「良い音って?」
皆さん、ドラムを叩くときのサウンドにはこだわっていますかー?
テリーボジオとかは別としてwww元々ドラムには明確な音程がなく、
基 本 的 にはノイズに分類される音です。
一歩チューニングを誤れば、変な共鳴を起こしたりして、グルーヴやテクニックなど、
一瞬にして、ぶっ飛んでしまいます。
加えて、ドラム自体の個体差も大きく、同じモデルでもまったく同じ音は鳴りません。
同様に、叩く側の人間も、まったく姿形が同じで叩く強さ諸々同じ人なんていないため、
同じセットでも違う人間が叩けば、違うサウンドになります。
その他、気温だったり、湿度だったり....etc
言い出したらキリがありません。
話を戻して、良いサウンドとは具体的にどういった音なのかを考えてみたいと思います。
まず、ドラムという楽器の構造を考えてみましょう。
筒状の胴に表裏2枚の皮が張ってあります。(1枚のものもありますが…)
その皮の部分をスティックで叩き、皮の振動が胴で増幅されて音が出てきます。
音というのは、結局のところ空気の振動で伝わるのですから、
この振動をできるだけ殺さないようにすれば、より自然で大きな音が出るはずです。
試しに、スティックを軽くつまんだ状態と、手のひら全体を使って握りこんだ状態で
スティック同士をカチッと叩いてみましょう。
違いは歴然だと思います。。
軽くつまんだほうは、スティック自体が響いている感じがしますね。
まさに、この違いが普段ドラムを叩くときに発生しているのです!!
すなわち、ドラムの打面を叩く瞬間に、スティックと手の接地面を限りなくゼロに近づければ、
それだけ響く自然なサウンドが出せることになるわけです。理論上w
さて、ここで登場するのがモーラーストロークです。
詳しい説明は省きますが、インパクトの瞬間、手を開くようにして叩くことで、
握り込むことによってロスされる音を最大限鳴らすことができるわけです。
加えて、握り込むことによる無駄な力の消費を抑えることができます。
ライブ本番でありがちな、力みが解消できるでしょう。
と、ここまでの説明だと非の打ち所がないように見えますがwww
逆に鳴りすぎによる弊害もあります。
例えば、シンバルレガートを例に説明してみましょう。
ジャズのレガートサウンドというのは、主にライドシンバルの刻みによって
スウィング感やビートを出していきます。
細かいフレーズが連続するため、シンバル音が減衰しきる前に次の音が鳴ってしまいます。
故に、音が飽和状態となり、ぼわぁーっとした残響音がせっかくのドラミングを台無しにしてしまいます。
よく、ジャズ等で枯れた音のライドが好まれるのにはこういった理由 も あります。
加えて、叩く側もヒットする瞬間のミュート(適度な握りこみ)を加減して、
あまり鳴らし過ぎないようにすると、音がすっきりと聞こえるようになります。
鳴らしきる技術があるからといって、何でもかんでもバンバン鳴らすのではなく、
状況や必要に応じて、楽曲に合うように楽器やサウンドをチョイスして叩けることが、
真に良いサウンドを奏でるドラマーなのではないでしょうか??