「脱力の話」

精神ポイントを50ほど消費して、敵の気力を下げるアレ。ではなく…(笑)

 

ドラムの上達法によく「脱力」という言葉を目にするかと思います。

これはリラックスされた(無駄な力が抜けている)状態で叩くと動きもスムーズでオープンで素敵なサウンドが鳴りますよ。

という意味でおおむね使われています。

 

が、

いつ、どんな時にでも脱力した状態でなければならないかというと

必ずしもそうではないと思います。

例えば、演奏中、だんだん盛り上がっていって、大サビで渾身の一発を叩くときに思いっきり力が入ってしまった!

 

全然OK!!

 

だと、私は思いますです。はい。

自分のテンションの盛り上がりに合わせて力が入るのは人間にとってごく自然な流れですし。

 

有史以前、人間は声を出すことの次に物を叩いて音を出すことを覚えたと言われます。(儀式的なもの)

気持ちが昂ぶり、力いっぱい叩いて大きな音を出すというのは人間の本能なのかもしれませんね。

もちろん、力が入りすぎたせいでリズムが崩れたりKYなサウンドになってしまうのは言語道断ですが…(笑)

 

ドラムって叩いて音を出すという、か な り 原始的な構造の打楽器なので、

力いっぱい叩いてなんぼ。 ではないでしょうか。

 

最近のドラムは各メーカーさんの企業努力により、あまり力を入れずに叩いても”鳴る”楽器が多くなりました。

一昔前、、、といっても自分がドラムを始めるもっと前なんですけども…

本当に力いっぱい叩かないと”鳴って”くれない楽器がほとんどだったようです。

60、70年代くらいの映像を見ていると分かるかと思いますが、バッシバシドラムを引っぱたいてますよね、壊れんじゃないかってくらい(笑)

でも、そのくらい叩いているから、逆に力の抜き方も知っているというか、

皆さん流れるようなフォームをしています。

 

力いっぱい継続して叩くのは体力的にも非常にツラいので、自然と力の抜き方が身につくものです。

自分のフォームや力加減を気にしながら、ゆっくり確実に練習していくよりも、

気合一発!自分にはちょっと厳しそうなテンポでおりゃー!と何回も叩いてみると、

自然と脱力して無理なく叩けるようになったりします。

 

簡単に言うと”慣れ”ってやつなんですが(笑)

 

なので、自分の限界値を上げたいと思ったら、、無理をしてみるというのもひとつの手かなぁ、と思ったりもします。

でも、ほどほどに(笑)

やりすぎて体を壊していては元も子もないですから。