( 進化論の矛盾 )
Charles Robert Darwin(チャールズ・ロバート・ダーウィン)1809〜1892
イギリスのシュールズベリーで生まれたダーウィンは、当時の人々が思い描いていた「人類創
造は神の力添え」と言う既成概念を打ち破り、総ての種は共通の起源があると1858年、自
然科学者アルフレット・ラッセル・ウォーレンと協同で、ロンドンのリンネ協会の会報に『変
種を形成する種の傾向、ならびに種の永続・および自然淘汰にによる種の永続』と言う革新的
な論文を掲載しました。
彼等の主張は、生物学者や社会学者ならびに、一般の思想家に大きな影響を与えた偉大な論理
だと思います。 何より、神や仏と言う曖昧な概念から脱却した事に価値があります。
ダーウィンは、5年以上もビーグル号に乗船し、南アメリカで化石になった哺乳類の骨を発見
し、中に化石と現存する生物の相違を検証したり、ガラパゴス諸島では巨大な亀や鳥が他の島
々と異なる形態をとっている事を知り、種の変化についての推理が強められた様です。
それから20年後、ダーウィンは著『種の起源』で、進化論を詳しく説明しています。
< 種の起源を抜粋すると >
「色々な種は多くの植物によって覆われている。 茂みには小鳥や飛び回る昆虫がおり、また
湿地には蠕虫などが這い回る。 このうっそうとしている岸辺を熟視し、これほど見事に作ら
れ・これほど異なって・これほど複雑な方法で依存しあった生物が、総て我々の周辺で作用し
ている法則によって生み出されたもの事を熟考するのは興味深い、これらの法則は非常に広い
意味にとらえれば、成長と生殖の法則・ほとんどの生殖の法則に含まれる遺伝の法則・生活条
件の直接および間接の作用の結果・また用&不用の結果として生じる変異性の法則・種の非常
な繁栄を引き起こし、生存競争に駆り立て、その結果として自然淘汰を起こさせ、形質の分岐
に不完全な種類の絶滅を決定する。 生殖の法則である。 それゆえ、この自然の戦いの直接
の結果は死や飢餓であるが、我々が考え得るもっとも素晴らしい事柄、つまり高等動物の産出
と言う事実でもある。 生命を直視する、この方法に真の偉大さがあるのではないだろうか?
重力作用によって定められた法則に従って、我々の惑星が軌道を回転し続けるあいだに、あれ
ほど単純な発端から生じた美しく・素晴らしい無限の形態が絶えず発達し、今なお発展し続け
ているのである」
確かに、自然学や医学に精通したダーウィンの主張は、当時の大衆を納得できる力があったと
思います。
しかし私は、ダーウィンがガラパゴス諸島で行った動物の観察に疑問を持っています。
ゾウガメやウミイグアナの生態観察であれば、進化論を語る良い題材になった筈です。
ただし、ダーウィンが注目したのが小鳥(通称・ダーウィンフィンチ)だった事に違和感を
覚えます。
「ガラパゴスに遣って来た最初の鳥は、常食としていた種子が不足するまで繁栄した、そして
飢餓に直面して最も力が強いものだけが生き残り、これが遺伝性の偶然の出来事にによって肉
食動物になったであろう」とフィンチの進化を説明しています。
これは、間違いです。
ガラパゴスにエサを求めて飛んで来た鳥は、食糧が尽きると新天地を探す能力があります。
メジロが、梅や桜の開花を予想し日本中を移動する様に、フィンチも本能に従ってエサがある
地を探す事が出来るのです。
また鳥類は、強い種が生き残ったり体の大きい種が優れている訳ではありません。
現実に、タカ(猛禽類)やアホウドリ(大型種)は、絶滅の危機に瀕しています。
鳥類は、一見貧弱に思われる小型の種が進化の証です。
地球環境が激変した場合、大量の食糧(富)を必要とする生物から淘汰が始まるのです!
マルサスの『人口論』によれば「種の増加と富の分配は比例せず、食糧不足が生存競争や自然
淘汰を加速する」と言っています。
『マルサス主義』は 種が絶滅に瀕した時、食糧(富)を多く必要とする種から先に滅びると、
弱肉強食とは根本的に違う論理を生み出しています。
ある意味で、強い者(飽食)が滅びても弱い者(粗食)は生き延びると言っている様に聞こえ
ます。 確かに、的を射ています。
定員を超えた吊橋は、重量に耐えかね何れ崩落する例えです。 そこには、身分・年令・男女
の差はありません。 それが、マルサスの言う人口増加は破滅を齎すとするとの考えです。
この論理こそ、正論です!
限られた地球の富は、人口の増加に反比例して減少し“砂上の楼閣”である文明は、刹那的に
終焉するするのだと思います。
そこには、弱肉強食も身分の隔たりもありません。
「吹くらび過ぎた風船は必ず破裂する」、それは物理現象です。 歴史上 幾多の文明が、栄華
の果てにに衰退し崩壊したも、人口増加により食糧(富)の分配が破綻した為です!
何事も“過ぎたるは及び難し”、その抑止力は節度であり倫理ではないでしょうか?
マルサスの『人口論』は、『進化論』より遥かに説得力のある論理だと思います。
何より、曖昧な仮説でない事です。
ダーウィンの『種の起源』は、空想であって現実ではありません。
「強いものだけが生き残った」、そんな論理は自然界で通用しない仮説です。
論文が優れている事と、論理に信憑性がある事は、根本的に違います!
ダーウィンが5年程度の旅で、フィンチの生態を究明するのは不可能だと思っています。
正直言って、フィンチを50年〜100年に亘り監察したところで、その生態は把握できませ
ん。
ご存知の様に、鳥類は1億4700万年前のジュラ紀後期、小型恐竜が進化したと言われる始
祖鳥の末裔です。
500万年ほどの歴史しかない人間が、推測や仮定で軽々に鳥の進化を語るのに矛盾がありま
す。 ましてや『進化論』は、想像の域を脱していない事に、違和感を覚えます。
何より、鳥の生態を理解していないのです!
ダーウィンが、ガラパゴスで見たフィンチは特別ではありません。 単なる、新種の発見に他
ならないのです。
種子を食らう鳥・果実を食らう鳥・虫を食らう鳥・血を食らう鳥・肉を食らう鳥・・・、そん
な鳥類は決して珍しくありません。 同属であっても食性が違う鳥は、無数に存在します。
ましてや、多くの鳥は飛ぶ事が出来ます。 種子を常食にしている鳥は、餌がなくなれば数百
キロ〜数千キロ、場合によって世界中を旅し食糧を求める事が可能です。
鳥類は人間と違い、土地に執着し自ら飢餓を耐える生き物ではないのです。
ダーウィンの言う「フィンチは、常食としていた種子が不足すると、果実や虫や血や肉を食ら
う鳥に豹変した」、それは進化とか弱肉強食とは異なります。
鳥類は、気が遠くなるほど長い時間をかけ、自らの生態・性質を変えたのです。
進化とは、科学的でも医学的でも計算でもなく、自然に従う事だと思います。 単に、環境に
身を委ねるだけの事です。
それは“順応同化”と言うものです!
ヒマワリの種をついばむシメと、硬い殻の割り方を学ぼうとするスズメ。 しかし、スズメは栄養価の
高いエサを常食にする必要はないのです。 シメの様に、肥え太れば進化は停止してしまいます。
私は、人間社会の片隅で細々と生きる野鳥が好きです。
食糧が多い筈の山里を嫌い、自然破壊が進む人里で暮らす鳥達を、愛おしく思います。
勿論、天敵である猛禽類(タカやフクロウ)を恐れているのは知っています。
しかし野鳥が、我々人間に何かのメッセージを伝えている様に感じています。
それは、文明社会の矛盾を身を持って警告しているかの様です。
「我々 鳥類が滅びるか、人間が先に滅びるか」、それほど地球環境は病んでいるのです。
少なくても鳥達は、私に色々な発想(論理?)を与えてくれます。
ダーウィンの『進化論』は、根本的に間違っていると教えてくれたのも“野鳥”です。
また命や健康を、医者にクスリに依存するなと教えてくれたのも“野鳥”です。
先日、仕事先の伊達市で日本一小さな野鳥・キクイタダキ(体重5グラム)を見つけました。
透きとおる様な鳴き声と可愛い姿に、暫し我を忘れて見入ってしまいました。
メジロやミソサザイと同様に、極限の進化を観た思いです。
この小さな隣人達に、末永い幸運がある事を祈っています。
平成19年12月16日・記
南米エクアドル領・ガラパゴス諸島の実態
ダーウィンが、著『種の起源』を出版し今年で150年になる様です。
この節目に、進化説の論理を生んだ ガラパゴス が、俄かに脚光を浴びています。
ガラパゴスは、南アメリカのエクアドルから西に1000キロ・大小70の島々からなる火山
島で、大陸から海で隔離されている為に生物は独自の進化を遂げたと言われています。
確かに植物や泳げない動物・飛べない動物は、気象の変動(環境の変化)に耐えガラパゴスで
生存の礎を築いたと想像できます。
しかし、ガラパゴスアシカやダーウィン・フィンチは、不毛の地に留まる理由はありません。
彼等には、食糧の豊富な大海や大陸に移動する能力が備わっているのです。
特にフィンチは、ダチョウやヤンバルクイナと違い、飛ぶ事を止めた鳥ではありません。
その気になれば、南米の肥よくな大地まで短時間で辿り着く事が可能です。
ダーウィンが観察した鳥が、何故にガラパゴスに留まり生態を変えたのか、理解できない矛盾
が残ります。 ダーウィンが、短期間で13種類のフィンチを発見した事と、生物の進化を論
理的に究明した事と全く次元が違います。
ダーウィンの解説から、生物の進化を証明する論拠は、何一つ見当たりません!
ダーウィンは、5年ほどビーグル号で世界中を航海し、数年後に『ビーグル号航海記』を出版
しています。 その時点では、ガラパゴスで発見した生物の詳しい描写がされていたと思いま
す。 しかし、20年後に書いた『種の起源』は、あくまで回想録であり憶測です。
進化説の論理は、自然学者アルフレット・ラッセル・ウォーレンが先行していたにも関わらず
、著者として知名度が高かったダーウィンが、著作権を独占したのは歴史上の事実です。
それでも、『種の起源』は大勢の読者から受け入れられた様です。
そして、ガラパゴスに対する興味が高まったそうです。「珍しい植物や動物が多い」、進化論
の発想はその程度の内容だから、大勢の人に受けたのかも知れません。
誰しも、生命の神秘など眼中に無いのだと思います。
世界中から観光客が島に集い、一時期 ガラパゴスの環境は急激に乱れたと聞きます。
そこで、世界自然遺産として第一号に登録され厳しく管理されたものの、ガラパゴスの環境破
壊は改善されていません。
エクアドル政府は、自然保護より観光誘致を優先した様です。 世界自然遺産指定は、同時に
自然破壊の元凶になるのは当然です。
観光客が運んだと思われる種子が、ガラパゴス固有の植物・約700種の生態系を破壊し、約
800種の外来植物が島を占領していると言われます。 ガラパゴスに住む生き物は、確実に
食性が変わっています。 病気を齎す細菌やウイルスも、増え続けています。
そんな中で、ガラパゴスに住む生物は進化を続けるのでしょうか?
答えは簡単です。 進化とは裏腹に、絶滅の危機に直面しているのです!
その反面、エクアドル領ガラパゴスの住人は観光で潤い、元々4千人程だった人口が現在2万
8千人と、世界一の人口増を記録している様です。
皮肉です。 ダーウィンの『種の起源』によってガラパゴス固有の生物は絶滅を強いられ、ガ
ラパゴスの住人だけが増え続ける。 こんな矛盾はありません!
平成20年1月7日・記
進化論の矛盾と崩壊
150年以上前、ダーウィンはビーグル号で世界旅行しました。
5年間の旅で、たまたまガラパゴスに立ち寄り、珍しい動植物を発見した事が切欠で、生物の
進化を推理する『種の起源』を執筆しました。 推理と断定するのは、「進化論」を説いた時
期が、旅行から20年後だったからです。
既にダーウィンは生物学者ではなく、『ビーグル号航海記』など執筆で活躍する作家だったの
です。 巧みに綴った『種の起源』は、生物学と言うより文学の趣が濃いのです。
それ故に、「進化論」の信憑性は希薄です!
海イグアナと陸イグアナ
ガラパゴスには、海イグアナと言う亜種(その地だけに生息する種)がいます。 ダーウィン
は、海イグアナを見逃したのでしょうか?(そんな事はありません) 海に潜り海草を食べる
イグアナを見て、驚かない生物学者はいません!(予備知識があったとも思えません)
なぜ、イグアナの生態観察から「進化論」を、模索しなかったか疑問です。
おそらく、海イグアナを題材にして生物の進化を説明できなかったのです。
150年前のガラパゴスには、イグアナが飢餓に瀕する要因が無かったからです!
近年、ガラパゴスのイグアナに異変が起きています。
海イグアナと陸イグアナの間に、新種(ハイブリットイグアナ)が産まれているのです。
原因は、複雑です。 ガラパゴス周辺の海洋汚染が海イグアナの食糧である海藻類を激減させ
た事と、ナニーニョ(異常気象)の影響で陸イグアナの食糧であるサボテンの成長が遅くなっ
た事がある様ですが、正確な理由は判りません。 一説では、絶滅を危惧した両イグアナが、
種の存続を子孫に託したと推測しています。 海草を取る為に発達した海イグアナの爪が、サ
ボテンを食べる陸イグアナに、必要だったと言います。 サボテンに登り、果肉を食べる為の
爪が欲しかったと言うのです。 確かに、的は射ています。
しかし、これが進化なのでしょうか?
ダーウィンの進化論は、種の存続の為に食性や形態を変えたと説いています。
それならば、陸イグアナがサボテンに登る能力を、ある時点で(遥か昔に)備えた筈です。
種の存続の為に食性を変えた海イグアナが、先祖帰りしサボテンを食糧にするのは、進化では
なく共倒れを伴う後退です。
生存権を賭け、海イグアナと陸イグアナが再び結び付くのは、種の存続に反します!
シロクマとグリズリー
アラスカとカナダでも、珍事が起こっています。
北極周辺で生息するシロクマが、カナダ北部に拠点を置くグリズリーの間に、新種のクマを誕
生させたのです。 この珍事は、ガラパゴスのハイブリットイグアナの比ではありません。
肉食のシロクマと雑食のグリズリーの共通点は、単に大型のクマと言うだけです。
本来、生息地の違いからシロクマとグリズリーが、共存する事はない筈です。 偶然に遭遇し
た場合、殺し合いの喧嘩が起きても不思議ではありません。 しかし、現実に有り得ない事が
アラスカ(シロクマ)とカナダ(グリスリー)の間で、起こってしまいました。
自然の摂理に反した、不自然な生き物が産まれたのです!
ある学者は、地球温暖化の影響で北極海の氷が溶け出し、食糧であるアザラシやオットセイが
捕獲できないシロクマが、カナダ方面に南下した際にグリズリーと、たまたま意気投合したと
推測しています。 「不思議だ!」「判らない?」と言えば良いものを、不可解な推論を持ち
出すのですから、話はこじれます。 要するに、“青天の霹靂”なのです。
この実態は、人間に対する自然からの“物言わぬ警告”と理解する冪です!
私は、ガラパゴスの海イグアナもアラスカのシロクマも、海洋汚染の影響で神経に狂いが起き
ていると思います。 生体に蓄積された重金属が、脳を麻痺(モルヒネ作用)させ自己の意に
反した行動を、余儀なくしているものと想像します。 その行動は、人間における自閉症児に
似ています。 メチル水銀などの化学物質により神経が侵され、ものの判断や行動を阻害する
のです。 南半球と北半球で、同時期に異種性結合・新種誕生が起きるのは、偶然ではありま
せん。 環境汚染が、自然を侵した結果です!
欲望や野望の為に垂れ流して来た害悪が、地球全体を還付なく汚していまったのです。 その
代償は、今後あらゆる形で表面化する筈です。 海イグアナやシロクマは、単なる序章にしか
過ぎません。 より恐ろしい状況が、進行していると言っても過言ではありません。
そんな中で「進化論」など語っても、何の意味も説得力もないのです。 何故なら、我々は進
化とは反対の、破滅への道を歩んでいるからです!
平成20年4月14日・記
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