|
バイオグラフィー
コンセプトは元々プログレッシヴ・メタルを標榜する2人の男から始まった。彼らは音楽と意識、音楽と自己理解、音楽と自己認識の関係性という"3つの疑問"と音楽をどう結びつけるかという観点からバンドをスタートさせたのである。それから少しして、バンドはA.T.T.(About Traverse Tracks)というバンド名で活動し、1999年の9月にA.T.T.名義でのデモ"Abstractive Fallacy"をリリースした後、改めてマリアーノ・クローチェ(Gu)、アンドレア・マストロイアーニ(Key)、ジャンニ・カルチオーネ(Vo)、デヴィッド・フォルチット(Dr)というメンツで2000年の1月に結成された。彼等の1stデモ"Time Before"はその年の2月に作られ、同年6月にイタリアのUnderground Symphonyと契約を結ぶに至る。
その後バンドは2001年の3月から4月にかけて1stアルバム「REASON AND TRUTH」をZenith Studiosでレコーディングしたのだが、色々な問題が重なり1stアルバムがNew Sin Studioでミックスされたのは1年半後の2002年10月のことだった。結局1stアルバムがリリースされたのは2003年にずれ込んだのだが、アルバムは日本でも発売され、数あるイタリアン・メタル・バンドの中でも注目を置く存在になったのである。この1stアルバムはデモ"Time Before"に付随した概念と、元々バンドが持っていた「自己意識」という観点をミックスさせた文字通りコンセプトで作られたと言う。しかしその後、ドラマーのデヴィッドが脱退してしまい(ちなみに彼は同国のエピック・ブラック・メタル・バンド、STORMLORDのメンバーでもある)、新たにルカ・ウルビナティを追加するという運びになったのだが、何と、バンドは彼等のHPで2ndアルバムで叩くドラマーはどっちがいいか?という投票を行ったのだ。結果、デヴィッドが勝利し、バンドに戻ってくるという経緯に至った。2004年に入りバンドは2ndアルバムの制作にとりかかり、こうして本作"The Divine Cage"が完成したのだ。メンバー全員が元々影響を受けたと言う音楽性にプログレッシヴ・メタルが含まれている事からも分かるように、コンセプトの音楽性はメタルmeetsプログレッシヴである。しかし、プログレッシヴと聞くと取っ付きにくい印象があるが、彼等の音楽性は所謂メロディック・パワー・メタルに、すんなりとプログレッシヴな要素を含ませる事により、自然の流れで聴けてしまうという威力がある。そこに楽曲の良さが証明されているのである。
|