刺青
生白い足に浮かび上がる一羽の濡れた揚羽蝶。
黒い羽根を広げそこに静かに在った。
緩やかに開かれた足がピクリと引き攣る。
蝶がゆっくりと動き出した。
「なぁ…もっかいやんねぇ?」
掠れた声で男は言う。
汗に濡れた身体を起こしながら。
光の中で汗に濡れた金の髪が煌めく。
「なぁ…もっかい…」
舌舐めずりをして、男は寝転がるもう一人の男に近付いた。
声を掛けられた男は、面倒臭そうに寝返りをうつ。
「あんだけやったのにまだ足りねぇのかよ…」
緑の髪を音を立てて掻きながら、男は溜息をついた。
「…足んねぇ……」
光に映える金の髪と生白い手が緑の硬い髪に重なる。
貪欲に探られて、きしり…と髪が音を立てた。
「……もっ…と…」
至近距離で呟かれた言葉。
掛かる熱い吐息。
間近で見る相手の顔。
力の入る指先。
「…ゾロ……なぁ……しようぜ…?」
ゾロ…と呼ばれた緑の髪の男は白い身体に手を這わせた。
ピクリと細い身体が引き攣り、鮮やかな金の髪が宙で舞う。
白い手が逞しい身体に爪を立て足を腰に巻き付けた。
分厚い筋肉の背中から汗が飛び散る。
「痛てぇよ……」
苦笑しながら荒い息を吐く。
しっとりと汗で湿った金の髪を撫でながら首筋に唇を寄せる。
その男の背中にも黒い揚羽蝶。
静かにそこで息付いていた。
やがてそれは白い手によって捕らえられる。
二人に在る二匹の揚羽蝶…。
室内の空気とともに妖しく香っていたー…
了
驚きなのは二人が同じ入れ墨をいれている事ね…。
ハイ、ココ笑うとこ―――!!!!
笑って笑って!!!
自分で考えててビックリ★
でも、二人に刺青あると燃えないか?
共感できた方は是非蜘蛛にご一報を!!!!