ヒドイ男の飼い方
注:これはホワイトデーの話です。バレンタインもあるのです。
室内には洗い息と、しっとりとした空気が広がっていた。
床の上には金の髪が乱れ、どこかぐったりとしているサンジの姿があった。
人形のように目は虚で、床に肌が透けそうな程の力で爪を立てている。
サンジの下半身を貧り尽くすのは魔獣と言われる男であった。
「っあ……っ……ゃめ……」
サンジの口からは熱い息と懇願の声が聞こえる。
「……っ……ん……」
サンジの手が床から離れ、ゾロの背中に廻る。
そして思いきり爪を立てた。
「つっ……」
ゾロが顔をしかめる。
それと同時にサンジの身体が床を離れ、ゾロの膝の上に乗った。
「……っ……あぁ……テメ…ゾ…ロ…覚え……てろ……」
奥の奥までゾロ自身がサンジに入り辛いのだろう。
サンジはとめどなく涙を流していた。
「…………んぁ…っ…」
ゾロが一気に腰を激しく動かした。
「ぁ……っう……っく……ん……」
サンジの口から睡液が零れ落ちる。
「……も……ムリ……」
激しいゾロの動きがサンジを苦しめている。
「……ぁ……ぅ……つっ……ゃ……」
敏感なしこりにゾロが当たり、サンジは身悶えた。
ゾロはそんなサンジの姿に満足し、腰を回してそこを刺激する。
サンジは乱れた。
「っ……んぁ……ぁ……ゾ…ロ…」
サンジの身体が痙攣した。
限界が近い……。
「…も……ゃ…………っ……出る…」
サンジはゾロに懇願する。
こんなことになったのは数時間前に遡る……。
サンジは今日、とても機嫌が良かった。
天気は快晴。
洗濯物はよく乾くし、船の進み具合も速かった。
それに、ウソップが開発した、『まったり折り畳みイス』も座り心地が良かったし、チョッパーがサンジの洗濯を手伝ってくれた。
ナミやビビは、バレンタインデーのお返しにとネクタイをサンジにくれたし、ルフィは夕飯にと大きな魚を釣った。
めったに旨いという一言を言わないゾロが言ったのだって今日だった。
今日は良いことが続くー……サンジはそう思っていた。
あんなことが起こる迄は……。
生ゴミの処理をしていたサンジは、キッチンで一人寛いでいた。
「あー…疲れた……」
ポツリと言葉が漏れる。
独り言はサンジのクセだった。
その時、ガチャリという音がしてゾロが入ってくる。
真夜中の来訪は彼しかいなかった。
「んだ…テメェかよ……」
サンジの口から舌打ちの音が聞こえる。
ゾロは溜息を付いて、席に座った。
まるでこんな事は慣れている……お前はガキかよ…と、言わんばかりに。
カチンときたサンジは止まらない水のように罵声を延々と浴びせ掛けた……。
数分後ー……
「酒くれ。」
ゾロの一言でサンジの罵声が止まる。
何だかんだ言いながらも、サンジは優しい。
酒ビンごとで良いのに、ちゃんとコップも持ってきた。
ゾロは毎度の事ながら感心してしまう。
ゾロの視線を受けて、サンジは唇を尖らせた。
「んだよ…」
幼い仕種に、ゾロは笑いたくなる気持ちを押さえる。
「別に……」
眉を寄せてゾロを見るサンジ。
「お前ってヤな奴……。クソゾロ。マリモ。豆腐。カビ。チーズ。」
ポンポンとサンジの口から飛び出す言葉。
それをゾロは苦笑して受け取った。
「んな事言うと、もうやんねーぞ?」
ゾロがニヤニヤと笑いながらポケットを探る。
きょとんとするサンジ。
そんなサンジにゾロはさらに言葉を告げた。
「ホワイトデー…。今日だろ?」
サンジの口が少し開く。
「……お返し?俺に…??」
ゾロは頷いた。
「何?何??つーかテメェ覚えてたんだな……。」
笑顔でサンジはゾロを見る。
少しだけゾロの心に罪悪感が浮かんだ。
が、今更どうしようもない…。
ゾロはポケットから何かを取り出すと、テーブルの上に置いた…。
「……紙……?」
サンジがテーブルの上の紙を手に取り、書かれた文字を読む。
「……おー……る?……え……ち…け…ん……??」
オールエッチ券。
紙にはそう書かれていた。
しかし汚くてあまり読めない。
だがサンジはその内容が分かり、頬を怒りで赤く染めた。
「……ざけんな。おいクソ剣豪!!」
サンジはゾロの胸倉を掴み上げる。
ゾロの持っていたコップから、酒が零れた。
「……痛てぇな……」
ゾロの言葉にカチンとくるサンジ。
「痛てぇなじゃねぇよ!痛てぇのはテメェの行動だ!まるっきり母の日と父の日のプレゼントのノリじゃねぇか!しかも今日、ホワイトデーってこと知っただろ!!クソ野郎が!」
ゾロはうるさいサンジの唇を塞いだ。
原始的な方法だが、これが一番よく効くとゾロは思う…。
案の定サンジは大人しくなる。
「……やるぞ?」
問い掛けているのか分からないゾロの声。
サンジは潔く諦めた。
「やめろって言っても、どーせテメェは聞かねぇんだろ……。」
溜息を吐いて、サンジは覚悟を決める。
ゾロの手がサンジの視界を塞いだ。
唇に触れる乾いたカサカサのゾロの唇。
生温い舌が唇を往復する。
サンジはゆっくり口を開いた。舌はすかさず入ってくるー……
何度目かの吐精の後、ゾロはサンジの髪を撫でつつ聞いた。
「良かったか?」
分かって言っている、この台詞。
涙声で、しかも掠れた声でサンジは言った。
「良くねぇよ!バカマリモ!!」
さらに押し入れられるゾロ自身。
「ゃ……っぅ………ぁ……っ……クソ…が…」
夜明けはまだ遠いー…
終わっちまえ!
夜明けはまだ遠い……というフレーズで…。
ガイアの夜明けを思い出した人手を挙げて!!
へぇへぇへぇへぇへぇへぇ……
ありがとう!!6へぇ!!!
もうなんつーか…昔書いたヤツだから青い!!