ORPHANAGE
INSIDE



   
(TKCS-85006)
アーティスト名:ORPHANAGE/オーファネイジ
アルバム・タイトル:INSIDE/インサイド
国名:オランダ
 ジャンル:デス・メタル
発売日:2000年11月22日

デス・メタル界に新たなる異端児現れり!
グルーヴィにうねるサウンドに女性ボーカリストをフィーチャーした独創的デス・サウンドがシーンに革命をもたらす!
オーファネイジ,オランダより到来!


バイオグラフィー
2000年夏、彼等の最新にして最高傑作“Inside”が2年間の沈黙を破って遂に発表された。彼らは既に2枚のフル・アルバムをリリースしており、一概にデス・メタルの一言では括る事の出来ないその特異な音楽性からヨーロッパ・アンダーグラウンドシーンでは密かに話題となっていたのだ。では、ここで彼等の歴史を辿ってみよう。彼等がORPHANAGEとして活動をスタートさせたのは1994年のことだった。デヴュー作“Oblivion”ではケルト系の雰囲気という不思議な空間にゴシックを取り込んでおり、このころから彼等の独自性が十分窺い知れる作品ではあった。続くセカンド・アルバム“By Time Alone”はそれらの要素にさらなるアグレッシブとグルーヴを加えたものになっており、デスの要素が高まりつつあった。そしてこれまで以上の彼等の成熟された音楽性を存分に詰め込み完成されたのが本作“Inside”である。ちなみに彼等は先述した以外にも2枚のデモ・テープとライブCDを発表している。その後、オランダ、ベルギー、ドイツ、オーストリア、スイスのクラブツアーに加え、“Graspop”“Summer Metal Meeting”“A Campingflight To Lowlands Paradise”といったイベントにも参加し、あのダイナモ・オープン・エアに2回も出演するほど広範囲のプロモーションを展開している。またKreator、The Gathering、Grip inc.、Sodomらと行った北ヨーロッパのツアーではオーディエンスの熱狂ぶりが特に素晴らしかったと言う。またExdosやWithin Temptationのメンバー、5人組みホーン・セクション、14人の聖歌隊などのステージ上ゲスト参加もあったらしい。彼等の独自の音楽スタイルはますます進化を遂げていくに違いない。その勇士をここ日本で味わえることは何とも嬉しいことである。


アルバム概要
 困ったことに、Orphanageにはジャンルがない。本作“Inside”を一通り聴いてみて的確に当てはまるそれが思い浮かばない。一言でメタルと言えど、数限りなく細分化された昨今あらゆる音楽に何かしらジャンルと呼べるものがあるはずである。さらに何度も聴き返す。やはり分からない。つまり彼等のサウンドは今までに無いサウンドなのだ。とりあえず資料にはデス・メタルとあるのでそう記述しておこう。本作の最大の特徴と言えばボーカルスタイルであると言えよう。地底から湧き出るかの如く咆哮するGeorge Oosthoekのデス・ボイス、Rosan van der Aaの女性ならではの魅力的で透明なメロディック・ボイス。この全く違うタイプの2ボーカルと、超ヘヴィでうねりのあるギター、ベース、ドラムといったバッキング勢との掛け合いを見事に表現させたことが、本作をより過激により鮮麗に仕上げている要因であろう。さらに忘れてはならないのはキーボードの存在である。本作全体にミステリアス、シンフォニックといった要素を醸し出し、さらにオーケストラ・テイストを織りなすといった効果を与えている。しかし今挙げた表現に最もうまく絡んでくるのは何と言ってもRosanである。女性ボーカリストが存在するゆえ、幻想的で荘厳なイメージがより一層引き立つのである。Jなどは実に幻想的でファンタジックであり、まるで映画のサントラの様である。ところで、デス・メタルと一応表現した以上ブラスト・ビートや速い曲がイメージされるだろう。が、バッキング特にリズム隊は非常にうねっている。語弊があるかもしれないがKORN やLIMP BIZKITといったいわゆるヘヴィ系を彷彿とさせる部分も多々見られる。本当に様々な要素が融合されて本作が出来上がっているのだ。改めて今まで聴いたことの無いタイプのサウンドであると実感するわけである。さらにあのCradle Of FilthのボーカルDani Filthに似た声が所々で出てくるのだが、これは一体誰なのだろう。1つ疑問に残る。とにかくOrphanageは私達に斬新且つ衝撃的な印象をまざまざと見せつけてくれた。まさにOrphanageは Orphanageでしかあり得ない。そう思わせてくれる一枚だ。

収録曲
1.Grip/グリップ
2.Twisted Games/ツィステッド・ゲームス
3.Inside/インサイド
4.The Stain Remains/ザ・ステイン・リメインズ
5.Pain/ペイン
6.Deal With The Real/ディール・ウィズ・ザ・リアル
7.Behold/ビホールド
8.Weakness Of Flesh/ウィークネス・オブ・フレッシュ
9.Kick/キック
10.Drag You Down/ドラッグ・ユー・ダウン
11.From The Cradle To The Grave/フロム・ザ・クレイドル・トゥ・ザ・グレイブ
12.Cancer/キャンサー(日本盤ボーナス・トラック)
13. Deceiver/ディシーヴァー(日本盤ボーナス・トラック)
全13曲収録

バンド・ラインナップ
George Oosthoek: ジョージ・オースソーク:Vocals
Rosan van der Aa:ローザン・バン・デ・アー:Vocals
Eric Hoogendoorn: エリック・ホーゲンドーン:Bass
Lex Vogelaar: レックス・フォゲラー:Guitars
Erwin Polderman: アーウィン・ポルダーマン:Drums
(現ドラムはSureel:シュレール)
Guus Eikens: グース・アイケンス: Keyboard
Produced by Orphanage