRESSという列車が表示されます

2.2.2
. 便利なサイト
インド鉄道の情報を使いやすくした
eRail.in というサイトがあります。
これは
オススメ!使い方は簡単。

1 で主要駅であれば Main Stations を、それ以外の駅であれば All Stations をクリック

2FromTo で主要駅であればドロップダウンリストから選択
それ以外の駅であれば駅名を記入するとコードが表示されるので、それをクリック

3 に表示された二方向のどちらかを選んでクリックすると、列車のリストが表示されます

4 で日付、クラスを選びます

リスト中で自分の乗る列車番号をクリックし、Show Availability をクリックすると
席が残っているかどうかがわかります

2.2.3. 予約のサイト
http://www.irctc.co.in/  こちらは登録が必要です(無料)。


ログインするとPlan My Travelというボックスが表示されるので、
  From(発駅コード)・To(着駅コード)・Date(日付)・Class(等級)を記入

  次にi-tickete-ticketかを選択
i-ticketはインド国内の住所に切符を送ってもらう方法
  e-ticketはこのサイトで予約証明書(Electronic Reservation Slip)をプリントする方法

  Find Trains
をクリックすると、希望に該当する列車が表示されます
2で調べた列車を選び、Book Ticketをクリック

予約する人(人たち)の氏名・性別・年齢などの情報と希望する座席位置
(2.3.3の図をご覧ください)を記入します

以前は、パスポートなどの写真付きIDをここで指定していましたが、不要になりました
ただし、乗車時にはIDが必要ですので、パスポート等で本人であることを証明してください

下の方にあるMake Paymentというボタンをクリック

クレジットカードでの支払い手続きへと進みます 
注1
Master Card か VISA ならば ICICI PG か CITI PG を選びます
ちなみに PG は Payment Gateway の頭文字

うまく予約できたら、Eチケットをプリントアウトします 
注2

後で、インド鉄道から予約内容を記したメールが送られてきます 
注3

当日、Eチケットを持って乗車すると、車掌が切符の確認に回ってきますので
プリントした紙(つまりEチケット)を車掌に見せてください
車掌がインターネット予約した人の一覧表とEチケットを照合して終わり


注1
支払い手続きのところでCommunication failureという理由で予約手続きがうまくゆかないことがありますが、私の個人的経験では、ゲートウェイをCITI PG(シティバンクのゲートウェイ)にした場合、失敗したことがありません。お試しください。また、クレジットカード番号、パスポート番号などの記入事項を手元に用意しておき、切れ目なくプロセスを進める方がいいようです。途中でまごまごして空白の時間があるとTIMEOUTになることがあるので。

また、要するに処理しきれないという理由で、communication failureというメッセージが出ることがあります。なにしろ12億人がひしめく国で、しかも中産階級が急成長しているため、鉄道のインターネット予約利用者が急増し、IRCTCのサーバか何かの容量が足りないというのが現状のようです。しかし、日本にいる我々は有利。3時間半インドよりも早いので、朝の8時頃にIRCTCにログインすれば、あちらはまだ夜明け頃で、ウェブサイトがすいています。日本の朝は狙いめ。

注2:Eチケットは次のように、後でプリントアウトすることもできます。

もう一度、IRCTCにログインしてください。左欄のBooked Ticketsをクリックすると、再度パスワードを入力した後に、List of Ticketsという予約済みチケットの一覧表が表示されますので、Select欄のラジオボタンをクリックしてチェックを入れ、上のPrint E-Ticketというタブをクリックしてください。それでプリントできるはずです。

注3:キャンセル待ちになることもあるでしょうから、ちょっと説明しておきます。

座席番号が出ず、その代わりにWL/10などという記号が表示されれば、それはキャンセル待ちです。WLは waiting list の頭文字。空席待ちの順位は上がる可能性もあり、インド鉄道のサイトの Passenger Current Status というページで確認できます。

http://www.indianrail.gov.in/pnr_stat.html

ここでCNFと表示されると、席が確保できたということらしいのですが、私はそうなった経験がないので、個人的には未確認です。

2.3 現地で予約

1. 駅構内に予約オフィスがあるので(鉄道駅のない町でも鉄道の営業所があれば、そこで予約できる)、そこで下のような用紙をもらいます(これは書き損じを一度クシャクシャにしたものなので、しわが寄っていますが、本物はきれいです)。外国人専用窓口がある駅では、そこを利用すると、列が短くて便利です。
2. 予約窓口か駅のどこかで時刻表を見つけ、乗りたい列車の番号と名称を調べて等級を決める。

  目的地が有名な観光地で、頻繁に使われる路線であれば、窓口で地名を言うだけで、次の列車を教えてくれます。たとえば「ハンピ」と言うと、実はハンピという駅はないのですが、窓口の人がよく承知していて、その近くのホスペットまで行く次の列車を教えてくれる。
3. 用紙に記入。
  * CHOICEの欄には、座席の位置に関する希望を記入します。座席の配置はこんな感じ。
これは2段ベッドつまり2Aの場合で、この平面図で縦の座席1、2、3、4・・をberth、横の座席5、6、11、12・・をside berthと呼びます。CHOICE欄には、縦の座席の上段UB(upper berth)、下段LB(lower berth)、横の座席の上段SUB(side upper berth)、下段SLB(side lower berth)のいずれかの記号を記入します(参考までに書いておくと、奇数が下、偶数が上)。3段ベッドの場合は、これに中段MB(middle berth)とSMB(side middle berth)が加わります。
  * CHOICEの隣にConcessionという欄がありますが、これと次の欄は高齢者などに対する特別割引のことなので、この2つの欄は普通、記入する必要はありません。
  * 表の下にある1st ONWARD JOURNEYというのは全行程分の切符を買い、途中下車するので予約は途中までしか入れないという場合、そこから先の部分を意味します。私は記入したことがありません。

4. 予約票兼切符を購入。なぜ予約票かというと、まだ空席待ちの場合があるからです。空席待ちはWLで表示され、それが2つ並んでいるはずです。たとえばWL/14, WL/10など。この場合、最初の数字が予約を入れた時点の空席待ち順位、次の数字がインド鉄道が最後にチェックした時点の順位です。

何番ぐらいのウェイティングなら大丈夫かという点については何とも言えません。100番目で大丈夫のこともあれば、ピーク時で運が悪ければ20番目でもダメかも。一方、混む時はいくつも重複して予約を入れて最後にキャンセルする人も多く、ギリギリになって一気に順位が上がるという話も耳にします。
インド鉄道予約票兼切符
ウェイティングではなく、すでに座席を確保できた場合は、COACHSEATの欄に号車番号と座席番号がプリントされます。この切符はウェイティングになったもので、WL/3というのはウェイティングリストで3番目ということです。次の欄のRACはReservation Against Cancellationで、これが表示されると、列車に乗る権利はあるのですが、まだ席が確保されていないので、当日まで席は不明です。

この場合は最終的に席が取れました。手書きで書かれているのが、当日、判明した号車と座席の番号。A1号車の8番ですね。

2.4 当日の乗車方法

1. さて当日、座席が確保できている場合はいいのですが、そうでなければ駅の改札口近くにプリントアウトした紙が張り出されているので(ガラス戸付きケースに入っていることもある)、自分の名前を探します。そこにあれば、座席が確保できたということです。だいたいそのそばに机や窓口があり、係員がいるので、その人に予約票を見せると、号車と座席の番号を書いてくれます。

2. これで完了!あとは列車に乗るだけ・・なんですが、ここでまたちょっとした問題がある。違うクラス間で行き来できないようになっているのです。乗る号車を間違えると、満員の場合は次の駅まで居場所がない。それでまた長距離列車では次の駅との間隔が長いときている。始発駅ならたっぷり時間があって問題ないんですけどね。私はいつも早めに駅に行って駅員や周囲の人に聞いて、困ったことはないのですが、実際、巨大なバックパックを背負い、両手にも荷物を持ち、必死でホームを走る旅行者の姿を何度か目撃しています。不安でしかたがなければ、土地の皆さんがやっているように赤帽さんを雇うといいかも。

3. 短距離の場合や(ローカル線の場合は、日本でもそうですが、そもそも予約なんかしないですよね)、長距離でも空いた列車なら、当日ギリギリの時間でも窓口で切符を買えます。座席の割り当てがすでに締め切られていたら、切符だけ買って乗り、検札係(ticket examiner)が回って来た時に座席を割り当ててもらいます。