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2004年 5月31日 教育実習
メモにも書いてありますが、現在私は教育実習に出かけています。調べる時間などは全て実習に使うため、こちらでは終了するまで実習日誌を書く事にします。

私は高等学校教諭一種免許状取得のため、母校に通う事になっています。そこでは始業開始30分前には高校にきて、実習生専用出席簿に捺印するようにしています。ちなみに大学からも出席簿のようなものをもらい、こちらにも出席状況を記入します。
次に空き教室で待機し、始業の時間までに職員室に向かいます。そこで、当日の連絡事項を聞きつつメモに取り、朝の会で生徒に伝えます。

そのあと、実際に教えに行ったり、他の先生や実習生が行う授業を見に行ったりします。実際に教育実習が始まる前に担当の先生が決まっているので、その先生と良く話して何をするかを事前に決めておきます。
基本的に最初のうちは授業を見に行きます。そこで授業の仕方を見つつ参考にします。そのあと見に行った授業の感想や気づいた事を大学から渡されている教育実習記録に書き込みます。
実際に授業を行った場合は、いつどこで誰と言う先生のもとで何を教えたかを書き込みます。他に感想・反省・直す所などを書き込み、実際の授業で使った指導案(授業をする時に何を言うか、何を書くか、どのような問題を出すか、などといった指針のようなもの)を添付します。
そのあと担当の先生に見せて、その先生から批評をもらいます。また、1日の間に何をしたかなども記録し、担当の先生に批評してもらう事もあります。

帰りの会が近づいてきたらその担当の先生と合流し、帰りの会で朝の連絡事項の確認や掃除などして、放課後となります。放課後のうちに今日あった事を記録したりします。そんなこんなで実習生の1日は終ります。
あとは家に帰って指導案の作成や授業研究などを行い、明日に備えます。

だいたい、私が1日で体験した分を大まかに説明しました。大小違えどだいたいこんな感じだと思います。
今日は教育実習について話しました。


2004年 5月30日 記憶
記憶は、「経験した物事を心の中にとどめ、忘れずに覚えていること。また、覚えている事柄。経験したことを覚えこんで保持しておき、のちに過去の経験として再生する働き、また、その内容。」と、あります。

記憶は一般的に「過去に習得した情報の保持」と言われています。私たちの話す、書く、歩く、考えるといった行動のほとんどが記憶に基づいています。
記憶の過程は、記銘(符号化)、保持(貯蔵)、想起(検索)の段階に分ける事ができます。記銘(符号化)は外部の刺激が持つ情報を意味に変換し記憶として取り込む事。保持(貯蔵)は符号化したものを保って保存しておく事。想起(検索)は保存されていた記憶をある期間後に外に表す事。の3つです。

記憶の種類には、覚えている期間が一瞬から数十年間までと幅広く種類があります。
感覚記憶は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、体位の感覚などの感覚体験の記憶で、神経繊維を通して大脳半球の感覚野を刺激します。この体験はコンマ数秒後には消去されます。
作業記憶は、体験の一部は作業記憶としてメモ書きされますが、このメモ書きされた記憶も約30秒後に消去されます。作業記憶の中のごく一部だけが、海馬に貯蔵されます。海馬に貯蔵されただけでは約数週間で消去されてしまうので、それ以上記憶に残すとなると長期記憶として側頭葉の連合野にとりこむ必要があります。
直後記憶は文字通り「直後の記憶」で、ある作業の次に何をしようとしていたのかの記憶を指します。直後記憶が残されないと、次に何をするのかわからなくなってしまいます。
短期記憶は昨日の夕食や先週の出来事など、数週間以内の比較的短期の記憶の事を言い、短期記憶の一部が長期記憶として側頭連合野にとりこまれます。
長期記憶は短期記憶の中の一部が長期記憶として、海馬から側頭連合野にとりこまれます。海馬から大脳半球に記憶が送られる際、「楽しい」「つらい」などの情緒が追加され、人は昔を思い出すときに様々な情緒を蘇らせます。なお、長期記憶は「現在」からの解釈によって「過去」の記憶が修正され、当時とは違った情緒を思い出す事があります。

記憶は美化されたり、つらいものもありますが、それは現在の解釈が大きく関係しているからなのですね。今は辛くてもあとで笑って思い出せるような記憶を作れると良いですね。
今日は記憶について話しました。


2004年 5月29日 記録
記録は国語辞典によると、「のちのちまで残すために物事を書きしるす事。また、その書きしるしたもの。スポーツ競技などで、残された成績や結果。レコード。古文書(こもんじよ)学で、古文書と区別して、特に公私の日記類をいう称。」とあります。

過去に起こった出来事は記憶されているだけではその人だけの記憶であり、口頭で伝えても時代が移るにつれて薄れていきます。そうして歴史上に存在しない出来事があるため、一定以上昔の出来事は化石や地質などで調べています。
しかし、出来事を記録する事が可能となった時からは歴史として現在まで残っています。その方法は壁画や紙、CD、DVDなどあらゆるメディアで現在まで続いています。

記録は多くの人々の間で知識や情報を共有し、諸事象に共通認識を形成させる事に極めて重要な役割を果たしています。共通の知識や認識をもった人々の間での議論や問題検討は一般に無駄なく効率的になります。
事実を留めるという記録によって、人々の個別の記憶や勘に頼らないで事実に基づいて下される判断や決定は適切で間違いが少なくなる。また、問題が起きた時の関係事項を調査して記録にしておけば、似たような問題が起きた時に手間を省く事ができます。それに、新しい問題に取組む際や、何かの問題解決策の検討の時に、過去の類似した問題への取組みの記録を参照する事は、その取組みの作業を効率化するだけでなく、過去と同種の失敗を回避する事も可能となります。

記録はそれだけで価値ある情報ですが、記録方法や維持、管理次第で重要度はさらに変わります。単純に言えば見やすく詳細まで載っている事ですね。現在、情報の量や質は物事の成功・失敗に大きく関わります。
私たちは日常生活において様々な形で情報や出来事を記録しています。記録の仕方だけでもいろいろと工夫できるでしょうから、ちょっと考えて変えてみたりするともっと上手に使えるかもしれません。

記録は記録者の影響を大きく受けます。自分で記録する時はなるべく客観的に事細かにして、あとから取捨選択できるくらいにすると良いかもしれませんね。
今日は記録について話しました。


2004年 5月28日 歴史
歴史は国語辞典によると「人間社会が時間の経過とともに移り変わってきた過程と、その中での出来事。また、それをある秩序・観点のもとにまとめた記録・文書。ある事物が今日まで経過してきた変化の跡。経歴。来歴。歴史学の略称」とあります。

歴史は歴史認識の事であり、直進する時間の観念。時間を管理する技術。文字で記録を作る技術。因果関係を認める思想である。の4つがあってはじめて成立するもの。
歴史は人間の住む世界の説明である。
歴史には事実としての歴史と解釈としての歴史の両面性があり、事実としての歴史は過去の出来事の客観的な記録としての歴史で、解釈としての歴史は過去の出来事の主観的な叙述としての歴史である。。
歴史は人間がこの地上で生きてきた証そのものであり、人間そのものである。
歴史はそのほとんどが人類の犯罪、愚行、不運の登記簿にすぎない。
歴史は「読む」もので、虚構(フィクション)である。などといった考えがあります。

英語のhistoryは、ヘロドトスの「歴史(hisoriai)」に由来しています。historiaiは古代ギリシャ語で「調べてわかった事(historia)」の複数形で、ヘロドトスはリディア王国以降のペルシャ地方の発展を中心に、サラミスの海戦においてギリシャがペルシャ帝国艦隊を撃破するまでを記述した。そのため歴史は主として戦争を記述する資料を指しましたが、時とともにより幅広い事象を対象とする用語に一般化されていったそうです。
日本語の歴史は司馬遷の史記に由来しています。前漢の武帝時代、太史令であった司馬遷が記述した「太史公書」がのちに史記と呼ばれるようになり、「史」が歴史の意味でも使われるようになりました。司馬遷は黄帝から武帝までの天子の変遷を正統性の概念で記述したそうです。これ以降、「史」は皇帝の正当性を主張する書物として古代中国の各時代で伝統的に編纂される事となります。また正統性の概念は周辺アジア地域においても影響を与え、日本書紀等が編纂される動機にもなりました。
明治時代、historyの訳語として、もっとも概念的に近いと思われる「史」を元に「歴史」という用語が造られました。ちなみに現在の中国語の「歴史」は、日本語の「歴史」が逆輸入されたものだそうです。

歴史は観測する人・記録する人によって少しずつ解釈のされ方が変わります。今、私たちも歴史を作っている人の中に入っています。悪かった歴史、とならないようにしたいですね。
今日は歴史について話しました。


2004年 5月27日 文字
文字の歴史はそのまま人類の歴史を表すものとして、現在までずっと伝えられてきています。

文字の最初は絵文字で、紀元前4千年頃に発祥したと言われています。文字通り絵から発達した象形文字で、極めて原始的で絵とも言え、文字とも見えます。生活道具の陶器等に竹や木、骨、石等で刻み付けていました。
紀元前3500年頃にエジプトで水草パピルスの茎を加工して書写の材料にするといった事がされるようになり、紀元前3100年頃にメソポタミアでの粘土板に行政文書が記録されるようになりました。
紀元前1500年頃にフェニキアにおいてアルファベットの原型が生まれ、紀元前1400年頃に中国において甲骨文字(漢字の原型)が使われはじめるようになりました。紀元前1300年頃には中国で文字を竹簡や木簡に書く事が始まりました。
紀元前220年頃に小アジアのペルガモン(現トルコ)で羊皮紙ができ、紀元前200年頃になると中国で紙が発明されるようになりました。そして196年頃にエジプトでロゼッタ・ストーンが作製されたそうです。

日本には285年頃に中国より紙、漢字および墨が伝わってきました。そして伝わった漢字の音を使って日本語を書き表しました。このような使い方の漢字を「万葉仮名」と言います。平安時代にななると、漢字を元にして、万葉仮名をくずして書くところから生まれました。片仮名は万葉仮名の一部をとって作られた物がほとんどです。

やがて、活版印刷技術が発明されて発展し、現在に至るようになりました。現在は文字本来としての使い方以外に、顔文字なども生まれてきていますね。
今日は文字について話しました。


2004年 5月26日 地図
初めて行く土地で地図がないと困りますよね。今はカーナビや携帯のGPSでわかりますけど、そこにも地図が使われています。

古代、他の動物たちに比べて体力的に劣る人類にとっては、知恵と情報こそが生き延びる手段でした。そのために情報を記録し仲間と共有する事が必要でした。獲物が集まる場所や、泉、部族の集落、安全に山を越えるルート、など見聞きして得た貴重な情報を残したい、仲間に伝えておきたいと言った事からみたいです。
中部太平洋のマーシャル諸島には、貝殻とヤシの繊維を編んで島と航路や海流を表わした海図がありました。アラスカに住むイヌイットは、流木を削って海岸線の目印を記録しました。他にも洞窟の壁面に描かれた絵地図は世界各地で発見されています。
現在まで残っているものはわずかですが、人はさまざまな手段で空間を絵に表わしてきました。しかしそれは具象的な(写生のような)絵画ではなく、関心のある事物だけを記号に抽象化して描く、つまり人は地図を発明しました。
やがて農耕がはじまると、人々が争わないように耕地の境界を定めたり、公平に課税するために、土地が測量され地図に記録されるようになりました。これが地籍図のはじまりです。
国が大きくなると遠くからも人と物が集まるようになり、人々は遠い世界についての知識を持つようになりました。知識は伝えられ記録されて次第に増えていき、紀元前2000年頃になると、バビロニアや中国で全ての知識を一望に表わそうとして彼らの知り得る全ての土地の図が作られるようになりました。
やがて、4大文明が発展し、自然哲学など地理にも研究が進むようになりました。当初は地球が平面と考えられていましたが、球形である事が発見されて地図もその影響を受けるようになっていきました。

地図の種類は、大きく、一般図と主題図に分けられます。
一般図は、地形・水系・交通路・集落など、地表の形態とそこに分布する事物を、縮尺に応じて平均的に描き表した地図の総括名称で、多目的利用に備えて作られた地図です。代表的なものに、国土地理院が発行している地形図・地勢図などがあり、日本全図・世界全図などもこれに含まれます。
主題図は、特定の主題に重点をおいて描き表した地図です。地形図などの一般図を基図としてその上に特定の主題について表現したもの(地質図・土地分類図など)と、初めからその目的のために測量して作成されたもの(地籍図・航海用海図など)があります。
その他にも、都市計画図・防災図・各種の統計地図など様々な種類があり、また、市街地図や道路地図、「文化財分布マップ」「○○区避難所地図」なども主題図の一種です。

最近はCDやネット上からでも見れるようになって、印刷の手間などありますが、すぐに見れるので結構重宝されてますね。まだまだ進化して見やすくなっていくでしょうね。
今日は地図について話しました。


2004年 5月25日 方向音痴
方向音痴は方向についての感覚が鈍く、道に迷いやすいこと。また、そのような人を言います。

方向音痴の原因はイメージマップ(頭の中で自分なりの情報をインプットして作る地図)が作れていない。方向の意識が少ない。目印が曖昧。目印がどの位置にあるか分からない。の4つと治そうとする努力不足みたいです。
地図を見ても距離感が乏しいと、どれ程の距離・時間を歩いたのか掴めないために道に迷います。
方向の意識が乏しいと、右を曲がったのか、左を曲がったのか、どの方角を向いているのかなどがわからなくなり道に迷います。
移動して無くなってしまう可能性のある車や人、ものなどを目印にすると時間の経過で目印が消えてしまい、目標を失って道に迷います。
方向音痴の人の中には目印が少しでも角度がずれて見えると、それは目印でなくなります。他に1つの目印だけを覚えて周りを一切を覚えないのも迷います。
最後に努力不足はわからなければ聞けばいい、携帯のGPS機能を使うなどに依存しすぎると良い方向にはなりません。

ちなみに女性の方が方向音痴に陥りやすいらしく、男性と女性では脳に構造上の違いがあるからとされています。左脳は言語機能を、右脳は感覚的な機能を担っていて、その左右の脳を繋ぐ脳梁と呼ばれる部分が、女性のほうが男性に比べて太いらしいそうです。
そして、脳梁が太いという事は左脳と右脳の情報が入り乱れやすいので、混乱してしまうようです。

方向音痴は治らないものではありません。上記のイメージマップを作る練習、わかりやすく動かない目印をちゃんと覚えるなど少しずつ繰り返していけば効果は現れます。

方向音痴な人はまた、常に東西南北の方角を意識し、特に北がどちらの方向かを意識していた方がいいみたいです。お昼の12時頃に自分の影が出来る方向が北で、北を正面にして、後ろが南、右が東、左が西です。
他の方向を正面にした場合も考えて、絵に描いてやってみてください。自宅付近で半日も練習すればかなり方向感覚は身につくでしょう。
また、方向音痴な人に教える時には、見える目標だけをたよりに教える。どれくらい、などの視覚上のギャップを作らない事。歩いているのと同じ側にある建物は発見しにくいので、できるだけ歩道の反対側に見える建物を目印にとる事。だそうです。

方向音痴は不便ですが、治らないものでもないので練習して治すようにしましょう。
今日は方向音痴について話しました。


2004年 5月24日
癖は、ある人が無意識的にしばしば行うちょっとした動作。普通とは異なった特徴。やわらかい物に残った曲げあと。きまり。習慣。欠点。とあります。

無くて七癖、と言われるように人それぞれ、いろいろな癖があります。癖はそもそも自分では気がついていないもので、それが動作であれば第三者が容易に気が付きます。ですが、考え方の癖だと気付かれにくいです。

癖には悪くみられるものと良く見られるものがありますが、一般に癖は悪いイメージを持って使われる事が多いようです。
悪く見られるのは、自分のものは出すのが惜しい心。努力せずにあれこれ欲しがる心。人の好意を逆に憎む心。他の人と差をつける心。恨みを抱き続ける心。すぐ腹を立てる心。奪ってまで欲しいと思う心。他人を見下す心。など考え方だけでもこれだけあります。
逆に良い癖は悪く見られる癖をしない事とも言えます。動作も他人から指摘されやすいのでなおしやすく問題にはなりくいでしょう。
癖というのは個性として見られる事もあります。個性として言えば長所は短所であり、また短所は長所でもあります。良いように働けば長所、悪く働けば短所、ですね。

癖も性格と同じように簡単には変えられませんけど、気付く事ができれば要所要所で上手に使う事ができるかもしれませんね。
今日は癖について話しました。


2004年 5月23日 性格2
性格はその人が生まれつきもっている感情や意志などの傾向。ある物事に特有の傾向や性質。その人特有の行動の仕方、ならびにそれを支える心理的な特性で、特に感情的・意志的な側面をいう事が多い。キャラクターとあります。

性格を決める要素は、遺伝的なもの。生まれ持ったもの。乳児期の母親とのかかわり。母親、または乳児期に生育した人の性格、接し方。家族構成。兄弟構成。物理的な環境(自然環境、家の構造など)。家庭内での教育課程。学校での教育課程。病歴。これまでの体験、経験などとされています。
「三つ子の魂百まで」というように、3歳くらいまでの育てられ方が特に重要です。これ以降になると、大きく変わる事は滅多になくなってきます。

誰にも他人の性格を変える事はできません。しかし、自分で自分を変える事はできます。そのために、間違いを自分で知る必要があります。性格は他人に指摘されても、認めようとしないのが一般的です。それは、人間が本能的に変化を恐れるからみたいです。
カウンセリングなどでは自分が自分で気付くお手伝いをします。さらに、カウンセラーは望ましい行動様式を覚えるように援助します。問題を感じていて、援助を求めたい人はカウンセリングを受けてみるのも手かもしれませんね。

また、加齢で見られる性格の変化があるそうです。
生まれつきもっていた性格が歳とともにはっきりしてくる。生まれつきの性格とは正反対方向にかわる。全体が調和のとれた円満となる。と3つの型に分けられます。
ですが、概して加齢とともに見られる性格変化としては、くどく疑い深い、自分勝手で自己中心的、頑固で保守的、自閉的で無気力、などがあげられるそうです。

血液型で性格が決まるという話がありますが、日本と韓国だけでしか信じられてないそうです。ただし、その思い込みから、血液型の性格に合わせようとして似てくるという話もあります。
自分で思っている性格と他人から見る性格、同じように思えても結構違うようです。他人は自分を移す鏡とも言われていますし、そう考えてみるとちょっと違って見えるかもしれませんね。
今日は性格について話しました。


2004年 5月22日 若さ
若さは若い事。若者のもつ新鮮さや元気。未熟である事。とあります。

若さも老化と同じように肉体的、精神的な意味合いを含んでいますね。
肉体的には動きが機敏、肌に張りがある、疲れにくい、怪我をしてもすぐ治るなどです。精神的には、人によってかなりの意見があります。
興味・関心の深さ、豊かさ、感激・意志の強さ、希望をもって人生を楽しむ事。驚異に魅かれる心、幼い子のような未知への探究心、人生への興味の執着がある事。夢を持ち続けているかどうか。などとあります。

精神的に若い事の共通点は「可能性」という話があります。上記においては少しこじつけになるかもしれませんが、可能性が感じられると思います。
ある本には「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。」とあります。人によっては可能性ではなく理想が若さでもあります。
自分の中で若さと言えるもの、それは無くさないようにした方がいいと思います。それがあるとなしでは、同じ年齢でも違って見えるかもしれません。

人それぞれ若さについて思うところがあると思います。それに執着し過ぎるのはダメかもしれませんけど、無くさないようにはしたいですね。
今日は若さについて話しました。


2004年 5月21日 老化
老化は年をとる事。年をとって体の機能が低下する事。
生物あるいは物質の機能や性質が、時間の経過に伴って衰える現象。生物体の老年性変化、ゴム・プラスチックなどの経年劣化など。加齢。劣化。エイジング。
糊化(こか)されたアルファデンプンが、放置される事によって再びベータデンプンの状態に近づく事。ベータ化。
と定義されています。

一般に言われる老化は年をとるにつれて身体の機能が衰える事とされています。この、機能が衰えるというのには肉体的だけでなく、精神的な意味合いでも含まれているようです。
肉体的には白髪が多くなった、老眼になり新聞が読みにくくなった、耳が遠くなった、皮膚のしわやしみが多くなり、弾力がなくなった、歯が抜けて咀嚼する力が落ちた、骨や関節が衰え、体の動きがぎくしゃくしてきた、反射神経が鈍くなった、などが現れてきます。
精神的にはあるアメリカの学者が指標として、1.最近の事を忘れてしまう。昔のことは比較的よく記憶している。2.急ぎの用をしなければならないとイライラする。3.すべての事に対して自己中心的になる。4.過去の事を繰り返し話す。5.よく愚痴をこぼす。6.目のまえで起こっている事に興味をもたない。7.他人にわずらわされず一人でいたい。8.新しい事を身につけにくい。9.騒がしい事に神経質になる。10.知らない人と付き合う事を好まなくなる。11.世のなかの変化についていけなくなり、疑い深くなる。12.自分自身の感情にとらわれやすい。13.過去の自分の苦労話をしたがる。14.新しい計画を立てる事ができない。15.つまらないものを収集して喜ぶ。と、15の徴候として列挙しています。

老化の原因にはプログラム説とエラー蓄積説があります。
プログラム説は、人の細胞が一定回数で細胞分裂を止めてしまうという事からきています。あらかじめ細胞の遺伝子に老化や寿命がプログラムされており、ある年齢に達すると、この遺伝子が働きだし、細胞を老化させたり細胞死を引き起こすというものです。
エラー蓄積説は、細胞が活動している間に、時々遺伝子の実体であるDNAにエラーが生じると言う事からきています。細胞分裂時にも時々エラーが発生し、これらが長年蓄積して細胞を老化させるというものです。

老化は20〜25歳の間に始まるとか、成長が止まったらすぐに老化が始まるとも言われています。
生活習慣の乱れ(食べ過ぎ、飲み過ぎ、無理なダイエット、偏った栄養、喫煙、運動不足、ストレス、睡眠不足など)や紫外線、環境有害物質(食品添加物、環境発癌物質、環境ホルモン、活性酸素など)などは老化を促進するとされています。

老化のメカニズムというものは詳しくはわかっていないのが現状です。ただ、老化を食い止める可能性のあるもの(男性・女性・成長ホルモン、DHEA、メラトニンなど)などを発見されてきています。
他に、運動や頭を使う事などを続ける事で、若々しく保ち続ける事が可能らしいなど研究されています。

老化は誰にでもありますが、その速度を抑える事は無理ではありません。肉体的にも精神的にも若くありたいですね。
今日は老化について話しました。


2004年 5月20日 健忘症
健忘症は別名を記憶喪失といいます。新しい事を覚えにくくなったり、すでに記憶した事を思い出すまでに以前より時間がかかるのは、正常な老化現象です。疾患が関係していなければ、これらの現象が起きても記憶喪失にはなりません。

健忘症は自分がした事を忘れる症状で、逆行健忘(retrograde Amnesie)、前向健忘(anterograde Amnesie)、コルサコフ症候群などと言われます。
記憶は、新しい情報を知覚して脳裏に刻み込む「記銘」、記銘したものを心の中に持ち続ける「保持」、保持されたものを再び意識の上に浮かび上がらせる「追想」・「想起」から成り立っています。
健忘症はそのうち「追想」の障害で起こる。そして忘れる範囲によって、自分がどこの誰であるかわからない、出生から以降のすべてを忘れてしまう「全健忘(全生活史健忘)」と、部分的に忘れる「部分健忘」があります。
脳の組織に突然過去の記憶が全くなくなったり、部分的に空白になる「心因性健忘症」という病があります。精神的なものが原因で職場や家庭、学校での人間関係によるストレスの積み重ねが関与していると考えられています。
心因性健忘症はめったに見られない疾患で、健忘症の多くは脳血管障害や脳腫瘍、老人性痴呆など脳に器質的病変があって起こる「器質性健忘症」で、器質性健忘にはアルコールや一酸化炭素、薬物中毒に伴う場合も含まれます。従って診断ではCTなど様々な検査で、これらの器質性健忘症ではない事を確認しなければならないそうです。

柔軟な思考に乏しいステレオタイプ型(紋切り型)の性格やストレスがあっても外に出さずに感情を押し殺す性格、情緒が未成熟で子どもっぽい性格が、心因性健忘症にかかりやすいと言われています。
心因性健忘症の治療には、静脈に麻酔薬をゆっくりゆっくり注射、眠らせない程度に意識レベルを下げ、質問を繰り返して記憶を呼び戻す麻酔分析療法(麻酔面接)。
催眠療法(催眠面接)は麻酔薬の代わりに暗示をかけて催眠状態にし、記憶を甦らす。「年齢退行法」といって催眠状態に入ったら、時計の針を逆戻りさせる形で質問し、徐々に過去へ遡って記憶を引っぱり出す。そして、「催眠から醒めた後も覚えている」と後催眠暗示をかけておく。この方法だと催眠にかからない人もいますが、かかった場合には麻酔分析療法よりも治療成績は良いそうです。

記憶喪失に陥ってから、別の場所でまったくの別人として長い間生活するといった事もあります。記憶喪失に陥った人は、治療やその人の懐かしい思い出の場所に行ったりする事をきっかけにして記憶を取り戻す事もありますが、決定的な治療の決め手がないのが現状だそうです。周囲の協力が必要不可欠ですね。
今日は健忘症について話しました。


2004年 5月19日 痴呆
老化による物忘れと痴呆は同じなように考えられますが、全く違うものです。

痴呆は知能が正常に発達した後に、器質的ならびに非器質的異常により持続的に低下した状態を言います。なので先天的異常による精神発達遅滞に伴う知的障害や、一過性の意識障害は痴呆とは言いません。
痴呆は体験した事をすっかり忘れてしまう。物忘れだけでなく、判断力が落ちる。物忘れの自覚に乏しい。自分のいる場所がわからなくなる。人格が変わる。日常生活に支障をきたし介護が必要になる。状態です。
脳梗塞、脳出血による脳血管障害。アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病パーキンソン病などの変性疾患。脳外傷、脳腫瘍、水頭症などの脳外科的疾患。一酸化炭素中毒などの中毒性疾患。ビタミンB1、B12欠乏、葉酸欠乏などの栄養欠乏性疾患。アルコール多飲。 細菌性脳炎、ウイルス性脳炎、AIDS脳症などの感染症。多発性硬化症など脱髄疾患。Creutzfeldt-Jacob病などのプリオン病。甲状腺機能低下症、Cushing症候群、Wilson病などの代謝内分泌疾患。と言ったものが原因とされています。

痴呆の診断は、記憶障害がある事。計算ができない、合理的な考えができないなど記憶以外の知能障害または性格変化を認める事。職業や、日常生活、対人関係など生活に支障をきたしている事。意識障害がないこ事。CTやMRI、PETなどで脳神経細胞の変性、脳血管疾患、脳腫瘍や代謝性疾患などの確認によって診断されます。
痴呆の治療の原則は、その原因疾患に即した根本治療をまず試みる事であると考えられます。しかし、今日の我が国において痴呆性疾患の大部分を占めるに至ったアルツハイマー病に対しては、 残念ながらいまだ有効な治療法が確立していないそうです。
現段階では治療よりも患者の介護が日常的には重要であるといえます。介護には身体的ケアと精神的ケアがあります。それらの内容の如何によっては、痴呆の進行を遅らせる事も期待されます。

痴呆の症状が出てくると「もう治らない」と諦めてしまいがちですが、慢性硬膜下血腫と甲状腺機能低下症と正常圧水頭症は治る可能性のある痴呆症です。また、早期発見してすぐ治療に取り掛かる事ができれば回復の可能性もあるそうです。
痴呆の一部の症状ではうつ病やせん妄など間違えやすい病気もあるので、注意が必要です。難しいので医師の判断に任せた方がいいかもしれませんね。
今日は痴呆について話しました。


2004年 5月18日 ワクチンソフト
ワクチンにはもう一つ、コンピュータ関連としての用語としての意味があります。

ワクチンソフトはコンピューターウイルスの活動を検出して、システムの改変を未然に防止するプログラム。また、コンピューターウイルスを検出したり。被害を防止または修復する抗ウイルスプログラムの総称です。アンチウイルスソフトやウイルスチェッカーとも言います。

ワクチンソフトは予め用意されたウイルス検知パターンとファイルを比較してウイルスを検出するため、検知パターンが登録されていない新種のウイルスを検出することはできません。
そのため、定期的に更新されて最新のパターンはインターネットなどを経由して取得できるようになっています。感染力の強い新種ウイルスが発見されると、大規模な感染を防ぐため、そのウイルスを除去するためだけの機能限定のワクチンが無償で配布される事もあります。

ウィルスを確実に検出するための技術として
スキャン方式(シグネチャー方式、データベース方式、パターンマッチング方式)。最も基本的な方式で、すでに解析されたウィルス(既知ウィルス)と一致する特徴やコードをデータベースから探し出す事でウィルスを検出します。
チェックサム方式。プログラムに変更が加わっていないかどうかを、予め収集しておいたデータと比較する方法です。
ヒューリスティック検査方式(インテリジェント・トラップ検査方式)。ウィルス特有の動作や命令がないか監視する方式で、未知ウィルスに対して使用され、感染を未然に防ぐ事ができます。
ポリモフィック検査方式(ミューテーション検査方式)。ポリモフィック型の疑いがあるコードを検出すると、検査プログラムが一時的に用意した仮想メモリー内でウィルスを実行させ、ウィルスが自己解凍してオリジナルのコードをメモリー内に生成した瞬間に捕まえる技術です。未知ウィルスに対しても非常に有効な方法だそうです。

ウィルス感染を未然に防止する機能として
ルールーベース方式(ルール・ベースド・モニター方式、動作監視方式)。ヒューリスティック方式と同様に、システム内でのウィルスによる異常動作を監視する事でウィルス感染を防止する方法です。
ディスク・アクセス・モニター方式。メモリーに常駐するプログラム(TSRプログラム)で、あらゆるディスク・アクセス命令に関与して疑わしい命令がないか監視します。
PROXYフィルター。従来まではディスクの入出力を監視する方式が一般的でしたが、この方式ではインターネット・サーバ(特にPROXY上)に流れてくるパケットを監視して、ウィルスの侵入を防止します。

ワクチンソフトはウィルスにかかった時の駆除・修復機能として、感染ファイルからウィルスコードを削除したり、プログラムが破損しないように感染ファイルのウィルスコードを0で上書きするなどします。

基本的にいろいろなページを見たり、なんでもメールを開いたりしなければ大丈夫ですが、あって損はしないものですね。
今日はワクチンソフトについて話しました。


2004年 5月17日 ワクチン
伝染病の原因となるウイルスや細菌、菌の産生する毒素の力を弱めるなどして予防接種液(ワクチン)をつくり、それを接種して病気に対する抵抗力(免疫)をつくる事を予防接種と言います。

ワクチンの名はフランスのルイ・パスツールによって作られました。彼は伝染病の予防に接種する弱毒性微生物をワクチンと名づけた事からで、当時のワクチンは現在の生ワクチンをさしていました。
ワクチンは生体が本来持っている身体の仕組みを利用して、あらかじめさまざまな感染症に対する「免疫力」もしくは「免疫記憶」を作らせておく「生物製剤」の事です。ただし、すべての病気に対してワクチンがつくられるわけではなく、病原体の性質によってできないものもあります。
「ワクチン」には大きく分けて「生ワクチン」「不活化ワクチン」「トキソイド」があります。

生ワクチンは、生きた病原体の毒性を弱めたもので、その病気に実際に罹ったのに近い免疫(抗体)を作ろうとするものです。このワクチンを接種すると、体内では病原体の増殖が始まり、それぞれの病原体の性質によって発熱や発疹など、その病気の軽い症状が出る事があります。
ワクチンを接種してから、十分な抗体が獲得されるまでは、約1ヶ月を要すると言われています。勧奨接種の生ワクチンには、ポリオ、麻疹(はしか)、風疹、BCGがあります。

不活化ワクチンは、病原体を殺して免疫を作るのに必要な成分を取り出して、その毒性をなくして作ったものです。このワクチンの場合は、体内で病原体の増殖がありませんので、1回の接種だけでは十分な免疫ができないため、何回か接種して体に記憶させて免疫を作ります。
一定の間隔で数回接種して初回免疫をつけたあと、約1年後に追加接種をして基礎免疫ができあがります。スケジュールを守って追加接種を行わないと、せっかく前に獲得した抗体も少しずつ減ってしまうので、長期に免疫を保持するためにも、追加接種は忘れないようにしてください。勧奨接種の不活化ワクチンには、百日咳、日本脳炎があります。

トキソイドは、細菌が産生する毒素を取り出して、その毒性をなくしたものです。基本的には不活化ワクチンと同様で、何回かの接種で免疫をつけるものです。
勧奨接種のトキソイドには、ジフテリア、破傷風があります。

生ワクチンはほぼ一生効果を持続するものが多いのですが、不活化ワクチンはある程度の期間を過ぎると効果が無くなってしまうので、基本的には追加接種が必要です。
また、インフルエンザウイルスなどの様に少しずつ抗原型が変化する微生物に対しては、毎年、流行が予想される抗原型のワクチンが作られます。なので毎年流行型のワクチン接種を受けなければ効果が得られないものもあります。

毒性が弱いとはいっても、病原体をもとに作られたものですから、体が弱っている時に接種すると思わぬ副反応が出てしまう事もあります。特に、病原体そのものを用いている生ワクチンは、注意が必要です。
同じ種類のワクチンを何回か接種する場合には、それぞれ定められた期間があります。異なった種類のワクチンを接種する場合は、その効果および安全性のためにある程度の期間を空ける事になっています。

定期接種の場合は公費で負担されますが、任意接種のインフルエンザなどは5千円くらいかかります。自分の体調や資金などで考えてみましょう。
今日はワクチンについて話しました。


2004年 5月16日 寄生虫
権力や実力のある人のそばにくっついて生きのびている人は、「寄生虫のような人」と言われます。

寄生虫は他の生物の体内や体表に、持続的または一時的に住み込んで栄養を横取りしている生物の事です。なので、寄生虫という分類の中には、たくさんの生物がいます。

大まかに分けて、寄生虫には体の表面に付く外部寄生虫と、体の内蔵に寄生する内部寄生虫があります。一般的に寄生虫と言った場合は内部寄生虫の事をさします。
これらには多細胞の蠕虫(ぜんちゅう)の仲間と単細胞の原虫の仲間があります。そして原虫の仲間は宿主の体内で増えますが、蠕虫の仲間は一般的には宿主の体内で増える事はありません。
蠕虫の仲間は成長の途中で中間宿主を何回か経てから、最終宿主の体内に入らないと成虫になる事が出来なかったり、土壌に一定期間卵が埋っていないと産まれる事ができなかったりします。
外部寄生虫はノミやシラミ、カイセン、耳ダニ、マダニ、アカラス(毛包虫)、蚊などです。

日本では寄生虫はもう過去の話と思われがちですが、最近は獣肉、鳥肉、魚肉、その他爬虫類、両生類などの生食い嗜好により、寄生虫に感染するケースが増加しています。特にゲテモノがグルメ呼ばわりされて、感染増加を助長していると考えられます。
寄生虫は自然発生はしませんがいろいろな感染源があるので、それを把握して感染させないように気を付けるのが肝心です。基本的に手をちゃんと洗い、生食など危なそうなものを食べなければかなり防げるみたいです。

寄生虫によっては栄養の摂取が困難になったりするだけで気づかないものもありますが、危険な症状を起こす寄生虫は一部しかいないそうです。他はとにかく危険なものには予防をしっかりするようにしたいですね。
今日は寄生虫について話しました。


2004年 5月15日 人畜共通感染症
SARSやトリインフルエンザなど、最近話題になっている人畜共通感染症があります。
WHO・FAOの共催による人畜共通感染症委員会によって「脊椎動物と人との間で自然に移行する、寄生虫を含むすべての病気または感染」と定義つけられています。

感染する病原体となる微生物や寄生虫には様々なものがあり、病気の種類は、今まで調べられた結果、世界中で200種に及んでいます。人間も動物である以上、体の仕組みは動物と共通の部分がほとんどです。動物の病原体の中には人間にも危険をおよぼすものが少なくありません。

犬、猫からは、肺の組織破壊で呼吸困難などを起こす結核。下痢、嘔吐、腹痛、発熱を起こすサルモネラ症。悪寒、発熱、頭痛、高度の全身倦怠感、眼球結膜充血などを起こすレプトスピラ症。皮膚糸状菌というカビによって起こる皮膚病の白癬。妊婦が感染した場合、早・流産、胎児死亡などを起こすトキソプラズマ症。錯乱、幻覚、恐水発作などのマヒやけいれんを起こし死亡率100%と言われる狂犬病などがあります。
オウムやインコからは、突然の高熱、悪寒、頭痛、全身倦怠感を起こすオウム病。激しい頭痛、軽度の発熱、めまい、嘔吐、二重視を起こすクリプトコッカス症などがあります。
ネズミ、ウサギからもサルモネラ症、白癬、トキソプラズマ症などがあります。また、カメもサルモネラ症を起こすそうです。
そして、人に近いとされるサルからは、他の動物と同じようにサルモネラ症、結核、トキソプラズマ症があります。発熱、腹痛、下痢を起こして重症になると膿粘血のみを少量ずつ排泄する細菌性赤痢。マカカ属サルを宿主としたヘルペスウィルスによる熱性、神経性疾患。水疱、潰瘍性皮膚、リンパ節の腫大、意識障害、致死になるBウィルス病。突発の発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚粘膜発疹、咽頭結膜炎などを起こすマールブルグ病。突発の発熱、頭痛、腹・胸部痛、咽頭痛、出血、死亡率高と言ったエボラ出血熱などがあります。

最近は家屋内で様々な動物が人間と同居するようになり、ペットを介しての感染が増えています。対策としては、
咬んだり引っかいたりしないようにしつける。家の中や敷地内ではトイレを決め、その場所で必ず行うようにしつける。感染の可能性のある場所にペットを近づけない。ペットと遊んだ後はきちんと手を洗う、口移しやキスをしない、同じ食器を使わない。珍しいもの、希少価値のあるもの、野生動物をペットとして飼うのは危険です。
また、定期的に獣医の健康診断を受けさせ、感染症のニュースにも注意しておく事などが必要です。しかし、ペット全体の数からみればその発生率はわずかであり、その予防法を実行すれば、人畜共通感染症についての知識をより深めればさほど問題ではないです。

ペットを人間のように扱ったりしなければ、人畜共通感染症にはまずかかりません。ペットが可愛くても、節度をしっかり守りましょう。
今日は人畜共通感染症について話しました。


2004年 5月14日 種痘
今日5月14日はイギリスの外科医ジェンナーが牛痘を近くに住んでいた8歳のジェームズ・フィップスと言う男の子に接種した日で、種痘記念日とされています。

ジェンナーが種痘の接種をした1796年より前の時代では、天然痘は最も恐ろしい病気のでした。天然痘は高熱に引き続いて、全身に化膿性の発疹ができるため、運良く治った人もあばた面になりました。死亡率は10〜20%であったそうです。ですが、この病気に一度かかって治った人は、二度とこの病気にならない事が経験的に知られていました。
そこで、子どもに対して天然痘の膿を皮膚に植えたところ、植えた場所とその周辺に痘疱ができるだけの軽い発症にとどまりました。しかし、中にはこの方法によって全身に痘疱が広がり、防ぐつもりの天然痘によって亡くなる人もあり、さらに、その人から感染が広がるといった悲劇も少なからずありました。

ジェンナーの住む地域で軽症型天然痘(死者は出なく、それほど恐れられてない病気)が流行ました。そこで、ジェンナーは息子を含めた3人の子どもに、軽症型天然痘患者から取った膿を接種しました。この3人は軽い症状が現れ、このあと天然痘の接種もしましたが、症状は見られなかったそうです。ただし、翌年には感染しました。
この事から天然痘そのものでなくても、予防する事ができるという事に気がついたようです。また、乳搾りや羊飼いの女性よりも、都会の女性の方があばたを持った人が多い事に気づいていました。さらに、乳搾りの女性から「私は絶対天然痘にはかかりません。牛痘にかかったことがありますから」という話も聞いていました。
そして、牛痘にかかれば天然痘にはかからない、つまり牛痘によって天然痘の免疫がえられるのではないかと考えました。最初は牛痘にかかった人を対象に、天然痘の接種をしたところ、感染が見られませんでした。
その後も研究を重ね、1796年5月14日に牛痘の接種から天然痘を予防できる事を証明しました。

ジェンナーはこの牛痘接種による天然痘の予防法に関して論文を王立協会に送りましたが、人の病気と家畜の病気が関係しているという内容は受け入れがたい物だったようです。「この論文はあなたのこれまでの科学上の名誉を傷つけることになる」と冷たく返されました。
しかし、彼はあきらめずに論文を自費出版し、貧しい人々に無料で種痘を行って成果を上げて次第に認められました。1803年にはイギリスにジェンナー協会が作られ、天然痘の死亡者が激減し、瞬く間に種痘は広まっていきました。
そして、1979(昭和54)年10月末に世界保健機構(WHO)によって根絶が確認されました。

種痘は天然痘の予防接種の事で、予防接種の歴史はここから始まりました。日本では根絶が確認された時から、接種は行われなくなりました。
今日は種痘について話しました。


2004年 5月13日 感染症
私たちの回りには様々な微生物が住んでいて、増殖しようとしています。これが人や動物のなかで増殖した場合、それらに疾病を引き起こす事があります。これが感染症です。

感染症を引き起こす病原体の種類には、ウイルス、リケッチア、細菌、寄生虫、カビがあります。感染症は直接的か間接的に人から人へ伝染し、流行的に発生する伝染性感染症。それと、人から人へ伝染する事がなく、かかった人だけが発病する非伝染性感染症に別分ける事ができます。

感染症予防法による感染症の類型は、一類・二類・三類・四類・指定・新感染症に分類されています。
一類感染症は感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が極めて高い感染症で5つの疾患が指定されています。
二類感染症は感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が高い感染症で6つの疾患が指定されています。
三類感染症は感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が高くはありませんが、特定の職業への就業によって感染症の集団発生を起こし得る感染症で、1つの疾患が指定されています。
四類感染症は国が感染症発生動向調査を行い、その結果に基づいて必要な情報を一般国民や医療関係者に提供あ公開をしていく事によって、発生・拡大を防止すべき感染症で62の疾患が指定されています。
指定感染症は既知の感染症の中で一類から三類に分類されない感染症において、一類から三類に準じた対応の必要が生じた感染症。1年間の限定で国が指定する感染症です。
新感染症は人から人に伝染すると認められる疾患であって、既知の感染症と症状等が明らかに異なり、その伝染力及び罹患した場合の重篤度から判断した危険性が極めて高い感染症です。

感染症はその病原体や感染経路が異なるため予防方法はそれぞれ違いますが、基本的な予防方法は同じです。
外出後や食事前の手洗いとうがい、日頃から十分な栄養と睡眠をとる事、古いものや危ないものは食べない、予防接種を先に受ける、普段と違う症状が出たらすぐ病院に行く事などです。

感染しても症状が現れない事があります(不顕性感染)。このような人が保菌者(キャリアー)と呼ばれ、感染した事に気が付いていないために菌をばら撒く感染源になる事がしばしばあります。
また、その人の抵抗力が低下した時に発症する事(潜伏感染)もあります。

感染症は感染経路さえなければ、まずかかる事はありません。予防をしっかりとすれば、辛くなる・悲しくなる事も少なくなるでしょうね。
今日は感染症について話しました。


2004年 5月12日 敗血症
2004年5月5日午前1時過ぎにフルーツバスケットの主題歌などを歌っていた岡崎律子さんが、敗血症性ショックによって亡くなられました。

敗血症の患者はしばしばショック状態に陥ります。敗血症性ショックの特徴は末梢血管の拡張ですが、この状態は出血性ショックや心原性ショックなど、他の原因でショック状態が遷延すると、ショックの最終像で共通して出現する所見でもあるそうです。
敗血症性ショックは重度の敗血症の症状で、高齢な老人と低年齢の小児、および他の基礎疾患のある人に多く見られます。この症状が起きると死亡率は50%にもなり、原因菌の除去と入院が早く行われるかどうかで予後が決まると言われています。

敗血症は様々な原因によって体の中に入った細菌や毒素(エンドトキシン・エキソトキシン)などの刺激から、遊離された炎症性サイトカインによって惹起される生体の過剰な反応とされています。
このサイトカインは好中球を活性化させ、活性化した好中球からは蛋白分解酵素・活性酸素などが遊離されてきます。遊離されたこれら蛋白分解酵素や活性酸素の防止機構が破綻して、自己の組織破壊が起きてきます。自己の組織破壊が起きると循環障害・臓器障害となってあらわれて、重度になるとは敗血症性ショックとなります。
敗血症の前には熱が上がる、寒けがする、呼吸数と心拍数が増加する、外見的にも非常に気分が悪そうに(中毒のように)見える、今にも死にそうな感じがする、といった症状が見られます。
これらの症状は急速に体温低下を伴うショック、血圧低下、錯乱その他の精神状態の変化、凝固異常(皮膚の出血性病変により分かる)に進行します。

敗血症はほとんどが集中治療室での治療となります。血圧を保つために経静脈的輸液を行い、交感神経作用薬と呼ばれる強力な薬を経静脈的に投与する必要があります。血中酸素濃度を維持するために酸素療法も開始されます。
感染症は、病原菌が同定される前にほとんどの病原菌に効く抗生物質で治療します。培養により感染原因菌が同定された後は、その病原菌に有効な抗生物質療法が開始されます。また、凝固系の異常を治すために血漿またはその他の治療が必要になります。

敗血症は局所感染の治療を適切に行う事によって予防する事ができます。子どもに対するHIBワクチンのおかげでヘモフィルス性の敗血症の発生は減少しており、子供に対する一般的な推奨予防接種計画に含まれています。脾臓を摘出した、または脾臓に損傷を与える疾患(鎌状赤血球症など)を患った子どもは、肺炎球菌のワクチン接種を受ける必要があります。肺炎球菌のワクチンは追加で予防接種が必要です。
また、肺炎球菌、髄膜炎菌、ヘモフィルスなどある種の病原菌による敗血症の子どもに近しい人(同じ家に住む家族や友人など)にも予防的な抗微生物薬療法が必要になる事があります。これは主治医により処方され、抗微生物薬の種類は関係する病原菌によって決められます。

敗血症はよくある病気ではありませんが、非常に恐ろしい病気です。早期に認識すればショックに進行する事を防げます。予防と早めの診断のどちらかがあれば、もっと岡崎さんの歌を聴く事ができたと思います。
今日は敗血症について話しました。


2004年 5月11日 バラ
バラ(薔薇)は春(5〜6月)が花期ですが、四季咲き性のバラは秋(10月前後)にも咲きます。

バラはバラ科バラ属の総称で、学名をRosaと言います。棘のある木の総称である「うばら」、または「いばら」(茨、棘のあるつる草の総称)が、「ばら」に略されたそうです。万葉集、古今集では、ウマラ、ソウビの名で読まれています。英語の「ローズ」の語源はケルト語の「赤い」という意味に由来するそうです。
現在、一般的にある系統で特に日本で栽培されている主な系統は、四季咲き大輪系(ハイブリッド・ティー・ローズ)、四季咲き中輪系(フロリバンダ・ローズ)、ミニチュア系の3系統と、つるバラ系を合わせた4系統です。

地球上における野バラの生育は、紀元前2千年以前よりあったと言われます。ギリシャ神話でアフロディーテが作ったとされ、ギリシャ時代にはビーナスに結びついて愛と喜びと美と純潔を象徴する花となりました。また、同時代に詩人アナクレオンが「バラなる花は恋の花、バラなる花は愛の花、バラなる花は花の女王」と唄いました。
ローマ人は一輪のバラを天井につるし、その下でした話は一切秘密にする約束を守ったので、「バラの下で」という言葉が「秘密に」という意味で今も残っていたりします。イギリス王室の紋章である「チュードル・ローズ」は、王位継承をめぐって起こった「バラ戦争」のあとで両家が結ばれて赤バラと白バラを組み合わせた紋章となったもので、このバラがイギリスの国花となったなどと言った話があります。

バラの花言葉は、白色、私はあなたにふさわしい。赤色(一重)、内気なはずかしさ。オレンジ、愛嬌。ピンク(ソニア)、輝かしい。ブライダルピンク、私はあなたを愛する。白・赤緑取り(メヌエット)、新鮮・斬新。黄色、貴方の総ては可愛らしい。朱赤色、愛情。淡紫色、気まぐれな美しさ。薄オレンジ、無邪気・爽やか。です。
1月19日、2月10日、3月26日、4月11日、5月14日、6月17日、7月4日、8月3日、9月26日、111月15日、12月25日の誕生花です。
バラの種類もたくさんあるので、もっと調べてみると良いかもしれませんね。
今日はバラについて話しました。


2004年 5月10日 カーネーション
カーネーションは母の日に欠かせない人気の花で、3〜6月が花期ですが、やはり母の日に一番多く出回るみたいです。

カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の半耐寒性多年草です。学名はDianthus caryophyllusで、地中海沿岸が原産地です。江戸時代にオランダから渡来した事から、和名がオランダセキチクと言うそうです。
古代ギリシャ時代から鑑賞が始まり、「冠飾の花(coronation flower)」が変化してカーネーションになったと言われています。また、原種の花の色(濃いピンク)からラテン語の「incarnation(肉色)」が語源との説もあるようです。
学名は「ゼウスの花」の意味とも言われ、その美しさはバラと対をなすものとされていました。

園芸品種として昔から改良されて、最近では特に花色や種類が豊富に出回っています。そして、スタンダードとスプレーに分けられます。
スタンダードは1茎に1花つくタイプです。草丈は60〜120cmで大輪は花径7〜9cm。中輪7〜8cm。小輪は5〜6cmの品種が多い。花色は赤、桃、黄、緑、橙、紫、白、服飾、覆輪、斑入りなどきわめて多くあります。
スプレーは茎が枝分かれし、各茎先に花がつく房咲タイプです。多くは中輪から小輪で花径3〜7cm。1本に3〜10輪くらいつき、丈は70〜100cm。スタンダードタイプより茎が強く花もちも、水揚げもいいそうです。

以前はカーネーションといえばもっぱら切り花でしたが、最近では矮性で花壇や鉢植えに適したボーダーカーネーションも流通しています。
5月10日、11月20日の誕生花です。花言葉は感覚、感動、純粋な愛情です。
今日はカーネーションについて話しました。


2004年 5月 9日 母の日
母の日といえば5月の第2日曜日で、日頃の母の苦労を労って母の恩に感謝する日となっています。

母の日を祝う行事の誕生は、古くからさまざまな説があり、ギリシャ時代では春になるとレアという「神々の母」と言われる女性の神様を称える祭りが行われていたという説があります。
また、17世紀のイギリスでは、復活祭40日前の日曜日を「Mothering Sunday」と決め、家からはなれて仕事をしている人が家に帰って母親と過ごす事が許されていました。この時の贈り物として、「Mothering cake」というお菓子を用意したそうです。この風習が、今日の母の日の原形になっているようです。

現在のように母の日が行われるようになったのは、20世紀初頭のアメリカで母親思いの女性が起こした行動がきっかけと言われています。
1905年5月9日にアメリカのフィラデルフィアに住むアンナ・ジャービス(Anna M Jarvis)の大切なお母さんが亡くなりました。アメリカ・ウェストバージニア州で教師をしていたアンナは、
「お母さんに対しては感謝の気持ちでいっぱいなのに、もうお母さんはもうこの世にいない。お母さんが生きているときにもっとお母さんをたたえて、感謝の気持ちを伝えたかった」と思いました。
そして、他の人に同じような気持ちになってもらわないためにも生前にお母さんを敬う機会を設けたいと思うようになりました。その活動は徐々に大きくなり1907年頃には、母の日の祭日を設ける運動が全米で繰り広げられました。その後1913年に母の日が、アメリカの議会で満場一致で制定されました。

彼女が最初に行ったのは勤めていた学校に470人の生徒と母親達を集めて「母の日」を祝いました。彼女は参加者全員に、彼女の母親が好きだった赤いカーネーションを手渡しました。この事から赤いカーネーションが母の日のシンボルとなりました。
また、カーネーションが母の日に選ばれたのは、この花が母性愛の象徴とされているからで、十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが落とした涙の後に生じた花という言い伝えがあります。他に、中央部の赤はキリストの体から散った血の色とも言われています。

日本に母の日が伝わったのは、大正時代の当時青山学院の教授だったアレクサンダー女史により紹介され、キリスト教関係の団体が中心になってこれを広めました。昭和に入り、3月6日の皇后誕生日が母の日となりました。
戦後、本家にあわせて現在の形になりました。当時、母性愛を表すカーネーションの赤い花は母が健在なる人、母が亡くなられた人は白い花を胸に飾り、母への感謝の意を表わしましたが、業界の提唱もあって次第に母に花を贈るというスタイルになっていきました。

現在ではカーネーションを贈るという型にはまらず、自分が贈りたいものや母親が望むものを贈るのが主流になってきているようです。ですが、やっぱり母の日と言えばカーネーション、なようです。
今日は母の日について話しました。


2004年 5月 8日 杜若
杜若(カキツバタ)は5〜6月頃までが花期で、「いずれがアヤメかカキツバタ」の杜若です。

杜若は原産地が中国、朝鮮半島で、アヤメ科アヤメ属の水湿地に群生する多年草です。学名はIris laevigata、英名はRabbit ear irisです。この花の汁で布を染めたので「書き付け花」となり、それが変化して「かきつばた」になったと考えられています。
漢字で燕子花とも書きます。美しい花の意から、特にカキツバタの異称である顔佳花(草)と言う別名もあります。
室町時代のなぞなぞで「かたえ枯るる林は土のあるばかり若緑そう緑だになし」というものがあります。林という字の片方が枯れてしまえば「木」、これに「土」があると「社」の字。次に若緑の緑がないので「若」、つまり「社」と「若」で答えが「かきつばた」。というのがあるそうです。

杜若は葉の中央に隆起腺がない事、内花被片が細く直立する事、外花被片の中央部に白ないし淡黄色の斑紋がある事などが特徴です。花茎は高さ50〜70cmで分岐せず、頂端に直径12cmぐらいの花をつけるそうです。花色は紫が主ですが、白もあったり、園芸品種として約50種が知られています。

あやめの中で似ていると言われる杜若などの花ですが、
一初(イチハツ)は乾いた土に生え、4月頃から咲きます。花弁の基部に毛があり、葉は幅広で短いそうです。
文目(アヤメ)は乾いた土に生え、5月頃咲きます。花弁の基部は黄色で網目模様があり、葉は細く長いそうです。
杜若(カキツバタ)は水中に生え、5月頃咲きます。葉は幅広で長いそうです。
黄菖蒲(キショウブ)は湿地に生え、5月頃咲きます。黄色い花です。
花菖蒲(ハナショウブ)は湿地に生え、6月に咲きます。葉の表面中央に突起した筋があるそうです。
など、見分けをつける事は一応可能なようです。

三河の国(愛知県)八橋(やつはし)は昔から杜若の名所でした。そこで歌伊勢物語の八橋の段で在原業平と思われる男がカキツバタの5文字を歌に読み込めといわれ旅の心を詠んだそうです。
「から衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
かきつばた、の5文字が句の頭になっています。

杜若の花言葉は幸運、雄弁、幸運を手に入れるです。そして5月13日と7月3日の誕生花です。見分けがつけられたら幸運も手に入るかもしれませんね。
今日は杜若について話しました。


2004年 5月 7日 文目
文目(アヤメ)は5〜7月が花期で、他のアヤメ科は5〜6月までが花期だったりします。

アヤメ科アヤメ属の多年草で、学名をIris sanguinea(Iris:アヤメ(アイリス、イリス)ギリシャ語で「虹」の意味)と言います。
剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から文目(筋道、模様の意)の名がついたと言われています。「綾目」とも書き、花弁の基の黄色部分の縞模様を綾目の字で表現したようです。
菖蒲や渓孫とも言われ、混同されがちになっています。

「あやめ」と書くとアヤメ属の総称を意味しますが、「アヤメ」とカタカナで記した場合はIris sanguineaを指すそうです。

花びらは6枚で、外花被片の中心に近い所は黄色で網目模様があります。内花被片は大きめで直立します。花茎は中空です。乾いた土に生え、湿地には向かない植物です。
いずれがアヤメかカキツバタ、美しくて甲乙つけがたい事の例えですが、文目と杜若(カキツバタ)のは外花被片の模様で識別できるそうです。

花言葉は、よい便りを待ってます、メッセージ、希望です。そして5月11日と6月3日の誕生花です。
今日は文目について話しました。


2004年 5月 6日 菖蒲
菖蒲(ショウブ)は端午の節句に飾ったり菖蒲湯として使われるので馴染みが深いかもしれませんが、花菖蒲(ハナショウブ)や文目(アヤメ)と混同してる人は多いようです。

菖蒲はサトイモ科ショウブ属の多年草で、花菖蒲や文目はアヤメ科で全く違います。名の由来は漢名の菖蒲を音読みした事からで、菖蒲をアヤメと読ませる事もありますが、本来は菖蒲はサトイモ科の菖蒲の事をさします。
沼や川などの水辺に群生し、初夏に茶色の花を咲かせます。花の咲く場所が下の方にある葉が分岐する場所に、さりげなく花穂をつけるなどと独特です。花菖蒲や文目に比べると地味なようです。

菖蒲にはアザロン、セスキテルペン、オイゲノール、アコロン、アコロキシドなど多くの精油を含んでいて、菖蒲湯にすると皮膚や毛細血管を刺激し血流促進効果を示し、神経痛、リュウマチ、腰痛、疲労回復、鎮痛などに効果があるとされ鎮静、保湿作用も期待できます。また、揮発性油成分の芳香によりリフレッシュ効果が得られ、リラックスできるようです。
他に邪気を払うとされている菖蒲酒があります。厄除けとともに健康を願う意味がこめられています。燗をつけたお酒に菖蒲の茎を浸してつくります。香り高いお酒なようです。

「いずれがアヤメかカキツバタ」という言葉があって、アヤメやカキツバタ、花菖蒲がよく似ている事から来ています。また、菖蒲も花が咲くまでは花菖蒲とそっくりだと言われています。見かけた時にでも違いが発見できるか試してみたら面白いかもしれませんね。
今日は菖蒲について話しました。


2004年 5月 5日 端午の節句
5月5日の今日は「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する国民の祝日」として1948年7月公布・施行の祝日法によって子どもの日と制定されました。
これは端午(たんご)の節句が元になっています。

端午の節句は、奈良時代から続く古い行事です。端午は月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味でしたが、午(ご)と五(ご)の音が同じな事から毎月5日を指すようになり、やがて5月5日の事になったと伝えられています。
その頃の日本では季節の変わり目である端午の日に、病気や災厄をさけるために行事が行われていました。中国ではこの日に薬草摘みや蘭湯、菖蒲酒を飲んだりという風習があった事から、日本の宮廷でもさまざまな行事が催されました。
厄除けの菖蒲をかざり、皇族や臣下の人たちには蓬(よもぎ)などの薬草を配り、また、病気や災いをもたらすとされる悪鬼を退治する意味で、馬から弓を射る儀式も行われたそうです。
宮廷での端午の行事も鎌倉時代の武家政治ヘと移り変わってゆくにつれて廃れてきました。しかし、武士のあいだで尚武(しょうぶ=武を尊ぶ)の気風が強く、「菖蒲」と「尚武」を同じ読みな事から、端午の節句を尚武(菖蒲)の節日として祝うようになりました。
江戸時代になると5月5日を徳川幕府の重要な式日に定め、大名や旗本が式服で江戸城に参り、将軍にお祝いを奉じるようになりました。また、将軍に男の子が生まれると、表御殿の玄関前に馬印(うましるし)や幟(のぼり)を立てて祝いました。このような時代の移り変わりによって、薬草を摘んで邪気を祓うという端午の行事が、男の子のお祝いに変化し、庶民にも広まったと考えられています。
明治時代になると新政府の方針で節句行事が廃止され、端午の節句も廃れかけました。しかし、男の子の誕生を祝う行事として浸透している行事は、なくなるわけもなくすぐ復活して今も祝われています。

五月人形の由来。古来長く続いた武家社会の中で身を守る武具はとても大切なものでした。敵から身を守ると共に「邪気、災難から家を守る」として、着用しない時は家の一番大切な場所に保管したようです。これらを模写し、大鎧・兜として端午の節句に飾るようになりました。また、男の子の出生を祝い、将来への夢を託しているのだとも言われています。
鯉のぼりの由来。鯉のぼりは本来武家出陣の際に用いる幟(のぼり)を起源としています。元寇の勝ち戦の日と、足利尊氏の天下統一の日が5月5日だったので、武家社会で幟を立てるようになったいう説もあります。そして、中国の「鯉が黄河を上っていき、その水脈(登竜門)に達したとき、龍になる」という故事から、「鯉の滝のぼり」は立身出世の例えとされるようになり、幟の柄も鯉が主流をしめるようになりました。庶民は幟旗を立てる事は許されていなかったので、代わりとして鯉のぼりをあげるようになります。
武者絵のぼりの由来。旗、さしものの幟類は、遠く鎌倉時代の昔から武門の誉れを誇示し、家の繁栄を願う御印でした。近代ではその威風堂々勇壮たる合戦絵巻に強く、たくましく育ってほしいとの願いを込めて、鯉のぼりと同様に庭や門前にたてられるようになりました。

端午の節句の食べ物としては、柏餅やちまきがあります。柏餅は柏の葉が新芽が出るまで葉が落ちない事から「家系が絶えない」として喜ばれています。
中国戦国時代の紀元前278年に楚の国の高名な詩人、屈原(くつげん)は国王の側近としてつかえ、人々からも慕われていました。しかし、陰謀のため国を追われ、汨羅(べきら)という川に身を投げてしまったそうです。その日が5月5日で屈原の死を悲しんだ人々は、たくさんのちまきを川に投げ入れて弔いました。この物語が、端午の節句にちまきを作って食べるという風習の起源だと言われています。

端午の節句は、男の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての行事が広まっていったお祝いです。柏餅やちまきを食べてお祝いするといいかもしれませんね。
今日は端午の節句について話しました。


2004年 5月 4日 バナナ
バナナは基本的に一年中が旬なんですが、日本の市場的だと旬があります。夏はすっきりとしたものを好む傾向があり、市場的に春と秋が旬になるそうです。
また、基本的に旬がないのは輸入の70%を赤道に近いところから仕入れているためですが、台湾バナナは緯度が北にあるので4〜6月が旬になります。

植物学的に言うとバショウ科バショウ属になり、アクミナータという野生種の突然変異によって生まれたものを育成・改良したとされています。最初に栽培された植物の一つであると言われ、紀元前5000年以上と言われるほど古くからあります。
バナナの原産地はマレー半島でマレー半島→インドシナ半島やインド→マレーシア地域→太平洋諸島へと、インドネシア移民によって広まっていったようです。日本へは台湾を経由して20世紀初期に導入されたようです。
世界各地の亜熱帯を中心に栽培されていて、品種もとても多くあります。和名を「実芭蕉」と言います。果実が熟すると、黄色になる品種が多いですが赤や紫になるものもあるそうです。
バナナは生食用と料理用に大別されて、肉質が柔らかく甘みが多いのを生食用に、硬くて渋みのあるものを料理用にしています。生食用と料理用合わせて200種類以上のバナナがあると言われています。

黄色い熟したバナナだと病害虫が付く恐れがあるため、青いバナナしか入国できません。バナナは青いまま輸入され、加工業者の厳重な温度管理によって熟成されます。だんだん黄色く色づき食べやすい硬さにしたところで市場に出荷します。

バナナは滋養強壮に役立つ高栄養食品で、カロリーやタンパク質、カルシウム、カロチン、繊維質などをたっぷり含んでいます。また、バナナの糖分は消化吸収しやすい果糖やブドウ糖に変わるので、身体に負担をかけない甘さが得られます。
そして、最近は運動食としても注目されています。運動している時に補うエネルギー源として、バナナが適しているからです。その秘密は多く含まれているカリウム(体に取り込まれると筋肉の中で即エネルギーに転換される性質)です。なので、運動時にバナナを食べると、そのエネルギーが筋肉の瞬発力や持続力を高めてくれます。
さらに最近、白血球の数を増やす効果や癌抑制効果などがあるらしい、と研究されているそうです。

かつてバナナは輸入制限があったため、高級品でした。昭和38年に輸入自由化されてからは、大量に輸入されるようになって安く売られるようになりました。安くて栄養があるので、なるべく食べるようにするといいかもしれませんね。
今日はバナナについて話しました。


2004年 5月 3日 健康茶
健康茶は昔から生活の知恵として伝承され、愛用されてきたお茶類の事を言うみたいです。

基本的に健康茶は、「何らかの薬理成分を有する植物の一部または全部を煎じ、その煎じた液を飲用することによって、いろいろな保健効果が得られるもの」を言うので、ハーブや漢方の生薬、民間療法で用いられる薬草などの多くがその対象となってきます。
正確に言うと健康茶は、「薬理成分を有するお茶の木(カメリア・シネンシス)以外の植物を原料とし、その成分をお茶と同じ方法で抽出して飲用するもの」となります。

現在は薬事法により、医薬品として使用され専門的知識がなければ使用してはいけないものと、健康茶として手軽に利用できるものに分類されています。
健康茶として使用可能な原材料において、販売に際して効能や薬効を謳ってはいけないとされています。
下記の健康茶の効能は、現在広く用いられて販売されているものについて、昔からそうした働きがあると言われているもので、その効果の有無について化学的根拠はありません。
はぶ。中国では決明子と呼ばれます。目に活力を与え、目の充血や疲れ目に効果があり、また二日酔いにも効果があるとされています。
はぶ草。はぶ茶(エビスグサ)の葉。緩下・強壮・利尿・胃弱・高血圧に効果があるとさています。
ドクダミ。昔から十の薬効があるので十薬といわれるようになり、利尿・便通・化膿性のはれもの・体毒排出に効果があるとされています。
スギナ。利尿剤・腎炎・膀胱炎・浮腫・林病・助膜炎・肺結核・下痢・下血・回虫駆除に効果があるとされています。
アマチャズル。高麗人参と同じくサポニンの含有があり、高麗人参に勝るとも劣らない滋養強壮健康茶として評価されています。
霊芝(スライス)。血栓を駆除すると言われ、各種の成人病などの現代病に良いとされ、また老化防止にも効果があると言われています。
柿の。ビタミンCが多量に含まれ、動脈硬化・胃腸障害に最適で、歯・血管・胃の強化に効果があるとされています。
クコ。滋養強壮の妙薬とされ、呼吸器系統・循環器系統・消化器系統と幅広く効果を発揮するそうです。
熊笹。古くから高血圧の妙薬として知られ、胃弱・糖尿病・喘息・風邪に効果があるとされています。
青紫蘇。心臓の動脈硬化に対する防止、慢性胃炎・胃潰瘍などにも効果があるとされています。
アルファルファ。ミネラルが豊富、ビタミンEが多く含まれ便秘・貧血等に効果があるとされています。
オオバコ。消炎の効があると言われ、膀胱炎や血尿などに効果があるとされています。また、明目、健胃強壮薬としても評価されています。
アロエ。別名「医者いらず」と呼ばれ、万病に効果があるとされ、胃腸障害には特に効果があるとされています。
グァバ。酸性体質をアルカリ体質に変え、糖尿病・高血圧に効果があるとされ、ビタミンCも多く含まれています。
琵琶の葉。昔から胃病・神経痛・暑気あたりの漢方薬として使用され、特に胃弱の方に効果があるとされています。
ヨモギ葉。痰の切れをよくし、咳をしずめる効果があり、喘息・神経痛・冷え性に効果があるとされています。
桑葉。補血・強壮剤として中風・高血圧・動脈硬化に効果があるとされ、消炎利尿・鎮咳・緩下剤にも効果があるとされています。
杜仲葉。タンパク合成機能が強く、細胞活性化作用があり、滋養強壮・神経痛・老人ボケに効果があると言われています。
明日葉。クラボノイドが含まれていて利尿緩下作用があると言われ、新陳代謝を促進し増血効果、高血圧にも効果があるとされています。
甘草。解毒作用があるほか、急激にあらわれる痛みや咳などに有効です。また胃潰傷にも効果があるとされています。
陳皮。ミカンの皮で風邪に効果があります。また、胃腸を整えシャックリにも効き目があるそうです。
さんざし。クラテガル酸の作用で、胃液の分泌を促進し消化を助けます。消化機能が高く食欲不振、下痢に効果があるとされています。
蕃柘榴。糖尿病の健康茶で、糖分を分解しエネルギ−に変える働きがあるとされています。
マタタビ。別名モクテンリョウで、身体を暖める効果があり、疝気の鎮痛薬としてまた精力剤として使用されています。
タンポポ根。肝臓の脂肪変性を抑えるコラリンが含まれていると言われ、肝炎・黄疸・健胃・むくみに効果があるとされています。
ハト麦。むくみ・脚気・腎臓・膀胱の結石などに効果があるとされています。また美容効果も大きく肌を美しくすると言われています。
ウコン。古くから芳香健胃・利胆・通経のなどに用いられています。根茎はカレ−粉の原料にも使用されています。
ウコギ。耐久力・集中力・抵抗力を高め、二日酔い・強壮・ストレスに効果があるとされています。
うらじろがし。各種の結石(膀胱結石、肝臓結石、胆石)に解石効果があるとされ、浴湯に使用すれば麻疹にも効果があるとされています。
ギャバロン。血圧降下作用があると言われる緑茶を加工したお茶です。
松葉。冷え性・低血圧症に効果があるとされ、寝る前に飲むと寝つきがよくなり不眠症の方に良いとされています。
銀杏葉。コレステロ−ル値を低下させると言われています。また夜尿症にも効果があるとされています。
ゆきのした。昔から子供のひきつけを鎮めるとして知られています。また、しもやけ・凍傷の湿布としても効果があるとされています。
ふじばかま。秋の七草のひ一つです。皮膚のかゆいとき入浴剤として用いると効果があるとされています。
にわとこ。昔の接骨医は骨折治療にこの木を使ったため接骨木と言われています。発汗・解熱に良いとされています。
連銭草。利尿作用があるため腎臓・膀胱結石に効果があるとされています。
くみすくちん茶。利尿・腎疾患・痛風に効果があるとされています。
おとぎり草。月経不順・リュウマチ・神経痛に効き目があり、鎮痛剤としても効果があると言われています。
はこべら。春の七草の一つです。血液の浄化作用があり、整腸・健胃に良いとされ、乳の出をよくする効果があると言われています。
すいかずら。別名キンギンカで、解熱・解毒に効果があると言われ、はれものに用います。食欲増進・冷え症にも効果があるとされています。
はすの葉。解熱・利尿・止血などに効果があるとされています。
延命草。小豆島のある寺で数百年前より腹痛・胃痛・食あたりによいと四国巡礼のお遍路さんに分けていたと言われています。
くちなし。クチナシの実にはアルファクロシンがふくまれ鎮静・利尿の作用があると言われ、ノイロ−ゼ・神経衰弱・不眠症に効果があるとされています。
なるこゆり。別名オウセイで、滋養強壮・強精に効果があるとされ、虚弱体質・病後の体力回復に効果があるとされています。
ういきょう。別名フェンネルとも言い、香味料にもなります。胃疾患・腹痛に効果があるとされています。
ギムネマシルベスタ。砂糖の甘みを消してしまう作用が有る事から砂糖を壊すものの別名が与えられ、糖尿病に効果があるとされています。
ルイボスティー。ジンマシン・アトピ−性皮膚炎・アレルギ−症状に効果があるとされ、肌に血行を与え、美容に最適とされています。
マテグリ−ン。マテイン・葉緑素・鉄分・カルシュウム・ビタミンなどミネラルが豊富で痩身美容効果があるとされています。
マテブラック。マテグリ−ンをロ−ストしたもので、ミネラルが豊富で痩身美容効果があるとされています。

健康茶は、最低限の知識を身につけてから利用すれば十分健康に役立てられますが、正しい使い方をしないと害になる作用も少なからずあります。健康茶は温和な性質の植物が多いのですが、健康維持が目的ならまずは温和な効果の健康茶から選ぶのが無難です。

健康茶は効果自体はあまりありません。なので、効能だけでなく、飲み続けられるように香りや味の好みが自分にあったものを選ぶようにしましょう。
今日は健康茶について話しました。


2004年 5月 2日 ゴールデンウィーク
ゴールデンウィーク(GW)は4月末〜5月初めにかけての大型連休の事で、黄金週間とも言われます。

4月29日のみどりの日から5月初めの子どもの日にかけて、休みの日が続く期間の事をさす和製英語です。
間の平日を休みにする事で連休にしやすいからで、祝日法の改正によって連休が生まれた昭和23年に映画館が大盛況となり、映画館経営者の間で「とてもすばらしい週間」という意味で使われ始めたのが広まったそうです。仕事の関係で続けて休みのとれない方に配慮した「大型連休」と いう言い方も定着しています。
以前は休日がとびとびになった事から「飛び石連休」という言い方がされましたが、祝日法の改正からはあまり言われなくなりました。

大型連休は石油ショック以降、「のんきに何日も休んではいられない」と抵抗感を示す人が目立ってきた事、「カタカナ語や外来語はできるだけ避けたい」、「長すぎて表記の際に困る」、「週休2日制の定着で10日ぐらいの連休になって、ウィーク(週間)も的確な表現ではなくなってきた」などの理由から「大型連休」を使っているそうです。

この期間は、繁忙期の一つで一般に多くの観光地・繁華街が混雑し、海外への航空券の値段も高騰します。また、連休を利用しての帰省などもあります。

中国にも似たようなものがあり、黄金周といって年に2回あります。労働節(5月1日)から始まる一週間と国慶節(10月1日)から始まる一週間です。期間中に3日間の法定休日があり、2日間の振替休日を加えて、土日も入れた7連休にしているそうです。

この時期は移動手段が限られたり、かなり時間がかかったりするので移動の時に注意が必要になります。出かける場合は早めに出るのがいいかもしれませんね。
今日はゴールデンウィークについて話しました。


2004年 5月 1日 お茶
人にお茶を勧める時、「一服」と言う言葉を使う時があります。それはお茶がかつて薬用として、使われていたために薬と同じように呼ばれていたからです。

お茶の原産地は、中国大陸西南部の雲南省・四川省あたりを中心とする広い地域とする説が有力です。記録だと漢の時代の奴隷売買証文の中にお茶という単語が出ていて、それが最古のものであるとされています。
しかし、お茶の木の成育していた所と、漢文化の発生した所はとても離れている事から実際はもっと古くから存在したと考えられています。
日本には奈良時代には既に渡来していたとの記述があります。当時のお茶は大変な貴重品で宮廷人や京の貴族など限られた人々のものでした。それを武家社会に広め、さらに後に庶民の飲み物になるきっかけを作ったのが、禅宗を学んだ鎌倉時代の禅僧栄西です。その後、お茶は弾宗との結びつきから茶道という独自の文化をつくって広まっていきます。
現在のような煎茶が日常茶飯の飲み物になったのは江戸時代になってからです。お茶の葉にお湯を直接注いで飲む「淹茶式」の飲み方が伝わり、広く日本人の喫茶法として定着したと言われています。そして、江戸末期には現在飲まれているようなお茶がつくられるようになりました。

お茶の木は椿(ツバキ)の仲間の植物で、学名を「カメリア・シネンシス」と言います。常緑樹で寿命が長く、秋には白い小さな花をたくさん咲かせます。この新芽や若葉などを原料として作られたものを「お茶」と言います。
なので、厳密にはハーブや健康茶(杜仲茶、ドクダミ茶、十六茶、鳩麦茶)などは「お茶」には含まれません。
お茶は摘み取ったお茶の葉をどのように加工するかで、3種類に分けられます。「お茶の葉を発酵させるかどうか」と、「発酵させるならどの程度発酵させるか」で決まります。その度合いによって、「発酵茶(紅茶)」「半発酵茶(烏龍茶)」「不発酵茶(緑茶)」に分けられます。

お茶には肥満抑制効果があり、他のお茶類にないビタミンC、E、ベータカロチンが少量ですが摂れます。また、虫歯予防のフッ素や口臭予防のフラボノイドが摂れるそうです。
お茶の渋み成分のカテキン(タンニン)によって抗菌・抗ウイルス作用があり、食中毒や風邪予防に有効です。さらに、血糖・血圧・血中脂質の上昇抑制作用があり、成人病予防に有効です。あと、強い癌抑制作用や胃液の分泌を促進し消化を助ける働きがあります。
お茶にも含まれているカフェインによって血液の循環をよくし、心拍数を増加させ酵素消費量を上げる、利尿作用がある、中枢神経を刺激して脳の働きを活性化させるなど、さまざまな作用があります。
緑茶、烏龍茶、紅茶の3種類は原料が同じなので、その働きも同様とみられています

ただし、お茶と鉄剤をいっしょに摂る事はカテキンによって、鉄分の吸収率が低下してしまうので注意が必要です。また、体が弱っているとカフェインの分解に時間がかかるので、カフェインが少なめのほうじ茶や麦茶を飲むようにしましょう。

お茶は10杯近く飲まないと効果がないので、最近はお茶から抽出しものよりも、お茶の葉自体を食べるという事もあるそうです。自分にあった摂り方が良いでしょうね。
今日はお茶について話しました。


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