ひざの痛みについて、原因と対処法
関節痛・・・
60歳を過ぎる頃になると、約80%の人が膝の関節痛を感じます。
その多くは加齢とともに長年つかってきた軟骨の磨り減りが原因といえる老化現象によるものです。
また、膝の関節は体で最も大きい関節なので、関節が大きい分それがかえって痛みを敏感に反応させてしまう特徴があります。
膝の痛み・・・
階段の昇り降り、歩行、そして膝を曲げる時などに多く発生します。
つまり膝を曲げた時 そこに体重が加わると 膝の内側、膝の下、膝の外側にそれぞれ痛みがおきます。
膝の内側痛は ふくらはぎの筋肉が疲労したときにおこります。
下肢は膝の上下(大腿部と下腿部)が一直線ではなく膝から下が約十度
ほど外側に向いています。
そのため、膝の内側の筋肉がいつも伸ばされ体重を多くうける状態になってしまう訳です。
ですから、その体重の負荷が原因となり 足の内側部の筋肉が疲労し膝の内側痛がおきます。
膝の下部の痛みは 太ももの筋肉が疲労したときにおこります。
階段を下りようとして着床するとき、また、歩行中に足を前に出して着地するときなどです。
これは膝を曲げた状態に発生するので、太ももの筋肉が伸ばされたときに起きる痛みといえます。
骨・・・
人が直立歩行できるのは、横にしっかりと張り出した骨盤とこれに支えられて ゆるやかに湾曲している背骨の形状のおかげです。
背骨が弓なりに湾曲し、靭帯や筋肉がその湾曲を前後左右から引っ張っているため、歩行中に起こる上下運動の衝撃が緩和されるのです。
よって、背骨、骨盤にゆがみがあると 左右均等のバランスが崩れ正しい歩行姿勢が保てません。すなわち、膝が正しい構造を保てなくなるという事になります。ここにも無理な膝への負担からくる膝の痛みの原因があります。
まずは、体のゆがみを整えることがなによりも肝心です。
そして、正しい姿勢で歩くことが 膝の痛みを解消する第一歩となります。
筋肉・・・
歩行は筋肉、靭帯、腱などが総合的に一連の動きをすることによって膝関節をサポートし、負担なく自然な歩行ができるようになっています。
おしりの筋肉や太もも表側の筋肉が弛み、太もも裏側の筋肉が縮むとその足の股関節と膝関節とが曲がりふくらはぎの筋肉とその裏の筋肉、アキレス腱が協力して踵を持ち上げる働きをします。そして足が持ち上げられます。
もう一方足は これと逆のメカニズムにより振り下ろさるというしくみです。
日常生活において 膝にかかる重力は体重の三倍近くといわれています。
膝関節周辺の筋肉がひとつでも疲労したり、筋力低下をしてしまうと、その負担は直接膝関節にかかってしまいます。
膝の痛みは このような負荷が原因で多く発生します。ですから、足の筋肉は日頃から筋肉疲労の回復を意識し柔軟にしておくことがとても大切ということなのです。