七人の王子
 
 
 唐琴の地には王子伝説が残っている。七王子、八王子、また王子権現といわれるものである。  
 時代は明確でないが、都から7人(あるいは8人)の王子が新天地を求めて、この地にやってきた。船は宇籐木、あるいは引網あたりに上陸し、適地をさがしているうちに中央の盆地(今の由加)を発見し、児島干拓の根拠地としたという。さらに王子たちは由加山から唐琴、渋川に連なる山系にそれぞれの地を開いたといわれ、日応神社、瓶割参上などに名前が残っている。  
 彼らは由加神社を祭り、その子孫は今なお由加神社を氏神として信仰し「提灯棒」という行事を残している。これは由加大権現の祭りの日の真夜中、棒の先に提灯をつけて山坂を越えて由加参拝をする行事であるという。
 
 
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