咲かずとて
触れられることは在っても決して結ばれることは無い。
気持ちは通じ合っても報われることは決してない。
私とアイツの間には海よりも深い溝がある。
「………ルキア…」
そんな瞳で私を見るな。
離れられなくなる。
いつからだろう…まだまだ幼いこの男が頼りになる存在へと変わったのは…。
いつからだろう…私がこんなに弱くなったのは…。
私とアイツの間には境界線がいくつも存在する。
それは確実。
目の前の現実……生と死。
だが忘れるな…私は………。
「クソガキが…私を口説き落とそうなど百年早いわ!!戯けが!!」
笑顔を作り嘘をつく。
日々それをこなし、私は嘘で塗り固まれてゆく。
想う事はどちらも同じこと。
好きという感情。
もはや好きという簡単な言葉では言い表せない。
執着…それに近い。
絶対に言ってはならぬことをアイツは言った。
私にもその感情は存在している。
咲かずとて…消えない想いはあるのだ。
あぁ…………好きにならなければ…出会わなければこんなに――――…
了
蜘蛛は明るい話を書いたら暗いのもやりたいの。
すまなんだ。
ルキアは気持ちを絶対に打ち明けなさそう。
つーわけで書いて撃沈。