「日本」が見える沖縄
−全国唯研大会参加報告記−
11月19日から24日まで雪がすっかり積もった真冬の北海道から常夏の沖縄に行って来ました。
唯物論研究協会(略称全国唯研)第22回総会と研究大会に出席し、「アイデンティテイィは選択できるか?」というタイトルで個人研究発表をするためです。
実際の目当ては、大会後のオプショナルツアーとして行われる沖縄戦跡と米軍基地のフィールドワークに参加するためでした。大阪WSであらたにした「アイデンティティの経験」を沖縄においてさらに深めることが出来ました。
大会初日の特別講演で沖縄県前知事の大田昌秀氏は「思想の問いかけとしての沖縄」という題で、戦前の皇民化教育と戦後の復帰運動を沖縄における日本化運動として統一的に捉えた上で、戦前はナショナルアイデンティティを文化的アイデンティティの抹殺によって確保しようとし、戦後は二種のアイデンティティの同時確保を目指していると指摘しました。
現在に至る日本近代化の問題性が大会の諸議論と沖縄戦跡と米軍基地のフィールドワークを通じて私の中にはっきりと刻み込まれたのです。
(橋本 信)
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